東亰異聞


  ◇ 話の内容 ◇

   海底の泥の中から浮上した街、帝都東亰に妖怪変化と噂される者が跋扈していた。・・・・・・
   炎に包まれて人を襲う火炎魔人、人魂売り、赤一色の「赤姫」の装いをし鋭い爪で人を殺す
   闇御前・・・。
   本当の妖怪が、人を襲っているのか?
   帝都日報の記者、平河新太郎は化け物の噂に興味を持ち、香具師(やし)の万造と化け物
   の正体を探るが、この事件には鷹司家の家督争いが関わっているらしい事が分かる・・・。
   最後には意外な結末が・・・。



  ◆ 感想 ◆

   この東亰異聞は最初、黒衣が人形に東亰で起こった妖怪変化に関わる話を語って聞かせる
   形で進んで行きますが、妖怪変化の事件の結末も気になったけれど、それと平行してこの
   謎の黒衣と人形の正体も気になる存在でした。
   最後の方で、この黒衣と人形の正体は明かされるのですが、いやー驚かされました。
   この話しは他にも色んな部分で沢山驚かされた話しだった様に思います。

   この本を読んだ後、夜の闇の中に本当に何かいそうな感じがしてちょっと怖くなりました^-^;
   暗い所って実際には何も見えていなくても何かいそうで怖いものですよね・・・。





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