4月

人生道場_独人房_へようこそ

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2005年4月28日(木)晴れ、気温29℃

  
連休中、日記は休みます。
 次回は5月の日記(5月9日からはじめます)


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季刊誌<知恵の経営サポート情報誌>『Brain Trust』を創刊しました。

 特集記事:「離見の見」実践経営哲学 吉忠(株)吉田忠嗣
 連載コラム「時流を読む」 東京大学大学院教授・伊藤元重

 このほか、魅力的な情報が一杯です。
 ご希望の方は、メールでお名前、住所、肩書きをお知らせください。先着5名の方に
 贈呈します。


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2005年4月27日(水)晴れ、気温29℃

 
日本の製造業

 
 
松下電器産業社長の中村邦夫氏が『文芸春秋』(5月号)で、「立国の基はものづくにあり」という論文を書いている。これを読んで、製造業で働く人たちは、意を強くしたのではないかと思う。

 高度成長経済以降、日本では産業構造の転換だといって、情報、金融、ソフト、サービス等への移行を多くの経営者、評論家らが声高に叫んでいた。当の松下電器も、バブル崩壊後、大胆なリストラを断行、足もとが大きく揺らいだが、最近ようやく回復軌道に乗せている。

 その松下のトップがいま、日本の立国は製造業なくては、ありえないと主張しているのである。GDPのなかで、広義のサービス業が占める比率が6割に対して、製造業のそれは、2割しかない。この点から、世の中では製造業の衰退、そして危機を指摘している。

 ところが、中村社長は、国際収支でみると、日本のサービス業は約4兆円の赤字(2004年度)、石油などエネルギーや食料品の赤字は17兆円で、それらを補っているのは、2割しか占めない製造業が29兆円も稼いでいるからだという。製造業軽視の風潮に危惧を抱くという主張である。

 日本の製造業が中国へ進出して、工場は中国、本社は日本という構図が指摘されていることについても、反論している。

 パソコンのように部品をあちらこちらから買ってきて組み立てればすむ「組み立て型」製品は、労働力が安い中国が有利だが、いくつもの先端技術をもちよって最大のパフォーマンスを発揮させる「すり合わせ型」(東京大・藤本隆宏教授の定義)製品は日本が他を凌駕しているという。

 こういう説明を聞くと、なるほどと、説得力がある。

 その論文の中で、液晶パネルを断念して、プラズマ事業に特化させたことを書いている。だからか、どうか分らないが、「プラズマTVが液晶TVより、電力を余計に消費するなど、いかにも欠点が多いというように書かれることは、その成功から見ても誤解に映るのではないか」と、推測する。

 私は42インチのプラズマ
TVと小型の液晶TVを使っている。42インチのTVは普通の家では映画館がやってきたほどの迫力がある。このTVでは、映画以外のものを見るには、もったいないという感じがする。普段の放送は小型液晶で見て、好きな映画は、プラズマTVの前に座る。つまり、いまや一家庭に複数台のTVがある時代だから、大型と小型、プラズマと液晶は共存しうるし、使う側はうまく使い分けができると思う。あまり、両者を比較することは単純で意味がないのではないかと、思う次第である。プラズマTVは見る角度によって変色しないのがすばらしいのと、音響効果、さらにワイドなデジタル映像は凄いというのが実感である。

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   ★2005年4月26日(火)晴、20℃(23〜25出張のため、休みました)

  最近の経営雑感

 近頃、よく耳にする言葉に、ステイクホルダー(利害関係者)、シェアーホルダー(株主)という言葉があります。とくに、ステイクホルダーは、単に、株主、従業員、取引先だけでなく、消費者、地域住民、場合によっては国民全体に及ぶこともあります。

 無制限的な色合いがあって、それだけに物事を進めることが困難になりつつあるようにも思えますし、これまでは企業の独善的なことがあまりにも出すぎたことの揺れ戻しのような気もするわけです。いずれにしても、これからの経営でステイクホルダーの調整が重要な事項であることは、間違いないようです。

 シェアーホルダーについては、ホリエモンがその重要性を大いにPRしたので、ずいぶん浸透しました。日本人は証券投資について、今回のホリエモン騒動で教育されたようだ。なかなか、企業経営の中で株主の重要性が浸透していませんでしたが、多くの経営者をはじめ、一般の人も理解したのでは、ないかと思います。その貢献度は評価されていいと思います。

 『文芸春秋』(5月号)での、ホリエモンのインタビューを読んで、改めて彼の凄さを再認識しました。多くの人が彼についてコメントを載せていますが、いわばコメンテイターもホリエモンというフィルターにかけられているような気がします。



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2005年4月22日(土)晴れ、気温20℃

【大和葛城山のカタクリ、05’4月18日撮影】

    大和葛城山のカタクリ

大和葛城山のカタクリのことを、先日、枚岡公園で会った「自然観察の達人」から教えてもらっていた。高さ959.7m山だから、先に訪れた兵庫県・氷上よりは、開花時期が遅いのである。4月18日にドライブ&ロープウエイで撮影に出かけた。

ここのカタクリは、自然研究路と名付けた小道を行けば、すぐ分ります。5月の連休明けには、「一目百万本」と称されるツツジが咲きます。

「ずいぶん、ハイカーに荒らされて、少なくなりました。」ということで、今年は、丈夫な綱で囲いをしていました。18日でも少し、早かったようで、4月末が見ごろのようです。確かに山の斜面に広く、咲いていますが、氷上のように、群生しているというほどのことはありません。
 むしろ、キャンプ場へ行く道の右手斜面の「ショウジョウバカマ」の方が、びっしり群生していました。ただ、この時は、花がポツポツ程度だったが、一斉に開花すると、見事だという。

平日のこの日は、シニアの人がほとんど。大和葛城山は生駒山と金剛山の中間に位置しているが、「生駒・金剛国定公園」の名前には、葛城山が省略されているため、知名度で損をしているように思う。

ロッジで食べた昼食のかも鍋(1人前で2人分のボリュムがある)1250円は旨かった。シニアデイ=火、木の宿泊(一泊二食)8,900円のところ、6、552で泊まれるという。朝、夕の葛城山もいいと思う。

★葛城高原ロッジTEL0745−62−5083(URLあり)



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2005年4月22日(金)晴れ、19℃。平年より寒い。

 
  花園の事件に思う

  昨日、飛び込んできた事件はショッキングでした。というのも、事件のあった花園ラグビー場に隣接する公園があまりにも近くにあるからです。この公園は洪水からも守る防災多目的公園として、いまも開発が進められています。近くには美術館もあり、花園図書館は私が常時、利用しているところで、拙宅から車で5分とかからない場所にあります。

 こういう事件は最近、よく起きていますが、自分の生活圏で起きると、何倍ものショックを受けます。TVのワイド番組等で、コメンタイターは思い思いに他人事のように話していますが、私は自分たちの世代がそいう社会を創ってきた結果であることを強く認識する必要があると思います。

 社会が悪いという仮説を持ったとしても、無力感を覚えるわけです。おそらく、この社会が変わるには、3代先になるだろうと推測しています。
 
 こうした子供は家庭環境が悪いとか、家庭でしつけ教育してこなかったからだという人も少なくありません。しかし、学校で子供に注意した先生のところへ怒鳴り込んでくる親が後をたたない現状です。高学年になりますと、暴力を振るいます。電車や、公共の施設で騒ぐ子供に注意すると、親は睨みつけて立ち去る風景を見て、親の教育に期待できないことを、多くの日本人は知っており、半ばあきらめ、自分だけが良かったらいいと思うようになっています。 
 そのことが、世界からみても、日本人は「自分のことにしか目がいかない人種だ。」という批判を浴びせられています。無宗教の利点はいくらでもありますが、先に紹介した『宗教の教科書』の中でも、指摘されていましたが、この国の風景と、宗教色の濃いヨーロッパの国々と比較して、どちらが環境を大事にしているか、都市を比較すれば、一目瞭然です。日本は京都議定書にいち早くサインしたことは評価できても、実際の都市の美観等はいかにもおそまつです。

 かくいう私も、偉そうなことを言う資格も、能力も持ち合わせていませんが、せめてそれぞれのシニアは自分たちの守備範囲のなかで時間がかかっても、取り組むしか道はないと思うことぐらいしか解決方法は見当たりません。
 
 アメリカで少年が無差別に発砲して殺人事件を犯しているのを見ても、アメリカの価値観に追随したきた日本にも、同じ現象が、何年か遅れて起こっているように思うわけです。情報が氾濫し、マスコミも一方で正義感、倫理観に溢れたことを言っても、あれだけ批判したサラ金の広告が無原則に掲載され、放映されています。サラ金地獄で泣いている人が増大する裏では、止めどもない物欲をかき立てる商品広告が溢れています。そうした企業で働く人たちは、生活のため、儲けなければならないし、経営者自身が倫理観を喪失しているのですから、どうしようもないのです。

 とことん行って行き詰るか、強力なリーダーが登場して、いい意味で独裁的に荒療治しないと、どうにもならないように見えます。もう少し、楽観的に言えば、ぼちぼち時間をかけて変えていくしかないのでしょう。それにしては、二極分化、それも一極は僅かなひとたちだけになれば、悲惨な社会は続くことになるでしょうね。

 最近、届いたメールです。 
 「先日、北朝鮮から帰国したばかりのジャーナリストと、ミナミの飲み屋で痛飲しました。彼の話で印象に残ったのは、中国や韓国のみならず、北朝鮮でも日本語熱が高い。その背景に、日本では世界中の本や雑誌が次々に翻訳され、日本語を学べば 世界中の各分野の本や雑誌が読める、という事情があるとか。

 もう一つは、反日暴動が 大々的に報じられ、日本のマスコミは自国内の不満をかわすために利用しているとの論調だが、実際は日本が東アジアで急速に孤立化を深めている、と指摘。6カ国協議でも中、韓、ロがほぼ協調していて、日本だけが浮き上がっていると言っていました。」
 
 日本人の島国根性は言われて久しいが、どうしようもないですね。


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2005年4月21日(火)晴れ、20℃
      
                 クツエビを賞味

       
         <大きさは直径15〜20cm。写真は裏向けのクツエビで頭は手前、
         身は下の尻尾の部分、一匹で刺身2口程度の量です。>

久しぶりに所用で和歌山へ行きました。夕方、友人とかねてから紹介を受けていた元祖漁師の店「海人(うみんちゅ、と読みます=沖縄の方言)」で一献傾けました。

その店のテーブル敷きのペーパーに「海人に並ぶ魚は、すべて、辰ケ浜の底引き網漁でとれた天然物です。現役漁師である、オーナーが、「うまい!」と思える魚しか使いません。

 いいものを味わう為に,調味料にも、こだわります・・・・。」

 このメッセージに偽りがありませんでした。

 とくに、このシーズンにしか(それも毎日あるか、どうか分りませんので事前に問い合わせ、予約した方がいいですね)とれない「クツエビ」(写真)の刺身はコリコリした歯ごたえで絶品でした。和歌山へ行かれた時の、お奨めの店です。料金もリーズナブルです。

「海人」(電話:073−472−3777)JR和歌山駅東口(裏手)徒歩1分。

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2005年4月20日(水)雨、25℃

 国際ジェロンテクノロジー学会

 みなさま、昨晩の消灯いかがでしたか。日本では、あまり知られていなかったようですね。19日の朝日の朝刊にようやく掲載されましたが、連絡の主から、再々追記が届き、「そういうことだったのか、ここにも複雑な国際情勢が影を落としているんだ」と、思い知りました。以下はその追記です。

「消灯はうまく出来ましたか。フジとライブドアの和解の時期に、今回の催しはいろいろ示唆を与えてくれたように思います。ネットの光と影も浮かび上がったこともおもしろかったですね。
 私は、なぜ日本では盛り上がりがないのは何故かと不思議に思っていました。アサヒコムの[do kagaku]で「世界物理年」を検索して、竹島問題で難問という記事(紙面は4月1日)を読んで、少しは事情が飲み込めました。

 それによれば、光のリレーは性格、位置付けがあいまいで、どう対応するかは各国の物理学会にまかされている、とのこと。「日本はもともと積極的でなかった」そうで、そこへ韓国が竹島(独島)からも光を発するとのアイデアが出て、日本はますます消極的になったとか。せっかくの楽しい行事も盛り上がらない一因がわかったような気がします。もっとも、なぜ日本はもともと積極的でなかったという理由はよく分かりませんが・・・。
 まあしかし、楽しい行事でしたね。」

●先日、愛知県の友人T氏からジェロンテクノロジー学会」について知らせてくれました。その昔、当時の通産省の女性官僚、お名前を忘れましたが、確か、「ジェロントロジィ―?」(高齢学?)という、高齢化を迎える日本を分析、解説した本がベストセラーになった記憶が、この知らせでよみがえってきました。それはともかく、学会の概略を記載します。

 国際ジェロンテクノロジー学会第5回国際会議概要(要約版)

詳細についてはhttp://www2.convention.co.jp/5isg/   (日本語付)でご覧いただけます。

ジェロンテクノロジーGerontechnology)とは1980年代後半に欧州で生まれた言葉で、高齢者が使用する道具(生活・福祉用具)や生活環境(住宅や都市など)を工学・医学・心理学、社会学などを駆使して高齢者がより安全で快適な生活を送ることが可能となるよう支援を行うことを目的に、日本では、「加齢工学」と訳されて参りました。アジアで最初に開催されるこの国際会議は加齢工学に関する最大級の会議で、世界の同分野の專門家が一堂に集まります。

 基調テーマ:健康で生きがいのあるスマート・エイジング」

Technology for Smart AgingFor a long and happy life with health and self-esteem―

 名称:    国際ジェロンテクノロジー学会第5回国際会議
          The 5th International Conference on Gerontechnology

 主催:              国際ジェロンテクノロジー学会(会長: ハーマン・ボーマ氏)

  日本人間工学会ジェロンテクノロジー研究部会(部会長:長町三生氏)

 開 期:   2005524()~527()  

 開催地   名古屋国際会議場(名古屋市熱田区熱田西町1

 参加者   海外から100(24カ国)、国内200

 発 表   基調講演, 一般公演シンポジウム(論文発表予定件数:合計143)   

会議日程:

         524日(火)       登録       テクニカルツアー(トヨタ自動車本社工場他)

         5月25日(水)       開会式      基調講演     シンポジウム    一般講演

         5月26日(木)               基調講演     一般講演     総会・表彰式 

         5月27日(金)               基調講演     シンポジウム   一般講演      閉会式

主な内容:                  

                  1)健康と生きがい Health & Self-esteem

                  2)すまいと日常生活Housing & Daily Living

                  3)移動性と輸送機関 Mobility & Transport

                  4)コミュニケーションと管理 Communication & Governance

                  5)労働条件と労働能力 (Work condition & Work ability)

                  6)老年医学 (Geriatrics &  Dementia Cares)

                  7)レジャー (Leisure)

                  8)ロボットと生活支援(Robotics for human support

                  9)ユニバーサルデザイン (Universal Design)

                  10高齢者・障害者配慮設計指針規格(Standards for the elderly and the    disabled)

基調講演

525日 井形昭弘氏: 名古屋学芸大学学長、前長寿医療研究センター長、我が国老年学の第一人者

526日 サミュエル・ランズバーカー氏: ランチョ・ロス・アミーゴス・リハビリテーションセンターリハビリテーションエンジニアリング研究センター長、パラレルリンクのロボットでMITより学位取得、アシスティブデバイセス「生活支援用具」の米国の第一人者

        527日 ウイレン・コットハード氏: オランダ健康高齢化財団所属、高齢労働・産業保健ICOHの権威

後援団体(予定)

経済産業省、愛知県、名古屋市、電気学会、日本人間工学会、日本福祉用具・生活支援用具協会、産業保健人間工学会、IEA TC for Safety and Health、IEA TC for Aging、Pan-Pacific Council on Occupational Ergonomics(PPCOE)、ICOH SC for Aging and Work、日本福祉用具・生活支援用具協会、IEEE Japan Council、日本機械学会、計測自動制御学会、日本建築学会、日本ロボット学会、日本社会福祉学会、日本リハビリテーション工学協会、日本ケアマネジメント学会、日本生活支援工学会、自動車技術会、日本心理学会、日本発達心理学会、国際ユニヴァーサルデザイン協議会、日本ケアマネジメント学会、 ()産業技術総合研究所、(社)人間生活工学研究センター(HQL)、(財)共用品推進機構

                                                                                               

                           第5回国際会議 

     組織 委員長  清 水 哲 太   

大 会 長  長 町 三 生 

      山 羽 和 夫

(第5回国際会議実行委員会)  

                           日本福祉大学・情報社会科学部・山羽(やまば)研究室気付

475-0012愛知県半田市東生見町26-2TEL0569-20-0118(2328)、携帯090-5102-8323

(5回国際会議事務局=参加申し込み先)

日本コンベンションサービス梶A担当者:竹内、杉村

(541-0042大阪市中央区今橋4-4-7京阪神不動産淀屋橋ビル4階

TEL:06-6221-5933FAX06-6221-5938 E-mail:5isg@convention.co.jp

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                  国際会議のこれまでの開催時期と開催場所は次の通りです。

      第11991      アイントフォーヘン(オランダ)  

  第21996      ヘルシンキ(フィンランド)

            第3回1999(国際高齢者年)ミュンヘン(ドイツ)

第4回2002       マイアミ(アメリカ) 

第5回2005(予定)  名古屋 (日本)

                                            以上です。


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2005年4月19日(火)、晴れ、気温20℃。

  映画、「アビエイター」を観る

 今晩、8時33分から2分間、楽しみましょう。

 ある日曜日、京都のMOVIX(多画面映画施設)で「アビエイター」を観た。感心したのは、この映画館にはハンディーギャップ用シートを設けていたことである。どこの映画館でもやっているのだろうか、はじめて気付いた。

「アビエイター」は実在したハワード・ヒューズの伝記映画である。ハワード・ヒューズについては、大富豪ということぐらいしか、知らなかった。彼は1930年〜40年代、第1次黄金期のハリウッドで、銀幕と航空機の二つの夢を追った人物である。この映画を観ながら、ホリエモンを思った。

ハワード・ヒューズは、生れた時から、大富豪の息子だった。彼の親父は石油掘削機で巨万の富を築き、ハワード・ヒューズは20歳で、それを引き継ぎ、ハリウッドに乗り込んだ。ここにも、既存勢力がいたが、カネの力で『地獄の天使』という、世間をアッと、驚かせる、すごい映画を製作、ハリウッドに確固たる地位を築いたのである。

彼は映画制作と同時に、大空への挑戦を進めた。パンナムと政府を相手に、買収したTWA社でこれまでパンナム1社独占の国際線を巡ってライバル競争を演じ、ついにパンナムを消滅させる。よき時代のアメリカを彷彿とさせるストリーである。

 映画のストリーも、実際の生活もそうであったようだが、ハワード・ヒューズはハリウッドの美人女優と、つぎつぎと派手な交際をしていく。映画「レイ・チャールズ」もそうだったが、この伝記映画も2時間30分という長編にもかかわらず、退屈させないのがいい。

ホリエモンはゼロからの出発だったので、ハワード・ヒューズと比較するのは、気の毒だが、ある意味で、現代版日本型ハワード・ヒューズに思える。ハワード・ヒューズの晩年は寂しい結末になったようだが・・・。その意味では、コクドの堤義明かもしれない?

ホリエモンがフジテレビの日枝会長らと一緒に和解の記者会見する席上、満面笑みを浮かべながら「想定の範囲です。」と、うそぶく自信に満ちた姿を見る時、まさにそこには現代版日本型ハワード・ヒューズがいた。

とにかくお奨めの映画です。

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  ★
2005年4月18日(月)晴れ、気温23℃。

   大阪の方、19日(火)20:33から2分間、

   部屋の電灯を消すだけです。

 登録された方は、19日夜8時33分(大阪以外の方には、それぞれ連絡があったと思います)、2分間の消灯をお忘れなく。 

昨日、世界物理年の行事(まだ、登録していない方は、下記のURLから、ぜひ、登録して楽しんでください)をお知らせしましたら、多くの方から、「登録したよ」、「学生にも教えよう」、「こんなイベント参加、わくわくするよ。早速、登録しました」等、かなりの反響がありました。
 「メール有難う。昨日(日曜日)ワシントンダラス空港無事到着。天気は晴れ。温度は8度C。まだ若干肌寒い季節。メールも問題なく繋がり、いつでもメールでご連絡可能です。4月19日の世界物理年の行事(2分間の消灯)に参加させていただきます。」と、友人のM氏からも、うれしい便りです。


以下のURLを開いて、4月19日の世界物理年の行事(2分間の消灯)に参加しませんか?
 URL    http://www.ils.uec.ac.jp/WP2005/wplight.htm

 これは、私に届いたメールから始まりましたが、今回、そのメールの主から概略、次のような追記が届きました。

「この情報を知った経緯と感想を簡単に記しておきます。」

「知ったきっかけは、女房の妹から光のリレーがあると、携帯のメールに知らせてきたのです。それで女房からホームページを開いて、娘の名前で申し込んでほしい。」と、先週の14日ごろ伝言があったのがきっかけだそうです。その妹さんは素粒子論の物理研究者で、物理学会のHPでかなり以前から知っていたようです。

その時、「私は高熱でうなっており、娘の名前で登録するのがやっとでした。」という。翌日になって、少し体調がましになったので、あらためてホームページを見てみると、結構おもしろい、だれでも参加出来る行事だと感じました。で、16日(土)夕から17日(日)にかけて、手当たり次第にメールを送ったのでした。

 新聞や放送より、ネットが効果的

 ――相対性理論100年で、新聞もテレビもラジオもアンシュタインのことや「世界物理年」のことを取り上げていますが、光のリレーのことはとんと耳にしません。朝日は「天声人語」や読書欄の特集でアンシュタインや物理年のこと書いていましたが、光のリレー話はありません。

新聞社の友人にリレーの件をメールで知らせると、「面白い企画の連絡に感謝します。早速申し込みました。うちも世界物理年企画でいろいろやっていますが、これは知りませんでした。」とのこと。

 私はこの行事の意味を飲み込んだ時、「これは、新聞でも放送でもだめだ。ネットで世界中に広げたらいい。グーグルやヤフーなど世界的なネットと連携すれば、あっという間に何百万人も集まるだろう」と企画魂がよみがえりました。
 しかし、当事者にはそういう発想はなく、研究者ら仲間内でやろうという雰囲気なんだろうとおもいます。あのホームページを開いても、どこにも
URLが載っていないのですから。プリントしてFAXしたり手渡しするにも不便です。第一、もう時間がありませんからね。

では明日の夜、そんなような経緯ですが、あすは2分間だけ楽しみましよう!(K



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   2005年4月17日(日)晴れ、気温20℃、うららかな陽気だが、朝は肌寒い

 「世界物理年」の楽しいイベント



  本日は、楽しいお知らせ情報をお伝えします。これは心友O氏から届いたメッセージです。
 下記のURLを開いて、感激しました。すぐに登録しました。まもなく、お礼のメールが届きました。
 それで、この情報をお伝えしようと思ったわけです。

 みなさま様へ

●すばらしいイベントです。参加料無料。行動は、19日(火)20:33から
 2分 間、部屋の電灯を消すだけです。
 参加登録(URL上で)すると、正確な時間を知らせてきます。

●友人、知人にも、知らせてあげてください。

 <NPO法人WS 代表 岡田清治より>

  今からちょうど100年前の1905年、アインシュタインは現代物理学の基礎をなす三
つの偉大な論文を発表しました。

 100年後の現在、カーナビに応用されている相対性理論、エレクトロニクスに欠く
ことのできない光量子説、金融・証券分野でも使われているブラウン運動理論という
三つの業績を1年の間にまとめ上げたことは、 驚くべきことであり、物理学にとって
「奇跡の年」と言われるようになりました。

 そして、今年は国際連合によって
「世界物理年」とすることが決議され、世界中で物理の啓蒙活動が実施されています。
 また、アインシュタインが、 米国プリンストンの病院で76年の生涯を終えたのは、
1955年(昭和30年)4月18日の 深夜のことで、今年は没後50年にもあたります。

 
以下のURLを開いて、4月19日の世界物理年の行事(2分間の消灯)に参加し
ませんか?

 URL    http://www.ils.uec.ac.jp/WP2005/wplight.htm
 以上。




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 ★   2005年4月16日(土)晴れ、気温20℃、うららかな陽気
 
 
『宗教の教科書

  今日の昼は、うららかな陽気を通り越して、初夏の暑さである。桜の花も散り、新芽が芽吹いてきた。気持ちがいい朝だ。
 朝は、「近くで黄色の
ジロボウエンゴサクのような花を見つけたので、その写真を撮りに行こう。」と女房に引っ張って行かれた。確かに、似ているが、名前は分らない。二人で自然観察教室に申し込んだ。すでに定員50名を越えているので、抽選待ちということになった。
 そして、いつもの枚岡公園へ散歩に出かけた。女房にもジロボウエンゴサクの群生場所を教えた。大そう、喜ばれた。
 
 ところで、最近、読んだ『宗教の教科書 12週』(菅原伸郎著)には、強烈な印象を受けた。興味ある方は、ぜひ、一読されることをお奨めする。菅原氏は朝日新聞の記者で、最後に学芸部で「こころページ」を担当され、宗教に関心を持たれ、この著書は、「実体験的宗教学」として、まとめられたものである。この世には、いかにいかさまの宗教、宗教家、学者、僧侶、牧師等が多いということを、気持ちいいほどに切り刻んで教えてくれる。
 
 著者本人が言うには、「記者の自分は、すべてを疑って、疑って、取材した。」というだけあって、中立、公平、無難にではなく書かれているところがすごい。この種の本で、学者や僧侶の書いたものは、かなり独善的なものが多いだけに、説得力がある。
 
私が一番印象を受けたのは、宮本武蔵が死の7日前に書いた『独行道(どっこうどう)』という21箇条の処世訓に「神仏は貴(たっと)し、神仏をたのまず」と書いている点である。武蔵は「千日の稽古を鍛(たん)とし、万日の稽古を錬(れん)とする」と『五輪書』で書いているが、神頼みは、鍛錬そのものにこそ、あるのであって、人事を尽くして天命を待つということであると、指摘する。人事を尽くさず、神頼みはない。そこには神の存在はないということであろう。
 
そして浄土はあの世にあるのではなく、現世の「感動」にこそあるという教えは、私にとっては至言であった。



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   2005年4月15日(金)晴れ、気温17℃、昼は初夏の気候

  自然観察の達人

                                       
                                【4月15日、枚岡公園で、ジロボウエンゴサク】
 

久しぶりに一人で、生駒山麓の枚岡公園に野鳥を撮影に出かけた。エナガを見つけたが、素早く動くため、撮影できない。帰宅途中で、「こんにちは」と、挨拶を交わした方が、花や野鳥に詳しいので、しばらく話を聞いた。

サンショウクイを撮っているのですか?。」

「わたしは、それを探しています。エナガに似て、小さい鳥です」

「それは、どういう鳥ですか。」      

「山椒を食べた時に、人間が発する声で鳴くところから、そう、つけられました。サンショウクイは山椒を食べませんが・・・。」

「へェー、おもしろいですね。」

土手の花を指し示しながら、

「これは、珍しいですよ。ジロボウエンゴサクが枚岡公園に咲いているとは、発見ですね。」というのである。

ヤマエンゴサクが基本種で、ジロボウエンゴサクと、ヒメエンゴサクがあります。だいたいは、日本海側の北に咲きます。」

「それぞれ葉が違う。ジロボウエンゴサクは1本の茎の先端から、葉が3つに分かれる。ヤマエンゴサクは3つの葉それぞれに茎がついている。ヒメエンゴサクは1枚の葉が3つに割れている。」

いずれにしても、素人には、小さい花なので、教えてもらわないと分らない。

話していると、環境庁に勤務していたT氏ということが分った。通りで詳しいのだ。

『生駒山の自然』(東大阪市発行)の冊子をリックサックから取り出して、いただいた。そこにT氏が写真入で紹介されていた。

「市民講座=自然観察教室の講師をしています。」と自己紹介した。

「そうですか。機会があれば、申し込みます。そうすれば、またお会いできますね。」
 
 こういう出会いはいいですね。

日本ではジロボウエンゴサク、ヤブ(T氏はヤマという)エンゴサクなどの品種が自生するが産出少なく、大部分は中国、韓国からの輸入品となる。地下に球形の塊茎があり、それから地上に花茎を伸ばし4-5月に青紫色の唇形筒状花をつける。塊茎を蒸燥したものを薬用とし、腹痛、月経痛に用いられる。漢方処方では、安中散などに含まれる。(ITより検索)


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20054月13日 晴れ、朝晩は寒いが、昼は暑いくらい      

TV事情雑感

TV局報道の知人O氏と、久しぶりに、一献傾けた。面白い話が聞けた。

TVの制作と報道の違いは「事実」を報道するかどうかだという。制作はフィクションだという。報道が事実を報じるというのである。(私には中継以外はすべてフィクションに映るが・・・。)

TVの場合、隠し撮りしても、本人に見せて了解を得られたものしか、報道しないという。そうしたら、都合の悪いニュース(隠し撮りには、そういうモノが多いのでは?)は放映できないので、ジャーナリズムの精神から離れるのではないのだろうか?。

「事前に放送内容を見せろということが多い。」そうだが、それは断っているので、ジャーナリズムの精神は保たれているという。このため、訴訟になっているケースも多いそうだが、大方はカネ狙いのため和解しているのが、現実だという。NHKが政治家に放映前に見せたかどうかで論議を呼んだが、この一線を越えたら報道は生命線を失う。

ジャーナリズム、特に経済ジャーナリズムの衰退について、内橋克人氏がNHKラジオで嘆いていた。「今の経済記者は権力=政財界、企業から一定の距離をおくどころか、ジャーナリズムの仮面をかぶって権力側の代弁している。政府審議会に臆面なく名を連ねている。それでは批判精神が発揮できない。」という内容だったと思う。

個人情報保護法で、夜討ち朝駆けの取材がダメになる。「迷惑のかかる取材は拒否できる」ということで、病気をしていたら、拒否できる。取材の困難さが一段と高まる。政府がこのような法律をつくる狙いは当然、そういうところにある。

ホリエモンがジャーナリズム批判しているが、報道陣は胸を張ってホリエモン発言に反論しなければ、内橋氏の指摘は当たっていよう。

TVの話に戻ろう。局内では、報道はコストがかかるため、報道不要論が出るようだが、報道があればこそクライアントに対しても、「視聴率」の面で訴える材料になると主張する。

かつて日本TVが視聴率を上げたいと、買収事件があったが、依然として視聴率が絶対主義のようだ。担当した番組の視聴率が低いと、局内では「低いぞ」とずっと言われるそうだ。

一方、TV営業とクライアントの関係は相変わらず醜い関係が続いているそうだ。以前から、問題視され、表面化したこともあったが、又、いつか来た道になる恐れは十分、ある。報道する機関であっても、部署や立場が変われば、正義はどこかへ行ってしまうのか。

O氏と話していて、40〜50代の方が、保守的に感じる。60代と、ホリエモンの世代はどこかで合うものを覚えるような気がする。

TVの報道の重要さは分るが、昨今のTV番組、とくにバラエティやワイド、芸能番組など、見られたものではない。」と言うと、「そういう番組を見る、大勢の人間がいるということです。大衆がバカなのか、TVが悪いかは分りませんが、そのような低俗といわれる番組にCMを流す企業はいくらでもあります」というのが、現実であである。TVは強しが現実である。



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 【写真=乱れ咲く紅しだれ:4月11日午後3時撮影】

 2005年4月13日(水)

 京の・隠れ里

京都に出かけました。4月11日(月)の午後です。天気は曇りでした。シニア男3人、桜の観賞です。「サクラは散ったのでは?」と、聞かれそうですね。ここ、隠れ里、「原谷苑」の紅しだれ桜は大丈夫です。原谷苑も昨今、有名になり、観光バスが乗り付けて大勢の人が来ます。

バスが金閣寺の傍の「わら天神」から出ており、終点の原谷まで約5分ですが、本数が少ないです。地下鉄・北大路駅からタクシー(1,500円)で行くのが、一番分りやすいでしょう。タクシーの運転手は大抵、知っています。

「原谷苑」は、個人所有(しょうざん経営)約4、000坪の丘の公園を、桜のシーズンだけ公開(大人1,000円)しているものです。予約すれば、苑内で食事もできます。樹齢50年生の紅しだれが百数十本、苑いっぱいに咲く風景は圧巻です。豪華な錦絵の世界に浸っている気分になります。3人のオッサンたちも、その豪華さに言葉を失うほどでした。花の方、4月中は大丈夫でしょう。

●「原谷苑」(青山荘)の開苑時間は9:00〜17:00。TEL:075−461−2924。




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  2005年4月12日(火)雨、最高気温13℃

 ●お知らせ

 私どもが運営しておりますNPO法人WS西日本主催で 「WS放送研究会」第4回例会を下記の通り開催致しますので、ご案内申し上げます。NPO活動の趣旨に賛同され、ご興味ある方は、岡田までメールでお名前、所属、電話をお書きの上、お申し込みください。           
        
「WS放送研究会」第4回例会

 今回は、読売テレビの女子アナウンサー脇浜紀子さんをゲストスピーカーにお招きし、地上波テレビ局が進めている放送のデジタル化に伴って、テレビ局はどのように変わっていくのか、を中心にお話いただきます。
 この研究会はテレビ・ラジオなど放送広報について学ぶとともに、放送人との交流の輪を広げるのが目的です。
               記

■    とき:  4月27日(水)18:30〜20:30
■     ところ: 中央電気倶楽部316号室 

大阪市北区堂島浜2−1−25  п@06(6345)6351

 大阪駅から徒歩12分、地下鉄四つ橋線・西梅田駅から6分、四つ橋筋のホテル・アンビエント(旧堂島ホテル)北を西入る。
■    ゲスト: 読売テレビアナウンサー 脇浜 紀子さん
     神戸市生まれ、神戸大法学部卒。90年読売テレビ入社。99年米南カリ
フォルニア大アネンバーグスクール留学。

現在、「あさイチ!」(月〜水5:30〜)、「NNNニュースダッシュ」(月〜金
11:30〜)などを担当。

著書に『テレビ局がつぶれる日』(東洋経済新報社)。
■    演題: 「デジタル放送の現場」
■    会場整理費:1500円(当日受付で)
■    定員:  25人(先着順)、定員になり次第、締め切ります。


 ※社会福祉法人「福田会」(ふくでんかい)の児童養護施設福田会東京本院施設長 理事 中村久美女史から、4月7日の日記掲載のお礼がありました。ビックリされたようです。

 ●
その中で一部訂正がございました。ここにお詫びして、訂正します。
  「 訂正していただきたいのは福祉士を児童福祉司にADHAをADHDです。」

 ●また、友人、H氏からもADHDの訂正とその訳が知らされました

   ADHD(Attention Deflict Hyperactivity Disordes)
               注意欠陥多動性障害

 御礼申し上げます。

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  2005年4月11日(月)曇り、最高気温17℃

 花シリーズ 
朱モクレン
 




 以前に、庭のハクモクレンを載せましたが、約10日遅れで、朱モクレンが咲きました。モクレンにも、花びらの外側は朱で、内側が白のモクレンもありますね。モクレンは夏場は大きな葉が茂りますが、秋口は落葉のかたづけが大変です。美しい花を見せてもらって文句は言えませんが・・・。HPで写真を送っていましたら、契約容量10MGに近づきました。それで、3倍に契約を増やしました。もうしばらく、日記は続けられます。

 ●ウッツ・ライフ氏(日記4月5日、「東京”老”マン物語」)から電話が入りました。ロンドンで家族がHPを見て、自分たちのことが掲載されていると大変、喜こんでいるということでした。こういう時に、ITのすばらしさを覚えます。しばらく日記は止められませんね。 



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2005年4月10日(日)曇り時々晴れ、最高気温23℃


花シリーズ 
1000ミリの世界 カタクリ(3)



  
【シニアカメラマンが熱心に撮影】      【こもれびを受けるカタクリ群生地】


 今回で、カタクリは終わります。この写真は、群生しているカタクリを撮影している風景です。カタクリの花は5−7cmの大きさで、囲いをしていますので,望遠レンズがないと、一輪だけに絞ってはなかなか撮れないのです。さすがに、1000ミリで撮っている人は少ないようですが、少し離れている花を撮るには、この程度のものが要ります。
 この日もシニアのカメラマンが朝から来ていました。
(4月6日撮影)



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  ★
  2005年4月9日(土)晴れ、最高気温23℃

花シリーズ 1000ミリの世界 カタクリ(2)

 カタクリの花は晴れの日でも、朝の9時ごろは花びらを閉じています。日が昇り、気温が上昇してくるとゆっくりと開きます。この写真は開花の途中です。この後、11時ごろには、昨日の写真のように、花びらを茎のところまで目いっぱい反らします。


【カタクリ2 2005年4月6日 氷上町】



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  2005年4月8日(金)曇り後晴れ、最高気温21℃


 花シリーズ 1000ミリの世界 カタクリ(1)

 今日から、主として花、特にカタクリの花を掲載します。毎年、兵庫県・氷上町へ参ります。今年は7回目で、4月6日に行きました。これまでのなかで、最高のコンディションですばらしい開花状況でした。合流した友人のT夫妻も大変、喜ばれました。開花期間は1週間、午前10時〜午後3時ごろの晴れの日。(詳細は、花物語のページをご覧ください)


【カタクリ 2005年4月6日 氷上町】

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シリーズ「東京”老”マン物語」(6)

  2005年4月7日(木)雨後曇り、最高気温21℃

親の虐待の実情

次にマイクの前に立ったのが社会福祉法人「福田会」(ふくでんかい)の児童養護施設福田会東京本院施設長 理事 中村久美女史です。どうも、この方が本日のメインゲストです。

中村女史のスピーチの概要です。

全国の552児童擁護施設で2〜18歳までの子供(昔なら孤児院といった)3万人が生活しています。親がいても、家庭では生活できない子どもたちが、施設で生活しています。学齢期の子どもはここから学校に通う、高校へ行く子も多くなっています。

 この施設への入所を決めますのが、全国都道府県の児童相談所「措置」という行政処分の形をとっています。入りたいから、入れるものではなく、相談所の審議を経た結果、決められます。施設の9割が民間の運営で、そのほとんどが福祉法人です。収入は国や都道府県の補助金と善意の人の寄附でまかない、あとは施設の努力でなんとか運営しているのが実情です。

国の基準により、子ども6人に職員1人で配置されています。ご存知のように、週40時間が労働基準になっています。このため、ローテーションを組んで運営しています。夜、寝しずまると、子ども20人に職員1人が泊まって勤務するというのが現状です。

TVニュースで親の虐待のことが伝えられて心を痛めておられる方がたくさんいますが、入所する子どもの半分が虐待を受けた子どもです。虐待といえば、身体的虐待を思い浮かべられるが、ネグレクトと言って、養育をきちんとされていないのも虐待です。ヒドイ例のお話があります。オムツをそのままにして、垂れ流し、哺乳瓶の中にはコーラーが入っていたり、イチゴミルクがはいっていたりと、想像を絶するような子どもが入ってきます。

そういう子供は感染症にかかりやすく、歯もガタガタで、小学生で入れ歯をにしなければならない子どももいます。日昼でもお漏らしたり、お寝小して濡れていても気持ちが悪いハズなのに平気でいます。ころんで痛いのに、痛いと言えない子どもが増えています。そういう子供たちだけでなく、身体的虐待を受けた子ども、,痛い思いをした子どもがいます。

本当は一番愛してほしい親に虐待を受けた子どもは、大人と接する時、大人の怒りをかうことをしたり、職員が甘えてきたときに、抱っこしようとすると、その職員に向かって乱暴な言葉をはいたり、反抗してパニック状態に陥ります。

職員はそれでも愛情をかけて子どもを育てています。ところが、国の基準が6対1であることが、大変です。大竹会長が社会福祉協議会の会長になられましたので、この実情を訴えたいと思います。これは法律を変えなければならないので、幅広い運動をしていきたいと思います。因みに、日本は6対1ですが、イギリスに行きますと、子ども1人に職員1人が基準です。

児童福祉士は日本で10万人に1人、イギリスは5、000人に1人と、これだけの差があります。虐待が起きますと、マスコミは児童相談所に対して「何をやっていた」と、批判記事を書きたてます。(最近もTVで幼い子どもが虐待を受けて死亡したニュースを大きく取り上げ、コメンテイターの女性はどうして親の素振りから、おかしいと思わなかった?と批判していました。同席した男性のコメンテイターが実情を知っていたので、難しいですよと相談所をかばった発言をして、ほっとしました。)

日本では、児童福祉司の数がまったく足りないのが実情です。1人で年間230件のケースを抱えています。東京都は100〜120件だと聞いていますが、1日1件でも休めないほど大変です。イギリスは20件です。ニューヨークは12件です。

日本の社会は子どもに対する支援がいかに少ないかということです。予算のなかで高齢者70に対して、子ども・家庭には4の割合です。日本の未来はどうなりますか。虐待は繰り返されます。子どもたちの親が実は、児童養護施設で育った経験をもっています。虐待を受けた子どもは繰り返すということを聞かれたと思います。このため、子どものケアだけでなく、虐待を繰り返す親の方から、いろいろな支援をしなければ変わってこない。子ども1人当りに500万円ぐらいのおカネが国から支給されますが、それでも十分なことができません。これがもし、家庭で年間500万円かければ、どれほどの教育ができますか。本当に悲しい限りです。イギリス、オーストラリアでは、グループホームという形で少人数で子どもをケアしています。里親制度もしっかりしています。

いま日本でもやっと、国を挙げて、グループホーム化しようと、6人を1つのユニットとしてなるだけ家庭的な雰囲気で自分の子どものように育てようと、大きな声で言っていますが、実際、支給されるおカネで、職員の方も課題を抱え、住み込みがダメだと労働基準局と話し合わなければならないほど、苛酷な労働条件があります。

日本の福祉社会に入ってくる人は、子どもや老人に奉仕したいと、気持ちのきれいな人たちがやってきます。その方々の善意に支えられているのが現状です。残業も多く、休日にも出てきます。「善意だけで仕事をしてはダメです。善意だけで仕事をすると、かならず潰れる」と、職員に言います。気がつくと、休みの日に出て仕事をしている実情を知ってもらいたいのと、国の制度を変えてほしい。

2〜18歳の子どもが18になると、いきなり社会に出され、そこでアパートを借りて、箸の1本から揃えなければならない。まず、保証人の問題に直面する。園長など職員が個人的に保証人になる。東京都の場合、子どもたちがある、一定額以上の迷惑をかけた場合、補助する制度もできています。子どもが生活するにしても、就職するにしても、保証人1人いない。大学、専門学校に進学したいと思っても、奨学金制度が薄い。園を出て行ったあとの社会の支援を願いたい。

虐待の子どもが多く入ってきますので、子育ては園のなかでも大変な状態です。地元の小学校から苦情がくる。この地域に児童養護施設があるため、非常に苦情が多いと言われます。学力が低いので、他の校区に行かせる親ごさんも多い。いろいろケアをしているが、行き届かない。ADHD(Attention Deflict Hyperactivity Disordes)=注意欠陥多動性障害,教室内で落ち着かないで、バタバタしている。走り回り、奇声を上げて授業を防害してしまう子どもがいる。施設の子どもにはこういう子供の割合が多くになっている。家庭でもADHAの子どもがいるので、学校も苦慮しています。そこへ施設の子供が入ってくるので、学校はさらに苦しみます。こういう子供たちを行かせる施設がない。情緒障害の子どもにも対処しなければならない。

万引き、暴力事件を起こす子どもは家庭にもいますが、施設ではその割合が多いのです。それらの子どもに措置変更ということで、特別な施設に移すわけですが、そういうところに行ってよくなるでしょうか。社会から心も身体もボロボロになってモノを破損し、暴力を振るうことしか表現できない。こういう場所にしか、子どもの置き場がないということが、非常につらい。こういう子供たちを受け入れる施設を、民間のみなさまのお知恵を借りて、つくっていただきたい。虐待の問題は見えていないことが、たくさんあります。ぜひ、皆さんも実情をお伝えしていただきたい。

親から何度も虐待を受け、知的障害になった子どももいます。ところが、児童相談所のほうでは、虐待を見抜けず、数年経ってしまいました。小児科の医者の中に虐待の専門医が少ないから、児童相談所へ通告して親権を停止するには弁護士ら多くの関係者がチームをつくって裁判して対応することなど、多くの手続きがいる。医者の方がめげて通告しても、証人にならない。その子の生命の危険に及ぶこともある。

この例では、子どもを別の施設に入れて、週末に家に帰るたびにまた虐待を受ける。月曜日になると、子どもの状態が悪い。何度も親と相談するが、虐待を認めない。

ある日、施設に戻って来た子どもの前歯が折れていた。はじめて知的障害の子どもは「お母さん」と言った。そこで、母親の虐待がやっと認められた。女の子の安全が保たれた。それを担当した医者は、「お母さんが何度も子どもを怪我させながら病院に連れて行っています。もし、虐待を隠したかったら他の病院につれて行ったでしょう。同じ病院に連れてきたことは、どうか、私を止めてくださいというメッセージを伝えているんです。今の日本の仕組みではそういう人たちに手を差しのべられない」という言葉を忘れられません。今日こうしてお話させていただいたのも、なにか大きなチャンスだと思います。ご意見をおきかせください。

●この後、参加者が意見を述べたと思います。この直前に同行者のI翁に携帯が入り、竹馬の友が家の階段から落ちて、瀕死の重態で入院した知らせが届いた。

「明日、一番列車で帰るので、ここで失礼したい」ということになり、私も帰ったしだいです。(このシリーズは、これで終わります。メモ書きですので、間違ったところがあるかも知れません。詳細を聞きたい方には電話をお教えします。)



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シリーズ「東京”老”マン物語」(5)



●会の趣旨を説明する洋子夫人(シー・キャッスル)

 
2005年4月6日(水)晴れ、最高気温22℃

貢献型リーダー


いよいよサプライズ・パティーの主役が登場しました。ウッツが紹介しました。

アフラック、(あのガチョウのCMでおなじみ)の創設者の大竹さんは、まったくゼロベースから、立ち上げました。日本で成功している外資系の保険会社のNO1企業です。大竹さんは貢献型リーダーシップをもつ経営者です。」

大竹氏の略歴をご紹介します。

1939年広島県庄原市生まれ

1959年(19歳)広島農業短期大学卒業

同年9月 米国留学

1974年アフラックを日本に設立、副社長就任

1986年アフラック社長

2003年アフラック創業者・最高顧問

経済産業省「地域自律・民間活用型キャリア教育プロジェクト」準備委員会委員長

米国経済誌「Business Week」の「アジアのスター50人」に選ばれる

著書:『これでいいのかニッポン』(NHK出版)、『人生大学』(扶桑社)他多数

大竹さんがマイクの前に立ちました。


●挨拶する大竹氏

「ライフ夫妻と40年間の付き合いです。その頃、国会議員の秘書をしていました。そのうち衆議院議員に立候補する予定だったのですが、政治の世界についていけなくなりました。途中で脱落しました。自殺を思いたったころにライフさんと出会いました。」

「聖路加国際病院(東京)の日野原重明先生に救われました。実は昨日も、聖路加病院に行ってきました。こんにち、66歳を迎えますが、よく生きてきたなーと思います。本当は40年前に、この世を去っているはずだったのですが、運良く生き延びて来られました。

先ほどもライフさんからもご紹介いただきましたように、アメリカの保険会社を導入することになりました。私は牧師か、宣教師になって本来ならコンゴで働いていたはずなんですが、内戦が勃発しまして、これもダメになりました。それで保険会社を経営することになりました。」

「すべてライフさんの影響なんです。といいますのは、ライフさんが私を導いているように思うんですね。みなさんそれぞれライフさんとお付き合いがあると思いますが、ライフさんを一言で言いますと、「人間愛」ですね。正直、言って、おカネにまったく縁のない方です。私のようにカネまみれになっている人間とくらべると、こんなに美しい生き方をされている方と、どうして違うのかなと、思うのです。私、本当に分りません。」

「洋子さんが選ばれた方ですから、みなさんライフさんがどのような方か、想像できますよね。

彼が私のところへ来て話されるのは、おカネの話ではなく、愛についてですよ。奉仕のこころですよ。今日の会は貢献者の会だと言われ、最初、何のことか分らなかった。要するにホームパーティではないかと、問うたら、そうだというのです。それでやっと分ったのですが、ライフさんの心の中には、貢献者の会というイメージがあったのです。実はここに来ておられる方にも何度もピンチを救ってもらいました。これまで挫折を繰り返してきた男なんです。」

 「この3月1日に本来の仕事をすることになりました。こういう仕事をしたかったのです。これは昨年12月27日の日に、石原都知事から電話がかかってきまして、東京都社会福祉協議会の会長になれということです。年末も押し迫った時に、突然、電話がありました。お正月、親友に相談したら、絶対に引き受けろというので、10代目の会長に就きました。私の前は堀田力・さわやか財団の理事長ですね。世界ではじめてボランティアの生みの親、R氏?もライフさんに紹介していただきました。この方はケネディ大統領に平和部隊をつくらせ、また大統領の就任演説を書いた人なんです。それで、私は堀田氏に、日本のボランティアの生みの親になってくださいとお願いしました。

ご存知の通り、この方はロッキード裁判で田中角栄を逮捕した人で、鬼の検事といわれた人ですが、実はホトケの検事なんですよ。まったくイメージが違いましたね。あんな立派な方はいません。その後を引き受けることになったのです。少し前には、ソニーの井深さんもやっておられます。

ともかく、私が一番やりたかった仕事が天から降ってきました。今日、ここにお集まりの方の中には、社会貢献を長年されてきている方が大勢おられると、伺っております。私は後発ですが、みなさんのご指導を得ながらやっていきたいと思いますので、よろしくお願いします。(明日に続く)

 お詫び

このシリーズの中で、4月2日付「消えた品川旅情」で、友人のM氏が、「社員はトイレや、会議室など、席を離れてどこへ行ったかは、すべてコンピュター管理されています。」という説明をしてくれました。――と書きましたところ、当のM氏から訂正を求めるメールが届きました。「セキュリティは維持しているが社員は管理されていません。」という趣旨です。大変、失礼しました。ここにお詫びして訂正します。M氏からのメールを掲載します。

「また、早速、「道場」でご紹介いただき、恐縮です。ただ、ひとつ、訂正させていただきたいことがあります。社内の出入りに必要なカードの件ですが、確かにトイレであれ、食堂であれ、いったん仕事場を出ると、カードがなければ、もとの仕事場に戻るためのドアを開けることはできません。が、しかし、それは出入りに必要なだけで、トイレや食堂にいる社員が、どこぞで監視され、追跡されているという意味ではありません。説明がまずかったのだと思いますが、訂正していただけると幸甚です。」

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【枚岡公園の桜並木4月3日午後2時現在,チラホラ咲き】


シリーズ「東京”老”マン物語」(4)

 200545日晴れ、最高気温19℃で昼間は初夏の気候だと言う

ウッツ・ライフのことを簡単に紹介しておきます。彼はロンドンで「ライフ・カンパニー・リミテッド」を1986年に設立してコンサル事業を洋子夫人と行っています。彼に初めて会って話した人は、その日本語の堪能さに驚嘆します。
 
 吉本の舞台に立っても十分、通じるほどのユーモアーのセンスも持ち合わせています。彼は、世界中に親類、知人、友人を持って、忙しく飛び回っています。(※ライフご夫妻さま、ご覧いただいて追加・訂正があります時は、メールください)

 さて、鎌倉のシー・キャッスルでの「サプライズ・パーティー」について、報告します。夕方6時には、お客さんたちがぞくぞくやってきました。名刺を交換した人たちは次のような方々でした。K保険事務所代表取締役、N研究所の会長及び社長室長、T物流社長、損保保険代理店U、保険ストア代表取締役、ジャーナリストM,、新呼吸式の経営F、コンサルO氏、31日に定年を迎える岡山の小学校校長、時事通信OB、ライフの妹(私立高校の教師)、ライフの兄・姉(シー・キャッスルのオーナー)のほか、多数。ライフ夫妻と結婚式以来の友人、最近会った人、約40〜50人。それにアメリカンファミリー保険の創設者、大竹美喜氏、社会福祉法人「福田会」理事中村女史が参加していました。要するに、ライフ夫妻の関東中心とする知己の集いです。

 ウッツ・ライフがまず、参加者をひとり一人紹介しました。ペーパーをもたずに、一言コメントしながら、全員の名前を日本語でやってのけました。さすがに、たいしたものです。日本人でもできないことを、外人の身で50人の日本人名を一人として間違わずに紹介できるところは、天才的です。

 「カングルーって知っていますか。この大学の名前は、キャプテン・クックが初めてオーストラリアでカングルーを見たとき通訳に、What is  it ?と叫んだ。だから現地語でカングルーをWhat is  itというそうです。そのカングルー大学の学長と事務局長です。」と、ウソのようなホント?の話をしていました。

 また、「修道院は世界で初めてのベンチャーです。?」と、説明していました。

 ただ、彼の説明では、今日の会合の趣旨がよく分らない。そこで彼の妻の洋子夫人がマイクを持って挨拶を始めました。

 「主人に誘われてロンドンで、結婚30周年を機にパーティーに出かけました。そのパーティーは我々をお祝いしてくれるものでした。そこにはわれわれ夫婦のことを知る友人はもちろん、私だけの友人も来ていました。事前に何も知らされないパーティーでした。実は、このパーティーは、ウッツ・ライフが仕掛けたものだと、後で分ったのです。ビックリしたのです。サプライズ・パーティーです。

 そこでは参加者のみなさんが喜んでくれまして、40周年、50周年の予約も入りました。ロンドンの30周年パーティーには、結婚以来、名もない会合で知り合った人たちも大勢来てくれました。

 この経験から、日本にも多くの友人がいますので、感謝の気持ちで、今日、こうした会をひらいたのです。お互いにシニアの年齢になりましたので、皆さん、社会に何かできることがあるのではないかと、知恵を出し合う会にしたいと考えました。

 そこでウッツが夜学の学生以来の仕事の先輩ということで、アメリカンファミリー保険の創設者の大竹美喜氏にスピーチをお願いしました。経団連で会議中でしたが、まもなく来られるという電話が入りました。」
(明日に続く)

 昨日の日記でご紹介しました川崎市のM女史の「ソーシャル・ネットワーキング」ついての説明にお礼のメールがD氏から届きました。 (「NET108」のすばらしいところでしょうか。)

 「 SAS(解説書によると、ソーシャル・ネットワーキング・サービスの略のようで
す)の、川崎の方のご投稿、読ませていただきました。さすがに、大兄のネットワー
クはすごい!と、改めて感服です。
  ブログは知の組織化で、SASは人の組織化ですか。ちょっぴり、分かったような気
がします。
  私、試しに先週「トモモト」という、友人の紹介がなくても入れる開放型のSASに
入ってみました(もちろん無料)。「トモモト」を選んだのは、解説書に「ビジネス
ユースを見込んでいる」と書いてあったためです。
 
  ブログも持っていませんし、なんの発信もしていないので、反応はゼロです。
  ただ、大学の同窓会サイトや、企業の同期入社サイトなどが、並んでおり、SASの
コミュニケーションが少し分かったような気がしています。
 
  それにSASは、当人のメールアドレスが分からなくても、対話ができるので、おか
しなアドレスが飛び込まないのもいいのかもしれません。

 もう少し、勉強してみます。
 ありがとうございました。」

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2005年4月4日(月)晴れ、外は風が冷たい

ソーシャルネットワーキング(SNW

 先日の4月1日付日記で紹介しましたソーシャルネットワーキング(以後、SNWと略します)について報告します。素人への説明が難しいのか、あまり熟知していないのか分りませんが、聞いても、今ひとつピンときません。

まず、私が知人から聞いたメモです。

 SNWプッシュ情報だということです。プッシュ情報の逆がプル情報で、これは自分が目的をもって引っ張ってくる情報です。ヤフーなどの検索による情報がこれにあたります。SNWもヤフーで検索できるようです。

プッシュ情報のSNWは、メールと同じで配信される情報です。配信する相手先は会員です。ML=メーリングリストもこれと同じだといいます。メモはこの程度です。

次に紹介しますのは、川崎市におられるM女史からのメールです。

「素敵な季節なのですが、花粉症の症状がひどくて寝不足気味です。
さて、ご質問についてです。」

 そういうコンディションの中で、書いてくれました。感謝。

 確かに、ブログよりはこちらの方が進んでいます。日本ではまだ一般的ではないかもしれませんが、韓国の友人の話によると、非常に一般的に使われており、高校時代のクラスメイトと連絡が取れるようになったと言っていました。

子供の写真や、自分の描いた絵をアップして皆に見せると、友達からのコメントが書き込まれているということです。これは、パスワードを共有しあっているので、そのクラスメイト以外は閲覧できません。口コミでどんどんクラスメイトが見付かっていくというわけです。

 勿論、パスワード無しのものもあります。
 タモリの笑っていいともはご存知ですよね。あれをイメージして頂けますか。あのゲストたちがこのサイトを立ち上げると、彼らは友達の友達ということでひとつのサイトに集まって情報を交換し合えるという訳です。

 そして、私も「アフェリエイト」をしていますが、これにも同様の機能があり、お勧めの商品をリンクさせ、それを見た人が、そこからその商品を購入すると売り上げの一部が紹介料としてもらえるんです。(これは、お店側がそういう紹介制度を持っていなければダメでしょうが・・・。)

 岡田さんであれば、講演や講師をしたい人を集めたりするには便利なツールではないでしょうか。無料でサイトを作れるので挑戦してみては如何でしょうか。

 IT辞典にはこうあります。
 ―参加者が互いに友人を紹介しあって、新たな友人関係を広げることを目的に開設されたコミュニティ型のWebサイト―
<http://e-words.jp/w/WebE382B5E382A4E38388.html>

誰でも自由に参加できるサービスと、「既存の参加者からの招待がないと参加できない」というシステムになっているサービスがある。

 自分のプロフィールや写真を公開する機能や、新しくできた「友人」を登録するアドレス帳 <http://e-words.jp/w/E382A2E38389E383ACE382B9E5B8B3.html>
、友人に別の友人を紹介する機能、サイト内の友人のみ閲覧できる日記帳、友人間でのメッセージ交換に使う掲示板やカレンダーなどの機能が提供される。有料のサービスもあるが、多くは無料のサービスとなっており、サイト内に掲載される広告や、友人に本やCD <http://e-words.jp/w/CD.html> などの商品を推薦する機能を設け、そこから上がる売上の一部を紹介料として徴収するという収益モデルになっている。

 2003年頃相次いで誕生し、検索エンジン
<http://e-words.jp/w/E6A49CE7B4A2E382A8E383B3E382B8E383B3.html>
大手の
Google <http://e-words.jp/w/Google.html>
社が「Orkut」というソーシャルネットワーキングサイトを開設したことで話題になった。
 ブログは、自分の日記に第三者がコメントを残すもので、私の知る限り、テキストのみで広告や写真の掲載などは出来ない筈です。下のようなコメントもありましたのでご紹介します。私もそう思います。
 ブログとは「知(情報)」を組織化するもので、そこから人の繋がりが生まれる。一方でソーシャルネットワーキングは「人」を組織化し、そこから新しい知が生まれる。

 クリエイティブなコミュニティの活動は、この2つのフェーズの繰り返しによって発展・成長していくのが理想形であり、ブログとソーシャルネットワーキングサービスは、これを支援する機能を持つのが理想なのではないかなと考えてます。ちと観念的な話ですが。
 これは、私も知らなかったのですが、こういうものが最新のようですね。
 いやはや、便利はどこまで続くのやら。用件のみですが、また落ち着きましたら近況報告などさせて頂きます。

 米Yahoo!16(米国時間)、ブログとソーシャルネットワーキングを組み合わせた新サービスYahoo! 360°を発表した。329日に少数グループによるべータサービスを開始する。

 「Yahoo! 360°」は、人気のコミュニケーションサービス、コンテンツ、そしてコミュニティーサービスをシームレスに組み合わせた、一体感のあるサービスをユーザーに提供する」という。統合されるサービスには、Yahoo! MessengerYahoo! PhotosYahoo! LocalLAUNCHcast MusicYahoo! Groups、さらにブロ/モバイルブログなどが含まれる。

 ベータ期間中には、ブログ、コンテンツ共有(写真、レビュー、LAUNCHcastステーション、本/映画/TV番組/レストランのおすすめなど)、アイディアを交換する「Blast」、インスタント・メッセージなどの機能が提供される。また、ユーザーには「My Friends」という、知人や友人の間のブログ、写真やコメントなどを一覧できるページが用意される。
 少数グループを対象にしたベータ期間中に寄せられた意見を参考に、サービス強化を図りながら、徐々に参加者数を拡げていくという。現在、Yahoo! 360°のサイトで、ベータサービス参加希望者の順番待ちリストへの登録を受け付けている。

 ブログやソーシャルネットワーキングは、パーソナライズサービス強化の動きと共に様々なサービスが登場している。例えば、Googleはブログツールの「Blogger」を用意しているほか、系列のOrkutを通じてソーシャルネットワーキング・サービスを提供している。また、Microsoftも「MSN Spaces」というブログサービスを昨年12月から開始している。以上です。


2005年4月3日(日)曇り時々小雨、春のよう。

シリーズ「東京”老”マン物語」(3)


(●ドイツ家庭料理のレストラン、シー・キャッスル)

サプライズ・パーティ

今回、I老人に同行したのは、あるパーティ参加が目的の一つだった。東京駅で待ち合わせてJR横須賀・総武線で鎌倉まで行く。これに所要時間1時間と結構、がかかる。そこから江ノ電で二つ目の「長谷」駅に向かう。有名な長谷寺がある。JRと江ノ電のホームは繋がっているのに、改札口が連動していないため、一端、JRの改札口を出てから切符を買って、江ノ電の改札口へ回って行かないと、ホームに入れない。逗子〜鎌倉はドル箱なのか、江ノ電が威張っているように見えるのは、誤解であろうか。いずれにしても利用客には不便である。

 長谷の駅には、10年ほど前にも、I翁と一緒に降り立ったことがあった。その時の写真(持参)を見せながら、駅の上の喫茶店(どこかわびしい雰囲気の店内だった)に寄って行こうと話したが、そこはラーメン屋に代わっていた。「やはり消えていく運命にあったのか。」と、二人で納得した。

パーティの時間、午後6時には2時間もあるが、準備もあるだろうからと、会場の「The Sea Castle German Restaurant」(ドイツ家庭料理のレストラン、シー・キャッスル=写真)へ行くことにした。レストランの中は照明がついていない。入り口でI老人が早く着いたから、待たしてもらえるかとたずねると、「開場は6時です。」というだけで、取り合ってくれない。そのドイツ婦人はI老人の知人であって、遠く大阪から来たことを話しても「ダメ」なのだ。ドイツ人というのは規則を重んじる国柄である。異国にいてもこの調子である。明快であるのだが、ちょっと融通が利かない気もするのだが・・・。ライフ家の特性かも。

 あとで、今日の主人公、ウッツ・ライフに事情を告げると「それは時間通りにしか開かないよ。」と、こともなげに言うのである。こんなに早く着いたのは、我々二人だけだが・・・。以前、彼にたずねた。街にゴミやタバコのポイ捨て、違法駐車をやめさせる方法は「罰金をうんと高くすることだよ。」と、答えたものだ。ドイツ国民だけでなく、日本人も高い罰金を課せられるとなると、ルールを守ると言ったことを思い出した。


(●開場で挨拶するウッツ・ライフ)

 仕方なく、近くに喫茶店がないかと探したが、ころあいの店がなく、「ハム&ソーセージ&パン&コヒー」の看板を見つけ入った。コヒーだけの客はいなかったが、店の人の了解を取って、海岸が見える窓側に席を取って時間をつぶした。コヒーだけではもたないので、ビールも注文した。
 ようやく5時を回ったところで、会場の店に向かった。入り口近くで、今日の主人公のウッツ・ライフ夫妻、彼の妹の・カーリン・ライフら4,5人と出くわした。久しぶりの再会を喜び合って、レストランに入った。

 本日のお知らせには、「我々、ウッツ・ライフ=ドイツ人、斉藤洋子=日本人が結婚、ロンドンに移り住んで30年経ちました。ついてはわれわれの記念の会に参加してほしい。(会費は無料とは、書いていなかったが、事前確認すると気持ちのみということだった)、3月30日午後6時に鎌倉に集まってほしい。」という英語の文面であった。それにはアメリカンファミリー生命保険会社の創業者で最高顧問の大竹美喜氏と、社会福祉法人「福田会」の理事・中村久美女史の名前が記されているだけで、何をして、何を求めるかということが書かれていない。

「何も要らないといっていた。」と、I老人に告げると、「津波の孤児のお世話をしろというのではないか。」と、二人で予想していた。実は、話せば長いのだが、I老人は元日本軍の諜報員で、戦後、占領軍に協力したという人物である。彼は名刺に私書箱の所在地以外、電話も書いていない。いまも、戦争時代の「人は疑えという癖を持っている」ように、私には見える。彼はリスク・マネージメントの資格を取るために、かつてアメリカの大学に勉強に行ったおり、イギリスの保険会社から派遣され勉強にきていたウッツ・ライフと机を並べて以来の知り合いである。

私が二人と知り合った頃は、二人でリスク・マネージメントのセミナーを開くなど、日本でも活動していた仲間である。私はある経済団体の米国投資ミッションに同行したとき、団員の一人がI老人だった。米国を回っている間、彼とよく話したが、とにかく明るく、アメリカ人に持てるのである。それ以来の付き合いで、彼を通してウッツ・ライフと知り合い、家族ぐるみで付き合ってきた。
●明日は「ソーシャルネットワーキング」を掲載、次回は5日に続きます





2005年4月2日(土)曇り、暖かい、桜開花遅れる。

シリーズ「東京”老”マン物語」(2)

(品川の新都市ビル群)


  消えた品川旅情

いつのころからか、「のぞみ」が品川駅で止まるようになりました。6号は、横浜、品川に止まるのです。いまや汐留から品川にかけて高層ビル群が立ち並ぶ、新たな巨大都市の出現です。地方から行きますと、息の詰まる思いがします。

東海道五十三次の最初の宿場町の様相は一変しました。JR品川駅、およびその周辺は(ここにも、OAZO同様の品川インターシティSHOP&RESTAURANTのビルが建つ)は灰色のビル群で新装されていました。東京はこの種の大きな建物が多いが、レストラン一つとっても同種というか、個性を感じさせないものが多いように見えます。地方から行きますと、その巨大さに驚かされても、何か満たされません。友人M氏を尋ねてM重工の本社に行きました。

セキュリティが一段と、厳しくなっていました。M氏に付き添ってもらって受付で名刺を渡します。すると、受付嬢が、首からかける「お客様カード」を作ってくれるのですが、その時、M氏の認証カードが必要です。事前に登録もできますが、久しぶりの面会で、M氏は最近の私の名刺をもっていないこともあって、当日、登録をしました。「社員はトイレや、会議室など、席を離れてどこへ行ったかは、すべてコンピュター管理されています。」という説明をしてくれました。JR改札口で定期を載せると改札口が開くように、オフイスでもカードをタッチすると、ドアー開きます。

まだ、大阪では玄関で守衛が訪問者の記入を求める程度ですが、東京の新都市ビルでは一段と管理が厳しくなっていました。いまから、20数年前、アメリカのニューヨークやシカゴの邦人企業を訪問した時のことを思い出しました。100階建ビルに事務所がありました。70階まで直通エレベーターで昇ったところで、エレベーターを乗り換えるのですが、次のエレベーターに乗るには、認証カードか、それを持っている人の同行がなければ、上に昇れませんでした。アメリカという国も面倒だと思ったものです。しかし、そのアメリカがテロに襲われ、ビルそのもが吹っ飛んでしまったのですから、セキュリティが入り口の空港から水際作戦としてさらに厳しくなって対応していると思われます。

 M重工の本社以外に、M自工(京都に移転で揺れている)、キャノンなどの本社ビルも立していました。昼食をビル群の地下街でとりました。11:30でしたが、すでにお客が入っていました。恐らく、12:00になると、相当、混み合うと思われます。こちらでの昼食はてんぷら定食=1、050でした。

窓から見える風景は、グレイ色の建物群で無味乾燥なものです。こういうところからは、なかなか創造的なものは生れないと思うのだが、東京人はどう思っているのだろうか。権威と権力で自己満足に陥るのではないでしょうか。

新橋の機関車を設置している向かいのビルに、雑誌のコラムを依頼されているY氏を訪問しました。こちらはいかにもごちゃごちゃした下町の雰囲気ですが結構、活気を感じましたし、やはり人間の臭いがするのです。Y氏が「夜は居酒屋になるところですが・・・。」と店内は薄暗い店に案内してくれました。手料理のマグロとてんぷらの昼食はコーヒー付で850円と、おいしくて割安感があった。

東京は、大阪が10個あるような街で、山手線各駅の顔が異なるし、同じ街でもブロックごとに変化があります。東京の街は螺旋階段のように発展してきたので、混沌としているようで、見方によっては整然としているといいます。


(和光ビルの前から銀座、マツヤを撮影)

銀座は全国の大都市が抱える都心の空洞化現象に嘆いているようですが、やはり気品と威厳を感じます。新宿や品川のような活気はありませんが、いまも一級のスッポットですね。ここの建物は高さ制限していますが、少し規制緩和して、以前より高いビルが建てられるようになったそうですが、やはり整然としているのがいいですね。大阪の御堂筋も同じですね。パリのすばらしさは凱旋門など、上からみれば一目瞭然です。「銀座でも高層ビルを建てさせろという要望が根強いようですが、凸凹ビル群になると、結局、いつかは自分たちの首をしめることになる。」と、まちづくりに取り組んでいる人たちは、高さ制限を死守しようと、がんばっています。

私は最近、秋葉原のWホテルに泊まりますが、いつ行っても、あちこちで工事をしています。友人は「東京も元気がない。」といいますが、街中の工事風景は圧倒的に東京が多いです。景気はいいのでしょう。(明日に続く)




2005年4月1日(金)晴れ,18℃

 シリーズ「東京”老”マン物語」(1)

        OAZO出現         
                                (奥の水色の縦窓の建物がOAZOです、手前はJR東日本)


 先月末、久しぶりに上京しました。83歳のすこぶる元気(横断歩道で、私と同じ速さで走れるのだから恐ろしい人です。97歳までまで生きれるといわれているそうです)な30年来の友人I氏と一緒(東京での行動は一部)でした。東京で見聞した一端をシリーズでお届けしたいと思います。

 朝の9時53分の「のぞみ6号」の切符を以前に二人で自動販売機で購入しておりました。ほぼ、同じ時刻に同じ機械で購入しましたが、号車は同じでも席はバラバラでした。乗車して分ったのですが、学校が春休みに入っているため、親子連れで満員でした。しかも、東京駅で「本日のディズニーランドの入場は制限しております。」と、アナウンスが流れていました。「愛・地球博」(”愛知”県にかけているんですね。うまいものですね。)の開催中にもかかわらず、ディズニーランドの人気は衰えていません。わがUSJはどうなんですかね。
 
 プラットフォームでI氏は待っていました。「携帯の電池が切れたので、キヨスクのコンセントを借りて充電していたので、遅れた。」と、お侘びすると、「新幹線の改札口の横にコンセントが並んでいて、無料で使用できるのを知らないの?」と、教えてくれました。

 東京駅でI氏と別れ、私は約束した待合の改札口(北出口)を探しましたが、会えません。新幹線の北出口と思い込んでいたのですが、丸の内側の北出口だと、携帯が入りました。やっとの思いで、心友Sさんと再会。「昨秋、オープンしたOAZOに行っていないので、そこで食事をしながら話そう。」ということで、案内してくれた。

 OAZOという聞きなれない建物は、東京駅の丸の内側、皇居に向かって右側に建っている。左側は新装の丸ビルがあります。OAZOは要するに、本の丸善のビルです。日本橋の本店も改装しているようですが、ここ丸の内にも進出、東京・大丸の三省堂、八重洲ブックセンター、それに丸善の大型3店舗が競い合っているのです。出版不況といわれて久しいのですが、こういう大型店は増えています。

 OAZO(オアゾ)はエスペラン語で「憩いの地(オアシス)」という意味です。本+専門店+レストランの複合施設でホテルも併設しています。6Fの「小松庵」で天丼+ザル蕎麦=1,500円を食べました。普通の店なら1,000円程度のランチですね。この店以外は20〜30分待ち(12時40分の時点で)でした。

 大丸の三省堂も行きましたが、こちらは空いていましたね。しばらくは新しい所へ、人は集まるのですね。(続きは明日へ)

    ソシャル・ネットワーキング

 次のようなメールが届きました。、ソシャル・ネットワーキングをご存知の方はメールください。
「岡田様

 読売OBのDです。
 貴兄HPで、ブログについて、色々、ご教示いただき、興味深く見させてもらっています。
ところで、最近会ったあるITベンチャー企業の社長に「今や、ブログより、ソシャル・ネットワーキングですよ」という話しを聞きました。
 さっそく買ってきた入門書には「ブログの次はこれだ! 突如現れた穏やかなコミュニティ」という文字が躍っています。
 実は、ベンチャー企業支援の草の根運動をするために、このコミュニティー手段を使えないかと考えつつあります。岡田さんのネットワークで、色々、お教えいただければ幸いです。」



(庭のモクレンは散り始めています。4月1日撮影)