++学生アリス編++

月光ゲーム Yの悲劇'88


  ◇ 話の内容 ◇

   英都大学に通う学生で推理小説研究会に入っている有栖川有栖は、推理小説研究会の部長
   の江神二郎と部員の望月周平、織田光次郎達と夏休みに矢吹山へキャンプに行く。
・・・・・・・

   そこで偶然出合った雄林大学と神南学院短期大学の学生達と一緒にキャンプをするアリス達
   だが、予期出来なかった矢吹山の噴火にあい、山を下りられなくなってしまう。
   そんな中、殺人事件が起こる・・・。



  ◆ 感想 ◆

   火山が噴火しただけでも怖いのに、殺人事件まで起こってしまうんですから、凄い話です。
   逃げ場のない怖さが伝わってきました。

   そんな情況の真っ只中にいて、普通の精神状態では、なかなかいられたものでは無いんじゃ
   無いかなぁと思うのですが、登場人物が冷静に喋ったり考えたりしている所が凄いなぁと思い
   ました。

   主な登場人物が17人と沢山出てくるので、最初は、あだ名と本名が一致しなかったりして表
   紙の名前を何度も見て確かめたりしながら読んでいました^-^;

   この小説は有栖川さんの処女作になります。
   有栖川さんは、この作品に凄く愛着を持っていて、第30回江戸川乱歩賞に応募したそうです
   が、結果は落選だったらしくて残念です。



   (※この本の感想は、書き直す予定です。2002年9月)




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