++作家アリス編++

46番目の密室


  ◇ 話の内容 ◇

   推理作家の有栖川有栖と英都大学社会学部の助教授で、臨床犯罪学者の火村英生は、
   『密室の巨匠』と呼ばれている推理作家の真壁聖一に、クリスマスパーティーに招待され、
   北軽井沢へ行く事になった。
   そこで事件に遭遇する2人・・・。
   火村とアリスは事件の真相を追求する。



  ◆ 感想 ◆

   謎だらけの話だったので、最後はどうなるんだろうと気になって一気に読めた感じでした。
   でも結局、真壁聖一が書いた、究極の密室殺人のトリックは分からままなんですよねぇ。
   ○×(←名前はふせておきます)さんは結局教えてはくれなかったし・・・。

   それにしても、この小説、犯人の動機で驚かされました^-^;
   あと、火村さんと有栖川さんの、初めての出会いの場面が読めて面白かったです。
・・・・・・

   この小説の解説を、綾辻行人さんがされていますが、有栖川さんと綾辻さんの共通点が
   書かれていてたのも興味深かったです。
   なるほど〜っという感じの所がありました(^-^)






++作家アリス編【国名シリーズ】++

スウェーデン館の謎


  ◇ 話の内容 ◇

   取材で裏磐梯にあるペンション、サニディーにやって来た推理小説家の有栖川有栖。
   ぺンションの近くに立つ童話作家の乙川リュウのログハウス、スウェーデン館で事件は
   起ります。
   折れた煙突、雪の上の足跡・・・。
   犯人はいったい何処に!?
   臨床犯罪学者、火村英生を迎え事件の真相にせまる。



  ◆ 感想 ◆

   有栖川有栖さんの国名シリーズの一冊です。
   私が有栖川さんの本を読んだのは、この本が初めてだったのですが、読みやすい文章
   で話の中にすんなり入れて一気に読めた感じでした。

   この話では、火村さんは途中からの登場になりますが、火村さんと有栖川さんのコンビ
   が良いなぁと思いました。

   私はちょうどこの本を読む前に、島田荘司さんの「占星術殺人事件」を読んでいたので、
   雪の上についた足跡のトリックが出て来た時は、また雪の上の足跡のトリックだなぁと
   思いながら読んでいました。
   トリックは解けませんでしたが^-^;

   最後まで読んで、何ともやりきれない、悲しい気分になる話だったなぁと思いました。

   ところで私は、話の中で出てくる等々力さんがアリスに出したパズルの問題は、火村
   さんが解くまで分かりませんでした。^-^;
   あんな単純な事に気づかないなんて…。
   やっぱり私の頭は凡人の頭だったと思い知らされた感じです(笑)




本のある部屋TOP