シダ・コケの部

地方名 番号 本名 漢字名(△=変換不能漢字) 科目 おもな自生地 用途など 説明文
おにぜんめ 1 いぬがんそく 犬雁足 オシダ科 山中斜面 胞子葉を活花 大形のシダ。苦くて食べられない。観賞に植える人も。胞子葉を活花に用いる。根は大きく固い。
おさばぐさ 2 ししがしら 獅子頭 シシガシラ科 山中陰地 観賞用など シダ科では唯一花の咲くシダ。花は小花の白。穂状に次々に咲く。葉はシシガシラの小形株状。
きつねのたしき 3 ひかげのかずら 日陰の鬘 ヒカゲノカズラ科 山の麓地 観賞用として マンネンスギに似た形だが横這に伸びる。日陰を好む。林下の草のない所に繁茂する。
こごみ 4 くさそてつ 草蘇鉄 オシダ科 山中谷地 食用 山菜名で食用。茹てあえ物などに。シダ特有の鱗状の塊根は黒く大きく固い。観賞用に植える。
しましぐさ 5 りょうめんしだ 両面羊歯 オシダ科 山中陰地 乾してクッション用 昔や山里の人が尻拭に乾て冬場に用いたと言う。葉の裏表が同じようでリョウメンシダの名が。
ぜんめ 6 ぜんまい 紫萁・薇 ゼンマイ科 山の北向に 乾燥して食用 若芽が時計などの発条に似てるのでかぜんまいの名。茹て干し食用に。出かけは綿を被ってる。
やちぜんめ 7 やまどりぜんまい 山鳥薇 ゼンマイ科 山中湿地 観賞又は食用 時期遅れて湿地にぜんまい同様な形で出る。葉が違う茎に付く。綿毛がとれにくい。食用。
下段は追加 思い出し順にて
あぶらこごみ 8 きよたきしだ 不明 オシダ科 山麓など 食用 陰地などに一本づつ出る。茎全体に鱗状の毛がある。食用。美味らしいが当地では採らない。
さんぼんこくぞう 9 くじゃくしだ 孔雀羊歯 ホウライシダ科 山道脇 観賞用 出かけの葉が紅色で美しい。茎が黒く固い。葉が孔雀が羽を広げた形のようで昔子供が茎で遊んだ。昔特に女の子が茎を撒き散しサンボンコクゾウパラットセなどと言って遊んだ事からこの名を。
本名 さるおがせ 猿麻桛 不明 高山の古木 薬用 高山の古木に下るとか。コケの一種。猿麻?。ながいのは2Mも。柔いところ食べられる説も。利尿剤に。
本名う うきくさ水草 浮草・浮萍 ウキクサ科 池沼の水面 用途特になし ウキクサ科の多年草水面浮生。3ヶの葉状体表緑裏紫下面多数毛根。夏に繁茂。
もぐさ たぬきも 狸藻・水豆児 タヌキモ科 池沼水田 金魚鉢など 水中の藻草。水生食虫植物。葉は羽状。分裂して狸の尾に似る。夏花は黄色。金魚鉢の飾りに。
印は本名 印は山菜名 下段は地方名の頭の印とその説明
おさばぐさ 高山植物。保護植物。シダでは唯一花が咲く。白い小花穂状に。シシガシラの小形の葉。ケシ科。
こごみ 山菜としては茹で料理。庭植として。観賞や食用に。芽の出かけは茶色いゴミ状の綿毛有り。
◎シダ・コケの利用内容など
シダ食用 クサソテツ(コゴミ)、ゼンマイワラビ、コゴミの名の付くシダ、オオタニワタリ、ヤマドリゼンマイ
シダ不食 イヌガンソク、イノデ類、ヒカゲノカズラ、マンネンスギ、トウゲシバ、クラマゴケイワヒバ
ハナワラビ類シノブ類、デンダ属、苦味で不食。又?少量のため、固いので。
シダ活用 シダ類の胞子葉クジャクシダ オサンダ オサバグサ 上記不食のシダ類 観賞。活花。
リョウメンシダは紙の不足な時代に昔冬場に干して置き便所の紙代りに用いたという。クッションに。
コケ活用 ミズゴケ類 干して植木に用いる。又は植物の芽出しなどにも。ヤマゴケ植木鉢の表面に。
シダのクラマゴケを観賞やゼニゴケをジャゴケ退治に植える。スギゴケなども観賞に出来る。
コケ害 ゼニゴケやジャゴケは土の表面に生え固くして他の植物の成長を妨げる有害な苔