草の部 |
行 | 地方名 | 番号 | 本名 | 漢字名 | 科目 | おもな自生地 | 用途など | 説明文 |
あ | ○あかね | 1 | くさよし | 草葦 | イネ科 | 荒地荒畑 | 特に用途なし | 地下茎が赤いのであかねの名があるのかも。厄介ものの雑草。茎がやや固く葦草に似てるのでクサヨシ。 |
○あまな | 2 | こばぎぼうし | 小葉擬宝珠 | ユリ科 | 湿地などに | 食用 | ギボウシの仲間で、コバギボウシ、ミズギボウシなど。小形。葉の色緑が濃い。花は紫色。観賞用。食用。 | |
あめふりばな | 3 | あずまぎく | 東菊 | キク科 | 草の少ない丘 | 観賞に庭植 | 名が知らぬので昔親達が子供に採ると雨が降ると言い聞せた。花は少し淡い紫。乾燥地。観賞。 | |
あわばな | 4 | ひよどりばな | 鵯花 | キク科 | 草原各地に | 秋の七草のふじばかまの代り | 泡を吹き出したような花でか。ヒヨドリ花を秋の七草フジバカマの代に。花は紫系。ヨツバヒヨドリ、オカヒヨドリなど。 | |
い | いたあやめ | 5 | ひおうぎ | 桧扇 | アヤメ科 | 庭植 | 観賞用として | 葉の付き方が板状なので。花は黒い斑点のある黄赤色。実は丸く黒い。観賞用。ヌバタマ、ウバタマの名が。 |
いのじ | 6 | えのころぐさ | 狗尾草 | イネ科 | 草地、荒畑 | ねこじゃらし用に | エノコログサ、キンコログサなどアワの小形の草というが。穂で猫をじゃらしてかねこじゃらしの名有。畑地の雑草。 | |
レいらっこ | 7 | いらくさ | 刺草・蕁麻 | イラクサ科 | 肥沃な沢沿 | 食用 | 食べて美味しいイラクサ。茎や葉に刺が有る。採る時物で擦って採ると刺れない。イタイタグサ、イラクサ。 | |
いわざくら | 8 | いわうちわ | 岩団扇 | イワウメ科 | 山中高地 | 観賞用に | 高山の崖、岩又は峰などに。丸形の光る厚めの葉。花はピンクで桜の花に似た大形花。早く咲く。観賞用。 | |
いわすげ | 9 | たぬきらん | 狸蘭 | カヤツリグサ科 | 沢沿え、崖地 | 粽、菱巻の結きに | 沢沿いのやや湿気の有る崖などに自生。菅の一種。穂が狸の尾に似てるのでタヌキラン。笹ダンゴなどを結くに。 | |
いわだら | 10 | やまぶきしょうま | 山吹升麻 | バラ科 | 傾斜地など | 食用 | 地方によってイワナなどの名。山菜として若芽を茹て。苦味有るから晒した方がよい.山道脇崖に株立ち。 | |
いんきぐさ | 11 | むらさきつゆくさ | 紫露草 | ツユクサ科 | 普通庭植 | 観賞用として | 観賞用として植て有る。種落殖える。花は紫色半日花。次々咲く。青紫の色が着く。生物学の実験に用いる。 | |
いんめぇぐさ | 12 | すずめのかたびら | 雀の帷子 | イネ科 | 庭や畑にも | 雑草の一種 | 固い土地や畑などにも自生。生長早く速く種落ち生える雑草。スズメノカタビラ除草剤を使いたくなる雑草。 | |
う | うしのしっぺた | 13 | ひめざぜんそう | 姫座禅草 | サトイモ科 | 湿地 | 臭く特に用途なし | ウバユリに似た葉だが独特の変んな匂いのある草。株元に花が咲くと言う。葉の色黄緑。早春の草。 |
うばんち | 14 | えぞえんごさく | 蝦夷延胡索 | ケシ科 | 肥沃な畑 | 花を観賞。食用。薬。 | 仲間にヤマエンゴサク、シ(ジ?)ロボウエンゴサクなど。花壺に蜜がある。昔蜜を吸ったのでミツスイバナ。塊茎を薬用。 | |
うまさしばり | 15 | うりかわ | 瓜皮 | オモダカ科 | 田の雑草 | 用途なし | 田の雑草。爪をむいた皮のような葉でウリカワの名。花は白。とらないとどんどん殖える田の雑草。 | |
うまのすかな | 16 | ぎしぎし | 羊蹄 | タデ科 | やや湿地など | 根をだいおうの代り | マルバギシギシ、ホソバギシギシ。湿地、畑地などにも自生。根は深く生える。根大黄の代りに。下剤薬にも。 | |
レうるい | 17 | ぎぼうし | 擬宝珠 | ユリ科 | 沢沿え崖 | 食用。花観賞用。 | うるいは山菜名。オオバギボウシ、タチギボウシなど。花芽が出ると固い。花は淡い白紫。山中の沢沿え崖などに。 | |
お | おかめっぱ | 18 | 園芸用のぎぼうし | ○庭植擬宝珠 | ユリ科 | 庭園用 | 葉や花を観賞用 | 観賞のため庭植の種のギボウシ類の茎葉と思う。やや厚く筋も太い。面代り被ったり。葉おかめに似てる。 |
おとこみずな | 19 | あかそ | 赤麻 | イラクサ科 | 荒地の辺 | 昔皮から繊維を | 葉がミズナに似てるので。茎は固く株立ちになて殖えていく。根は黒く固い。茎より繊維を取る。 | |
おとげなし | 20 | こなぎ | 小水葱 | ミズアオイ科 | 田の雑草 | 特に用途なし | 田んぼの雑草。草全体がやわらかい。葉はスペード形花は紫色で美しい。ホテイアオイの花の小形。 | |
か | かっぱぐさ | 21 | みぞそば | 溝蕎麦 | タデ科 | 溝や湿地 | 堆肥、家畜の餌に | 湿気のある所へ生え茎が伸び秋にピンク色の半開きの花。茎や葉に刺状のものがある。 |
かいろっぱ | 22 | おおばこ | 大葉子、車前 | オオバコ科 | 人に踏れる所 | 食用。吸い出し薬。 | 若芽は食用になる。地面の固い所、踏み付けられる所に生える。葉を利尿、鎮咳剤に。 | |
○かきつばた | 23 | いちはつ | 鳶尾、一八 | アヤメ科 | 庭園用 | 花を観賞用に | イチハツの事を言ってる。花を観賞用として。本名のかきつばたは水辺に生える。仲間にジャマンアイリス。 | |
かたば | 24 | かたくり | 片栗 | ユリ科 | 肥沃な土地 | 食用。球根から澱粉。 | 全草を食用に。但し生のうちの料理、多食はしない方がよい普通茹て干して食す。根球よりカタクリ。 | |
からね | 25 | きくざきいちりんそう | 菊咲一輪草 | キンポウゲ科 | 沢沿え草地 | 花を観賞用 | 毒草不食。昔歌にカラネカタバの花咲く頃は糸も車も手につかず。アズマイチゲ花白。キクザキイチリンソウは紫色有り。 | |
からまり | 26 | ひるがお | 昼顔 | ヒルガオ科 | 草地など | 花を観賞。食用。薬用 | 朝顔の花の形でピンク。一日中開いてる。食用になるとの事。コヒルガオ、ハマヒルガオなど有る。 | |
き | きとうびる | 27 | ぎょうじゃにんにく | 行者葫 | ユリ科 | 山中など | 食用 | ギョウジャニンニクの名で栄養価の高い山菜。若い葉茎や根茎を食用。古名アララギ。 |
きんかんぼう | 28 | たけにぐさ | 竹似草 | ケシ科 | 荒地原地 | 有毒。塗布材。害虫駆除。 | 毒草。荒地に自生。丈が高く伸び空洞。オレンジ色の液が出る。上部に柿の実の様な種が。害虫駆除。 | |
く | くぞ | 29 | くず | 葛 | マメ科 | 山裾の肥沃地 | 根から澱粉 | つるに茶色い毛が多毛。葉は家畜の餌として。根茎より葛粉を製す。花は赤紫色の上向きに咲く。香り良。 |
くちぐろ | 30 | ほそばのかんすげ | 細葉の寒菅 | カヤツリグサ科 | 山の斜面。 | ひろらの代用。 | ひろらまたの名ひろろに似た草で細い根元が黒ぽい袴有り。ひろらつまりヒロハノカンスゲの代用。 | |
くんしょっぱ | 31 | こうぞりな | 髪剃菜 | キク科 | 野原草道 | 食用 | 草全体に剛毛有り。衣服に着くので此の名が。若芽は食用に。花は夏黄色。カヤクグミ地方名も。 | |
け | けあざ | 32 | おきなぐさ | 翁草 | キンポウゲ科 | 山道の脇。林の中。 | 観賞用。薬用。 | 全草が白い毛で黒百合に似た赤黒い花が咲く。実は白い羽毛で翁の頭の如く。ネコグサ。地方名多し。 |
こ | ござぐさ | 33 | ほたるい | - | カヤツリグサ科 | 田の雑草 | 用途なし | 此処では田の雑草。ホタルイを指す。やや細く丸く内部に節。株になて育ち上部に実が。草は柔かい。 |
ごわらび | 34 | ががいも又はいけま | 蘿△・生馬/牛皮消 | ガガイモ科 | 藪の中など | 若芽食薬など | ガガイモ花淡紫イケマ花白の事を。若芽は食用になるとの事。実の綿毛を針さしに用いる。両方とも薬用に。 | |
こんぺいとぐさ | 35 | きんぽうげ(ウマノアシガタ) | 金鳳花・毛莨 | キンポウゲ科 | 草地のやや湿地 | 有害植物 | こんぺえとうのような種で花は黄色葉は白の斑。毒草。ウマノアシガタ、コマノアシガタ、オコリオトシの名が。 | |
さ | さく | 36 | おおはなうど | 大花独活 | セリ科 | 草地肥沃 | 肥し草 | 春大形の草茎葉の茎は空洞。葉大きく独特の悪臭。肥草として用いる。花は小花。密集笠形に白し。 |
ささぱっくり | 37 | さいはいらん | 采配蘭 | ラン科 | やや湿地 | 鱗茎を薬 | 一枚葉の草で春下向の半開き多集して咲く。球根を薬用。昔アカギレに用いた事有り。 | |
さわこさず | 38 | つりふねそう | 釣舟草 | ツリフネソウ科 | 沢沿え | 特に用途なし | 花が釣り舟のように咲く。淡赤紫色。食べると沢を越さない毒というが毒のほど知らず。キツリフネ花黄。 | |
さわぶどう | 39 | さんかよう | 山荷葉 | メギ科 | 山中の沢沿 | 花を観賞用 | 早春沢添えに白い美しい花。数ヶ集って咲く。芯は黄色。やがてブドウのような実が。食べても種多く不味。 | |
さんかくみ | 40 | えんれいそう | 延齢草 | ユリ科 | 山地沢 | 実は食。根茎薬。 | 早春沢沿などに。3枚の葉黒紫色の花。実は食られる。根茎乾して胃腸薬に。花の白種シロバナエンレイソウなど有り。 | |
さんかくぐさ | 41 | さんかくい | 三角藺 | カヤツリグサ科 | 山中の田の畦 | 雑草用なし | 田んぼの畦や湿地の雑草に暖地では草丈伸び莚を作る所有りとかサギノシリサシ | |
さんごくだち | 42 | ごまな又ははんごんそう | 胡麻菜・反魂草 | キク科 | 草地、沢沿 | 若芽食用 | 昔茎立菜に似た山菜でゴマナやハンゴンソウ。ゴマナ葉がごそごそ花は白ゴマあえ。ハンゴンソウ株立花黄おひたし天ぷら | |
し | じごくそば | 43 | どくだみ | △草 | ドクダミ科 | 荒畑など | 茶や薬用 | 花4枚花ピラ白全草乾して茶や薬草として。若芽てんぷら。観賞用に花が八重、斑入も有り。 |
じじばば | 44 | しゅんらん | 春蘭 | ラン科 | 山中 | 観賞花を加工食 | 春らん早春花茎の先に1ヶの花観賞用愛好家は変種を探す。花茎をてんぷら。塩漬けにして汁ものに。 | |
しっぱじ | 45 | いがほうずき | 刺酸漿 | ナス科 | 草地など | 根は毒実は食 | イガホウズキの根は毒。昔頭の虱とりに使ったと言う。実は甘酸ぱく食べられる。 | |
レしどき | 46 | もみじがさ | 紅葉傘 | キク科 | 沢沿肥沃土 | 若芽食用 | 山菜の王者。シドケなどと言っててんぷらおひたしなど。葉が紅葉に似てる。茎空洞。フキの臭い。 | |
す | すかな | 47 | すいば | 酸葉 | タデ科 | 畑の辺り | 葉茎を食。根薬に。 | 全草酸味が強い。茎が赤紫色。漬けて食す。昔の子供は塩つけて生食。根をカイカイの薬に。 |
せ | せきじょろ | 48 | しょうじょうばかま | 猩猩袴 | ユリ科 | 山中の湿地 | 観賞用とする | 早春紫や青又は赤紫の花。昔の女性のかんざし飾のような花。白花も有る。観賞用として。湿地を好む。 |
た | たいそうばな | 49 | むしとりなでしこ | 虫取撫子 | ナデシコ科 | 庭植 | 観賞用として | 観賞用に植えてある。茎の節々に粘るところ有り虫が付く。花はピンの色。コマチソウなど呼ぶ人も居る。 |
たいも | 50 | おもだか | 沢瀉 | オモダカ科 | 田ぼや沼地 | 雑草の一種 | 田んぼどぶ溝の雑草。水草。葉柄は昔の鍬の柄に似てる。花は3枚で白。根基はクワイに似て小さい。 | |
つ | つきみそう | 51 | まちよいぐさ | 待宵草 | アカバナ科 | 空地など | 観賞用として | オオマチヨイグサは花が大きい。夕方開いて朝に萎む。黄色。観賞用。仲間にマチヨイグサ、コマチヨイ。 |
つつかつ | 52 | なつずいせん | 夏水仙 | ヒガンバナ科 | やや湿地 | 花を観賞用に | 音。葉を手揉して吹き遊んだ。春に葉が出枯れて夏花芽出てピンクの花数個開く。観賞用に。 | |
つやぶき | 53 | つわぶき | ?吾・石蕗 | キク科 | 沢など | 食用。葉を薬用。 | 野生の物の若芽を食用。葉を火傷などに良いとか。花は黄色。園芸種は葉に斑入りもある。 | |
て | てんぼう | 54 | くろくわい | 黒慈姑 | カヤツリグサ科 | 田の雑草 | 田圃の雑草 | 田んぼの雑草。側溝などにも生える。葉茎は丸く長く節がある。ホタルイより長く太い。根茎黒く丸い。 |
と | どうほう | 55 | どうな・よぶすまそう | 夜衾草 | キク科 | 肥沃な草地 | 芽を食用 | ドウナやヨブスマソウを言う。若芽食用に。ヨブスマソウは葉が三角形して葉柄にヒレ状に。 |
ときしらず | 56 | ひなぎく | 雛菊 | キク科 | 庭植え | 観賞用として | 観賞のため植えてあるヒナギクを言う。花は花ピラ密集して丸形。色は種々。小形だが花は大きい。 | |
とどき | 57 | つりがねにんじん | 釣鐘人参 | キキョウ科 | 稲場など | 食用。根を薬。 | 野原や山道脇などに。株となし育つ。花は鐘形で多数。淡紫色。若芽食用。根を薬用。類似ソバナ。 | |
どんげ | 58 | いたどり | 虎杖 | タデ科 | 原野や山道 | 食。葉たばこ代用。根薬。 | イタドリの若芽を言う。竹の子状のもの料理漬物で食す。大形のイタドリも有り。根は薬。 | |
とんぼぐさ | 59 | つゆくさ | 露草 | ツユクサ科 | 草むら | 花を染料。葉茎食。薬。 | トンボの顔に似た花青色草は柔らかく伸びる。畑などには地這して育つ。乾して薬用に。 | |
に | にがゆり | 60 | こおにゆり | 小鬼百合 | ユリ科 | 草地など | 観賞用。球根さらして食用。 | オニユリ・コオニユリを称して。オニユリ葉茎が黒ぽく葉の付根にムカゴも黒い。コオニユリは茎が白くムカゴが付かない。 |
ね | ねこゆり | 61 | おおなるこゆり | 大鳴子百合 | ユリ科 | 原野など | 若茎食。根は薬。 | 若芽を食用に。根茎は曲りくねって太い。強壮薬として。葉は笹状で下垂する。花は淡黄緑色。小形のナルコユリ。 |
ねじりばな | 62 | ねじばな | 捩花 | ラン科 | 田の畦 | 観賞用として | 小形のラン科の花で田の畦などに生え紅色の小花螺旋状に咲く。時偶白花も有り。観賞用。モジズリ。 | |
ねぎぼうず | 63 | ギガンキーム | - | ユリ科 | 観賞用 | 花壇植え | 観賞のため園芸種玉葱のような球根葉は広く長い。長い茎上に毬のような薄紫色の花が咲く。 | |
ねずみぎらい | 64 | なぎなたこうじゅ | 薙刀香需 | シソ科 | 畑の辺 | 乾して薬 | 野原自生。シソに似た小形の草。枝如に紫色の小花穂状に咲く。独特の臭い。鼠除けに用いたと言う。 | |
の | のふさぎ | 65 | トボシ草の事かと思うが判らず | イネ科かも? | 畑地 | 畑の雑草 | 本名も知れず、びんぼうぐさという人も居る。痩せ地の畑密生。糸のような穂が風に靡く。雑草の一種。 | |
は | ばか | 66 | 草の種で | タウコギ、アメリカセンダングサ、ヌスビトハギ、キンミズヒキ、イノコヅチなどの種 | 種が動物や衣類に付着して繁殖を広げる植物。アメリカセンダングサ、タウコギ、ヌスビトハギ、キンミズヒキなど。 | |||
はぐさ | 67 | めひえしば | 雌稗芝 | イネ科 | 畑地 | 畑の雑草 | 畑地の雑草。密集するとタテに伸び単独ではヨコに広がる。節から根を出し大株に繁茂する。 | |
はびよう | 68 | のげいとう | 野鶏頭 | ヒユ科 | 畑 | 畑の雑草。食。 | 肥沃な畑の雑草。食べられる。あえものなどに。茎に葉と種が多く付いてる。アオゲイトウと思うがひゆとは違う。 | |
はんげ | 69 | からすびしゃく | 烏柄杓 | サトイモ科 | 畑地 | 畑の雑草。塊茎は薬。 | 半夏のころに繁茂すからハンゲ。半夏生とは全く違う。仏焔苞に包まれ白い花が咲く。球根つわりの妙薬。 | |
ひ | ひっぱりぐさ | 70 | 本名知らず | イネ科?カヤツリグサ科? | 田の水際 | 雑草 | 本名も科目も知れない田の畦際などに細く丸い茎が伸び田の中へ這い節より根を出す草。 | |
1びよう | 71 | 雑草ひゆ | 莧 | ヒユ科 | 畑地 | 畑の雑草。食。 | 畑の雑草。ヒユ属にアマランサス、ハゲイトウなど。ヒヨウ、ヒヨウナ、スべリヒユとは科も違う | |
2びよう | 72 | 花まつばぼたん | 松葉牡丹 | スべりヒユ科 | 観賞用 | 花壇や鉢植 | 観賞用のマツバボタンを指す。花は改良され八重に。花色も多種多様の色と形の花。 | |
びるも | 73 | ひるむしろ | 蛭蓆 | ヒルムシロ科 | 沼地 | 池などの雑草 | 池や沼の雑草で始末の悪い水草。えびや小魚は隠れ場所に良いが。丸い茎が伸びる。 | |
○レひる | 74 | 本名ひる、通稱あさずき | 蒜 | ユリ科 | 畑地 | 食用 | ネギ、ニンニク、ノビルの総称。あさつきの事を言う。早春全草根茎も食用。根茎は生では辛い。 | |
ひろっこ | 75 | のびる | 野蒜 | ユリ科 | 畑の辺り | 食用。薬。 | アサツキとは根茎も葉も違う。根茎は丸い一本立ちの茎の上に花の後黒紫色の子数個出来る。普通根茎と実を食す。 | |
ぴっぴぐさ | 76 | すずめのてっぽう | 雀の鉄砲 | イネ科 | 田圃など | 緑肥として | 田圃の雑草又は緑肥として。棒状の花穂を抜くと音がするとか。残部の草を口で吹くとピーと音がする。 | |
ふ | ふくらすずめ | 77 | けまんそう | 華鬘草 | ケシ科 | 観賞用 | タイツリ花。花壇植 | 春ぼたんに似た葉は小形。花茎にコマクサの花のような淡紅色の花が釣り下る。タイツリ草観賞。 |
ふくろばな | 78 | ジギタリス | 又はキキョウ科のホタルブクロ102に | ゴマノハグサ科 | 観賞用 | 毒。庭植え。薬として。 | ごそごそした根。葉より花穂が伸び下方より袋状の花次々と咲く。色はピンク又は白。毒草。薬用にも。別名狐の手袋。 | |
へ | へびくさ | 79 | まむしぐさ | 蝮草 | サトイモ科 | 草原 | 根茎有毒。薬として。 | 茎の色がマムシの形からマムシグサ。秋に花穂に赤い実が付く。根茎丸くコンニャクに似る。有毒。薬用にも。 |
へびのぶす | 80 | みやまきけまん | 深山黄華鬘 | ケシ科 | やや湿地に | 悪臭の有る草 | 春に湿地などに細かい葉で茎が淡いピンクで白粉の花茎。株立ち。花は黄色。悪臭の草。人々は毒と言ってる。 | |
へびゆり | 81 | みやまなるこゆり | 深山鳴子百合 | ユリ科 | 山中原野 | 斑入りのを観賞用 | 茎根共固い。葉は笹葉に似る。葉のところより淡緑の半開の花が次々下る。食用にならず。偶に斑入も。 | |
ほ | ほし | 82 | ヒロハ(ノ)イヌノヒゲ | - | ホシクサ科 | 田の雑草 | 何にもならず | 田んぼの雑草として葉の先が光って四方に広がる形が星に似てるからホシクサの名有る。 |
ほたるぐさ | 83 | きじかくし | 雉隠し | ユリ科 | 山中原野 | 観賞として庭植 | 山中にアスパラガスに似た小形の草。観賞に植える人も居る。アスパラガスの原種かも。 | |
ま | まるはっか | 84 | かきどうし | 垣通し | シソ科 | 畑地の辺り | 雑草だが薬として | 春に紫色の花咲き茎がずんずん伸びる。ハッカに似た白いが有る。疳の薬、強壮薬に用いる。 |
み | レみずな | 85 | うわばみそう | 蟒草 | イラクサ科 | 山中の沢沿 | 食用。山菜。 | ウワバミソウ、アカミズ沢などにヤマトキホコリ深山などにアオミズ山菜としてアカミズの根茎をミズナトロロ |
みちしば | 86 | おひえしば | 男稗芝 | イネ科 | 草道など | 雑草の一種 | 路傍などの雑草草茎がやや太く株が大きく根の張りが強い。牛馬の餌はよい。手で引き抜けない。 | |
みずとんぼ | 87 | いぼくさ | 疣草 | ツユクサ科 | 田の雑草 | 疣とりにイボトリグサ | 田んぼの雑草。畦脇など時には田の中まで生える。小さなピンク色の花。つる状の丸い茎。疣に擦るととれる説有り。イボトリグサ | |
む | むしおくり | 88 | たちあおい | 立葵 | アオイ科 | 観賞用 | 観賞のため庭植 | 昔虫を捕えて苞に入れ苞の飾りに付けた花でこの名が残る。花色紫赤ピンク白と最近は八重花に。観賞用に。 |
も | もこなかせ | 89 | はる(の)のげし(のげし) | 春野芥子 | キク科 | 荒れ畑など | 食用。刺の有るのはオニノゲシ | 春や秋に茎が長く葉の柔かい上部に葉が密集。花黄色。糧としてもちいた事よりムコナカセ、ヨメナカセの名が残る。 |
もくたんそう | 90 | さらしなしょうま | 晒菜升麻 | キンポウゲ科 | 山中の沢 | 根茎は薬用として | 根が黒いからか。茨城方面の俗名。昔若芽を晒して食べたのか。花は秋穂状に白の小花。根茎を薬。 | |
や | やえもぐら | 91 | からはなそう | 唐花草 | クワ科 | 原野 | ビールなどの発酵 | 野生ホップ。ホップ野生種。ホップ同様に用途。つるや葉に刺有り。花は淡黄緑色。実は松笠状。 |
○やぐるまそう | 92 | クレマチス・テッセン | 原種山中に○風車 | キンポウゲ科 | 庭植 | 観賞用 | 此処ではクレマチス、春に咲くテッセンを差す。観賞用として。クレマチスは花色豊富。野生種に風車花白。 | |
やちな | 93 | やちおぐるま | 谷地小車 | キク科 | 沢や湿地 | 若芽食用 | 春湿地に生えるのがヤチオグルマ。他をオカオグルマ。若芽山菜として。茎や葉に白い綿毛有。花黄色。茎?紫。 | |
やまかぶ | 94 | うばゆり | 姥百合 | ユリ科 | 窪地など | 球根食用 | ウバユリ、オオウバユリ。球根を焼いて食べるか澱粉を取る。花淡緑色で鉄砲百合に似て下向半開。 | |
○やまごぼう | 95 | おやまほくち | 小山火口 | キク科 | 原野や山路脇 | 葉を食用 | 此処では食用のオヤマボクチを指す。葉をてんぷら。餅などのつなぎに入れる。根茎はない。葉がごぼう状。 | |
やまたばこ | 96 | 1.やぐるまそう 2.くるまばはぐま |
矢車草 | ユキノシタ科 | 山中湿地 | 昔煙草の代用 | 昔煙草が不足の時に用いた。ヤグルマソウ、クルマバハグマ、サルトリイバラの葉を干して用いた。 | |
やまにんじん | 97 | こしやくかと思うが不明 | 不明 | セリ科 | 荒地 | 若芽食用 | にんじんに似た葉で根もにんじんに似てる。香りも同様。おひたしや天ぷらなど。科名本名しらず。 | |
よ | ○レよめな | 98 | よめな本名 別種にのぎく | 嫁菜・野菊 | キク科 | 原野山道脇 | 若芽食用 | 普通ノギクと言ってるが花は白い。ノコンギク花は紫色。ノジギク、ヤマシロギク等は花が白。 |
わ | わたぎく | 99 | すいせんのう | 水仙翁 | ナデシコ科 | 庭植 | 観賞用 | 葉が茎にも白い綿毛有り。花色は赤紅と白と有る。フランネル草。別名スイセンノウ。観賞用庭植。 |
追加補足による草の名称思い出し順により順序不順 | ||||||||
あ | あかまんま | 100 | いぬたで | 犬蓼 | タデ科 | 原野 | 雑草 | 犬蓼の通称アカマンマ、アカノマンマ。夏~秋に紫色の小花穂状に咲く。雑草。 |
は | ばんだいぐさ | 101 | ひめむかしよもぎ | 姫昔蓬 | キク科 | 畑地など | 雑草 | 姫昔蓬。キク科越年草。北アメリカ原産。帰化植物。背が高くなる。若芽食とある。明治草、鉄道草、御維新草。 |
ふ | ふくろばな | 102 | ほたるぶくろ | 蛍袋・山小菜 | キキョウ科 | 園芸種・野草 | 観賞用。若菜食用。 | 観賞用と山野の自生種ある。花は鐘状で大きい。色淡紫や白も。園芸種花数多い。若芽食用。 |
ひ | ×ひこうきぐさ | 103 | ちがや | 茅・白茅 | イネ科 | 原野荒畑 | 薬用。穂綿火口。 | 昔子供が葉を採って切込み入れ指で挟んで引き飛してヒコーキなど言って遊んだ。又穂に出来た黒カビを口にした。 |
ちがやの葉をとり頭を付け葉の両側に切れ目を入り少し肖り指に挟んで引飛して飛行機など云って遊んだ。 | ||||||||
か | かんそう | 104 | かんぞう | 萱草 | ユリ科 | 原野など | 若芽食用 | 普通野萱草や藪萱草を言う。萱草と同種。全般を称して、ヤブカンゾウ八重ノカンゾウ一重一日花。 |
み | みずかがみ又はうまのやこめ | 105 | あきからまつ | 秋唐松 | キンポウゲ科 | 野原 | 乾して胃腸薬 | からまつそうの一種。茎は固く葉は丸形。複数花は黄白色。線状の集花。葉を水の中に入れると光って見える。家畜が食べた。 |
か | かわなずな | 106 | オランダがらし | オランダ芥子 | アブラナ科 | 水辺清水地 | 食用として | クレソンと称して生食でも食べられるとか。清水地に良繁茂。セリに似てる。茎が軟らか。おひたし天ぷらなど。 |
注 各行の地方名欄の頭に○レ印の内容について ○印本名 レ印山菜名 番号順により簡単な説明 | ||||||||
1 | ○あかね | 茜 | アカネ科 | つる性多年草 | 染料に | 茜アカネ科つる性多年草。山野に自生。根橙色茎は四角中空とげ有り。根から染料。漢方薬としても。 | ||
2 | ○あまな | 甘菜 | ユリ科 | ニラに似た葉。 | 球根食 | ユリ科の多年草。草地に自生。ニラの葉に似る。紫色の筋の白花。黄色の花はキバナノアマナ。細葉も有り。 | ||
23 | ○かきつばた | 杜若・燕子花 | アヤメ科 | 池沼や湿地に | 観賞 | 杜若・燕子花アヤメ科多年草。池沼や湿地に。花3枚が普通。色は白、紫など。観賞用として。 | ||
92 | ○やぐるまそう | 矢車草 | ユキノシタ科 | 夏に白い小花密集。山中の陰地に。 | ||||
95 | ○ やまごぼう |
山牛蒡 | ヤマゴボウ科 | 山牛蒡ヤマゴボウ科多年草茎はやや赤紫色実は黒紫色の房状液果根を漢方薬利尿薬 | ||||
74 | ○ひる | 蒜 | ユリ科 | 山菜としてあさずき | 蒜、あさつき浅葱・糸葱ユリ科畑などに自生。葉茎球根を食用。 | |||
ひるレ | 74 | 山菜としての名でひる | ネギ、ニンニク、ノビルなどの総称 | |||||
98 | ○ よめな |
嫁菜 | キク科 | 嫁菜。キク科山菜として別称でノギク野菊、ノコンギク花が紫色ノコンギク、ノジギク、ヤマシロギク | ||||
レよめな | 98 | 嫁菜は山菜としての名も | 山菜としての名。のぎくにはのこんぎく・やまじのぎくなど | |||||
レうるい | 17 | ギボウシを山菜名でで言う。種類が多し。花色も白から紫。食用観賞用としてトクダマ、タマノカンザシ | ||||||
レみずな | 85 | 山菜としての名あかみず、あおみずなど | 畑野菜ではなく山菜名でウワバミソウ、サトノミズ、ヤマトキホコリなどの称。アカミズの根をミズナトロロに。 |