昭和四十五年(一九七〇)九月二十五日、時の真言宗智山派管長那 須政隆猊下御親修のもと落慶法会を厳修した最勝院本堂。時の住職は 三十七世昭典和尚、宮大工は青森が生んだ名工大室勝四郎棟梁によ る。後年屋根改修工事を行い平成十四年(二〇〇二)正御影供に落慶 法会厳修。時の住職は三十八世公彰和尚。この工事で千鳥、唐破風を 取り付け屋根の形状変更を行う。宮大工は、父大室勝四郎の後を継い だ大室勝男棟梁。住職、宮大工共に親子二代に亘り最勝院本堂を手掛 けた。 中央は金剛界大日如来、右は宗祖弘法大師空海、左は中興の祖興教 大師覚鑁、金剛界大日如来は古川武治師彫刻。
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