星空の記録

わたくしごとで恐縮ですが、なぜか宇宙に興味を感じたころの記憶と記録をご紹介いたします。
今から30年も前の記録ですが、なんせ宇宙のことですから、ついさっきの出来事として
眺めていただければ、と思っています。
ガリレオが地動説をとなえてからも、まだ400年しか経っていません。ご紹介するほうき星が、
気象現象だと思われている時代から比べてみれば、人類もだいぶ進化したようにも思えますが
本質的には、何も変わっていないような気もします。


彗星(ほうき星) 宇宙を旅するお星様たち
星を数えてみます。 ぎょしゃ座周辺
11年周期で変化する太陽。活発なときの写真

   20世紀最大のほうき星 ウエスト彗星
1976年3月7日
夜明けがはじまる午前5時

ここ米沢から見えた東の空の
風景です。

感動の瞬間です。

ここ米沢では雪がカチンカチンの状態を、通称「かた雪」と言っています。
当時、かた雪の上を興奮しながら走った記憶があります。

父親遺品の古いカメラで、初めて撮った ほうき星です。
1976年3月14日
この風景を撮るため小遣いはたいて、カメラを購入

最初に撮ったほうき星です。



目立たない星座ですが、夏の星座として代表的な白鳥座のちょっと東に「いるか座」があります。
ウエスト彗星は、いるか座に向かって、太陽から離れていくのがわかります。


カニ星雲M1をかすめた彗星 ステファンオテルマ彗星
1980年10月〜12月
10月4日にこの彗星をオリオン座で観測してます。その時の明るさを11等級と記録してましたので、私の望遠鏡(10cm)では、ほぼ限界の光度だったようです。

かに星雲(M1)をかすめる軌道だったのですが、残念ながら接近した様子を、見ることが出来ませんでした。
北極星ポラリスに接近した彗星 パンサー彗星
1981年3月12日
北極星よりも真北にいるようでした。
光度8等級ぐらいで、ここまでポラリスに接近したのは稀なことです。
かなり大きく見えた彗星 IRAS・アラキ・オルコック彗星
1983年5月9日24時11分〜

赤外線観測衛星IRASによって発見された彗星です。
コマの直径が1度ぐらいになり、月の2倍ほどの大きさで肉眼でもぼんやりと見ることが出来ました。
  系外星雲と人工衛星
星を数えてみます。ぎょしゃ座周辺
ぎょしゃ座からおうし座付近です。銀河周辺なのでかなりの星の数です。一体何個写ってるのか?.....
ちょっと数えてみることにしました。
写真をCADソフトに貼り付けて星を見ながら点を打っていきます。
左の写真は、ちょうど1000点目の状況です。
とうとう、クリックする右手が疲れてきました。

ちょっと数えてみるなんて考えが甘かったようです。


散開星団1個だけでも平均150個ぐらいはあるのですから....

この星の数予想できますか?

結果は、こちら

  系内星雲・星団
オリオン大星雲(M42)
プレアデス星団(M45)
すばる
 太 陽 黒 点
1982年3月18日15時
減光フィルター3枚重ねてシャッター速度1/500で直接撮影した太陽黒点です。

太陽の撮影は、結構危険です。これ1枚撮ってやめました。