2014.7月「くさの王国:第一回 ヒデジイ植物集の会」(喜多方・夢・アートプロジェクト2014/福島県喜多方市)
2014 July "Grass-kingdom:Hidejii's plant-list meeting vol.1"(Kitakata Dream Art Project 2013/Kitakata City, Fukushima)

 今年も福島県喜多方市山都町で「くさの王国」大作戦は続きます。
 昨年は「稲藁」を王として仰ぐ王国を建国しましたが、今年のテーマは「雑」。雑草や雑穀がクーデターを起こします。

 第一歩は「雑」学大王、ヒデジイこと関口日出雄翁(右写真奥中央のトルコ青のシャツを着た人物)が登場。植物、地理、藁細工、なんでも知っていて、なんでもリストに書き挙げて、若い者たちに配っている。
 その膨大な知識の一部「植物を活用した生活の知恵」というページを視覚化、実践してみようという実験的な会を立ち上げました。
 2歳から88歳までという幅広い年齢層が集り、やんや、やんやの植物談義。予想以上にいろいろな智恵や思い出が聞けました。

 「第一回」と銘打ったこの会、二回、三回と続いていくことを願ってやみません。
↑実践編その一、トクサでお掃除。ヒデジイリストには「トクサは錆取りや物を磨くのによい」とあります。爪を磨いた方もいました。 ↑実践編其の二、葉っぱをお皿代わりに。会場周辺に生えている笹の葉を使い、オーナーの雑穀を使ったお菓子をのせて。 ↑草のコースターを使ってでお茶を飲んでいただきました。自分のコースターはどの草でできているかな?という「草あわせ」クイズ。↓
↑5月に当地を訪れた際に、ヒデジイよりいただいた民具。左はヒッカケワラジ、右は用途は分りませんが、俵を小さくしたような容れもの。双方とも白っぽい方が新たに作ったもの、茶色っぽい方がオリジナル。真似して作ってみましたが、まだまだ理想には程遠いです・・・ ↑触ってみて、色、細さ、質感、臭い、五感を駆使してコースターと乾燥した草、写真を見比べます。3人の方が正解。晴れて「くさの王国民」となりました。

2014.11月「くさの王国:ざっこく王国建国記念式典」(喜多方・夢・アートプロジェクト2014/福島県喜多方市)
2014 July "Grass-kingdom:Millet-kingdom"(Kitakata Dream Art Project 2013/Kitakata City, Fukushima)

タカキビ王、キビ女王、アワ王子を皇族と仰ぐ「ざっこく王国」の誕生。流通貨幣は「藁」。納税は「縄」。「国税庁」では縄を綯うことで納税していただきました。
故郷に帰ったざっこくロイヤルファミリー ざっこくダンス(アワ踊り?) 縄を使った雑穀の脱穀 わらすぐり
藁打ち 縄綯い タカキビ箒 キビはたき
和紙を再生したキャプション 喜多方市で採集した草の草あわせクイズ24種類 ざっこく王国国税庁納税課


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