MIP社のＭＳＭ−０７は、ＺＩＭＭＡＤ（ツィマッド）社のＭＳＭ−０３ゴックと競合する形で開発された水陸両用モビルスーツです。
陸戦性能を重視したこの機体は、ジェネレーターの冷却を水冷式から水冷・空冷式のハイブリッドに変更した事で、搭載する冷却水を減らすことに成功しました。
また、背部には熱核ジェットと熱核ロケットを兼ねた推進器を装備し、水中はもとより陸上でもMS-06J陸戦用ザクIIと同等かやや上回る程度とされています。
主な武装として、頭部に240mmミサイル発射管を6基装備しています。
これは、水中での発射も可能ですが耐圧深度が低く主に浮上・上陸後に用いられました。
両腕部は他の水陸両用モビルスーツと同様フレキシブル・ベロウズ・リムと呼ばれる多重関節機構を採用し、先端にアイアン・ネイルとよばれる3本のクローを装備しています。
３本のクローの中央には収束率の高いメガ粒子砲を内蔵しており、胴体に内蔵する事でその射角が限られていたうえに拡散型であったゴッグのメガ粒子砲と比較して、非常に高い自由度と貫通力を持っています。
