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2005年
3月23日
イエローフォール        フォト1     フォト2 ・・・・・
磐梯山の裏磐梯登山ルートの、銅沼(あかぬま)近くにある、冬しか見れない
凍りついた滝のことで、地方紙の福島民友新聞に載っていた説明によると、イ
エローフォールは土が溶け込んだ雪解け水が、がけを伝わるように流れ落ち、
再び凍って出来た氷の滝で、黄金色に輝いていて、高さは約20メートル、幅
は約13メートルぐらいあると紹介されていた。

私も磐梯山の登山は、6〜7回程度登っていたのだが、冬山登山は経験がな
かったので、恥ずかしながら新聞記事を読むまでは、地元にいても、そんな滝
があることなど全く知らなかった。
これは是非見に行かなければと思い、最近運動不足気味ではあったが、裏磐
梯スキー場のリフトを乗り継いで、一番上のリフト終着点から歩いて40分位と
記事に書かれていたので、天候が良ければ、一人でもいけそうだなと思い、天
気予報に注意して機会を待っていたら、おおむね1日晴れという、山歩きには、
絶好のチャンスが訪れました。

3月20日の日曜日の朝、おぎにり2ヶをリュックに詰め、一人で大丈夫なのか
という家人の言葉を背に、一応行動の大体の予定時間を告げて、颯爽と裏磐
梯に向けて出発しました。
さすがに、裏磐梯は標高が高いので、3月下旬とはいっても、平地とは違い、
道路は圧雪状態で、上り坂で停止したら、スリップして発進できないだろうな
と思われるくらいツルツルで、しかも桧原湖には、ワカサギ釣りのテントがあ
ちこちに点在し、その風景を見る限りでは、まだまだ裏磐梯に暖かい春がくる
のは、遠いのかなと感じられた。

桧原湖沿いの道路を下っていくと、反対側の上りで、スキー場へ行くのだろう
と思われる自動車が数台、道路の端でチェーン掛けをしている・・・・。
道路は片側通行状態で、その後ろには延々と、自動車が渋滞している・・・・。
スキー場に来るなら、上りの坂道は承知の上だろうから、最初から滑り止めの
予防はしてくるべきだと思うのだが・・・。スコップ、冬用タイヤ(溝が少なくなっ
ているようなら、チェーンが必要)一時的なスリップに対処する為の砂、これら
は雪国に来る場合は、必要なものとして準備したほうが良いと思います。
ご参考までに・・・!

自宅を出てから約40分位で裏磐梯スキー場に到着し、リフト券往復分を買お
うと思ったら、下りは乗れないので、ゲレンデの端を歩いて下りてきて下さい
とのこと・・・・? あれれー・・・!!
スキー暦20年、今の今までリフトは客が希望すれば、下りでも乗れるものだ
とばかり思っていました。もっとも今まで聞く機会も、聞く必要もなかったので、
自分で勝手にそう思い込んでいたのだが・・・・!これは、全くの誤算でした。
それでは、貸しスキーでも借りて滑って下りてこようかとも考えましたが、天気
は快晴だし、日頃の運動不足解消には、30〜40分位長く歩いた方がいいだ
ろうと思いなおし、そのままリフト乗り場へ・・・・。

リフトの終着点に着き、いざ、イエローフォールに向けて出発・・・。
風は無風、天候は快晴、カンジキ(足につけて雪の上をあるく道具で、自家製
で木製の輪状になったもの)をつけて歩き始めて約30分、多少の起伏はあっ
たものの、ほとんど平地で、難なく現地に到着出来た。スキーでスケーティング
の出来る人なら30分ぐらいで、リフトの終着点まで往復できるだろうなと感じた。

ただ、山は吹雪になると様相を一変させるので、近いとは言っても、充分な防寒
着を準備し、気象条件には注意した方が良いようです。そして、現場周辺には
いろいろな方向へ足跡がついていますが、地元のガイドと一緒の場合か、ある
いは、裏磐梯周辺の地理に詳しい場合を除き、他人の足跡をたどらず、自分が
来た道を戻った方が無難なようです。

それにしても、目の前にした高さ20メートルのイエローフォールも、雄大な磐梯
山をバックにすると、意外とちっぽけなものだなというのが第一印象でした。
でも、イエローフォールは太陽の光を反射して、キラキラと黄色く輝き、とても
きれいでしたが、私の写真撮影の腕は、素人の上に三流がつくので、これは
すばらしいというような、自慢できるような写真は撮影出来ませんでした。
時間があって、体力に自身のある方は、是非現地に行って、ご自分の目で、自
然の造形美をご覧になってはいかがでしょうか?
                  ・・・くれぐれも気象条件には注意して下さい。

20分ほどいて、来年はスキーで来るぞと思いつつ、現地を後にしました。
全行程1時間15分余りのカンジキを履いての雪中歩行は、運動不足の身体に
は、正直疲れました。スキーの中上級者なら、スキーの方が楽だと思います。
何かの参考になればと思い、ツラツラ思いつくまま書いてみました。


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