(ブッポウソウ、下記に説明)
近況 先月号で「古希」を機に日記にピリオドを打とうかという思いでつぶやいたところ、ご心配をいただいた向きもありました。体調(精神的なものも含めて)も万全とはいえないのと、いま連載中の2本の原稿(小説と写真・文で綴る巻頭言)に集中したい気持があって、HPの日記はある程度、役割を終えたと考えたからです。
古希まで2ヶ月ありますから、その間に再考しようと思っています。ただ今後は毎月の更新でなく不定期にしますのでよろしくお願いします。
古書3代
拙宅に3代にわたる蔵書をかかえ、前々から家人が「なんとか処分できないの」とことあるごとに、愚痴られていました。図書館や博物館に寄贈も考え、数年前には大阪・中之島図書館に十数冊寄贈もしました。それはそれで喜ばれました。ただこういうところはほしい本(相当、価値がある本)だけを受け取るだけです。
新刊本などは、近くの図書館にダンボールにつめて運びましたが、ただ受け取るだけで、どう処分されたかは定かではありません。時にはブックオフで見積もってもらうと若い女子店員が二速三文の値をつけましたので、持ちかえるなど右往左往する日々を送ってきました。
蔵書も古希を機に家人の長年の愚痴にストップをかけようと、貴重本(江戸~昭和初期)のリストを作成、大阪駅近くの老舗古書店に出かけました。
「古書も不況です。それほどまとまった本を引き取ってくれる店はおまへんやろ」とすげない返事です。以前、この店に二冊持参したら、そこそこの値をつけ評価してくれましたので期待したのですがダメでした。
そこで大阪・心斎橋と東京・東大赤門前の古書店に同じリストを送り査定・買取を依頼しました。すると、両店とも拙宅を訪問して見せてほしいと興味をもっていただきました。今度こそは家人を黙らせるとの思いでおります。
昨今の世相
30~40代のサラリーマン給与から差し引かれる厚生年金保険料は相当な額です。「これはすべて現役シニアのためになっている。自分たちの年金はもらえない」と、諦めと嘆きが伝わってきます。
「だいたい大学生の数が半減しており、100%入学になっている。この先、どうなるか見えている」
と少子高齢化はいまの若い人たちにこそ不安を与えています。
政治
―小学生時代の友人からのメール
「私のモヤモヤ気分をメールします。民主党のマニュフェストは嘘ばっかり!(票獲得のため、出来もしないマニュフェストだった、腹が立つ)民主党の人材の乏しい事。なんですか?あの防衛大臣の田中さん。ビックリ仰天の知識の無さ。
小沢さんの離党問題。小沢チルドレンの1年生議員がほとんど!『壊し屋の小沢』では国民は不安でついて行きませんよ。原発問題。私たちが選んだ国会議員なので超党派を越えた議員の活動を見せて
ほしいものでした。
これが庶民の見方だろうと思います。
今後、政局はどうなるかわかりません。民主党の幹部もマニフェスト違反を承知で消費税増税に突き進んでいることはわかっていると思います。野田首相にとって自公の理解が得られる政策はこの一点にしかなく、がむしゃらに進んでいます。法案成立後、どうなるか、仮に選挙が行われてもその後のことはわかりません。政治評論家の多くが目先の動きをコメントしているだけで、1年先さらにその先を説得力をもって見通せていないように思います。
読者からの声
いずれ電力不足の声が出るのは当然と思っていたのですが、5月にもなってから議論されているのは全く政治家の怠慢としか思えません。お若い方(70才位以下)のご意見、今の政治家の言動についてのご感想を伺いたいと思い、その端緒にでもなればと思い老人の意見を出させて頂きます。5月末に書きだしたのですが、大学で理論的な原子力関係の仕事をしていた友人の意見や広い視点からの状況を聞き、小生の意見も実はぐらついています。今日既に報道されている状況に近い事も含まれていますが、あえてそのままにしました。
「脱原発をどうして実現するのか」
1)原因の究明
福島第一原発はGE製と聞いていますが、現状のようになった原因は今までに科学的に公表されていないのではないだろうか?あちこちの情報を集めると1号機はGE製の古いタイプのようであるが、このことは東電からも政府からも何故か発表されていない。大飯原発と問題の1号機との違いをはっきりさせる事は事故の原因を明らかにするために、また稼働を再開するために必要だろう。1号機と同じタイプで、同じ機種の原発が国内や日本以外にあればその原因を究明する事は世界的にも必要であろう。
2)ドイツの脱原発
ドイツは脱原発を決めたが、10年ほど先に実現しようという事で今すぐの話ではない。ドイツは2000年頃から検討を始め、2002年脱原発法を成立させた。そのときは約10年ほど先にすべての原発を止める事だった。その後いくらかの延長があったが、いずれ完全に原発を止める事に違いはない。日本の事故を見て確信した点はあったかも知れないが、10年余り前から検討していて極めて計画的であ
る。ドイツは言うまでもなくヨーロッパ大陸にあり、フランスやロシアなどからも電力を融通したりされたりする事が可能で、過去にも今でも行っている。これからもその方針は変わらないだろう。よく知られているようにフランスは原発の比重が高い。我々としてはやや矛盾を感じるのだが。ドイツはまた未掘の石炭資源が豊富な事が知られている。更にロシアは石油やLNG資源を持っていて、ヨーロッ
パ諸国へパイプによる輸出もしている。
3)日本の事情
日本のエネルギー政策がどうなっているのか全く見えてこない。民主党だけでなく野党にも殆どすべての政治家はエネルギーの重要さを感じていないのではないか。感情的な世論(ジャーナリズムにも責任があろうが)の後追いをしているだけのような気がする。政治家の無能ぶりにあきれるばかりであり、その政治家たちを選出したのは我々日本の有権者である事を考えれば前途が暗くなるばかりである。
「我々日本は資源を持たないから、これからは自然のエネルギーだ」というのは正しいと思う。自然エネルギーで日本の電力需要の可成りの部分をまかなえるようになるのは、恐らく何十年か先の事であろう。従来からの水力と太陽光、風力は国内でも一部実用化はされているし、ヨーロッパでは可成りの実績がある。水力をのぞいた他の自然エネルギー(太陽光、地熱、風力、潮力)はいずれも一般的に技術的に実用化されているわけではない。日本の特殊事情である、地震、津波、台風、洪水に耐え、コスト的にも何とか実用的になるには恐らく10年 20年あるいはそれ以上かかるのではないか。少なくとも1年や2年で解決できる事ではない。
4)節電と計画停電
新聞を見ていると節電や計画停電は家庭だけに絞られているような感じを受けるが、生活に直結する生鮮食料品(鮮魚、肉類)の流通段階における冷凍庫などは何時間くらいの停電に耐えられるのだろうか?IT産業や製造業だけでなく、これも生活に密着している銀行のATMなども使えなくなるのではないか? 決して医療機関だけが絶対必要な部門だと言うわけではない。
そのような分野だけを除いて停電させるようなきめ細かい計画停電が可能なのか?自発的な節電だけでこの夏が乗り切れるとはとうてい思えないのだが。また計画停電も多くの難しい問題を抱えている。
5)製造業
そこで政府は製造業の自発的な休業を期待しているのか、あるいは要請しようと しているのだろうか?戦後日本は多くの種類の優秀な製品を開発し製造し輸出して外貨を稼ぎ、原料資材や食料、燃料を海外から輸入してきた。今日 IT 産業が可成りの部分を占めては来たが、国としての従来からのビジネスモデルは未だ暫くは続くだろうと思われる。円高や労働力のために、海外生産が可成り進みつつあるがこれからの何年かの間、毎夏、生産を電力不足のために低下させるような事は国内の製造業に大きな打撃を与え更に海外生産を促進する事になろう。
6)日本は島国
電力の海外からの輸入は将来海底送電線が実現すれば可能だろうが、恐らく未だ10年以上はかかるだろう。日本近海のオイルシェールからのLNG生産もまだまだ先の事だと思う。とすれば中近東からの石油、LNG、オーストラリアなどからの石炭の輸入と、近い将来アメリカからのオイルシェール由来のLNGに頼らざるを得ない。
今日の、今後の世界情勢の中でエネルギー源の可成りの部分を輸入に頼る事はどうであろうか?日本の大きな弱点であることは間違いない。今から70年余り前、日本が戦争の火蓋を切った時期の直接の原因は、このままでは石油の備蓄が減少しするばかりで、じり貧になる事を恐れた事ではなかったか。老人が言いたいのはこの国のエネルギー源の重要性である。
7)原発の廃炉と原発の今後
原発は廃炉にするために10年位の長い年月がかかるという。福島の第一原発も可成りの年月、人手と費用をかけて廃炉作業が続く事になろう。その後、更に使用済みの核燃料の保管が問題になる。
このように現在の原発は福島の事故のように広範囲に危険を及ぼすであるばかりでなく、使用後のあるいは事故後の処理に膨大な時間と費用がかかる事は確からしい。
もし大飯原発や今まで稼働してきた原発を廃炉にするとすれば、何年間かかるのだろうか?そしてその間にもし大きな地震が起こればどうなるのだろうか?すべての原発を直ちに止める事を主張している皆さんはどう考えているのだろうか?
確かに原発はやっかいなもので危険なものである事は確かである。今世界に多くの原発が稼働している。電力を必要とする開発途上国では、今、原発が計画され、建設されつつある。
インドや中国で可成りの数の原発が計画されていると言う。将来もしこれらの一つが大きな事故を起こしたらどうなるのか?地理的に最も近い中国で、もし大きな事故が起これば―中国でも地震は起こる―放射性物質が偏西風に乗って日本列島までくる事は黄砂の例を見ても確かだろう。
そこでこの素人の老人が思うのは、
①廃炉をなるべく短期間に安全に可能にする技術
②自然災害に強い原発を開発する研究
③核燃料のリサイクルの問題
これらの研究が必要になろう。これは日本の為だけでなく世界的に必要であり、各国で研究しているとしても、福島の事故を起こした日本は何らかの寄与をすべき義務があるように思うのだが。本当に原発が危険なものなら世界的に脱原発を言うべきだろう。
当面はやむを得ず既存の原発の耐震、耐水姓などを改善しつつ稼働させて、今後5年以内に日本のエネルギー源をどうすべきかを徹底的に議論すべきではないか。
日本人だけではないだろうが、本質を見ないで結果だけで判断して感情的に原発の稼働反対を唱えている人々が多いような気がする。このような時にこそ冷静な判断が必要である。月並みな言い方だが、政治家は時の流れ国民の一時の感情の流れに巻き込まれず、冷静に判断してこの日本をリードしてほしい。
以上
読 書
『ココダー遥かなる戦いの道』(ハート出版)が最近、刊行されました。著者はクレイグ・コリーと丸谷元人の共著で、英語版はオーストラリアで先に発売され好評を得た大作本です。続いてこのほど日本語版の発行の運びとなったそうです。
この本の日本側の著者丸谷元人に協力したことで、この本を知りました。
前書きで著者が書いています。
―「ココダ街道の戦い」は日本軍による「ポートモレスビー攻略作戦」で、当時、オーストラリアでは国民のナショナリズムを高揚する上で、「日本との戦争の記憶」が大きな政治的役割を果たしていた。その中でも、特に「ココダ街道の戦い」だけが急にクローズアップされ・・・。
~「歴史的な背景のみならず、元日本兵のことをも公正に描き、かつ日本のことを決して不公平に貶めないのであれば協力しましょう」ということで、まず映画づくりからはじめ、今回、活字に残そうと出版に踏み切ったと言う。
ニューギニアで繰り広げられた両軍の凄まじい戦いは、戦争のむごさを伝えている。
野鳥の写真(冒頭に掲載)
「先日、奥大山の木谷沢渓谷へ行きました。ここは昨年、予定した日に台風が来て中止をした場所です。現地について吃驚、その昨年の台風で散策路が埋まっていました。
勝山の従姉妹が5回目の「のれん展」を開催しているので一寸覗き、
吉備中央町のブッポウソウの写真を撮って来ました。
電線どまりばかりだったので諦めて帰ろうとしたら虫を咥えて巣箱に向かう鳥を捕らえました。下手な鉄砲数撃てば当たるの一発です。
(撮影者:掘英彦氏)
旅
昨年、第一回大久野島写眞コンテストで入賞したので、休暇村の宿泊招待券が贈られてきた。ついでに安芸の小京都・竹原(写真トップページ)まで足をのばした。期待したほどではなかったが、季節が変わればいいのかも。
最後までお読みいただきありがとうございました。
日記は今後、不定期の更新になります。
●近況
古希を目前にして、からだに故障がでてきた。60代、70代、80代と代替わりの前後は気をつけよと言わ
れているが、実感している今日この頃です。
飲料水に段ボール箱ペットボトル6本入りをスーパから運んでいたが、友人(化学専門)が「容器から
有害物が溶けているよ」と聞いたので、思い切って彼のすすめで淨水器(ダスキン)に切り替えた。
(小さなリングですが・・・)
金環日食(5月21日)を見るため、朝の6時に家を出て花博が開かれた鶴見緑地までクルマで出かけた。
あいにくの曇り空であったが、雲の間からなんとか見られた。(写真)
●原発の町(福井県大飯郡高浜町)
(穏やかな内海の奥に大飯原発が見える=6月2日午前10時撮影)
ある経済団体の主催で休日に開かれた会合で「私の見る日本とこれから」と題して話した。高浜は関電
の原発のある町で、どうしても原発問題に触れざるを得なかった。が、とくにハプニングもなかった。
●旅&写真
写真:霧の郷たかはら(5月8日午後6時ごろ)
◎和歌山の霧の郷、兵庫の竹田城(表紙)に撮影に出かけた。どちらも下見のためであったが、霧の郷
は霧ではなく煙がたなびいていた。一方、竹田城の雲海はこの時期はダメだが、この日の早朝は霧がかか
り幻想的だった。
写真:竹田城からの眺望
◎金環日食の観察の後、般若寺(奈良)に出かけた。ここは別名コスモス寺として有名だが、時期外れ
だった。でも満足できた。(写真上)
◎万博が開かれた千里の近くにヒメホタルがでると聞いて出かけたが、ほとんど見られなかった。
●友人からの写真(堀 英彦氏撮影)
◎久しぶりにアカショウビンの写真を撮ったので送ります。 アカショウビンの撮影は戸隠が一番簡単
でしたが、最近はそうでは無いそうです。
関西では大江山と滋賀県の何某寺近辺に出るとの話でしたが、これも見るのは 出来ても撮影となると
難しい所です。
今回、私が行った所は鳥取県八頭町の「八東ふるさとの森」キャンプ場です。
ここも姿は見るが中々撮れないところでした。
今年はキャンプ場の近くで頻繁に見れるようになり行ってみました。
現地は管理人が入場時間を8時半とし、ロープで規制をしていました。
何しろカメラマンのマナーの悪さは天下一品。自分さえ良ければ良いと。
当然、私もその眼で見られていると思います。
今回は♂♀の写真が撮れました。雌雄同色ですが腹が白い方が♀です。
求愛行動から見れてとれました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました
●5の日記
5月の日記(5月6日発行)
5月の日記
●近況
◎…4月も忙しく動き回りました。動ける時に動こうという気持ちと、「今日と明日」のことだけ考えて生きて行こうと思ってい
ます。
◎…印空寺(京都)の樹齢300年以上といわれる多羅葉樹(葉書の語源)を見に行きました。その庭に「昨日を悔いず 明日を恐れ
ず 今日を楽しい 充実した日に しましょう」(先代の住職瑞元)の石塔があり、我が意を得たりと思いました。
◎…最近の政界にはうんざりしています。また経済界、とくに企業も日本的経営を忘れ、アメリカ式の合理主義だけを真似して、
一番大事な創造力の醸成を怠っているように見えます。
◎…やれ円高、法人税が高い、一方で消費税を上げよ、原発を再稼働しろ―と、経営者は勝手なことを叫び、己の私利私欲を満たす
ことしか考えていないようにも見えます。
◎…人は変化、とくに急激な変化を恐れて改革ができません。脱原発社会は想像もできないから「集団自殺するようなものだ」と
いう見方に人はおののくのです。西ドイツはやるではないですか。日本人もやるとなったら、やれると思いますが、リーダーは
失敗を恐れて決断できないのです。
◎…原発を再稼働するかどうかで、マスメディアは騒いでいますが、アメリカでは今、福島に大地震が起こったら、東電の福島原発
はどうなるか?で論争が巻き起こっているそうです。専門家は「大変なことになる」と、警告しています。
政府は安全宣言をしましたが、大地震が到来したらどうなるかをシミュレーションしていないのではないか。その時は想定外だっ
たと発表するのだろうか。だが、その時は原発の再稼働は永遠にない。
(朝日新聞5月4日付「声」欄に拙文掲載)
◎…先進的な企業はとっくに日本を見捨てています。
●由布岳(4月16日撮影)
●「旅のよろこび㈱」
旅での人との出会い、感動的な景色、感銘を受ける情報は、千金に値すると思っています。だから旅はやめられません。今回、
人づてに訪ねた熊本の旅は充実したものでした。
とくに社長宮川和夫氏が運営されている「旅のよろこび㈱」のことを知って感銘をうけました。詳しくは
HP(http://www.tabinoyorokobi.com/)をご覧ください。また『100人の旅のよろこび』(旅のよろこび㈱発行)には旅人の生
の声が収録されています。
宮川氏は旅行会社に勤務後、地元・熊本で新聞社系の旅行会社で、福祉関係者の北欧福祉視察旅行の添乗員として参加したこと
が、独立する原点になったそうです。
一般に旅行会社のプランはすべて健常者を対象にしています。ところが「旅のよろこび㈱」は身体障害者や高齢者を対象にした
内容です。これをUDツア(ユニバーサル・デザイン旅行)と言うそうです。
UDは身体障害者にも優しいデザインだということで、いろいろな施設や道具のデザインが工夫され普及しています。ところが
旅行をUD化しようという発想は宮川社長ほか、全国でも2、3人程度だったようです。
交通事故での不自由な体、病魔と日々、闘っている人たち、厳しいリハビリを続け、寝床で治療の毎日の人たちにとっては、
旅行は夢のまた夢です。
でもなんとかして旅に出たいという声が宮川社長を支えています。国内だけでなく海外にも身体障害者の方を連れて行くことは、
よほどの情熱と豊富な経験がないとできません。
この会社は社員、旅行介助スタッフの熱い思いに支えられていると言います。宮川社長にいくつか質問をした一部を紹介します。
●阿蘇外輪山(4月15日撮影)
◎UDツアーの全国組織はあるのでしょうか。
宮川社長:今の会社の前身のバリアフリー旅行ネットワークという組織があります。HPがありますので、ご覧ください。
しかし、ほとんどの会員さんが初心者です。この分野に着目されて、ここ1年で加入された方がほとんどです。実際にやっている
のは、会長、副会長、総務の私の3名だけです。
この分野で活動している人は、全国で7名位です。東京に3名、名古屋に1名、京都に1名、広島に1名と私です。
不思議とみんな同じ年齢の45歳から49歳位で、始めた時期もみな同じで、平成8年位です。時々、テレビや新聞の特集番組に
取り上げられます。ニュースになるということは、要するに、まだマイナーなのです。
●阿蘇の火口(4月16日撮影)
◎ビジネスとして成り立ちますか?
宮川社長:利益はでています。が、社長の給料は、昨日載っていた今年の新入社員の初任給と同じ額、社員の給与は、熊本県の
最低賃金です。この給与体系でなら継続していけますが、私たちが死んだら終わりです。これでは駄目です。
この事業は未来永劫に継続しないと意味はありません。私たちの代で終わらないよう、新卒の方が応募してくださるような給与
を払える会社に育てなければいけません。
需要は絶対にある!!と確信しています。超高齢者社会でありますし、高齢になるということは、障害が出てくるわけです。
公的基金をあてにするNPOでは、基金が中止されれば解散です。このUD旅行の分野は、事業として続かないといけませんし、
続くべきである事業と確信しています。なので、NPOではなく、株式会社にこだわっています。
弊社は、社会貢献型企業、ソーシャルビジネスとでも言うのでしょうか・・・。ボランティアさんを活用し、当事者の夢を
かなえ、当事者が外に出ることで、社会の人の見方が変わり、誰もが暮らしやすい社会に変化していく・・・・そんなことを実践
している会社です。
弊社が、認知されれば、いい経営になると思います。広告宣伝費がないので、新聞に広告を載せられず、口コミで営業している
現状です。福祉関係の総会、集まりがあるという情報を聞きつければ、社会資源の紹介・・・という切り口で、情報提供させて
いただいています。
●九重の吊り橋から望む(4月16日撮影)
◎…桜観賞
今年の開花は天候不順で例年より遅れました。仕事での出張も含めて各地の桜を観ました。
地元では枚岡公園(生駒山)、串川(河内山本)。そして東京では開花日に上野公園、不忍池、千鳥ヶ淵、北の丸公園、皇居、
六義園など。京都の醍醐寺、九州では天草、阿蘇、九重、国東半島などを見ることができました。
やはり自然林の中で楚々と咲いている桜が印象に残りました。
◎…旅の写真
今回は宇土(熊本)の御興来(おこしき)海岸の干潟(表紙参照)と、阿蘇でまずまずの写真が撮れました。御興来海岸の干潟は
干潮と日の入りのタイミングが難しく、撮影した前後日は雨でダメだったのでラッキーでした。
阿蘇では地元のアマカメラマンに連れてもらったのですばらしいスポットから撮影できました。後は帰路で立ち寄った国東半島や
九重、由布岳が良かったです。
●御興来海岸(表紙と同じ)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
近況
◎…寒暖の差が日替わりメニュ―のように変わるので、体調管理が面倒ですね。とくに沖縄から帰ってきた直後は、初夏から
冬に逆戻りした感じでした。
◎…ある民間出身の新人政治家が「出版記念パーテ―」を東京で開く案内が送られてきました。親しい方なので参加したいと
思いましたが、ちょうど予定が入っていて行けないことになりました。
その案内の推薦人を見て驚いたのは、政治評論家2人が入っていることです。本来、評論家は特定の政党人を応援したらダメだと
思いましたが、彼らは頼まれればどの党人でも応援するということでしょうか。さすがに現役の政治記者やジャーナリストが入って
いなかったことにホッとしました。一方、大学教授らは勝ち馬に乗りたい一心で応援しているように見えます。
P:巨大シダが群生(ヤンバルの森で)
◎…先にお知らせしました「~父よ兄よあなたはどこで死んだの~旧南方戦線跡を訪ねて約20年 娘たちの写真展」
(3月5日~15日、朝日新聞大阪本社1階アサヒコムホール)を案内しましたところ、数人の友人が来場してくれました。中でも
90歳になる紳士とは数十年ぶりの再会でしたが、お元気な姿に驚嘆しました。この場をお借りしてお礼申し上げます。
その会場の一角に直木賞作家・岡田誠三コーナーを設けていただき、当時の新聞、受賞作品の雑誌など遺品を陳列しました。
また、オーストラリアでTVで放映された「KOKODA」を会場で流しましたが、日本語の吹き替えでなかったので、以下の
拙文を参考に配布しました。長文ですが、ご興味ある方はご覧ください。
KOKODA(ココダ)
テレビドラマ「KOKODA(ココダ)は日本で放映されていませんので
日本語に吹き替えされていません。それでテレビをご覧になる前に若干の知識を持っていただきますと、概ね内容が伝わってくる
のではないかと思い、KOKODA(ココダ)について説明させていただきます。
これは東部ニューギニアの背骨をなしているオーエンスタンレー山脈の北山麓の地名です。この山脈は海抜3,4千㍍級の山が
連なっています。赤道直下の寒冷地帯で山頂付近は万年雪があるところです。
東部ニューギニアはオーストラリア領でしたから連合軍側の豪州軍が管轄していました。このココダの戦いは日豪両軍の激戦地と
なり、日本軍を初めて退却させたというオーストラリアにとっては、先の戦争ではシンボリックな勝利の戦いとして広く国民に知ら
れています。
このテレビドラマはオーストラリアの映画プロダクションが制作したもので、「KOKODA」という題名はオーストラリア国民に
とっては、日本の真珠湾攻撃のような受け取りをされています。
制作にあたっては現地ロケ、実録ニュース、さらにオーストラリアの記者、専門家の意見、また日本にも撮影クルーを派遣、日本の
関係者のインタビューや従軍記者だった岡田誠三著『失われた部隊』の英語版も引用して平衡感覚を保ちながら描いた番組です。
日本の陸軍が先の太平洋戦争で自ら作戦を立て実行したのが、ポートモレスビ―作戦とインパール作戦です。ポートモレスビ―作戦は
日本側の呼称で、オーストラリアではココダの戦いと名付けています。
日本の南海支隊(約7千人)は昭和17年(1942年)6月、ラバウルからブナ海岸に上陸してニューギニアの首都ポートモレスビ―をオーエン
スタンレー越えで占領する作戦をとったのです。ポートモレスビ―を占領することで、制空権を握り、オーストラリアへの攻撃が容易にで
きるという意図からです。
ブナの海岸からポートモレスビ―まで直線距離で200キロですが、オーエンスタンレー山脈は一つ一つが独立峰よりなるので、実踏破距離
は400キロにもなります。1日2合の計算で20日分の米を背負って行ったのです。
実は陸路の攻略前、5月に海正面からの上陸作戦を試みたのです。ニューギニアの東端を回りかけたところで、アメリカの太平洋艦隊に見
つかり、日本の連合艦隊が急行しサンゴ海々戦となりました。その直後に中部太平洋上で日米主力艦隊がぶつかり合いミッドウェー海戦と
なり、日本の艦隊はほぼ全滅したのです。
このため陸路の作戦に切り替え、南海支隊は無謀ともいえる攻略をしたのです。ジャングルでしかも山岳地帯の戦闘は、市街戦と異なり
日本軍は慣れない初めての経験です。ブナの海岸からココダまでは平地で敵兵はほとんどおらず、ココダから山中に入ると、猛烈な抵抗が
始まったのです。豪州軍はジャングルファイターといわれるほど地形も熟知していて、山の上から待ち構えて狙撃するのです。
それでも日本軍は果敢に攻め、イスラベの戦い、エフオギ渓谷の戦い、そして最激戦となったエフオリバイワ峰の攻撃、その麓に戦闘司
令所を設け、いよいよポートモレスビ―を一挙に攻撃できるところまでたどり着いたのです。オーエンスタンレーを3分の2越えたところ
だったのです。そこへ作戦の停止命令が届いたのです。ガダルカナルに米軍が上陸、陥落したので転進せよという命令です。
連隊長らは苦労してここまで来て転進できないと、大変な激論となりましたが、大本営の電報が鶴の一声になって転進が決定したのです。
オーストラリアの新聞は「日本軍が初めて敵に背を見せた」と、退却を大きく報じたのです。退却の道は軍旗を谷間に捨て、軍規のない
生存競争の道と化したのです。
空からは米軍の戦闘機が執拗に攻撃、さらにマラリアなど病気と飢えで戦死者は増えるばかりとなったのです。戦場で戦ったのは、
日豪軍とも20歳代の若者が中心で、大本営は5,000キロも離れた東京の三宅坂にあって机上で作戦命令するだけだったのです。
豪州軍も同じです。
この「KOKODA」はオーストリア側から見た戦闘ドラマですが、「この世で何が悪いといっても、戦争より悪いものはない」
ことを教えているように思います。
情報
◎…アメリカの友人から届きました。
「仁神術について、参考まで」
和文のHP
http://makiueda.blogspot.com/2010/03/jin-shin-jutu.html#!/2010/03/jin-shin-jutu.html
英文のHP
http://www.jsjinc.net/index.php
沖縄の旅
ヤンバルクイナの撮影に成功(表紙にも)
P:桜島の噴火は3回みました
◎…以前、沖縄ツアーに参加した時、運がよければヤンバルクイナが見られますということを聞いたので、撮り鳥カメラマンでない私は、
なんとしてもこの珍鳥を撮影したい衝動にかられました。
1,000ミリのフィールドスコープ、三却3本、デジカメ4台、脚立ほか、パソコン、IPAD、付属品などかなりの撮影器具、ほかに衣類、
日用品、食料を持って行くとなると、自宅からフェリーを乗り継いでいくのが一番だろうと計画を立てました。
遠い道のりです。大阪南港夕方出港~鹿児島志布志港早朝到着、そこから高速を利用して鹿児島新港まで約1時間半。フェリーは夕方
出港なので、仙厳園で時間をつぶしていますと、幸いというか、桜島の噴火に巡り合わせました。
P桜島
鹿児島新港を夕方出港して那覇港まで奄美など5島に寄港しながら翌日の夕方まで船に揺られるのです。
那覇で一泊、翌朝、国頭村(くにがみそん)の樹海で覆われたヤンバル(山原)の森の宿泊所(2日間宿泊)へ高速で約3時間。その日は
下見で辺戸岬まで東海岸を走りました。3日目の宿泊地の奥やんばるの里にも立ち寄って情報を集めました。ガイドを頼むと一人6,000円と
られますが、人数が少なかったのでガイドは断られました。
ヤンバルクイナを見た人はいますが、写真を撮った人には会わなかったです。宿泊所にもヤンバルクイナの写真(写真集以外)はほとんど
見ない。2日目は早朝から本格的に森を徘徊しました。一瞬、見たのは2回ありましたが、とても撮影できる状態でありませんでした。
30~40m先に鳩より少し大きいヤンバルクイナと思われる鳥を見ましたが、少しでも音がすると茂みに駆け込むのです。
ヤンバルクイナは飛べない鳥ですが、足は速いのです。夜は木にとまって寝るらしいですが、とても夜は怖くて森を歩けません。
遠くにいた1羽を1枚だけ撮りましたが、ヤンバルクイナかどうか、自信がなかったので宿の専門家に見てもらいますと「明らかに形
はヤンバルクイナです」と慰めてくれました。今回はこれくらいで見納めかと諦め気分になりました。
P:このヤンバルクイナ幸運にもこちらに向かってくるではないですか
最終日は奥やんばるの里から4時間かけて那覇まで戻らなければなりません。ほとんど絶望的な気分でヤンバルの森を走りました。
すると県道を横切る二羽のヤンバルクイナに出くわしたのです。悠々と横断して崖に沿って餌を探しながらゆっくり歩いているでは
ないですか。
興奮する気持ちを抑えながらシャッターをきりました。距離にして20~30mで300mmの望遠で撮ったのです。再生すると「やったー!」
と歓声をあげてしまいました。苦労して来た甲斐があったとようやくほっとしました。
P:かなりの急こう配の崖を器用にのぼります
ヤンバルクイナ
1981年の数年前から山階鳥類の研究者らは沖縄本島北部に位置する山原(やんばる)地域で種不明のクイナ類を目撃していたが、開発
による生息地の破壊および分断、交通事故、側溝への雛の滑落、イヌやノネコ、人為的に移入されたジャワマングースによる捕食などに
より生息数は減少しているそうだ。
最後までお読みいただきありがとうございました。
本屋に行くと、今にも国債の暴落、財政破綻等、不安を煽る書籍が並ぶ。社会保障維持のため消費税だ(民主党)、
公共事業失敗を忘れている(自民党)、日銀はインフレターゲット1%に踏み切る、成長知らない若者は無気力となる。
某局の女性ニュースキャスター年収5,000万で格差社会の解説を聞く虚しさ。
◎…USA友人とskypeでの雑談(2月4日)
USA友人:skype時々、調子悪いね。
岡田:他の国でも起こるの?
USA友人:日本、エジプト、パキスタンとの通話で時々、起こる。サイバー(情報空間)環境が良くないのかも?
岡田:ところで、ウィキリークスはいまも健在なの?
USA友人:大丈夫だが、どうもイスラエル関係のリークが少ないことが、疑問視されているようだ。
岡田:ウォールストリートデモ、今も続いているの?
USA友人:もちろんだよ。だけどメディアは伝えていない。他国で起こったときだけ報じている。
岡田:日本国内でデモはほとんど見られない。
USA友人:日本人は改良型民族だから、維新は起こせても革命はできないと言われている。
岡田:そうだな。
USA友人:本日の「アジアタイムズ」が大きく日本の入管について報じている。題は“成田での悪夢”。詳しくは、
HPを送るから見てほしい。
http://www.atimes.com/atimes/Japan/NB04Dh01.html
今日本にいる外国人は日本の難民問題にも興味を持っている。また今年7月に入管法をも若干改正するようだ。
下記のリンク参照。
http://www.rafiq.jp/siryou/nishinihon_nyukan.html
岡田:わかった。
USA友人:アメリカはドイツと日本の軍事基地を決して手放さない。とくにドイツはNATO軍、ECに加盟しているので、
本来、アメリカの基地は不要のはず。ドイツと日本は民族が優秀なので、手放すとえらい強国になることを心配しているからだよ。
そして日本とドイツにはエネルギー源(石油)を直接、絶対に握らせないのだ。
岡田:それにしても、ドイツは日本の原発事故を見て、原発廃止を即決した。日本と比べ、民主国家であるのに、たいしたものだね。
USA友人:私もそう思います。話しはかわりますが、今、インターネット上では3月~6月に、イラン戦争が勃発すると頻繁に
流れている。イラクでもそうだったが、まずイラクを「有罪」と決め付け、イラクに「無罪」を証明しろと迫った。これは大変、
難しいことだよ。
(※2月15日、イランが濃縮ウラン装置の発表をして危機が一段と高まっているが…)
岡田:そうだな。結局、先のイラクにはなにもなかった。イランにIAEAの査察が入って、何もなかったと報告しても疑惑は晴れ
ないのだな。
USA友人:イランは有史(3000年)以来、他国を攻めたことがないのだ。イスラエルは200発も核を保有しているといわれている
ので、イランが核を所有しているとわかれば、猛烈な核攻撃を受けることになる。だからイランは攻撃をしかけるはずがないのだが…。
イランは石油エネルギー以外に、将来を見据えて原子力発電を開発しようとしている。中東周辺国とは民族も異なる。このため
イランをアメリカに同調して批判している。
岡田:北朝鮮は核開発疑惑があっても、攻撃しないのは石油資源が北朝鮮にはないからだな。
USA友人:もちろん、そうだよ。北朝鮮に石油資源があれば、アメリカは今のように悠長なことをしていないと思うよ。
イスラエル、パキスタン、インド、北朝鮮はIAEAに加盟していない“無頼国家”だが、イランは加盟しているんだよ。
おかしいだろう。
岡田:そうだね。
USA友人:日本の首相、鳩山さんが「基地を国外、最低でも県外」と言って、やられただろう。あれほどの見識ある首相が
「基地を国外、最低でも県外」と言うからには、その情報に絶対の自信があったのだよ。これがアメリカの陰謀だと思えば、
納得できるのではないか。アメリカは鳩山、管、小沢は煙たい存在だと思っているのだよ。
かつて田中角栄をロッキード疑惑で退任させたのも同じだよ。
岡田:わかりやすく説得性がある。ロッキード側は取引(米政府と組んで)に応じ、誰も責任に問われていない。考えて見れば、無茶苦茶だね。メディアが情報の根源を追求しないのも、おかしいね。
USA友人:こういうことは証拠がないが、世界の常識だよ。
◎・・・国際情報
「日本の終わり」
遂に日本は貿易赤字国に転落したことで、日本が牽引した時代の終焉を伝えた。下記に詳細。
http://globalpublicsquare.blogs.cnn.com/2012/01/29/zakaria-the-end-of-an-era-in-japan/?hpt=hp_c1
◎・・・日本の捕鯨
日本の友人からメール(1月31日)をもらった。
「TPPに加わって日本のよき習慣までアメリカにいちゃもんをつけられて無くなってしまう恐れもあります。
百年以上続いてきた太地町の捕鯨もいまは欧米から人が来て妨害をしているではないですか。オーストラリアは自国では
カンガルーやワラビーを平気で殺戮しておいて、クジラはダメだという。一事が万事、こういうたぐいの話はいくらでもあります」
このことで例によってアメリカの友人と話した。
「シー・シェパードなど動物愛護の裏にはかならず政治が絡んでいるのだよ。ブッシュミートが有名だが、アフリカなど熱帯雨林
の伐採でかつて容易に入手できなかったブッシュミートで貴重な動物が消えた。シー・シェパードがその辺を全く知らんふりする
はおかしいと思う。白人は熱帯雨林の伐採でチンパンジー、ゴリラなどを絶滅に追い込んでいるのだよ
(※詳細はブッシュミートを検索してください。またUSA友人の友だち・石弘之氏(東大教授)はこの問題に詳しく、著書も多い)
長浜駅近くで
◎・・・映画
『日本列島いきものたちの物語』は久しぶりに感動した映画だった。日本列島の美しさを改めて知る。動物たちのたくましい
生きざまに教えられた。
『ピラミッド 5000年の嘘』は歴史ドキュメンタリ映画。ピラミッドの謎が実に興味深く、わくわくしながら観た。
これも映画かと思うほど、これまでの映画イメージと違った。
『TIME/タイム』は命の価値について問う問題作。格差はカネでなく、時間で見ようという野心作。
◎・・・読書
『病むアメリカ、滅びゆく西洋(The DEATH of WEST)』(ブキャバン著)、『グラハム銀行をしって
いますか』(坪井ひろみ著)『ヴィレッジフォンーグラハム銀行によるマイクロファイナンス事業と途上国開発』を読んだ。
まだ読まれていないなら、とくに『病むアメリカ、滅びゆく西洋』をぜひ読んでみたら。発表から10年経つが、現実味を帯びて
きたことがわかる。
◎・・・旅と写真撮影
冬の長浜と余呉湖に出かけた。SLを撮る鉄マンが沿線に並んでいた。余呉湖ではワカサギ釣りでにぎわっていた。
余呉湖のワカサギ釣り
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
◎…近況1:1月10日、無二の親友で同期Mさんの突然の訃報が届き、絶句した。
東京にMさんと数人で会をつくり、この10年余り、私が上京する日に合わせて一献を交えてきた。
実に人柄がいい二枚目の風貌は誰からも好かれ、多くの友人を持った人だった。Mさんは退任後、
地元の市をはじめ、東京都全体の教育界のために尽力し、志半ばで逝去した。だから葬儀は通夜と
合わせて1,000人近い人が参列され、NHK交響楽団のビオラ演奏者の奏でる音楽で始まり、最後も
ビオラ演奏で締めくくるというMさんらしい葬儀であった。安らかに眠られることをお祈りした。合掌。
◎…近況2
今年もあっという間に1ヵ月が過ぎた。国内も海外も何かありそうな予感があっても、予測できない。
先日、テレビで若い人たちの社会に対する見方、意見を聞いていて多少、驚いたことがある。つまり若い
人たちはツイッタ―やITによるネットワークに入っているので「自分たちの組織以外のことには関心がない」
という意味の発言が印象的だった。外のことはITで調べて「大したことではないと思えると、それ以上の行動
はとらない」と言う。私から言わせれば、とにかくフィールドに出て自分の五感で実際に経験しないモノには、
実感が湧かないし、新しいモノも見えてこない。ネットワークは極端に言えば、虚無、虚偽の世界に見えるが、
どうだろうか。
◎…人種差別
私の毎日の日課の一つがSKYPEでアメリカの友人と話すことである。1時間前後、よく話すテーマがあると
思われそうだが、とにかくくだらない話も含めて続けている。そうするとアメリカでの息遣いまでわかってくる。
アメリカは大統領が黒人になったので、人種差別はないだろうと見られている。とんでもない。アメリカはどうも
一部の白人(正体はわからない)が意のままに世界を動かしているように思える。大統領が黒人でも自分たちの意の
ままに動く大統領ならOKというわけだ。
以前のようなあからさまな人種差別はないが、白人は潜在的に差別意識を持っていることがわかる。例えば、大病院
で手術を受けようとすると、患者が白人なら老練な白人の医師が担当するが、黒人や黄色人種なら医者の卵のような医師
に任せる。まるでモルモット実験にされているような感じを受けるようだ。
不法労働者(通告を怖れる)をきわめて劣悪な条件で働かせ、その上に成り立っている社会であることもわかってくる。
◎…資本主義は本当に続くのか
最近、話し合った一つに資本主義国家というものが、これから先、続くのだろうかーということがある。拡大再生産を
繰り返し、GDPの前年対比という尺度で国の成長を見ているが、そんなこといつまでも続くわけがない。自動車を年間
数千万台市場に出し続けて、おかしくならないはずがない。自給自足、リサイクル経済は成り立たないと思われている。
農業は毎年、同じ耕地面積で生産を続けている。この方法を今一度見直す必要があるのではないか。新しい仕組み、やり方
というものが必要になってくる。そのあたりのことを考えていきたい。
◎…情報
アメリカから下記の面白いメールが届いた。旧知の情報のようであるが、紹介したい。要はリンカーン大統領とケネディ大統領があまりにも酷似している
という歴史ミステリーである。
ヤフーで検索すると、下記のHPが見つかった。古い話のようだが、ただ私も友人も初めて知ったと言うわけで、興味ある方はご覧ください。
AbrahamLincolnwaselected to Congress in 1846.
John F.Kennedywas elected to Congress in 1946.
AbrahamLincolnwaselected President in 1860.
John F. Kennedywas elected President in 1960.
Both wereparticularly concerned with civil rights.
Both wives lost their children while living in theWhiteHouse.
Both Presidents were shot on aFriday.
Both Presidents were shot in thehead
Now it gets reallyweird...
Lincoln 's secretary was namedKennedy.
Kennedy's Secretary was named Lincoln .
Both were assassinated bySoutherners.
Both were succeeded bySoutherners named Johnson.
Andrew Johnson, who succeeded Lincoln, was born in1808..
Lyndon Johnson, who succeeded Kennedy,was born in 1908.
※HP(日本語版)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%B3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%81%A8%E3%82%B1%E3%83%8D%E3%83%87%E3%82%A3%E5%A4%A7%E7%B5%B1%E9%A0%98%E3%81%AE%E5%85%B1%E9%80%9A%E7%82%B9
◎…講演
「世界の情報・これからの羅針盤」と題する元Google本社副社長の村上憲郎氏の講演を聞いた。
「携帯はアイフォーンへ」「TVはスマートTV」に移行すると、次世代の方向について話した。
質問タイムで「Googleが中国で拒絶されたと同じことが、今、アメリカの議会で情報の規制法案が
論議されている。世界は情報の規制強化に向かうのではないか」と、村上憲郎氏の意見を求めた。
「中国の規制とは違うが、私は反対です」という意見だった。これについてはもう少し、事態が進展し
てからお伝えしたいと思っていたが、法案は通らなかったようだ。
◎…写真
1.元旦に富士山を写す。大みそか(山梨側)、元旦(河口湖)から見た富士山。まずまずの天候だった。
2.1月28日、奈良・若草山焼きを初めて撮った。事前に下見して撮影ポイントを決めて、当日2時間前に着くと、
すでに三脚が並び、端っこで我慢しなければならなかった。花火のあと、午後6時30分ごろ点火された。
最後までお読みいただきありがとうございました。
◎…師走
大阪W選挙で橋下氏は民主、自民、共産の既成政党に支えられた現職をはじめ、市職員、労組、関西電力、一部週刊誌を敵に回して、予想外の大差で勝利した。これほどの圧勝を予想した人は少ない。大阪は変わるのか、見つめていきたい。
加齢とともに時はスピード上げる。賀状の前に訃報の葉書が増える。心には木枯らしが吹くような寂しさを感じる。
今年も賀状の花を選定、文面を考える。
【写真】祖谷(いや)のかずら橋(11月21日撮影)
◎…近況
11月は紅葉三昧の月であった。京都、大歩危(徳島)、奈良、和歌山へと足を運んだ。また小学校、中学校の同窓会もあった。友人へのメール通信も活発に行った。アメリカの友人とは毎日のようにSKYPEで話す。日本が朝の7時ならアメリカは夕方の6時(11月、冬時間に変更)で、その頃合いを見て、SKYPEで相手のオンかオフを確認してかける。
多忙で動き回ることで、生を感じている。
【写真】大歩危の朝(撮影11月22日)
◎…日本という国
11月はメール通信で意見交換をした。その中で「チャイナネット」を知った。しっかりしたHPで説得力を感じた。以下の二つのコラムはそれからの引用である。
◎…「TPPは日米に相互利益をもたらすか?」
環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)が最近よく取り沙汰されている。日米はTPPをめぐり、中国や東アジアの方向性に対する政治的解釈を行い、日米の戦略的意図が浮き彫りになっているが、そうは思い通りにいかないだろう。
TPPは、北大西洋条約機構(NATO)でもなければ、日米安保同盟でもない。単なる域内の経済協力体制に過ぎないが、米国はTPPに政治色を持たせようとしている。中米の経済貿易やアジア太平洋の協力体制が健全でうまく意思疎通ができている今日の状況にあって、これは、わざと問題を起こし、自ら悩みの種を作るようなものだ。
政治や軍事でなら、日米間にはもともと「安保同盟」が存在し、台湾海峡、朝鮮半島は目の前にある「火薬庫」であるのに、どうして回り道をする必要があるのか?台湾海峡等は現在いい方向に向かいつつある一方、日米安保は普天間基地問題でさえ解決できずにいる。今の軍政メカニズムはどれも力不足で、TPPを政治の道具としたい日米だが、そう思い通りにはいかないだろう。
日米がTPPから相互に利益を得たい意図は明らかだが、結果は損を見ることになるだろう。
まず、TPPは協力形式に過ぎず、各協力の実体を土台にしなければならない。形式は実体に影響するが、実体には代われない。日米は、形式で操作すれば、自らの実体の困難を解決し、自国の経済的、社会的難局を緩和できると考えているが、それは本末転倒だ。
次に、日本と米国は自由貿易で常に摩擦が存在する。日米安保という同盟があるにもかかわらず、さらにTPPが必要なのは、政治上の親密度を深めたいからだ。日本は全面的に米国に加担したいが、米国は日本に貿易の自由化拡大を迫るに違いない。日米間の摩擦が必然的に再現するだろう。
また、日本国内では野党だけでなく、与党内でも加入に反対の声がある。TPPは日本国内の既存の利益構造を破壊するため、こうした利益の土壌から誕生した政治家らが黙っているはずがない。日本の党派を越えた100人以上の議員が反対運動を起こし、社会に混乱と不安が渦巻いたため、野田首相は15日、「TPPが国家の利益を損ねるようなら加入はしない」との態度を示さざるを得なくなった。(TPP加入による)日本社会への衝撃は東日本大震災をも上回るという声まである。経済面だけでなく、政治面でも日米は意見が異なる。15日付の朝日新聞の社説は「日本はTPPで中国を制約する一方、中国とアジアと協力し、米国を制約する必要がある」と呼びかけた。
他の国もこれについて異議を唱えている。マレーシアの首相が、日本のために協議の進行に影響が出ないよう意見したため、13日のTPP会議から日本は除外された。「合唱」の前からすでにしっくりしない状況だ。長く続いている日米貿易の摩擦がTPPによって解決されるとは思えない。(作者:日本JCC新日本研究所 庚欣副所長)「中国網日本語版(チャイナネット)」(2011年11月17日)
【写真】祖谷(いや)街道(撮影11月22日)
◎…情報戦争
ITが発達した今日、情報が世界を駆け巡っている。先にアメリカの友人から教えられた「YOUICHI SIMATU」の情報を流した。日本ヤフーで検索、以下のコラムを見つけた。
◎…島津洋一とは?
日本人ジャーナリスト、島津洋一氏は6日、米メディアに発表した文章が世界を騒がせている。島津氏は3月11日の巨大地震後、福島第一原発事故に対する日本政府、東京電力の説明は矛盾だらけで、事故拡大の危険を冒しながら、海外からの救援隊の原発内への受け入れを拒んだことに関して、福島第一原発には人に知られたくない秘密があるのではないかという疑問を発した。その秘密というのがなんと、原発で核兵器の開発を行っていたのではないかというのだ。「日本の原発内の核兵器の有無に関わらず、海外メディアがこれに注目しているのは、日本を信用していないということだ。日本は確実かつ有効な行動を国際社会に示さなければならない」、と中国の軍事専門家の彭光謙氏は14日、「環球時報」の記者に語った。
島津氏は国際的に有名なジャーナリストで、かつて日本最大の英字紙「ジャパンタイムズ」の編集長だった。今回の文章は日本でも大きな反響を巻き起こしている。日本のインターネット上では、島津氏を「陰謀論者」と非難し、「でたらめだ」という声もあがっている。
中国の軍事専門家、彭光謙氏は14日、福島原発事故の背後に秘密の核計画があったかを証明することはできないが、こうした疑問は国際社会が日本を信用していないことを示しているとし、日本の事故処理の方法に対する疑問にはさまざまな根拠があり、日本政府の行動が鈍く、態度も不透明だったのは、レベルの問題ではなく、利益を考慮してのことだと指摘する。
彭光謙氏によると、日本は現在、安全性の高くない核技術を核兵器に転化しようとしている可能性があり、その真相に関わらず、日本が奥の手を隠しているのは確かだという。また、恥の文化を基調とする日本はマイナスの情報を意識的或いは無意識的に隠そうとするが、日本の隣国や国際社会には今回の件に関して疑問を投げかける資格がある。この疑問に対して、日本は世界に責任を負うべきであり、納得のいく説明をするべきだ。天災に関しては同情するべきだが、人災に関しては漠然とした言い方だけでは済まされない。
(中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年4月15日)
【写真】祖谷(いや)街道沿いの小便小僧(撮影11月22日)
◎…小島慶三、小島志塾
ある友人から小島志塾を紹介された。これは小島慶三氏の志を引き継いで活動している。
小島慶三氏はエコノミストとして、高度成長の時代から、イギリスの経済学者、思想家
E・F・シューマッハーの『スモール イズ ビューティフル』の紹介者として、近代的経済の限界を指摘、それに代わる経済学、ヒューマノミックスを提唱。農業と環境の重要性を訴える。
文明の衰亡の原因は1.「自然環境の破壊」、2.「社会システムの機能不全」、3.「モラルと内的意欲の喪失」と指摘、現代社会はこの3つが同時に進行しているとする。
それに対して、「人間復興の経済」、「ヒューマノミックス」、「モラルの再生」を提唱する。経済のみならず、文明の諸側面を総合的、哲学的に考察する一方、シューマッハーと同じように、実際家(政策立案者、国会議員)としての側面を持ち、地域共同体レベルから国政レベルに至るまで、全国津々浦々で活発に啓蒙、提言を行ない、多くの実践家(農家、実業家、公務員、政治家など)を育て、あるいは影響を与える。
環境問題研究家、レスター・ブラウンの国内での紹介にも努めた。代表作は、『文明としての農業』、『「農」に還る』、『農業が輝く』、『人間復興の経済学』など。
http://www.kjknet.jp/index.html
●読書
小島志塾に触発されて以下の本を集中的に読んだ。
レスター・ブラウン著『飢餓の世紀』(小島慶三訳、ダイヤモンド社刊、1995年)
①1950年~1980年:人口増加率を大きく上回り、世界の穀物生産は2.6倍、ところが84年以降、減少に転じている
②世界の上位20%の最富裕層と下位20%の最貧層の格差は60年代30対1、90年64対1に達した
③世界の栄養不足人口は約9億人、6人に1人が餓えている
『文化としての たんぼ』(小島慶三+全国小島塾著、ダイヤモンド社刊)
①山形の籾倉で40年保管されたコメが食べられる②江戸時代、イネは「イノチのネだ」と書いてあるように、コメは人間の命の根源、国づくりの根っこの部分、文化の根っこの部分を担ってきた。
コメはストックできることから経済力を持ち、それを握った人間(豪族)が地域社会を統一、国家を形成してきた。
日本人の命の根っこであるコメを丸ごと食べられるようになったのは昭和40年代初めからである。今でも完全自給できる作物はコメだけである。
コメの用途は加工食品、医薬品、化粧品、洗剤等のほか、日本酒、味噌、醤油など日常生活に欠かせないものがほとんど。
そしてたんぼが生みだしたのが、藁の文化である。日本の衣食住を担う最大の遺産である。経済的価値を超えるもので、治山治水の力はものすごい。環境保全のためにはなくてはならない装置である。
農業は大型機械を使う穀倉地帯の方が、経済効率はいいが、環境保全の装置としては、棚田、中山間地帯の未整田がはるかに優れている。
化石系産業の社会は自己崩壊する。100の原材料を使うと、52%が廃棄物となり、つくったモノもいずれ廃棄物になる。廃棄物の文明社会をつくっている。山や海を埋め立てゴミを埋めているが、汚染が進むのは当たり前である。
生命系の産物(農産物、林産物、畜産物、水産物)はリサイクルができる。大規模集約農業は工業の論理で、ゴミの問題で行き詰る。
『食料自給率の“なぜ?”』(末松広行著、扶桑社新書刊)
世界的な穀物価格の高騰のなか、2008年の前半には多くの国々で食料をめぐる抗議行動や暴動が発生した。例えばハイチでデモが激化、5人が死亡、40人が負傷、首相が解任された。20カ国の国々で何らかの抗議行動が起きている。
抗議行動の原因となる穀物について麦、米、とうもろこしが中心である。
おカネがあっても買えない時代に。世界中で食料の高騰や不足が問題になるなか、自国の農産物の輸出規制の国が増えてきた。
食料を安定供給していくために輸入途絶などの不測の事態に対応できる体制を整えておくことである。
「我が国の食料自給率が40%」について不安を抱えている人は全体の8割にもなっている。
『農業が輝く』(小島慶三著、ダイヤモンド社刊)
平成5年、冷夏で凶作、20数年ぶりに255万トンの緊急輸入、平成のコメ騒動のはじまり。
日本は世界に冠たる雨国である。世界の年平均降雨量は約753ミリ、ヨーロッパ、アメリカ500ミリ以下、日本は1815ミリ。これが森林と水田を守る。
文明の滅亡は土の疲弊からはじまる。
【写真】秋の花、皇帝ダリアが咲き誇っている(撮影11月24日)
◎…すごい本屋「隆祥館」(地下鉄谷町線⑦出口前)
いらっしゃいませ、隆祥館書店です。当店がある大阪の上町台地は、歴史のある高台で、近くに「大阪城」「難波宮跡」「細川ガラシャ終焉の地・越中井」があり、空堀商店街を中心とした一画と、長堀通りの北側の安堂寺町・龍造寺町等の一画は、第二次世界大戦の空襲の際に焼けずに残った地域です。安堂寺は、「日本書記」にも登場しており、この町には、今もなお、奥に行けば、格子窓やうだつのある家も残っています。その安堂寺町に生家のあった作家が、直木賞で有名な、直木三十五で、からほり倶楽部や地元市民の力で立ち上げられた「直木三十五記念館」があります。織田作之助も高津中学出身の地元作家です。直木賞候補の地元作家、万城目学の「プリンセストヨトミ」という小説でも、空堀商店街や近隣地区が、舞台になっています。当店は、長堀通りに面しており、谷町筋と上町筋の間で、株式会社エスエスケイさんの向かい、地下鉄谷町6丁目(7)番出口向かいにあります。交通の便が良く、車で来られる方も多くおられます。隣に、パンのブーランジェリーグウさんがあり、国立病院機構大阪医療センターも、徒歩圏内です。当店では、「読書は心の森林浴」というメッセージをテーマにして、読書の素晴らしさを伝えています。また、学力世界一のフィンランドの教育に関する本などを置き、地域の子どもたちへ読書推進をしています。大阪ご当地本や、「大阪人」のバックナンバー・実用書・書籍・辞典・経営書・文庫・新書・自己啓発本・妊婦さんの胎教に良い童謡のCD・絵本・児童書・「ワンピース」などのコミック・月刊誌・週刊誌はもちろん「NHKのテキスト」も常備しております。★毎週組み立てていくスタイルのパートワーク誌★集めていく楽しみのあるパートワーク誌や、車の本の品揃えに力を入れており、「オンリーメルセデス」・「911DAYS」「オンリーBMW」「フェラーリー」などのバックナンバーも常備しております。大阪では、当店でしか購入できない本もあります。当店特有の品揃えになっております。長年のお客様の中には、ミステリー作家の牧野修さんもおられます。当店では本のお取り置き、近隣地区で月額2000円以上お買い上げのお客様に配達のサービスもおこなっています。決済は、クレジット・エデイでもできます。一人一人のお客様とのコミュニケーションのなかで、心のこもったおもてなしをさせていただくよう努力しておりますので、宜しくお願い致します。ご来店お待ち致しております。
◎…紅葉三昧
京都は叡電の貴船、紅葉トンネル、蓮華寺、瑠璃光院、詩仙堂、曼殊院などを訪れた。奈良は浮御堂~飛火野~三月堂そして徳島の大歩危(今年の紅葉は最悪とは、ホテルの人の話)、フェリーで徳島港から和歌山港(約2時間)へ。かつらぎ町の串柿日本一の四郷の串柿祭り(平地区を散策)、最後は高野山を訪れた
【写真】左から①蓮華寺②貴船③関西セミナーハウス(京都)④曼殊院
●先にTPPについて、ご意見を求めましたところ、11月16日現在、届いている意見をまとめました。以下の意見を読まれて、さらに論議をお願いします。
(2011年11月16日)
●TPP(環太平洋経済連携協定)について(2011年11月15日)
(1)
私が日本はTPPに参加したほうがいいと考える理由
・ 今、日本は明治維新、第二次世界大戦での敗戦に続く第三の岐路に立っている。しかし、今の日本人に前2回のような危機感がない。日本人は明らかに劣化した。この閉塞状態を打破する手立てを考えなければならない。
・ 人口減少を主な原因として、日本市場が縮小していく恐れがある。日本の企業は海外の市場、とくに成長が見込めるアジアの市場を取り込んでいく以外に、発展の余地が限られる。もし、日本が国として門戸を閉ざす方向を目指したときは、企業が海外に逃避するだろう。これは衰亡の道である。
・ FTA(自由貿易協定)とTPPのどちらが日本にふさわしいのか。私にはよく分からない。しかし、経済規模が大きい米国と日本が参加したTPPがそれなりの協定を纏め上げられるならば、環太平洋地域で主導的役割を果たすことになるのは間違いなかろう。
(2)
米国の思惑にどう対応するか
・ 米国がTPPによって自国の企業に有利な市場を作ろうとしていることは間違いがないだろう。オバマ大統領の再選も絡んで、かなり自分勝手な要求を通そうとすると想定しておいたほうがいい。
・ また、台頭する中国をけん制する思惑もあるに違いない。
・ しかし、協定内容に関しては日米二国間で交渉するよりも、多国間での交渉のほうがずっとやりやすいのではないか。協定内容を決めるルールがどうなっているのか私には分からないが、多数決と言うことはないにせよ、米国に拒否権があるわけでもなかろう。TPPかFTAに進むしかないとすれば、TPPのほうが日本にとってベターな選択だと思われる。あとは、日本の交渉力に期待するしかない。この点で、おぼつかない感じがすることは否めないが……。
・ 中国に関して言えば、私は今の共産党一党独裁の中国の動きに対して自由主義の国が連帯してけん制するべきだと考えている。私は元来、自然に対して親和的な東洋の考え方が、人間中心・科学万能主義的な西洋の考え方にもっと影響を与えるべきで、そのためには日本、中国、韓国、アセアンが連携を強めるべきだという思いをもっている。だが、共産党独裁の中国はもっと国内での民主化を進めなくてはならないし、かつての覇権を取り戻したいといわんばかりの行動を慎むべきだろう(国内の抑圧された人たちの不満をそらすために、覇権を求めるという側面がある)。いまは、中国との提携より、けん制のほうを優先しなければならない時期だと思う。もちろん、中国を敵視する必要はない。
(3)
TPP参加で予想される負の影響をどう考えるか
・ 農業にかなりの「悪」影響が出ると見込まれる。しかし、それは消費者にとっては「いい」影響になる可能性が高い。
・ 農家戸数が減るだろう。だが、いま農家と言われる世帯のほとんどは小規模兼業農家である。そういう農家が減ったとして、どれほどのマイナスになるのだろうか。この人たちを守るために、企業の活力が失われていくならば、その農家の兼業もおぼつかなくなる。TPPへの参加で企業の活力を増したほうが、兼業農家の働く場が確保されてトータルとしていい方向に向かうことも十分考えられる。
・ 専業農家、特に大規模専業については、門戸開放のメリットが大きくなるようにもっていける可能性が強いと思うが……。
・ 食糧自給率が下がるだろう。それが、日本の安全保障に悪影響を与えるとか、日本が自由に行動できなくなるとか、それほどになることは避けなくてはならない。しかし、どの程度の自給率になれば、そうなるのか? 国の規模が違うので単純比較は出来ないが、シンガポールの食糧自給率はほぼゼロだったと記憶している。しかし、あの国は立派な独立国である。
・ 食糧自給率がある程度下がっても、いざと言う場合に持ちこたえる備蓄と、備蓄が続く間に食糧生産を再開できる土地があれば、問題ない。そういう視点で洗いなおす必要がある。
・ とにかく農業については、これまで何十年と保護、保護でやってきて、何の成果も生まなかった。ここで、農業保護を言う人は、将来の農業のあるべき姿を描かなくては無責任だろう。
・ 医療制度、郵便貯金などいろいろ問題が出るだろうが、いまは「被害を受ける」と言う人たちの声が強すぎる。これらの点でも、一般国民の立場でみれば、米国の要求を入れたほうがいい面もあるようだ。
・ これまで「負」の側面の、「被害を受ける」人たちが問題にする点ばかりを議論してきたように見える。環太平洋地域の経済のあり方がどうなれば、日本にとっていいのか、あるいは共通の利益になるのか、もっと前向きの論点を取り上げなくてはならない。
・ 米国のごり押しで、日本の社会医療保険制度が怪しくなると言う人がいる。しかし、この点では日本のほうが優れていると私は思う。オバマ大統領が米国で皆保険制度に近づけようとして失敗したようだが、米国でもこれが理想だと思っている人はたくさんいる。そもそも、今の米国の最大の弱みは貧富の差の拡大である。日本にもその傾向が出始めているが、貧富の差の拡大は健全な資本主義を根底から脅かす病巣だ。TPPへの参加は、米国に貧富の差を縮小する制度改革を迫るいい会を与えてくれるかもしれない。
以上
【写真】高野山の秋(撮影11月24日)
●僕も、同じ意見です。(2011年11月16日)
日本の20年先をイメージしてください。どんな国になりますか?
やはり日本は世界から尊敬され、若者が夢を持って頑張る国いしないといけません。
目先の損得や既得権を守ることだけに金と時間と精力を使っていると、衰退先進国になってしまいます。
将来に夢を持ち、チャレンジし、よりよい社会を作ることに、大人は未来への責任を果たすべきだと思います。
●非常に難しい問題と考えます。日本の将来を左右する問題で、対アメリカのみの交渉でなく参加国全ての国と協議する事を前提とする。
全ての参加国も自国の利益を考えて発言もされると思いますので、日本も国益になる発言を堂々としてほしいものです。
そして更なる希望ある日本をつくって頂きたいと考えています。
●TPPを「環太平洋通商条約」という日本語に訳している日本人に何か意図的なことを感じていて、「War of Terrorism」を「同時多発テロ」と訳している日本のメディアにも何かの意図を感じています。
本来通商交渉は二国間で行われるもので、それぞれの国情の相違を理解した上でなされるべきもので、その落し所は2元方程式の解を求めるようなものではないでしょうか?多国間で同じ条件というのは多元方程式の解を求めるようなものではないかと考えます。
通商交渉を提唱する側としては相手国との交渉アイテムひとつを設定し、その他をまさにその他として加えるという手法が一般的であるように思えてしかたがないのです。
(本当にほしいのは日本の保有する 「知的所有権」=京都大学の持つips細胞の商業権だったり、ジブリのアニメーション映画の興行権だったりして、有形のアイテムは案外ダミーだったりするのではないと勘ぐっています)
日本の報道
で関税の自由化を複数のアイテムで同時に行うことのメリットは、 多国間で行うということで、多様な農産物や畜産物が安価に供給されるという日本の農業問題が過剰に突出して報じられているよう
ですが、これにも抵抗があります。
この件でボクがとっさに連想したのが「樵(きこり)の一升飯」(樵は一升飯を食わないとやっていけないほどの重労働=岡田注釈)でした。かつて日本人に胃がんが多いのは米食のせいだといというキャンペーンが展開されました。彼の国の農業団体はパン食の利便性を強調したキャンペーン・カーを農村まで繰り出して、日本の朝食は、主婦の負担の軽減ということもあって、一挙にパン食が普及しました。予約機能のついた電気炊飯器(マイコン内臓)が登場するのはその四半世紀後でした。確かに胃がんがさほど怖くない病気とはなりましたが、米食と胃がんの因果関係についてはデマとしか言いようがない。これは意図的なプロパガンダであるとボクは思っています。
日本の食文化と食の自給率は外交交渉の重要な問題ではあります。ひとり農水省が所管するテーマであるとは思えません。経産省、文科省など横断的に日本人として捉えるべきテーマだと思っていて他のアイテムの利害と絡めて論じるべきテーマだとはとても思えません。
独立した国のあり方に関して特定の国と未来永劫利害が一致することなどありえない。たとえ独力で中国に対抗できないからといって米国と長期的に効力を持つ従属的な関係を樹立する方策は賢明とは思えない。利害が一致するのはある一瞬のことでしかないのではないかと思うし、それなりの切り札はある。例えば田中角栄の恩義を中国が忘れているとは思えない事象が民主党政権樹立直後にあったと思っている。
米国との交渉に関しても同様で、ボクはいまだに父親を落しめられた田中真紀子が外相として訪米時にみせたあのパフォーマンスの裏がわからない。あの「日本の輸出品のひとつにイチローがある」といったときのことです。つまりなぜそのようなワイルド・カードを用いないのかが解らない。
外交上のことですから知らなくてあたりまえですが。
菅直人が言った「平成の開国」という彼の歴史観は一国の首相の発言だからではなく、彼の知性として評価されるべきと考えます。江戸時代が鎖国でペリーによって開国したという歴史は小学生の社会科の認識で15世紀以降の日本の国際的役割については、台湾や香港のそれとは地理的環境の違いだと思っています。
すなわち18世紀の米国がアジアへの進出 のために薪炭、水の補給の必要性があるのは アジアへの進出のためのであって、欧州各国は太平洋を横断しなくてもアメリカ大陸へ行けたのだと思います。
多くの日本人は数%の関税がなくなればトヨタの車がアメリカでより多く売れると思っているのとは思っていない。だいたいトヨタがアメリカで売っている車は現地で生産されている。トヨタが困っているのは現地での現地人の雇用を守れなくなることだということも理由のひとつであることも知っている。70年代の日米繊維交渉で大阪の丼池がシャッター街になったことを大阪人は知っています。福井の機屋も廃業しました。知らない自分の目と耳で取材しない、記者クラブで配布されるブリーフで記事を書いている東京のメディアの記者たちです。
郵便貯金の金、年金のことなど自国の事情は自国で議論すべきことであって他国の知恵や援助、資金等を最初から頼りにすることはないのではないかと思っています。
環太平洋の各国が自由貿易を目指すなら、なぜ通貨統合をしないのでしょうか。ユーロの真似ではなく、貿易専用の通貨を作ればいいのではないかと時々考えています。ドルに頼らず、といったら・・・。通貨について考えれば如何でしょうか。素人のたわごとです。
【写真】串柿の里・四郷地区(撮影11月23日)
TPP反響(2)
●TPPに関しては賛成派も反対派も警鐘を鳴らす意味があるのでしょうが、過剰過大な数値データで旗を振っているように感じます。私は現状の知識の範囲では賛成派です。ところで、日経ビジネス2011.11.7号で24頁にわたってTPP特集の記事が掲載されています。
●宇宙観に立てば、今どき祖国愛を論じることなど、お笑いごとでありましょう。そう断じてはみたものの、やっぱりニッポンのあるべき姿に、思いが行ってしまいます。日本人だから、なのではなく、将来を生きなければならない子々孫々のことを考えるからです。この視点でTPP問題に決着をつけたい。あれこれ論じてみても、経済は生きもの、やってみなければ答えは出ません。国論が割れ、牽制し合い、すくみ合う不毛の論戦に、「浮かぶ瀬」はひとつ、TPPへの大局的参加でありましょう。その上で、是々非々の小局的論儀を重ねることが、日本国の当面あるべき姿だと割り切りたいものです。苦渋の選択肢であったかどうかは、さておき、ともかくもルピコン河を渡った「どじょう」に拍手を贈る!
●「よくわからない」のに、どうも我が国の企業や生活者に大きな影響をもたらしそうな気配を感じるので、色々なご意見を一生懸命読ませて頂いております。
・「よくわからない」というのはこれに加わると具体的にどんなメリットとデメリットがあるのか。ちゃんと表でも作って説明してほしい。最良でこんないいことがある。最悪でこんな悪いことがある。実際はその間のどの辺に
落とし込むかを交渉する場なんだと。その両端が説明されていない。
・国民は判断の根拠がなく、「平成の開国」、「第二の黒船」「バスになり遅れるな」という比喩のような表現でわかった気にさせられ、そのムードで進めようとしている。
比喩というのは実態が明らかで誰でもそれをうまく言い換えてるなあというのでないとだめ。比喩から実体を想像させるのはおかしい。
・わからないのに男は黙ってとかいうのが美学ではない。
・TPPの目的が通商の議題に限定されていることの確認も必要。日本人は国防に弱みがあるので勝手に安全保障の点でアメリカの奨めを蹴ると機嫌を損なうと考えてしまう。
そもそも断れないと出ていったら、なおアメリカの提案は断れない。こういう点では 北朝鮮の外交の主張のしたたかさを参考にすればよい。
・出てきてほしいならそちらから来るのが礼儀だろう。来るならお土産を持ってこいというくらいの交渉力が必要。
・日本はすでに関税に関しては開かれた国であり、もっとひどい国も少なからずある。
アメリカは日本の市場が根こそぎほしいのだ。
・TPP加盟各国のGDP、輸出入額を見ればアメリカが何を考えているか誰でもわかると三橋貴明さんが言っています。関税が撤廃されても日本の輸出は年2700億円増えるだけでメリットとは言えないと。さらに、増税もTPPもインフレの時なら経済に好影響をもたらすが、デフレの時にやるのは全くの逆効果だと。
・外交交渉というのは国益の主張のせめぎあい。満面の笑みをもって迎えられるものじゃあないでしょう。相手の国が嫌な奴が出てくるなあと思われるくらいでないと国益など得られない。日本の政治家は海外で歓迎される居心地のいいばらまき仕事ばっかりやってきた。自分のポケットマネじゃない国民の汗と涙のお金を安易にばらまくな。
・TPPにはすぐに参加しない。中国は他国を救うのに出せる金は「まだない」というなら我が国は「もうない」と言おう。
・対外無借金の我が国は一歩他国から引いて国内で次世代を見据えた誰もがほしがるようなもの、人類が必要とするものを作り出すことに力を入れる。
・他国からあこがれられるような国土にもっと公共通投資する。復興と災害に強い国つくり。
・これだけ災害体験に満ちた国も少ないでしょう。技術者にとってはやりがいのある課題はいくらでもある。
・今回ロボットとか放射性物質防護服とかハイテク防災機器とか世界のトップと思っていたのが、驚くほど役に立っていない。あの防護服はデュポンというアメリカの会社のものってご存知ですか。
・災害を機に大きな政治に結び付けるのがナオミ・クラインの「ショック・ドクトリン」というのですか。
・でも日本はそういうことを原動力にしてきた国だと思います。
・累積の債務は対外ではない。国の一存でどうにでもできることだそうです。
・沖縄返還の際に日米繊維摩擦があった。繊維というのは当時1000万人がそれで食っていると言われた。ニクソンが南部の繊維産業の地盤からでているので何としても日本に飲ませたかった。佐藤総理はベトナムで四面楚歌のアメリカに私は全霊で見方だと擦り寄って今しかないというタイミングで沖縄返還を勝ち取った。核密約つきと繊維協定は飲まざるを得なかった。その後の繊維産業の凄まじい衰退はご承知のとおりである。今繊維製品は輸入が9割を越えている。
・繊維産業をイワシのように中国に投げて食わせた結果クジラは育ってきた。さあ皆で食おうというのと、なんの今度はこちらが食う番だという中国。さてこれからどうなるのか。
・技術屋が命を削るような苦労で育てた産業の米と言われたICは今や韓国、台湾の米になっている。
・福田首相の時に日本の製造現場に中国の技術者を1000人研修させる約束をして帰ってきている。技術の何たるかを知らない人間はこれがどんな結果をもたらすかわかっていない。
・日本は技術力で輸出に力をいれると対外黒字が大きくなって円高を呼ぶ。だから輸入して海外のものをもっと安く手に入れてどんどん使えばいいのか。でも国内の生活者はこれからどうなるかわらないのに金は使えない。少なくとも貯金がインフレで目減りすることがないからとりあえず使わない。要らない物は安くても要らない。外国で作ったものは何か危なそうだ。
・日本にはそういう貯金があって、その金を銀行は経営を苦しんでいる企業には貸さない。でも貸さないと銀行はつぶれる。しょうがないから国債を発行してもらってそれを買う。お金は抱え込んではいかん、うまい使い方を教えてやると世界中、特にアメリカが狙っている。
・じわじわと日本の力があなどれないと見える時代になっているのではないでしょうか。
このところTPP反対で注目されている中野剛志、三橋貴明さん日下公人なんかの話は聞いていて腑に落ちるような気がします。こういうことに疎い技術系ですので思い浮かぶことが支離滅裂ですが、とりあえずTPPは参加を急がず国内のデフレ対策を復興需要と結びつけてというのを急ぐべしと思っています。
愚痴も一緒に書いたので長くなり失礼しました。
最後まで(12月号)お読みいただき、ありがとうございました。
11月の日記
近 況
◎…野田政権になっても毎日のニュースを見て、腹立つことばかり。一番、驚いたのは、原発事故の賠償はすべて税金で処理され、東電のリストラは自社の財務内容の健全化のためだという仕組みになっているということです。開いた口がふさがらない。
◎…みなさまの中にも、IPAD,SKYPEを自在に活用されている方もおられると思います。私はこの夏にIPADを購入、利用しています。結論から言いますと、結構、役立つと思います。とにかく軽くてパソコン以上の便利さはあります。ただ、通信状態が悪いところ、移動中(自動車、電車)は、ほとんど通信ができないのと、結構、固まる(フリーズ状態)になり、その解決にサポートセンターを呼び出さなければならないことです。(私の場合は)
SKYPEはアメリカの友人から勧められ、最近、使っています。これはインターネット電話(無料)で、カメラ、マイク、イヤフォン(SKYPE用のセットが売られている)を使って、相手と会話するものです。
SKYPE同士ならいくら話しても無料です。話の途中で、資料や写真、メールも送れるのです。これをみんなが使えば、国際電話会社はどうなるのかと思ってしまうほどです。
そういう疑問を友人にぶつけると、「固定電話もタダにするパソコンおたくが出てきているそうだ」と笑い飛ばす。SKYPEから固定電話へは有償だが、格安です。
SKYPEを登録されている方は私(SKYPE名:SEIJI.OKADA3)に電話をかけてみてください。まだの方は下記のアドレスから登録を試みてください。くれぐれも無料のところをダウンロードしてインストールしてください。
●Skypeへようこそ
お友達やご家族を見つけて、チャットを始めましょう。
http://my.email.skype.com/r/0GON5U1/EIU3AF/CUA9GXI/8QQYK6N/TOP8EZ/MF/t?a=cm%5fmmc=EMWE|0301%5fB6-%5f-0103%5f101011JAjp%26ed_rid=_edid__%26ed_mid=18088528
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