クレアとの暮らしが始まる7ヶ月前まで一緒に暮らしていたゴールデンがいました。
名前はタップ、好奇心旺盛な元気者の女の子。
クレアとの暮らしの原点であり犬と暮らす喜びを最初に教えてくれたのがタップでした。
6才で空へと旅立ってしまったタップだけど、一緒に暮らした年月以上の思い出を
私たちに残してくれました。
辛い時もあったけど・・
それも含めて初めて犬との生活が成り立つのだと教えてくれたのもタップでした。

タップが我が家の一員になったのは1997年の1月。
犬と室内で暮らすのは初めてだった私たち、しつけも本で集めた知識だけという頼りなさ。
おまけにかずもひろもまだ小学生。
3人兄妹の末っ子としてもみくちゃにされながら育っていったタップ。
犬が好き、人はもっと好きの愛想良しでたくさんの人に可愛がって頂きました。
頼りないしつけだったにも関わらず、いたずらや破壊もなく、なんとか家庭犬として
一緒に楽しめるように育ってくれました。
でも、おふざけ大好きで好奇心旺盛、まして元気者だったので時たま制止が効かずに
しょぼん・・・なことも。
悩みの種だったそんなことも楽しかったいろんな事も今では心の中にそっとしまって。

タップがいたからクレアと巡り会えた。
クレアがいるからタップとの思い出がいつまでも輝く。
やっとそんなふうに思えるようになりました。
まだまだめそめそすることもあるけれど、クレアと一緒に新しい思い出を作りながら
タップとの大切な思い出の一つ一つを丁寧に心の中にしまってゆこうと思います。