旅のアルバム ルーマニア、ブカレスト
Album of my trip to Bucharest, Romaniaa
2019/04/17,18,20-22 



 ドナウ川を渡って、ルーマニアの首都、ブカレストへ。農村博物館や民芸品マーケットを楽しみました。
バスで川を渡ってブルガリアからルーマニアへ。国境審査は驚くほど簡単。 ブカレストの中心は道も広く、交通量も多いけど、公園も広くて街路樹もたくさん。ボダイジュ並木。 旧市街は石畳も多く、スーツケースを運ぶのが大変!  ゴミ収集車。全ての場所で分別収集しているわけではないみたい。ここは一括。 

1-2カ月に一回しか開かれない農村博物館の民芸品マーケットに偶然遭遇。ラッキーでした。大麻布もたくさん、籠類も。とても安いのですが、たくさんは買えないのが旅行者の悲しいところ。
民族衣装モドキもたくさん 絹の布。経糸が木綿のものが多い。主にインテリア用に使われていたそうです。 大麻布もわんさか!素敵な透かし織り。欲しかったけどすごく重いので断念。
こちらは亜麻だそうです。やはり亜麻布の方が大麻布より薄い。 このマーケットを教えてくれたイオナさん。刺繍を教えていて、日本にも来たことがあるそうです。  羊毛の糸紡ぎを実演するおばちゃん。 
ビデオの中で、こんな木の容れ物に麻の種を入れて播いていたっけ。 ガマ細工。カンピナという町で作っているらしい。この彼女のような若手も作り手も頑張っているようです。 www.cosuriimpletite.ro

かの有名な農村博物館。ブルガリアのエタルのように、職人さんがデモンストレーションしているのかと思ったら、露店が並んでいるだけ。品質も上記のマーケットより落ちる感じでした。ちょっとがっかりでしたが、素敵な藁葺きのおうちを沢山見ました。地方によって葺き方や素材が違って、面白い!
19世紀のライ麦屋根、 左のおうち、藁葺き中。 同、軒下。縛っているのは縄ではなく、藁をねじっただけのもの。
19世紀初めのトランシルバニア中部のおうち。コリ柳の枠組みに小麦を葺いている。 垣根も美しく組んで、藁葺き。 トウモロコシ貯蔵庫も藁葺き。 
1815年築、ルーマニア中部の家。 壁より高い屋根は「踏まれた」小麦。  分厚い藁を支えている。
母屋より大きい家畜小屋。 右の内部。モミ材の上にライ麦を葺いている。  この部分は雨が当たらないから色がきれいなのかな?
19世紀初め、ルーマニア南部の竪穴式住居のような家。気候だけでなく、トルコ軍の急襲から身を守るためでもあったそうです。 1844年にルーマニア北東部に立てられた家は、ニセアカシアの骨組みに葦を葺いた屋根。 左の屋根を葺いているところ。
17世紀ルーマニア北東部の家。博物館内で最古。 19世紀、北ルーマニアの家。屋根はライ麦葺き。角のチョンチョロリンがかわいい。 1929年築、ルーマニア南東部の漁師小屋。
18世紀後半ルーマニア北部マラムレシュ地方の家。屋根が高い! 左の切妻部分。 壁の縞がかわいい羊小屋。
     
苔がむして何とも言えない風情。モコモコした質感の葺き方が独特。 トウモロコシ貯蔵庫。  18世紀、ルーマニア西部の建物。葦葺き。 
19世紀半ば、ルーマニア中央部の羊小屋。 藁葺きではないけど、柔かい木の皮を鱗のように葺いた屋根も美しかったです。 へー、壁ってこういう風に作るのね。 
布の縮絨に使うんだそうです。  水圧で布をグルグル回す。  あちこちに置かれているゴミ籠もステキな配慮。 
場内あちこちに民芸品や食べ物の露店が出ていました。キリムや民族衣装はあまり良いものはありませんでしたが、トウモロコシ細工を発見。上のマーケットでも同じようなものがあったので、結構たくさん作られているのかな?すごく安いけど、かさばるのであまり買えませんでした・・・
いろんな形があります。 瓶をそのまま覆う細工。ブルガリアでも見た。