植物の葉を用いて、食べ物、その他の包装、その他の利用
植物名 種目 使用部 使用法○印は植物名
昔より餅、チマキ、ヒシマキ、笹だんごを作るときの包装に用いて居った。
葉の裏は毛だってて餅が粘らず剥し易い。葉裏は殺菌効果がある
葉を塩漬けして置くと何日でも使いる。笹だんごなどに使用してる。
葉を折り曲げ山での水飲みに。物を採った時入れ物のフタに。ササブネに。
葉で包んだカシワ餅○笹の葉同様裏がよい。殺菌効果も高い。
塩漬けして後日用いるのもよい。○柏の香りが仄かに残る。餅に柏の香りが。
食品は元より、様々の利用法がある。いろいろ試すべきが肝要だ。
ブナ科。庭植、木材、タンニンの原料に。ドングリも利用。仲間に葉の小型の○ナラガシワ
葉 花 ○桜は種類が多い。大きな葉を選んで葉を塩漬けにして後より使う。
○サクラ餅の包装に。餅に桜の香りが残る。柔らかい葉はそのまま食べられる。
八重桜の花を塩漬けにサクラ湯として。上品な飲み物である。
バラ科。木材として。皮は民芸品として貴重である。実とりのサクランボ○山桜の実も食す。
昔農家の休息小昼(オヤツ)の時の煮染めなどの皿代わりに使用した
大きな葉で格好な包み材として重宝である。但し余り丈夫でないのが欠点。
花は香りが良く遠くより香る。香水の原料とか。花は大きく厚い花びら。
モクレン科。材料として。最近皮を薬用として剥ぐ。春先葉芽を子供の芽笛に。
皮 材 皮のはがれ落ちたのを餅菓子や羊かんの包みに用いる。加工品の類似品も出てる。
草履に使用。竹の皮草履。その他包装用、民芸品に用いる。人形の衣類など。
竹の子は食料として。細い○竹で釣竿、物干し竿、枝付で手柴。箒に。割てザルなど。
イネ科として種類が多い。尺八や横笛、弓の材料。竹筒として入り物巾が広い。
葉 葉と茎 葉は山へ行って物を包むによい。茎付の葉丸めて水汲み、飲むによい。漬けて食材
茎は山菜。漬けてよし。生で。油炒め。煮てよし。フキ菓子として美味しい。
山で紙代わりに鼻紙、尻拭きに裏がよい。また傷を負った時茎の下部を潰してつける。
キク科。大型の○アキタフキ。共に○フキノトウは山菜として天ぷら、油炒め、フキ味噌。
笹の葉の包装の時。物を縛る紐材として。その他いろいろの使用に
イワスゲ タヌキラン 草全草 刈り取って干し、チマキ、ヒシマキ、笹だんごの包みの縛り紐として最適である。
民芸品作りの入れもの材。きれいな作品が出来る。又縄などにも
カヤツリグサ科○タヌキランと云う。穂は活花に。仲間に○コタヌキランあり。
ユウキ(俗称) 穂茎 穂茎を採って○イワスゲ同様に縛り紐とする。本名知れず。当地で○ユウキと云う。
カヤツリグサ科と思うが分らず。湿地に自生。○イワスゲと共に草ぞうり編みに。
別に湿地に自生する○クゴという草あり。本名知れず。草ぞうりなどによし。
其の他○ガマイグサ○カンスゲ○イナワラも使用することもあり、民芸品も出来る。