8月日記

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右の写真は大阪府和泉市にある「和泉市久保惣記念美術館」の庭園です。
 久保惣は綿布の輸出で財をなし、3代にわたり美術、工芸品のコレクションをなし、紡績会社を閉じるにあたり、和泉市に寄贈されたものです。この中には国宝2点も含まれています。
 現在、トヨタの有力デイーラーとして事業を継続されています。

ダリヤは、日本に1842年(天保13年)頃、オランダより長崎出島を経由して江戸巣鴨に導入されたと言われる花であるが、その頃は天竺牡丹と呼ばれ、ダリヤと呼ばれるようになったのは徳川末期になってからとのことである。
 その後、明治30年頃から急に栽培が盛んになり、大正から昭和初期にかけて最高になったと言われる。第2次世界大戦中はダリヤにとって最悪の年で、1〜2年は花の栽培禁止、防空壕を作るために栽培されなかったようである。(川西町観光協会 TEL0238-42-2112のHPより)
 ダリヤの種類は3万〜4万もあると言われる。江戸時代の歳時記に「炬火(もえび)の如く」とあるように、炎の花です。『花ことば』(引田茂著)より。
写真のダリヤは素朴な種類で、園芸店で購入、育成したものです。


【アゲハ蝶の中でもこのアオスジアゲハは打ち水をすると寄ってくる。しかもじっとしているので撮りやすい。
キアゲハは忙しく飛び回る。小学生のころ、クロアゲハの大きさに驚いたが、モンキクロアゲハをはじめて採った時は、感動したことを覚えている。】

8月31日 
蔵書再発見

 めっきり秋の気配、朝夕は涼しい。明日から9月、また忙しくなりそうです。
 インタビューの事前取材に出かける。

 蔵書の整理をしながら、古い本に目を通しますと結構、面白いものに当たります。父が愛読していた岩波文庫の『20世紀イギリス短編選』は、初めて読みましたがイギリスの一流作家が書いたものだけに、こころ打たれる内容のものが多いです。

 また、『現代世相語辞典』(榊原昭二著)は朝日新聞社会部記者の著者が丹念にまとめたもので、1984年発行ですから今から20年前の世相です。その中に「ホテル家族」という小此木啓吾慶応大助教授が名づけた言葉で、父権不在型の核家族が生まれ、家庭内での男女の役割や理想像が多様化し、子供にとっての価値観形成がむずかしくなった。父も母も子も家庭離れしているのが、「ホテル家族」であるという。

 今の世相はこうした積み重ねの結果だということが分かる。

 「歯科医の錬金術」もなるほどと、感心する。金銀パラジウム合金の年生産量が79年19・85トン、80年14・3トン、これが「歯科医の錬金術」にかかると、70〜100トンになる。保険診療の請求では最も高価なこの合金が使われたことになっているからだ。世の中、拝金主義に毒されているわけだ。


8月30日 
昨日、病院へ知人の見舞いに行く

8月29日 
面白い情報
 
朝から激しい通り雨。すっかり秋の気配である。
 

 以下の情報は「まぐまぐプレミアム情報  2006/08/28号」からの引用です。確かにお金は幸福、不幸の諸刃の剣です。貯め方より使い方が難しいという指摘、その通りでしょうね。生き方より死に方が難しいことに通じると思います。
 本を買うまでもなく、目次を読むだけで結構、面白い。

●自分のためにもっとお金を使おう
http://rd2.mag2.com/r?aid=11887
〜お金で苦労しない54のヒント〜今日使うお金が、明日のあなたを作る。お金
は、「貯め方」より「使い方」のほうが大事。身銭を切ろう、ムダ使いしよう。
お金から得られるもので人生が決まる。
【 ダイヤモンド社 刊 / 中谷彰宏 著 / 630円(税込)】

《1位》信用をつけるには、2つの方法。1)友達でも利子をつける
     2)期日の少なくとも1日前に返す

 もし、親しい友達に「お金を貸して」と言われたら、あなたはどう対処します
か?「いいよ、いつでも返してくれれば」と太っ腹なところを見せますか?
 実は、それこそが信用をなくすもとです。借りたほうは「10万円借りたから10万
円返せばいいんだろう」と思っても、貸したほうは「10万円しか返してくれな
いのか」と思うのです。この項目では、学校の教科書にはけして載ってない
 「親しい友人間でのお金の貸し借りのルール」が学べますよ。

《2位》お金は、見返りを求めない時こそ、最も生きる

 義務で何かにお金を使うと(たとえば接待)、お金を使ってストレスを貯める
だけだそうです。そして、見返り(仕事の受注など)を求めてそれが得られな
いとさらにストレスが加算される…。義務でお金を使うのではなく好きでやっ
ていることに目一杯お金を使うと、義務でやることに使うお金は残らない。そ
れこそが、上手なお金の使い方だそうです。なるほど。

《3位》富豪を見れば、大金持ちになんかなろうとしなくなる

 お金の哲学を学ぶとき、自分と同じぐらいの収入の人の話を聞くと、競争して
しまって参考にならないそう。だからこそ「いくら頑張ってもここまではいか
ない」という富豪の領域を知っておくことが大事だそうです。いい意味での諦
めを持てると、中途半端なお金儲け意識がなくなるそうです。

  では、ほかの目次をみてみましょう。

                          * * * * *
◆まえがき

  成功者の共通点は、お金に対してクヨクヨしないこと

◆第1章

  お金がなくて苦労をしているのではない。お金がやや余って苦労している
  持っている人より、使っている人のほうが豊かだ
  ホテル代を惜しむと、二度とその国に行きたくなくなる
  人脈にお金を使う人は、成功する
  あぶく銭は、迷わず一気に使うと身につく
  一流の人のポケットには、チップ用の小銭が入っている
  利息に惑わされず、いつでも動かせるようにしておくと苦労しない
  投資とは、変動する自分に賭けることだ
  短期的な投機より、長期的な投資をしよう
  最も有利で確実な投資は、自分への投資

◆第2章

  お金を使うことで、自分のやりたいことが見えてくる
  将来を心配してお金を貯めるより、今の自分に投資する
  仕事の依頼は、お金を持っている人にではなく、お金を使った人に来る
  1000円を使いきれない人は、100万円も使えない
  お金は、見返りを求めない時こそ、最も生きる
  「高いな」と感じた時こそ、使えば生きる
  使ったお金に、クヨクヨしない

◆第3章

  金運のない人ほど、仲間のためにお金を使わない
  給料以上に働いた分は、別のところから返ってくる
  お金について学ぶことは、人徳について学ぶことだ
  お金儲けは、離陸よりも着陸が難しい
  ギャンブルは、やめ時が難しい
  「お釣り360万円」という知恵
  セコさは他人に見抜かれている
  儲けようとしない人は、騙されない
  富豪を見れば、大金持ちになんかなろうとしなくなる
  税金は2割を取られるのではない。全部払って8割返してもらうのだ
  現金をプレゼントするのは失礼ではない
  金銭感覚のある人でも、家を買う時だけバカになる
  お金持ちの家には、モノがない
  一流の人は、見えないモノに、お金をかけている

◆第4章

  人情でお金を貸すと、友達をなくす
  借金がヘタな人ほど成功する
  人にお金を貸した人は自殺しない
  信用をつけるには、2つの方法。1)友達でも利子をつける
   2)期日の少なくとも1日前に返す
  一見、“いい”友達のいる人が、ギャンブル地獄にハマる
  バレるのを恐れて、サラ金にハマる
  破産する人は、ギリギリ足りなくて破産している

◆第5章

  お金で苦労しない方法は、2つだけ。1)余分なお金は、使い切る
   2)余分が発生するほど働かない
  余ったお金で時間は買える
  財産の「運用」と「保金」を混同してはいけない
  親が自分のために使えば、子供は伸びる
  最も安全な銀行は、頭と体と心の中にある
  目的のある人は、必要以上のお金を持たない
  ムダづかいではない、使うことでムダを貯めているのだ
  お金ほど、邪魔なものはない
  金の切れ目に、本当の友達が現れる
  好きなものに使って、プラスマイナスゼロのバランスをとる
  お金は、貯まると使えなくなる
  お金は、ある時はある。ない時はない。それくらいの気持ちでいい


この本が気になった方はこちら↓からご購入いただけます。
http://rd2.mag2.com/r?aid=11887



8月28日 格差社会に思う
(『商工会』9月号の自筆コラム)
 
 
知人から定年退職のハガキを拝受。これまでの経験をいかしてビジネスをしようと、大阪市内に会社を立ち上げたとある。やはり今時の定年退職者は元気ですね。

『商工会』9月号巻頭コラム

富貴(ふうき)天に()り、か

格差社会が多方面で論じられている。そこには格差=悪という認識がある一方、格差=活性化という意見も少なくない。小学校の徒競争で全員同時ゴールインする結果平等主義に対する教育批判もよく聞く。格差の大半は所得格差のことである。小泉―竹中の規制緩和路線が富の偏重をきたしたという指摘も多い。一方、高齢化社会や独身若者(パラサイトシングル)の増加で格差が生じている意見など、要因解明は複合的で難解である。

一番気になるのは機会不平等のため下層階級から脱出できず、むしろ上昇意欲の喪失から下層に甘んじて生きる無気力な人たちの増加である。それは保護意識の助長あるいは、嫉妬からくる犯罪の増加による社会不安を招く。

この問題でドキュメント製作のため取材しているTV記者と話し合った。彼の視点は「労働者派遣法(一九八五年)の規制緩和の経緯を調べていくと、経営者のみならず巨大労働組合が新たな低所得層の誕生を容認したことで増加している」と、諸悪の根源が派遣法にあると言う。日本の「同一労働同一賃金」の概念は欧米のように明確で徹底されておらず、その土台の上に派遣社員、パート、アルバイト及び正社員があって賃金の不平等感、格差を招来していると指摘する。

日本の経営者はかつて米国流合理化を(うらや)ましく思いながらも恥を忍んで人員の合理化に手を下していたが近年、いとも簡単にリストラを断行、つれて株価が上がるという現象が普通の情景となった。

しかも格差を生む企業社会の原資が不正格差によってもたらされている事件が目に余る。大企業の談合、欠陥商品、脱税など不正行為を内包しながら既得権、自己利益の増大を図っていることは否定できない。有給休暇もまともに取れない日本の企業社会で産休、育児や介護休暇など、いくら政府が指導したところで望めない現実がある。

そうした社会であっても生活満足度で見ると違ってくる。「福井県は貧しい部類に属する県ですが、生活満足度は日本一です。それは仏教信仰心があつく、おかげ意識が醸成されている風土があるからです」(金児暁嗣・大阪市立大学学長)と聞いた。

同じように毎年、バングラデシュ・スタディツアーを主宰している志ネットワーク代表の上甲昇氏は「同国の幸せ実感度が世界一である」と、書いていた。「人間は物質的豊かさを手にいれれば入れるほど、心の豊かさから遠ざかる運命にあるようだ」とも。人口一億四千万人の同国の自殺者はゼロなのに、豊かな国といわれる日本のそれは三万人を越えていると現地で聞いたそうだ。

戦時中を生きた女性は「あのころはモノ不足だったが、みんな助け合って生きた。今はモノがあまり助け合いの気持ちを失ったからむしろ不幸な時代です」と話していたことが記憶にある。

陶芸家の河井寛次郎は「不幸を知らない幸福。幸福を知らない不幸。世の中、そういうものではないでしょうか。そいう種類のことがわれわれの周囲に見られます。前者は、過酷な労働をして、まずしいものを食べている人々、後者はいわゆる富裕な人々。両方とも危なっかしい状態です。幸福を知った幸福という状態になって、初めて安らかになります」と書いている。論語にある「富貴天に在り」(金持ちや出世は天命によるもので、自力ではどうにもできない)を今一度、思い起こしているのだが・・・。


8月27日 
PCの同好会に出かけた。

8月26日 
PCの練習

8月25日 
昼間は暑い。

8月24日
空気が乾いているから、朝は秋の気配を感じます。

8月23日 
マスコミ批判に反論

 朝の6チャンネルで小泉劇場をシリーズでやっていた。そこへ塩川正十郎氏がゲスト出演し、「小泉首相は偉大な首相であったです。最後まで国民の支持率が50%もあったからです。5年後にそれが確実に評価されます」と、話されていました。そしてマスコミはいつも反権力、反政府で国民の認識を無視して報道しているから方向を誤ると付け加えました。

 確かに 
塩川正十郎氏の指摘も当たっているように思われるかもしれないが、支持率が下がったら、それもマスコミの責任だと言うようにも思えてならない。もし、マスコミが反権力、反政府に立たなかったら、多くの政府や権力者の不祥事が表面化しなかったと思いますよ。言論の自由が保証されてこそ、健全な社会が成立することを忘れてはならないことだけは確かです。

 戦前、言論封じで不幸な道に歩んだ反省の上に、戦後のマスコミのレーゾンデートル(存在理由)があるのを決して忘れてはならない。次期首相と言われる安倍氏は「憲法改正」を打ち出しました。国民皆兵を目指すものでないことを見定めないと、先の大戦の教訓は吹き飛んでしまいかねません。憲法改正の目的が軍事産業の懐を膨らませることでないことも祈りたい。非常に憂慮されます。


 
今回の靖国問題で、極東裁判、講和条約はおかしいとか、あの戦争責任は日本にはないとか、ロシアは8月15日に攻めた卑怯な国だ等々、おかしな議論が時々聞かれます。
 
 戦争に負けるということは大変な屈辱を受けるのです。だから、負ける戦争は絶対に避けないといけないと歴史が教えています。敗戦後、いくら自国の立場を主張しても本気で聞いてくれないことは、これまでの歴史が物語っています。

 日清、日露で勝利した時の日本地図は、中国の一部、台湾、朝鮮、千島などが日本の領土と同じ色で塗られていました。日本では誰もおかしいとは言わないのです。属国となった国の人々は屈辱に耐えていたのです。

 戦勝国というのは、いつも同じです。日本が初めて敗けた戦争で、しかも無条件の降伏という最大の侮辱に屈したのです。当時、A級戦犯と言われる人の中に、条件降伏を主張した人がいたら、戦後、日本人はここまで卑屈にならず、精神的にも救われたと思われます。

 A級戦犯の靖国神社への合祀は一部、日本人には理解されても、海外では皆無であると思われます。ヒトラーと戦死した兵隊と同じ墓に祀られているとしたら、日本人は死んだら同じだ霊だということでお参りできるのでしょうか。外国では少なくともそう理解しているのです。

 そして戦争を知らない世代が多くなるにつれてその反動が起こる予感がします。これを避けるには戦争の悲惨さを少しでも知っている世代の最大の責任です。


8月22日 
アルプスの花, 読書

 『臨死の思想』、『元気に老い、自然に死ぬ』、『死を視ること帰するが如し』、『民族のこころ』の4冊を読んだ。著者の山折 哲雄氏の考えを知りたくて集中的に読んだ。
 こうした類書を相当、読んでいるのはいつか、「死にまつわる」本を書き、自分の最後の拠り所にしたいと考えているからですが、果たしてできるか、どうかははなはだ疑問である。テーマとして難しすぎ自分の思考範囲を超えているからです。


 『死を視ること帰するが如し』で、日本人は外部世界から多くのことを学んだが、自分(山折 哲雄氏)は人生観を考える上で、次のようなことを学んだ。まず、儒教からは「修養」、仏教からは「空とか無」、キリスト教は儒教とか仏教と同列に論じられないことは多くの日本人も同じだろう。西欧から学んだことを一つだけ上げるなら「個人主義」だという。
 それでは、日本から学んだものは「山紫水明の自然」である。
「修養」も「空とか無」、「個人主義」も自然の中に拡散していく。人間の最後の瞬間においては、生命の輝きと静けさがほとんど分かち難く混じり合っているのである―という思いには共感できる。



 ●知人のH氏が今夏の休みに姫川源流、白馬五滝、八方尾根、栂池自然園を旅行され、花の写真を送ってくださいました。人も多いが、花もたっぷり堪能できたそうです。


【カライトソウ H氏撮影】


【ササユリ  H氏撮影


【オニユリ  H氏撮影


【オニユリその2  H氏撮影

8月21日
 映像「正社員になれない」

 深夜に放映された映像「正社員になれない」を録画したものを観て感想を知人のディレクターのO氏に送った。それを掲載します。

Oさま
 
 残暑が厳しいですね。映像「正社員になれない」を拝観しました。なかなかの力作ですね。
 
 派遣法が格差を生んでいるという貴方の主張は表現できていたと思います。この法律の生みの親の学者(法政大学)が当初、思っていた法律ではない方向に行っているという発言がありました。
 
 経団連という現代神は、自分たちに都合のいいように解釈し利用する事にかけては、学者たちは歯がたたないと思いますね。
 
 松下をはじめ、キャノン、日立といった超一流企業といわれるところが派遣法を悪用して偽装しているのです。
 法律違反ではないにしても「ずるい」ということを平気でやる点においてはホリエモンの時間外取引と同じ感覚です。
 
 企業の倫理感喪失が現代社会に投影していると思います。企業の不詳事件が後を絶たないのを見ていますとうんざりしますね。
 
 映像に登場する連合、経団連、派遣会社の社長にしてもいわば他人事ですから、発言から何も伝わってこないのです。
 恐らく、貴方も歯がゆい思いがしたことでしょう。
 
 大企業が派遣法を悪用している実態を訴えたものなら迫力があるでしょうが、弱者の視点からは限界がありますし、映像でこの種のテーマは難しいですね。
 
 先にNHKが格差社会のテーマで多くの人をスタジオに集めてやっていましたが、あれでもなかなか実情は伝わらないですね。
 
 話が飛びますが、映像に登場した二人なら、中小企業では正社員になれると思いますが・・・。先日、中卒の経営者が立売堀で特殊機械の販売で自社ビルを所有するまでになった方の話を聞きました。その時、二人の管理職も同席していましたが、二人とも途中入社で、仕事はもちろん給与にも満足しておられました。こういった中小企業はこれからますます人材不足になりますから、むしろ中小企業を狙った方がいいかも・・・。将来、独立する時も、オールラウンドの経験が役立つと思いますがね。
 
 いつも雑駁な感想ですみません。また、お会いして話し合いましょう。




8月20日 
蜘蛛の子を散らす
 
 
府民の森・むろいけ園地〜信貴スカイライン〜信貴山のどか村へドライブ

 犬がいると、不便を感じる。レストランはもとより、農業公園でも入園できない。
 むろいけ園地で蜘蛛の子が集まって枯葉のような形をつくっていた。それを草で揺すると
、一目散に散らばった。これが「蜘蛛の子を散らす」ということかと思うほどに一瞬であった。しばらくすると、再び集合してくる。はじめて見た。


【はじめは枯葉のようにかたまっていた】

8月19日 
台風の影響で涼しい風が吹く

8月18日 

 
『臨死の思想』、『元気に老いる』、『死を視ること帰するが如し』、『民族のこころ』の4冊を図書館から借りた。

8月17日 お盆も過ぎましたが、残暑は厳しいですね。

 
ニューギニアの戦争博物館
 先日、知人からメールをいただきました。

 「ニューギニアで旧日本軍の遺体探しを続けている知人が出席するというので、出かけてきました。その方にいわく「スタンレー山岳道は最近オーストラリア政府の手でよく整備 され、むつかしいところではなくなりましたよ」ということでした。国際飛行場も近くにあり、治安もいいので、西部ニューギニアにくらべれば、安心して簡単に行けそうです。その人はこの秋にも2,3回行く計画があるような話でした。この戦争博物館に、お父様の作品が収められれば、すばらしいですね。」

 ぜひ、ご覧ください

 TV会社で報道記者をしている友人から、作品紹介の連絡がきました。ぜひ、録画をして見てあげてください。感想をお待ちしています。

 「私(毎日放送)が、制作した映像06が8月20日(日)の深夜25時(午前1時)15分〜26時15分で放送されます。内容は、ここ数年で増えている、非正社員たちの実態です。

 不安定雇用、低収入で暮らす、非正社員たちは、企業の人件費カットで急増し、現在は、勤労者全体の3割を占めます。

 非正社員が増えた背景には90年代の規制緩和があり、盲目的に受け入れた規制緩和、構造改革がいかに庶民の生活を圧迫しているのか、と描いています。



 
ペット
会長
 
先日、宮島でK先輩に聞いた話です。彼は川崎の1,000所帯の分譲マンションでペット委員会の会長をしているという人です。約1割、100所帯がペットの犬、猫を飼っているのです。これだけの集合住宅では、ペット紛争が起こるようです。

 ペットを飼っていない所帯から苦情が寄せられる。そのために、委員会では厳しいルールを設けて絶えず、啓蒙運動しているというのです。

1、犬の散歩(犬は散歩しないと、ストレスが溜まる。大便は外でないとしないそうです)で糞の処理はもとより、オシッコのあとはペットボトルで水を持ち歩き、かけて行く
1.エレベーターに乗る時は、ペットを抱えるか、誰も乗らないエレベーターが来るまで待つ
1.泣き声が外に漏れないよう、矯正する
1、犬、猫のトイレをベランダに置かない

 こうしたルールを厳重に守ることを義務付けているそうです。そうしないと、マンションの価値が下がるようです。そこまでしてペットをと思ってしまいますが、子供のように扱う人は少なくないようです。
今、私たちが預かっているパピオンはカラスが鳴いても吠える時がありますが、それは一戸建ちの家だから許されるのだと言います。集合住宅では、そのことでノイローゼになるそうです。

 同席していた義理の妹さんは「広島のマンションではペット組と非ペット組のエレベータを分けています」というほど、ペットの匂いが嫌われるそうです。まぁ、平和なんでしょうね。

 
技術の伝承
 団塊の世代が退職する2007年問題。中小企業の高度加工技術の伝承が大きな問題になっている。このことを少し、勉強する。



8月16日
 『右脳型情報人間』は面白い本でした。
 1930年の日本の平均寿命は40歳、今は80歳。50年で2倍に伸びたのは人類史上初めてのこと。シニアから見ると、今の若い世代が理解できないと言うが、この本の著者は、「年齢を2で割った年が本当の年齢だと思えばよい」と言う。20歳の若者は10歳の精神年齢だと思って付き合えば理解できるというわけである。

 そのほか、右脳型人間は長生きする、80歳以上はボケないので、80歳を目標とする、本当の遊びは個々の努力の集積―といったユニークでなるほどと思わせる内容である。


8月14日〜15日 花火
 広島・宮島の花火見物に出かける。
お盆の真最中、新幹線も満員。広島から宮島へ向う道路も午後は混んでいた。
 K邸宅は宮島口の丘の上に建つ立派な別荘風の建物だった。正面に宮島、厳島神社が見え、花火もよく見えた。花火を見て、旨い酒を酌み交わしながら談笑、夏の思い出となった。


【K宅から見る宮島】

K宅から見る宮島の花火】

8月13日 
靖国問題一色である。

8月12日 
同窓会
 昭和30年卒業の小学校同窓会が大阪市内のホテルで開催された。2年おきに開かれているが、この前後のクラスでは開かれていないので、この小学校では非常に珍しいようです。お盆休みのためか3組で計28人の参加と、例年になく少ない。担任の先生の参加は1人になった。
 物故者も徐々に増え、健康を害する人、現役を退く人も多く出てきた。
 いつまで続くか、分からないが参加者は楽しいひと時を過ごしたことは確かである。
 
 【昭和30年卒業の小学校同窓会記念写真】

8月11日
総会屋
 
旧友からTELあり、一献酌み交わす。企業と総会屋の腐れ縁の話を聞く。サラリーマンは一度、出来た関係をよう断ち切られないことが分かる。トップがこれに手をつけるには辞任の覚悟が要る。これも一度、得た権力をそう簡単に手放せない。どんどん深みにはまっていく。表面化するまでどうしようもない。ここでも公の利益よりも私の利益が優先される。

8月10日 
熱い日が続く
青色申告準備のため、上期決算集計の作業


8月9日 
へんな工事屋

 上水道の水道管について自宅敷地内は市役所では検査しないので、無料で点検してあげますー大きな声で玄関に工事業者のなりをした男が現われた。いま、家の前では下水道工事中なので、てっきりその関係かと思ってしまうが、全く関係がない。点検は無料でも水道管が疲労しているとか何とか言って、法外な値段を吹っかけるに違いない。近所はみなさん検査を受けられますよと、言うのである。キッパリト断ったら、すんなりと引き上げた。年をとると、この手の商売に引っかかるので、注意が必要である。


8月8日 
読書
 
夕方、「サステイナビリティ・サイエンスとは何か」というテーマの集いに参加した。旧知の友人が3人いた。そのひとりは「工学倫理」を大学で講義している。その講義集団(化学系)がまとめた『技術者による実践的工学倫理』(化学同人)を購入した。日ごろ、経営者らの倫理感喪失を嘆いているので、興味を持った。

 サステイナビリティ・サイエンスの方は、大阪大学大学院工学研究所教授盛岡通氏の話で、全国の主要大学と連携して『地球の食料問題、温暖化防止等の問題」について幅広い見地から考察して提言しようという野心的なプロジェクトである。普通、学者は自分の専門の世界に閉じこもりがちだが、土木が専門と言う盛岡通氏は実に幅広い知識を持っておられる方で、こうした学際的なプロジェクトを推進されるには適任者だと感じました。
 地球をなんとかこれ以上、悪化させないシナリオが期待されるが、話を聞いていて、どこまで実現性があるか、理解不足もあって分からなかった。

 本といえば、この盆前後に手にしている本は次のようなもの。
 『森林と日本人』、『日本人の心の習慣』、『人と人との間』、『右脳と左脳』、『現代日本の精神構造』、『右脳型情報人間』、「右脳は天才?それとも』(以上は図書館で借りたもの)、それに『NHKの中高年のパソコン講座8−10月号』である。
 この中でいいと思ったのは、『現代日本の精神構造』ぐらい。あとは難しくて理解できないか、分かりにくかった。


8月7日   3毒
 先日の朝の「報道2006」で京セラの稲盛和夫氏と民主党代表小沢一朗氏の対談で稲盛氏が仏教の三毒のことを紹介していた。岩波の『仏教辞典』によると、「衆生の善心を害する、もっとも根本的な3種の煩悩を毒に例えたもの。それは貪欲(むさぼり)、瞋恚(しんい=怒り)、愚癡(仏教の教えを知らないこと、無知)の3つを言うとある。
 人間なら誰もがこの3毒を併せ持つが、同時に抑制する力が働く。ところが昨今の事件を見ていると、その抑制力に欠けると、稲盛氏は指摘する。

 私は拝金主義が抑制力を弱めていると思う。昨今の経済事件を見聞していると、経営者から管理職、一般従業員に至るまで目先の利益にのみ向い、良悪のモノサシをなくしているからだと思う。一線を越えてはならない考えを持たない人間が多すぎる。
 
 松下や日立、キャノンといった超優良企業といわれるところが、派遣法を悪用していると報じられた。もし、報道通りだとしたら、これらの企業は「ずるい」という印象を与え、外国では「アンフェアー」だとして批判される。この底流にも拝金主義がはびこっている証左を見る思いである。


8月6日 季刊誌特集の取材準備
8月5日 
原稿修正作業
8月4日
 久しぶりに滋賀・大津に出かけた。かつて1年だけ勤務した地で、その頃に知り合った友人と20年近く付き合っている。時々、一献、傾けている。大津の駅前もひところより整理されていた。





8月3日
晴れ 
定年 健康 そして・・・

 
パソコンクラブの宿題{仲間の募集チラシ)をつくって送った。

 大手紙に36年間勤めた知人から定年退職の挨拶状が届いた。「定年後は2〜3年韓国ソウル、その後中国・蘇州に移り住んで日韓、日中交流に役立つテーマを見つけ、取材する」とありました。もともとアジアに関心があったので、定年後は一番興味あることに専念されるのです。
 
 私の後の人たちも定年を迎えられる年になりました。第二の人生の生き方はさまざまですが、いずれにしても夢のように過ぎていきます。同じ夢ならいい夢を見たいものだとつくづく思います。そう、浮世の義理もほどほどにして精神が安定する道を歩みたいものだと、これもまた、夢の如く過ごす昨今です。

 定年後、なんと言っても「健康」状態で決まります。季刊誌秋号で医療の最先端を取り上げますが、健康であり続けるにも、大変なカネがかかることが分かりました。それでも時代のニーズはそちらに向いています。

 蛇足的に書きますが、昨日の亀田兄のボクシング試合は、素人目にもせいぜい引き分けか、敗北です。あれで亀田が王座を奪うことができたというなら、TBS(放送を特集)、とくに日ごろ、みのもんた氏の舌鋒鋭く切り込んでいるのだから、あの判定も斬ってほしいものだ。あれは専門家の判定と言うなら、説明責任がある。多くの人が感じているように、あの試合には疑惑の匂いがする。
 こうしたことが結局、子供たちにも影響する。TVは害を与えていると言われる所以である。


 8月2日(火)晴れ

 毎日、暑い日が続く。知人(有力新聞販売店社長)の息子さんの結婚案内状が届いた。お世話になっているので万難を排して出席するつもりである。

         
【庭で見つけた<コガネクモ>です】                【公園でよく見るコミスジです】

8月2日 敵対的TOB
     
久しぶりに聞くTOBである。業界トップの王子製紙が北越製紙を吸収合併するために、TOBに踏み切るという。王子製紙は国際競争力をつけるには、この選択しかないという論理である。仮にその論理が正しいとしても、それはあくまで机上の論理である。企業は人間の集団である。友好的合併でも社内をまとめるのが難しい日本の企業風土である、まして敵対的合併となれば、北越の役員はほぼ全員解雇であろう。王子は北越の人材がほしいのではなく、設備がほしいとなれば、従業員の行く末もそう明るいものではない。王子の従業員はいいように思うかもしれないが、人間関係で余分な神経を使うことになるので、決していいとは言えない。
 王子社長を知らないのでなんとも言えないが、人の心を理解できずに力任せの合併は前途に暗雲を招く危険はある。TVで見る限り傲慢さを感じるのは私一人だけではあるまい。仮に三菱商事が仲介役で和解しても、いったんついた心の傷は消えない。
恐らく、両社の役員、三菱商事も経済の論理で「損か得」かのモノサシで判断、冷酷な結論を導き出すだろう。人の心を掴むには高邁な志、哲学そして夢を語れないなら、必ず失敗するだろう。注目したい。

8月1日 生命を大切な思想
 
「埼玉県ふじみ野市の市営大井プールから運び出される戸丸瑛梨香ちゃんとみられる女児。プールの吸水口に吸い込まれ、病院へ搬送されたが、死亡が確認された(31日午後7時46分、埼玉県ふじみ野市)(時事通信社)」

 
梅雨明けの夏休み、なんとも痛ましい事故である。詳細が分からないので、なんとも言えないが、ただ、TVで見る排水溝のパイプにも網目の蓋を取り付けていたらと悔やまれる。子供の生命の危険があるのだから、二重の安全設計が求められる。ただ、外側の二つのガードがめったに外れないほど頑丈に取り付けられ、朝の点検でも確認されていたものが、はずされたと言うことは、人為的に誰かがはずしたことになるのだが・・・・。

 いずれにしてもパロマの湯沸しをはじめ人間の生命に対して昨今はあまりにも軽佻な対応が目立つ。NHKの世論調査で日本人のモラル低下を認める人が6割以上いるが、翻って自分のモラルについては6割以上の人が高いと答えている。ある精神科学者は「競争社会が激しくなると、他人を押しのけてでも勝とうとする意識が高まり、その結果がこうした回答になっている」とコメントしていた。

31日のビートたけしのTVタックルで「天皇陛下の靖国参拝メモ」について、浜田幸一氏の発言は注目された。「自分の親類の多くは、天皇陛下のためだから喜んで死んでいった。それなのになぜ、天皇陛下は靖国神社に参拝されないのか、理解できない」という趣旨の内容であるが、その前後の内容を含めて勇気のいる発言だった。戦争を知らない人と戦争の悲惨な経験をした人では、こうしたことに関連する発言は大きく違うことがしばしばである。

 私が編集している季刊誌『Brain Trust』の編集後記に以下の文を添えました。
…毎日のニュースを見ていて「今は、どういう時代?」と思う人は少なくないはずだ。団塊の世代以降の人間の理解を超えている事件が多過ぎる。それでも「赤紙」一枚で生命を奪い取られた戦前の軍国主義・日本に比べると平和な日本だと思う。学徒出陣でニューギニアの戦地に赴いた知人の兄は敗戦の間際に現地の芋畑で芋を盗んだために殺され、いまだに遺骨も戻らない。それで元気なうちに知人は現地を訪れたいと云う。


 8月1日(火)晴れ

HANABI

 「14日は、K先輩の文面によりますと、「K邸で雑魚寝」だと思います。当日の宮島および宮島口周辺のホテルは1年前から予約でいっぱいです。広島へ帰る電車は超満員です。従って、飲み明かすしかなかろうと思われます。
 それでもホテルを予約せよ、とのご命令でしたら、広島市内となります。 なお、かような事情で、当日の交通は大変混雑します。できましたら、昼ごろ、落ち会えれば好都合です。」 

 確か、たけしの映画に「HANABI」がありました。このお盆には、広島の宮島の花火大会に出かける予定です。知人のメールによりますと、宮島周辺のホテル、旅館は昨年から予約で一杯だそうです。したがいまして、先輩の邸宅(お住まいは川崎)で大勢の人と雑魚寝になると、連絡を受けました。花火を見るのも大変です。

 花火といえば、『大商ニュース』(2006年7月10日号)の小生のインタビュー記事をご参考に掲載します。ぜひ、十三の花火も楽しんでください。


7月31日 一日、執筆と読書、原稿依頼者へ執筆料振込み。

大商ニュース2006年7月10日号
「核心を聞く」

なにわ淀川花火大会運営本部長
(がんこフードサービス代表取締役会長)小嶋 淳司 氏

世界有数の花火大会へ夢を

夏の風物詩は夜空を彩る花火だが、警備強化など諸経費増で

全国的に休止傾向にある。そうした状況下でオール関西の

事業として名称も新たに「なにわ淀川花火大会」が8月5日に

十三大橋から大淀大橋間の河川敷で開催される。

そこで大会運営本部長の小嶋淳司氏に大会にかける熱い思いを聞いた。

――今年から大会の名称を改められました。

 「従来の“平成淀川花火大会”のイメージチェンジを図り、

オール関西で結束するため名称を変えたのです。これにより財政、

実務面で一段と強化されました」

――なにわ淀川花火大会の特徴は。

 「この花火大会は地域住民、商店、事業所が一体となった

“町衆”の力で運営している点が最大の特徴です。当日、

50万人以上の観客予定ですが、地域住民のボランティアの方々は清掃、

整理も手伝ってくれます」

「そして今年から大阪府、大阪市、関西経済連合会、関西経済同友会、

大阪商工会議所の支援を得て『大阪の賑わい創出』と

知名度アップに期待できます。規模、内容とも日本有数の花火大会だ

と自負しています」

――なにわ淀川花火大会の誕生からこれまでの経緯

 「この大会の母体は、17年間続きました“十三どんとこい祭”

の流れを受け継ぐ中で自然発生的に生まれ、花火大会は今年で18回目

を迎えます。阪神・淡路大震災の時も議論をしましたが、『こういう時こそ、

元気づけるためにも実行すべきだ』という町衆の声で盛り上げました。

いつの時代も危機的なことは、起こりうるが、それを我々の知恵と工夫、

そして努力で切り抜けなければ、継続はできません。住民らの大変な努力で

小額の寄付金を積み重ね、継続してきたことは驚嘆に値します」

――今年の大会の見所、テーマは。

 「この花火大会は都市型では国内有数の規模を誇っています。打ち上げる

花火数八、〇〇〇発はコンピュータ制御され芸術の域に達しています。

今年のテーマは“夏の彩 感動ドラマチックナイト!”と銘打って、

初めてイタリアの花火を打ち上げるほか、子供向けにウルトラマンなど形花火

も増やしています」

――大阪の賑わい創出に向け、同大会の一層の発展が期待されます。

 「大阪は元気です。いま、元気がないというマインドを払拭することが

求められます。そのためには、みんなが汗をかいてアクションを起こすこ

とです。我々も世界の花火大会を目指します。そうした積み重ねが必ず元気

にします。大阪をマイナスイメージで捉えるのではなく、例えばミナミの雑踏は

庶民性の発露で活力ですよ。」

略歴

小嶋淳司氏(こじま・あつし)1935年7月生まれ、和歌山県出身、

1963年がんこ寿司創業、2005年がんこフードサービス会長、

2006年関西経済同友会代表幹事就任