老人とひな祭り(2003.3.2)
「名誉や恥の感情が肥大する一方で、自他の喜びや悲しみの感情には冷淡、
他者と対等な関係は作れず、上下の関係に変える。
強い人間であろうとするが、感じる人間であることが疎かにされている」
新聞の投稿の欄にあった文章である。
意味深いものがあると思う。
太平洋戦争を経験してきた人にありがちな性格を、上記の文章で表現したもののようであったが、
こうも述べている。
定年退職を迎えた夫に対する、妻の夫観でもあると・・・・・
翻って、人は歳をとり老人になるに従い、上記のような人間に変化してはいないか。
自分は全く気が付かないうちに、しかも急激に自分というものの性格が変化してはいないか。
恥をかかされたとか、損をしたとか、些細なことに対して必要以上に大声でどなったり、
怒ったりし、回りの人に嫌がられる融通のきかないガンコ親父などを見るにつけ、
「ああは、なりたくないものだ」と思ったことはないか。
が、しかし、知らず知らずの内に、自分がそうなりつつあるという事に気づかないのか・・・・・
と、そのような疑問を自分に投げかけてみた。
日曜日である今夜、私は今、少し酔っている。
すーーこし、白酒めされたかぁ〜 あーかいお顔の右大臣ん〜
明日は、ひなまつりである。