難解語句解説ページ





塔頭(たっちゅう)寺院
 もともと高僧が入滅した後その弟子が墓を守るためにその石塔の頭
(ちかく)に庵を建立したのに始まる。その後には、高僧が隠居後、
山内に隠居寺の小院を建立し、その高僧が入滅した後には、弟子が後
を受けて住した。近世においては、多くの塔頭寺院は、独立した末寺
になっていった。




諡号(しごう)
 おくりな。功績をたたえて、死んだ人に付ける名前のこと。




七莎髻(しっしゃけい)
 莎とは草の名、髻とは髪を頭上でぐっとたばねたところである。髪
を頭の頂上で七枚の草の葉と共に束ねたもの。覚りを得るための七覚
支(七つの方法)を現すとされる。




高賀山大善院(こうがさんだいぜんいん)
 もとは、浅瀬石村高賀野にあったとされる寺院。後に最勝院の塔頭
寺院の一つとして田町に建立された。




貪瞋癡(とんじんち)
 三毒煩悩とも呼ばれる、善の心を害する煩悩の最たるもの。
 貪 = むさぼり
 瞋 = いかり
 癡 = おろかさ




悪口両舌(あっくりょうぜつ)
 悪口 = 人の悪口を言う。
 両舌 = 二枚舌、嘘をつく。




殺生偸盗(せっしょうちゅうとう)
 殺生 = いたずらに生き物の命を粗末にすること。
 偸盗 = 人のものを盗むこと。




瞋恚邪見(しんにじゃけん)
 瞋恚=自分の心にたがう(あわない)ものを憎むこと。
 邪見=よこしまな考え。




刹那(せつな)
 瞬間。力のある男がパチリと指を鳴らす間に六十五刹那あるいとい
う。また、多くの人々の髪をより集めて作った細い糸を剛力の者が鋭
い刀で一気に切断する時、無数にある髪の内の一本が切れる時間を一
刹那という。




釈迦如来三尊仏(しゃかにょらいさんぞんぶつ)
 釈迦如来を本尊とした、文殊菩薩、普賢菩薩のこと。




調伏(ちょうふく=じょうぶく)
 身のあり方を正しい状態にととのえ、悪をおさえ、除くこと。自ら
の心身を制御して悪を排し、対外的には敵意ある者を教化して悪心を
捨てさせ、障害をもたらすものを降伏させること。




大日経(だいにちきょう)
 大毘盧遮那成佛神變加持経のこと
 だいびるしゃなじょうぶつじんべんかじきょう




金剛頂経(こんごうちょうぎょう)
 金剛頂一切如來眞實攝大乘現證大教王經のこと
 こんごうちょういっさいにょらいしんじつせつだいじょうげんしょ

だいきょうおうきょう




三昧耶形(さまやぎょう)
 仏・菩薩がその本誓によっておのおの現ずるところの形のこと。具
体的には諸尊の所持物や印契などの形のこと。




法身(ほっしん)
 宇宙の真理そのもの。




瓔珞(ようらく)
 かざり。




蘿蔔根(らふこん)
 大根のこと




十二神将(じゅうにしんしょう)
 薬師如来の眷属であり、行者を守護する十二の夜叉大将のこと。

 宮毘羅(くびら) 、伐折羅(ばざら)  、迷企羅(めいきら)
 安底羅(あんちら)、??羅 (あにら)  、珊底羅(さんちら)
 因陀羅(いんだら)、波夷羅(はいら)  、摩虎羅(まごら)
 真達羅(しんだら)、招杜羅(しょうどら)、毘羯羅(びから)




遷化(せんげ)
 菩薩がこの世の教化の縁が尽きて他の国の教化に遷移するというこ
と。転じて高僧の死去のこと。




十王(じゅうおう)
 冥界において亡者の罪業を裁く十人の王。冥界の裁判官。秦広王、
初江王、宋帝王、伍官王、閻魔王、変成王、泰山府君、平等王、都市
王、五道転輪王




御遠忌(ごおんき)
 通常の年回供養は一周忌から五十回忌までで終わりとなるが、特に
高僧の供養は五十回忌以降は五十年に一度の供養となる。この五十年
に一度の忌日を御遠忌といい、その年に行われる佛果増進のための大
法要を御遠忌法要という。




護摩(ごま)
 護摩とはサンスクリットのホーマから来た言葉で密教寺院にて行わ
れる修法のこと。火を焚く炉を本尊の口として様々なものを供じる
(おそなえする)密教独特の行法。不動護摩が有名だが、不動明王だ
けが護摩の本尊ではない。殆どの場合この世に生きる衆生の願いをか
なえるために護摩を修法し祈願する。これを現世利益(げんぜりや
く)という。




断末魔(だんまつま)
 人の命がいよいよ尽きて、まさに死の門をくぐろうとするときの苦
しみ。八万四千の毛穴から諸々の病気が競い責めかかり、百千の剱で
身を切り刻まれるような苦しみであるという。その苦しみのために見
たいと思う妻子兄弟をも見ることが出来ず、舌の根がすくみはてて言
いのこしたいと思うことも言うことが出来ないと言う。




干支(えと)
 十干: きのえ=甲     十二支:子
      〃と=乙         丑
     ひのえ=丙         寅
      〃と=丁         卯
    つちのえ=戊         辰
      〃と=己         巳
     かのえ=庚         午
      〃と=辛         未
    みずのえ=壬         申
      〃と=癸         酉
                   戌
                   亥
 上記の十干と十二支の組み合わせが干支である。これには全部で6
0種類ある。これを年や日に配するのである。ちなみに、昭和36年
生まれの方の干支は辛丑(かのと うし)であるから、次に辛丑が来
るのは60年後である。本当の干支の年が戻ってくるため、60歳を
還暦(かんれき)という。




辨柄(べんがら)
 辨柄は昔ながらの塗料である。土を焼いて酸化させたものに柿渋を
まぜてつくったもので、塗りたてはまるで漆を施したようになる。し
かしその漆のような柿渋は数年でなくなり、粉状の赤黒い土だけが残
る。手に付くほどだが、かえって木部が呼吸することができ、結果と
して永く保存することができるのである。
 最勝院の五重塔の辨柄作成においては、微量に残った辨柄粉を県の
工業試験場に持ち込み調査し、土の種類や産地、焼く温度の微調整、
柿渋の産地など試行錯誤を繰り返しながら現在の色が決定された。




修法(しゅほう)
 本尊に色々な供物を供え、口に真言を唱え、手には印を結び、心に
本尊を念じて、行者と本尊が一体となることによって所願成就するた
めの儀式のこと。




真言宗 智山派(しんごんしゅう ちさんは)
〒605-0951
京都市東山区東大路通り七条下ル東瓦町九六四番地
総本山 智積院(ちしゃくいん)
電話075-541-5361




金剛山 最勝院(こんごうざん さいしょういん)
〒036-8196
青森県弘前市大字銅屋町六三番地
電話0172-34-1123





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