パッチワークキルトとは。。。
アメリカンパッチワークの歴史は、17世紀までさかのぼることが出来ます。当時ヨーロッパから新大陸へやってきたヨーロッパ各国の移民達は、着古した服をほどいて使える部分だけを残し、一定の大きさにそろえて縫い合わせ、パッチワークキルトを作り始めました。 アメリカで布地が工業的に生産されるようになるのは、19世紀に入ってからとのことです。それ以前はもちろん、自国で生産されるようになっても、布地は依然として高値で手に入りにくいものでした。昔も今もキルト作りの主役は女性であることに変わりありませんが、初期には男も子供も針を持ち、ピースワークに励んだといいます。後には家庭で作りためたトップを、キルティング・ビーと呼ばれる集会でキルトに仕上げるようになりました。キルティング・ビーは近隣の人が集まり、一人でやっては時間のかかり過ぎるキルティングの作業に力を貸し合うための集まりですが、これが人々の農閑期の楽しみでもあったのです。こんな中で、女性達は出身地であるヨーロッパ各国の手芸の技法を交換したり、より合理的な布地の活用法、より美しいデザインなどを工夫するようになりました。こうして名もない人々によって作られてきたのが、アメリカンパッチワークキルトです。生活が豊かになると共に忘れられていたキルトは、1970年によみがえります。機能一点張りになってしまった現代人にとって、わずかな布地をていねいにつなぎ合わせ、実用のみならず、すばらしいデザインまで生み出してしまったことは、まさに大きなショックだったのです。アメリカ各地でキルト展が開かれ、自分の手でキルトを作ってみようという人も沢山現れて、キルトはリバイバルしました。
現在アメリカではキルト作りの手法を使い、今に生きる人たちの美意識を表現する創作キルトも盛んです。また、助け合いの象徴として、贈ったり贈られたりした昔のキルトの伝統が受け継がれ、お年寄りや恵まれない人たちのために心のこもったキルトを作ってプレゼントするボランティア活動も、かつて見ない盛況を呈します。
パッチワークキルトとは、パッチワークした上布(キルトトップとも呼びます)に中綿と裏布(バッキング)を重ねてキルティングを施したもののことです。この技法全部をまとめてパッチワークキルトと呼び、ベットの掛け布として使います。
パッチワークキルトの中で、上布がはぎれでつなぎ合わされて出来ているものをピースドキルトと呼び、アップリケで出来ているものをアップリケキルトといいます。