スバル レガシィ ツーリングワゴン TSタイプR B リミテッド (E−4AT ライトシルバー・メタリック)


鳥羽展望台にて 2003-7

ツーリングワゴンTSタイプRの特別仕様車としてモデル末期の平成9年11月から販売。
一番の売りはB≠ェ表す通りビルシュタイン社製倒立式ストラットを装備している事。
基準車との外観の違いは、ボッシュ社製フォグランプ組み込みスポーツバンパーやプロジェクターライト組み込み4灯式ヘッドライト、16インチアルミ等。
同様のスポーツバンパー装備のGT−Bリミテッドは本カタログにも登場しているが、こちらは4ページのパンフレットで紹介されている程度。
当時の富士重の熱の入れようが伺える・・・。

購 入 顛 末

当時、メインで使用していたU12ブルーバード〔XEサルーン〕が度々エンスト等を起こしていたため、後継車を考えるようになった。
前提条件は5ナンバーフルサイズ&4ドアセダン&DOHCエンジン搭載車&オートマチック搭載車。
好きな日産車の中で考えるとU14ブルーバードとP11プリメーラが候補となった。
しかし両者共にスタイル等が自分にとってはイマイチに感じられた為、別候補を考える事に。
そこで当時は日産系であった富士重工のスバル・レガシィ・ツーリングスポーツTSタイプRが候補になった。
世間的にはワゴンに比べてイマイチとされたスタイルだが、ツーリング・スポーツのスタイルは格好良く特にリアビューが気に入っていた。
2ヶ月後には新型BH型が登場するというタイミングではあったが、セダンは5ヶ月間BD型が販売されるということであった為悠長に考えていた。

平成10年4月中旬の土曜、当時近所にあったスバル特約店の店頭に足を運ぶ。
目的はツーリング・スポーツTSタイプRの大まかな金額把握と、可能なら車庫に入るかどうかの検証。
(当時の家の車庫は結構入れずらい環境だった為、最小回転半径が大きいというレガシィが入れられるかが心配であった)
なお、この時点では数ヵ月後に購入できれば・・・という気持ちでしかなかった。
まずは試乗車のツーリングワゴンTSタイプR(アクティブレッド)を借り出しうちの車庫で検証、問題無いことが判明した。
その後店に戻って見積もりを依頼したところ、既にTSタイプRは登録車しかないことが判明した。
またBD型自体も今後生産するかどうかは不明・・・との事。
初めて自己資金を元手に買うクルマであったので、無理をしてでも新車を手に入れたかった自分としては大ショックであった。
『新車で買うならRSがありますが・・・』とのセールス氏の声があったが、ターボは不要という考えと共に高価すぎるということもあって却下した。

店を出たものの尻に火がついてしまった自分は別のスバル販売店へ。
平成10年当時、東京都内のスバル販売店は『東京スバル自動車』と『中央スバル自動車』の2つのディーラーがあった。
先述のスバル店は東京スバル系であった為、『中央スバルなら・・・』という淡い期待で出向いた。
(なお東京スバル自動車と中央スバル自動車は後に合併、『東京スバル』として現在に至る)
こちらの販売店でもやはりBD型のTSタイプRは既に在庫無しの状態であった。

ところが・・・こちらの販売店で頂いたTSタイプR B リミテッドのカタログに目が釘付けになった。
セダンではないものの、ビルシュタインを始めとした特別装備とセダンTSタイプRでは用意されなかった『ライトシルバー・メタリック』が魅力であった。
最初からワゴンは考えていなかったのだが、パンフレットを見た後に見積もり依頼と在庫台数を確認してもらう。
すると・・・在庫台数は5台だが既に5台共商談中との事であった。(ライトシルバーでの話であり、カシミヤイエローなら在庫があった)
見積もりだけを手にしてその日は家に戻る。

BH型の大きなヘッドライト≠ェ気に入らなかった事もあり、どうにか現行BD/BG系を手に入れようと考えた。
(横長ヘッドライト装備車が私の好み)
自己資金で足りない分は3年間で返済するプランを考え翌日再度同店に赴き、手付金を支払いキャンセル待ちとなった。

一週間後、同店より一名のキャンセルが出たとの報があった為残金支払いのうえ晴れてBG型のオーナーとなった。
ライトシルバーの同仕様では都内最終登録車(のはず)である。

※下取りに出したU12ブルーバード〔XEサルーン〕はその後、1ヶ月もせずに買い戻す事になる・・・。


福知山インターチェンジ付近にて 2005-2

仕 様 ・ そ の 他 (当時の富士重工パンフレット(’97.11)より転載)

形式:スバル・E−BG5C56E(※パンフレット記載上はE−BG5B56E)

ライトシルバー・メタリック#06
アクティブトルクスプリット4WD
E−4AT(7ポジション電子制御4速フルオートマチック)
EJ20(2.0 4カム16バルブ 水平対抗4気筒DOHCエンジンBOXER MASTER−4=j
  最高出力〔ネット〕 155ps/6400rpm
  最大トルク 19.0kg−m/4800rpm
  無鉛レギュラーガソリン仕様

以下は基準車(TSタイプR)との相違点

ビルシュタイン倒立式ストラット付スポーツサスペンションRB専用チューニング
フロントベンチレーテッドディスクブレーキ(15インチ 2ポットキャリパー付)
リアベンチレーテッドディスクブレーキ(14インチ)
フロントスポーツバンパー
4灯式ヘッドライト(プロジェクターロービーム)
ボッシュ製大径フォグランプ
フロントレッドエンブレム
濃色ガラス(リアドア・リアクォーター・リアゲート)
16インチアルミホイールRB専用
205/50R16ラジアルタイヤ
本革巻ATセレクトレバー
本革巻ハンドブレーキレバー
ブラックメタリックパネル
シート材質/シャガールモケット

その他

オーディオはパイオニア製初代HDD『カロッツェリア サイバー・ナビ』を後日取り付け。
冬季用としてTSタイプR(基準車)用の15インチアルミホイール(エンケイ製)&スタッドレスタイヤを用意。一時期はスキー用に活躍。
(中古品についての知識がなかったので平成10年冬に新品を取り寄せてもらう・・・今から思えば大変勿体ない事をした)

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