++聖伝 RG VEDA++

聖伝 RG VEDA 1


  ◇ 話の内容 ◇

  <阿修羅復活篇>

   天帝の住む城、善見城の水牢に、先の天帝が亡くなってから300年間幽閉されていた

   前天帝の星見、九曜が逃亡した。
   謀反によって現在の天帝の地位を得た帝釈天(たいしゃくてん)は、九曜の昔からの友
   人で夜叉族の王である夜叉王に九曜を殺せと命じる。

   九曜に会った夜叉王は、彼女の星見によって予言された、300年前に戦で滅びた守護
   闘神、阿修羅一族の最後の生き残りである阿修羅を探しに幻力(マーヤ)の森へ向かう。

   自分を殺す運命の子、阿修羅を見つけた夜叉王は、阿修羅を助けた事によって帝釈天
   に背く謀反人にされてしまうが・・・。


  <星祭>

   帝釈天を倒す旅に出た阿修羅と夜叉王は、歌踊団の技藝(ぎげい)と出会う。
   6年前に行われた星祭の時に、夜叉王に一目惚れした技藝は、追っ手から阿修羅達を
   逃がすが・・・。
   星祭りの日、先帝の娘、吉祥天(きっしょうてん)の元で踊りを披露する技藝の身に危険
   が!?


  <非天の炎 天主の雷>

   先帝の時代の天界が平和で、阿修羅一族の滅びる前の話。
   魔物を殲滅した帝釈は、王からの褒美に、阿修羅王と一手交えたいと言うが・・・。


  

  ◆ 感想 ◆

   CLAMPさんはこの当時、7人で漫画を描かれていました。
   1巻がでたのは、初版(1990年)もうずいぶん昔ですね。 (古いなぁ^-^;)
   でもすごく絵がうまい方達だと思います。
   特に背景が細かい所まで描かれているのですごいです!
   当時感動したのを覚えています。
   どうしたらこんな絵がかけるのかなぁと・・・。

   ところで、この話の主役の阿修羅は二重人格ですが、普段無邪気なので余計にギャップ
   を感じます(笑)
   いったい本当の阿修羅はどっちなのか・・・1巻ではまだ分からないですね。

   しかし、この頃の阿修羅は可愛いなぁ(^-^)








聖伝 RG VEDA


  ◇ 話の内容 ◇

  <六星群嵐篇T>

   夜叉王と阿修羅は、『楽師の君』乾闥婆(けんだっぱ)王の居城、乾陀羅闍(ガンダーラ
   ジャ)に迎えられる。
   ここで出会った先帝の薬師で蘇摩一族最後の生き残りの蘇摩が、夜叉王達に同行する
   事になる。

   予言の六星を探すなら修羅刀を探せと孔雀に言われた夜叉王達は、天界の西の果て
   までやって来る。
   そこで夜叉王達は、龍王の跡継ぎの那伽(ナーガ)と出会う・・・。



  ◆ 感想 ◆

   この巻では、もう1人の阿修羅は出てこなかったのですが、やっぱり可愛い阿修羅の方
   がいいなぁと再読して再び思いました。
   しかし・・・もう一人の阿修羅を好きな人っているのでしょうかねぇ?^-^;

   この巻では、蘇摩と龍王が仲間に加わりますが、龍王のセリフは結構笑える所があっ
   て楽しめました。
   龍王が加わった事で、重たい雰囲気の話しだったのが多少明るくなった様な気がしま
   す。

  −今更ながらの遅い発見!−
   2巻で少し気になることがありました・・・。
   9ページで帝釈天は、増長天の事を東方将軍と言っていますが、増長天はたしか南方
   将軍のはずですよね?きっと帝釈天が言い間違えたんですね(笑)
   それとも写植ミスでしょうか?
   今更ながらにここで書いています・・・・^-^; (細かいヤツだ・・・)
   気づいてる人はとーの昔に気づいているでしょうね^-^
;





聖伝 RG VEDA


  ◇ 話の内容 ◇

  <六星群嵐篇U>

   阿修羅は修羅刀の呼応を感じ、ついに修羅刀を手に入れる。
   しかし修羅刀に触れた阿修羅は、母親の舎脂(しゃし)が阿修羅族を裏切り、阿修羅の
   双子の兄、帝釈天の子供の天王だけを必要として阿修羅王の子供の自分を殺そうとす
   る姿を見てしまう・・・。

   一方、善見城に宴に招かれた迦楼羅王(かるらおう)は、天界一の歌姫と言われる妹の、
   迦陵頻伽(かりょうびんが)の歌を聴きたいと帝釈天から言い渡される。
   妹、迦陵頻伽の身に危険がせまる!



  ◆ 感想 ◆

   この巻でついに修羅刀を手に入れる阿修羅ですが、母親が自分の事を殺そうとしたの
   を知ったのはショックだったと思います。
   ところで迦羅は、阿修羅の叔母になるんですよね。
   同じ双子の姉妹だけど、迦羅は舎脂とは全然違う性格ですね。
   迦羅が阿修羅のお母さんだったら良かったのになぁと思いますねぇ。
   (・・・でも迦羅も、可哀想な人だったなぁ・・・。)

   南の武神将迦楼羅王は、妹思いの優しくて強いお姉さんで体の弱い妹を凄く大切にし
   ているのが伝わって来ました。

   巻末に収録されている番外編「聖伝のガキの使いやあらへんで」と、「やまだかつてな
   い聖伝」も面白いです。
   ずいぶん昔の番組を思い出しました(笑)








聖伝 RG VEDA


  ◇ 話の内容 ◇

  <氷城炎獄篇>

   夜叉王達は、西方五天の風天、婆由(ヴァーユ)に攻撃されて、廃墟と化してしまった
   夜叉族の村へ誘い込まれる。

   村で一夜を明かす事になった阿修羅はその夜、奇妙な夢を見て途中で目が覚めてし
   まう。
   目が覚めて1人で外へ出ていく阿修羅に気づいた夜叉王は、阿修羅の所へ行くが、2
   人が話をしている途中に、夜叉王達に無数の蝶々が攻撃してくる。
   夜叉王は蝶々に囲まれて氷の城へ連れ去られてしまうが・・・。



  ◆ 感想 ◆

   この巻では、蝶々がいっぱい出て来ますが、さすがにあんなにいっぱい蝶々が出てくる
   と、確かに蝶々なんでしょうけど、蛾に見えました^-^; (何て事書いてるんだ(;^_^A))

   ところで蝶々と蛾って似てません?
   私は小さい頃、蝶々と白い蛾を、間違えた事があります(笑)
   (そんなバカは私くらいなものです(;^_^A) )

    「聖伝のおかあさんといっしょ」では、子供の夜叉王が見られますが、子供の夜叉王は
   可愛いなぁと思いました(^-^)
   他にも乾闥婆王と迦楼羅王も子供で登場していますがこの2人も可愛かったです。
   やっぱりどんな人も幼い時は可愛いものですよね(笑)








聖伝 RG VEDA


  ◇ 話の内容 ◇

  <蒼王飛翔篇>

   妹の迦陵頻伽(かりょうびんが)の身に起こった事件ために、迦楼羅王(かるらおう)は
   部屋に閉じこもりきりでいたが、乾闥婆王(けんだっぱおう)の来訪によって元通りの迦
   楼羅王に戻りつつあった。

   そんな時、帝釈天に再び善見城に呼び出される迦楼羅王だが・・・。


  <追想>外伝

   阿修羅に促されて、先代の龍王だった母親の事を話す龍王、那伽(ナーガ)の昔話し。


  ◆ 感想 ◆

   蒼王飛翔篇の主人公は、迦楼羅王になると思われます。

   ところで、この話では、乾闥婆王(けんだっぱおう)のライバル?になる多摩羅(タマラ)
   が登場しますが・・・、
   乾闥婆王の方は、多摩羅のライバル意識を何が何だか分かっていない様で、おまけに
   天王の気持ちに気づいてないなんて、何て鈍いんだと思いましたが、この乾闥婆王の
   鈍さが何とも言えず笑えました。
   やっぱり乾闥婆王は、蘇摩の事だけしか意中にないから他の人が自分の事をどう思っ
   ていようと気づか無いのでしょうか(笑)

   う〜ん、でもこれって本当に気づいてないのかなぁ??っとちょっと疑問です。
   天王の様子を見てれば気がつかないほうがおかしいですもんね。
   だから、わざとボケてる様な感じもしますねぇ(笑)
   考え過ぎかな?でも乾闥婆王って・・・・ねぇ・・・・・あれだし(←あれってなんだ?^-^;
   読んだ人は分かると思います(笑))








聖伝 RG VEDA


  ◇ 話の内容 ◇

  <牙狼争覇篇>

   滅びた夜叉族の村で、弟の羅刹と出会う夜叉王。
   久しぶりの兄と弟の再会だったが・・・。

   羅刹は村が滅びたのは夜叉王が村の人達を裏切った為だと言い、村人の敵討ちする
   為に夜叉王を攻撃する。
   羅刹の言った言葉に傷付いた阿修羅は、村が滅びたのは自分に責任がある事だと思
   い悩む・・・。

   そんな時、幼い頃の自分、耶摩と羅刹の事を回想する夜叉王だが・・・。




  ◆ 感想 ◆

   この巻は、夜叉王と羅刹がメインの話の様ですが、兄弟同士の戦いの場面は凄なあぁ
   と思いました。

   1冊通しての話しは、前回までの話しからあまり進んでいないい様な気がします。

   それにしても、阿修羅は自分を攻めすぎてるなぁとゆう感じがしました・・・。
   この巻では阿修羅が泣いているシーンが沢山あったりして、それだけ強く夜叉王の事
   を思ってるって事だと思いますが・・・。
   そんなに思い悩まなくても、ちゃんと夜叉王が側にいてくれるじゃないと思いました。
   それでも阿修羅にとっては凄く辛い事なんでしょうけれども・・・。








聖伝 RG VEDA


  ◇ 話の内容 ◇

  <非天征戮篇>

   薪拾いをしていた阿修羅は、沙羅(しゃら)と出会う。
   沙羅は丘の上で毎晩明かりを灯して、出かけて行った亭主の帰りを待っているらしい
   が・・・。

   そんな時、新たな追っ手の広目天配下の火天・阿耆尼(あぐに)が、阿修羅達を攻撃し
   てくる。


  <非天夢魔>

   自分の子供、阿修羅を救いたいために、罪を犯そうとする阿修羅王は・・・。



  ◆ 感想 ◆

   私は、阿修羅のお父さんが結構好きだったりします。
   この巻では阿修羅を救いたい為に罪を犯そうとする父、阿修羅王の心中が書かれてい
   ますが、自分が罪を犯す事で子供を救うってゆうのが、凄く悲しい事だなぁと思いました。

   ところで、いつも思ってることでなんすが、CLAMPさんの闘ってるシーンの絵は凄いで
   すね。
   ただただ、話の内容は置いといて絵を見るだけでも面白いです。
   ここはどうなってるの?って所もあったりしますが・・・。
   私はCLAMPさんの漫画は、「聖伝」と「X」・・・あと「東京バビロン」をサウスで読んで
   知ってる程度なんですがCLAMPさんの漫画って、闘っている場面の多い様な感じがし
   ますね・・・・。

   巻末の「聖伝のおしえて!えらい人っ」を見た時は、昔やっていたウゴウゴルーガを思
   い出しました(笑)
   結構有名でしたが、変わった番組で、私にはついていけない番組だなぁと思って見て
   いたのを思い出しました(笑)
   あれもずいぶん昔の話になるんですね(遠い目)








聖伝 RG VEDA


  ◇ 話の内容 ◇

  <非天征戮篇>

   火天・阿耆尼(あぐに)に攻撃される阿修羅達に迦楼羅王(かるらおう)が味方として戦
   いに加勢する。

   一方、亭主の帰りを待ち続けていた沙羅(しゃら)は、亭主が帰ってこない訳を知る・・・。

   そして、広目天軍が阿修羅達に迫ってくるが・・・。


  <往世>

   初めて『楽師の君』乾闥婆(けんだっぱ)王と天王が出会った時の話し。



  ◆ 感想 ◆

   この巻では、双子の兄弟の阿修羅と天王が初めて出会いますが、ホントに似てない
   双子ですねぇ(笑)
   しかも天王は父親の帝釈天にも、母親の舎脂にも似ていないし・・・。
   本当に2人の子供なんでしょうかねぇ?^-^; (あの2人の子供にしては良い子すぎる)
   天王は、2人の隠れたいい部分を取って生まれてきたってゆう感じですね。
   そもそも、2人の父親の子を1人の母親が双子として産むってゆうのがすごい事だと
   思います・・・。
   神族ってすごすぎる(笑)








聖伝 RG VEDA


  ◇ 話の内容 ◇

  <双城炎雷篇T>

   帝釈天を倒す為に善見城までやってきた阿修羅達。
   善見城では、今だに姿を現さない謎の四天王の1人、東方将軍持国天が現れるが・・・。

   一方、5人まで揃った六星のあともう1人は善見城にいると分かる。

   善見城でついに最後の戦いが始まる・・・。



  ◆ 感想 ◆

   この巻で話は急展開していきます。
   それにしても・・・酷すぎるなぁ阿修羅・・・(;_;)
   今までの話は一体なんだったんだ?とゆう感じになりました。
   こんな展開になるとは思ってなかったのでちょっと驚きました。

   あと、乾闥婆王のニコニコした顔が何となく怖かったです^-^;








聖伝 RG VEDA 10


  ◇ 話の内容 ◇

  <双城炎雷篇U>

   善見城では、戦いが繰り広げられていた。
   「約束のためにだけ生きてきた」と言う帝釈天。
   『約束』とはいったいなんなのか?阿修羅の行く末は・・・。
   星見の運命を変える事は出来るのか!?

   星伝の最終巻です。



  ◆ 感想 ◆

   まさかの出来事が次々に起こって、最後いったいどうゆう風に収拾するのかなぁと
   思いましたが・・・。
   結局この話、最終的には阿修羅と夜叉王2人のための話しだった様な気が・・・。
   (主役ですからねぇ・・・^-^;)

   でも、ちょっと人が亡くなりすぎる話しだなぁと思いました。
   私はどちらかと言うとハッピーエンドで終わる話しの方が好きなので・・・。
   (でもミステリーは好きです。(ちょっと矛盾^-^;))
   う〜ん、こうゆう話しもあってもいいかなぁとゆう感じもしましたが。





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