第三話〜「COFFEE」〜
「ねえ、コーヒー出来たわよ。」
私はキッチンでコーヒーを入れながらリビングの彼に声をかける。
彼がお待ちかねのコーヒーが出来たのだ。
うん、今日もいい感じ。
この香りが何とも言えない。
特に今日はいい豆を使ったから
いつもより更に香りがいい。
彼も満足するだろう。
ん、おかしいな。
いつもならすぐ来るのにどうしたんだろう?
私は少しだけ疑問を感じながら彼の方に視線を移す。
あ〜っ、寝ちゃってるぅ〜。
何考えてるのもう〜。
せっかくリクエストのコーヒー作ってあげたのに。
全くぅ〜。
と、思ったがちょっといいことを思いついた。
ふふ〜ん。そっちが寝ちゃうなら
私だって考えがあるんだから。
私は彼に近づくと彼の鼻をつまみ、その唇を私の唇で塞いでやった。
「ぐっ、ぐぐぐっ、ぷはーーっ。」
少しの時間で彼は息苦しくなり私の予想通り慌てながら起きてきた。
ふふっ、慌ててる慌ててる。
でも、これは罰なのよ。
私のコーヒーを忘れて寝ちゃったんだから。
でも、好きだからこれくらいで許してあげる。
だから今度はお目覚めのキス。
「Chu!」
「!?」
〜Fin〜