第二十話「花火」
しゅわわわわわ〜。
私は今、彼と二人で花火をしている。
まだ、時期的に少し早い気もするけどたまにはこういうのもいいかな。
最初に打ち上げ6連発は止めて欲しかったけど…。
おかげでいい雰囲気が台無しになるところだったわ。
何でこいつは雰囲気を読もうとしないのかしら。
こういう花火って少し静かなぐらいがちょうどいいのに。
あ、線香花火消えちゃった…。
いつものことだけど線香花火って消えちゃうと少し寂しくなっちゃうのよね。
でも、こいつがそばにいるからいいか。
普段めちゃくちゃな癖にたまにいいところ見せるんだから。
おかげで傍にいてくれないと寂しいじゃない。
あ〜、あたしちょっぴりしんみりとしてるな〜。
これってやっぱりさっきの線香花火のせいね。
パンパンパンパンパンパンパン!!!!!
あ〜人がせっかくしっとりと浸っているのにこの男は全くぅ〜。
どうしてそう最後まで無意味に騒ぐ!?
しかもまだ打ち上げ花火持ってたの!?
えっ、「最後にでかいのやらなきゃしまらない。」って、
そんなノリのことよりあたしのことを考えてよ〜。
ふ、ふふふふふ。決めた。
今度の花火大会、おニューの浴衣決定。
このバカ絶対にあたしだけしか見れないようにしてやるんだから。
見てなさいよ!!!
〜Fin〜