20005年3月1日〜

3月

人生道場_独人房_へようこそ

トップページへ

 ※表紙の掲示板はブログです。

  ★
2005年3月29日(火)〜31日(木)

  
春爛漫


                       【モクレン3月16日】                   【モクレン3月25日】             【モクレン3月28日】

  
この3日間、勝手ながら日記は休みます。次回は4月の日記をご覧ください。
 
庭のモクレンが4,5日おきに開花していきました。最後の写真は3月28日午後2時撮影です。このモクレンは祖母が40年ほど前に高知から苗木を持ってきて、植えたものが大きくなりました。毎年、見事に咲き誇ります。紫の花はサフランです。球根を植えたものが咲きました。いよいよ、サクラの開花ですね。


                 【3月28日撮影、モクレン】                       【3月16日撮影、サフラン】                              



  

2005年3月28日(月)雨、朝から暖かい。

  ケアレス・ミス事故続発の原因

 最近の世の中、 ケアレス・ミスの事故が多過ぎる。どうしてかと考えると、どうも世の中のスピードが速すぎることと、やることが増えた(リストラの行き過ぎと、過当競争による)ため、それぞれの人が仕事で無理をしているように思う。機械化、機能の増加、PCの普及等、人数が同じで仕事だけは着実に増え、サービス残業等で、疲れているように見える。

 最近の体験を紹介しよう。

フィールドスコープ(1000ミリ)とデジカメについてニコン梅田サービスセンターとヨドバシカメラを1日2回も往復することになった。まず、ニコンでフィールドスコープについて説明を受けた。次にヨドバシカメラで見積りを取った。こういう総合店では、担当員は概略の説明はできても、詳細な知識はないことが分った。フィールドスコープをデジカメに取り付けるときに、「接眼レンズは必要です。」と、最初の説明員は言う。また、フィールドスコープのようなものを購入しようとすると、1種類の接眼レンズとセット売りにして、割安感を出そうとしている。ところが、倍率やズーム機能の組み合わせで、いろいろな組み合わせケースがあるのに、「在庫があるかどうか、分りませんが・・・。」と、一番、簡単なものを売ろうとする。

 まず、接眼レンズは望遠鏡としてのみ用いる時に必要なもので、デジカメのセットには一眼レフアタッチメントが要る。ここで、説明員は早くも混同している。

私が求めたズーム機能付の倍率が一番大きい接眼レンズは「東京本店でも調べましたが、メーカー生産打ち切りで、在庫もありません。」というのである。おかしいなと思いながら、再びニコンへ行く。

「そんなことないですよ。本社に問い合わせましたが、生産しています。商品番号=仕入れ番号、を書きますので、これでお訊ねください。」という次第である。

このフィールドスコープに合うレンズ・フィルターもニコンで聞いておいた。すべての部品についての商品コピーをとってもらって印をつけ再びヨドバシカメラに取って返した。

説明員が先の人と違っている。私は最近、大型店では名刺をもらうことにしている。店に着くと、まず名刺を差し出して、「この方を呼んでほしい」ということにしているが、この時は、以前の説明員の名刺を差し出したところ「今日と明日は休みです。」と、少し日を置くと、なかなかうまく連絡がつかない。

 「この接眼レンズはありますか。」と、改めて聞くと、「1つ在庫があります。」というのである。どうなっているのと、腹が立つ。

「このフィルターでは口径が小さくて合わないですよ。このサイズはニコン純正がございません。」という。「冗談じゃない。ニコンで聞いてきたのですよ。」という。もう、情けなくバカバカしくなった。「ニコンの電話番号分りますか。」というので、告げると「もうお帰りです。」という返答だ。

 今回のことを通じて、商品が多すぎ、モデルチェンジも激しいから、販売店の説明員もついていけないのではないだろうかと、思った。専門のサービス店でも、種類が多くて、間違いを起こす。結局、消費者も含めてモノが溢れて混乱の坩堝に入っているのではないだろうか。

 東急の踏み切りで電車(1時間当たりの本数増加)が来ているのに遮断機を開いた、病院で薬剤を間違えた等、あまりにもせわしく、商品やモデルの変化が激しいため、日本人全体が疲れているのではないだろうか。

 日本社会が不幸に向かって突き進んでいるように思うのも、年をとったからだろうか。今の世、幸福の中の不幸の渦中にいるのであろう。

 「ヨドバシカメラのような総合店は買うところでなく見るところです。最近は、カメラ専門店でも価格はあまり変わりません。総合店は値引きといっても、ポイント制ですから、その店で追加買いしないとポイントが使えないので実態は変わりませんよ。」と、若い友人から助言された。考えてみると、テレビでも近くの電気店で買っているのだから、カメラのような複雑な機器ならなおさらである。反省することしきりである。



  

 2005年3月27日(日)晴れのち雨、春が近い。

     船場を元気にする「船場フォーラム」


 昨日は、大阪の綿業会館(重要文化財)で開かれた「船場フォーラム」に参加しました。7階の受付に行くと、すぐこの会の事務局員のK氏と会って、挨拶をしていると、「オカダさん!」と、女性の声が受付から聞こえてきた。我々のNPOの事務局をお願いしているK嬢が受付をやっているではないか。K嬢はやはり人気があるんだと、再認識する。

 開会前に久しぶりにK氏から近況を伺った。日ごろは元の勤務先企業の関係会社の仕事と、この「船場フォーラム」の実行委員長H氏に乞われて手伝っているということだった。サラリーマンの中でも、恵まれている部類に属するK氏も社会活動によって生きがいを維持しているように見受けた。

 「船場フォーラム」の方は、船場のまちづくりに取り組んでいる「船場賑わいの会」、「船場経済倶楽部」など6団体が活動報告したあと、「銀座街づくり」、「横濱まちづくり倶楽部」、「都心界隈まちづくり」の方々がパネラーとなって報告したあと、意見交換を行った。その中から、面白い発言を拾っておきたい。

 それぞれの街でいま、再生に取り組んでいることが分る。やはり、その街に志のあるリーダーがいないと、うまくいかないようだ。船場でも副題に「柔らかな連携まちづくりとその実践にむけて」とつけているように、腰が引けているように見えるのは、それぞれ個性派のリーダーがいて、彼らを束ねるには、柔らかな連携でいかないと、うまくいかないということである。京都の御池でまちづくりに取り組んでいる所では、「老舗のリーダーを取り込んで、説得力を高めている」という。

 その点、横浜は若い中田市長を誕生させているだけに、「我々の提案に耳を傾けてくれる。又、行政の審議会にメンバーを送り込んで行政に反映するようにしている」という報告があった。銀座をはじめ、都心の空洞化が問題になっているが、「美大の学生の作品を、銀座の有力店のショーウインドーに飾ることを試みたが、たくさんの学生が詰めかけた。全国の美大の学生が興味をもってくれた。10年後に、彼らは買い物をしてくれると期待している」と、長い目でファンづくりをしている。

 どの街も放置自転車は頭の痛い問題である。横浜では、有料駐輪場を提案している。銀座も地価に有料有料駐輪場をつくっているそうだ。ただ、街は「歩いて楽しいスポットにすることが大事」というのが、基本認識。

 いま、個性的な街を壊しているのが、マンション建設ラッシュ。また、そこの住民と従来から住む人たちの融合をどう図るかが大きな問題である。都心の街づくりで商店街の人たちは、目先の商売を考えがちである。だから高層ビルを認めたらいいという意見が根強い(銀座や御堂筋は高さ制限している)が、「街全体が崩れたら、結局、自分たちに降りかかるという、全体を見る目が必要だ。」など、なかなか難しいのが現実である。

 とにかく、なにもしないと、街は崩壊することだけは確かである。大阪はキタとミナミだけがビルラッシュで元気だが、真ん中に挟まれた船場は取り残されているという危機感がある。そのなかで、「太閤路地プロジェクト」の報告は注目された。これは太閤と名付けられているが、秀吉の死後、市内に造られた下水道である。この見学もできるが、下水道の上は路地になっており、大方はビルも裏側にある。ここを太閤路地と名付けて,おしゃれな店などをつくって、街の再生を図っている。

 やはり街は歴史を大事にしながら、歩いてたのしい雰囲気が大切だろう。フォーラムの印象は、モノカルチャーに偏っているように感じるのも、年かな。


************************************************

2005年3月26日(土)晴れ、寒さ緩む

ブッポウソウとラジオ放送

先日、ラジオ深夜便か、ラジオあさいちばんか、定かではありませんが、面白いことを聞きました。、「ブッポウソウ(仏法僧)」と鳴く鳥の声の鳥を見た人がいなくて、専門家の間でも、諸説があったそうです。そこで、NHK名古屋放送局では、岳修験道の修行場して知られる鳳来寺山(愛知県南設楽郡)に大型の集音マイクを持ち込んで、姿なきブッポウソウの鳴き声を録音して放送したのです。昭和10年のことです。

 その声をラジオから聞いた東京で飼育していたコノハズク(フクロウの仲間)が、その声に応えて「ブッポウソウ」と、鳴いたそうです。それまで、東京の飼い主も自宅のコノハズクの鳴き声を聞いたことがなかったので驚いて、専門家に連絡したのです。野鳥の専門家たちは、半信半疑で確認したところ、ブッポウソウの声の主は、コノハズクであることが確かめられたのです。したがって、ブッポウソウという名の鳥は、姿の見えるブッポウソウと言うそうです。

放送の翌年に日本野鳥の会が発足しました。当時の設立メンバーが富士山麓で開かれた第1回集いに参加しました。そこには北原白秋、金田一京助ら、知識人の多くが加わり、バードウオッチングを楽しんだといいます。日本野鳥の会は70年の歴史があるそうですが、いまではバードウオッチングも大衆的というか、シニアの趣味になっていますね。(寝ぼけながらのメモで書きましたので、数字、固有名詞等の正確性は保証できませんので、念のため)

ITで調べますと、「コノハズクは、アジアやアフリカ、ヨーロッパに分布するフクロウ科の渡り鳥で、愛知県東部の山岳地帯に生息し、初夏から秋にかけて姿を見せます。「声の(ブッポウソウ)」の別名をもち、は、その鳴き声の名所としても有名です。昭和40年に、愛知県鳥獣審議会が県民投票により愛知県の鳥に選定しました。」と、ありました。

 昨晩のサッカー、イラン戦の予想は完全に外れました。1−1になった時は、内心、やったーと喜んでおりましたが、残念です。まあー、これからですよ。

************************************************



 ★
2005年3月25日(金)晴れ、冬型の気圧配置に逆戻った。、どうなっているの?。

     聞き手を納得させる話し方

 
 昨日はNPO活動の一環でセミナーを開きました。元NHKアナウンサー、Y氏から「聞き手を納得させる話し方」のテーマで聞きました。話し方もスポーツと同じで、「心・技・体」が大事だということです。そして、聞き手を思いやる心、サービス精神が肝要だということでした。
 「基本は自分の情報が正しく伝わるかどうかです。」という。これは、文章でも「達意」の文が大事だというのと、同じですね。そのほか、1分400字のスピードで、間を取って(相手が理解するのに時間がかかる)話すことがポイントです。
 話の材料の整理の仕方の一つに、起承転結があります。その例として、大阪から出たものとして、以下のことを紹介してくれました。

 起:大阪本町、糸屋の娘
 承:姉は18、妹16
 転:諸国大名弓矢で殺す
 結:糸屋の娘は目で殺す(色仕掛けか?)


 やはりアナウンサーされただけあって、発声練習の経験を積んでおられ、声のすごいさに感心しました。

 ライブドアの堀江氏とフジテレビの日枝会長と比較して「話し方」はどちらがいいですかという質問に、「日枝氏は話し方の基本は押さえておられますが、堀江氏はその点では負けていても一番大事な情熱で勝っていますね。」ということでした。「また、日枝氏もそうですが、海老江NHK前会長も顔、表情で損をしています。苦虫を噛み潰した顔は、聞き手には受けません。」というコメントでした。

 堀江氏について、若い専門筋の人に聞きますと、「最近、”さま”、”さん”を付け出したが、話し方だ下手だ。」と、前置きしながら、今回のフジテレビ狙いは、リーマンブラザーズ証券がいろいろなところに1年ほど前から今回の件を打診をしていたそうです。最終的にホリエモンが買ったわけだが、いまのままではニッポン放送を手中に収めても、フジテレビ株の議決権は親子(ニッポン放送とフジが)の関係から有効ではないが、ソフトバンクインベストメントがニッポン放送からフジテレビの株式を借り受けたことで、同社がはじめて議決権のあるフジの株を手に入れたことになる。同社のトップはかつてN証券の社長になると目された人物だけに、プロ中のプロで、ニッポン放送も、フジテレビもソフトバンクの子会社になる可能性があるという
のである。注目したい。

 
とにかく、門外漢にはついていけないが、そいえば、ホリエモンの最近の著書『堀江本』も、素人には難しいですね。ただ、彼のバイタリティーと知識のすごさだけは分ります。日枝会長も太刀打ちできないのではないだろうかと、思わせますね。

 今晩はサッカー、イラン戦ですね。ずばり1−1です。(明日の日記を書くのが恐いですが・・・・。)

************************************************



    ★2005年3月24日(木)曇り、夕方雨、最高気温16℃。

     宝石のような花・ヒスイカズラ


 

【ヒスイカズラ―咲くやこの花館で2005年3月23日午後2時撮影】

 
 昨日は小雨降る中、久しぶりに花博記念館「咲くやこの花館」に行ってきました。大温室に熱帯から極地植物まで花が大集合しており、春の訪れとともに花が咲き始めていました。これを皮切りに、各地の植物園、近隣の山へも山野草をはじめ、美しい花を求めて撮影に出かけます。この時期の花が一番いいですね。

 「咲くやこの花館」では、花のような若い女性が、「フラワーツアー」と称して、館内の花を説明しながら約1時間、案内してくれます。無料です。小雨降る平日でしたが、小学生の団体、カメラ愛好家、花好きのお年寄りなど、結構、入っていました。入場料は500円、駐車料金は1時間350円。花についての相談室もあって、便利ですね。

 この日、ブルーのヒマラヤケシを期待しましたが、「時期によって色が違います」ということで、淡い紫のケシしかお目にかかれませんでした。いくつか、いい花を見ることができました。
 「ヒスイカズラの花は珍しいと思います。フィリピンの方がたが、こちらに来られて、自国の花はありませんかと、訊ねられましたので、ヒスイカズラの花を紹介しました。フィリピンの方でも花は初めて見ましたというほど、珍しいですよ。」

 実に美しい花ですね。まるで宝石のような花です。ITで調べますと、次のような説明がありました。
 「フィリピン諸島のルソン島やミンドロ島などの限られた地域の熱帯雨林にしか自生しないマメ科の蔓性の植物で,高さ 20 メートル以上になります。花房は 1 メートル以上もあり,垂れ下がります。翡翠のような青碧色です。このことから,英名は Jade Vine (翡翠 葛)というので,和名はそれを訳した形になっています。また,そのまま「ジェード・バイン」と呼ばれることもあります。」
 
●上の写真がヒスイカズラの花です。

************************************************

 2005年3月23日(水)曇り、春到来の感じ。

     「映像‘05」(MBS)の感想

3月21日深夜12時30分、友人のディレクターO氏が創った「映像‘05」を録画、翌日、見ました。

 ストリー:ドイツ人、クラウス・シュミット(40)さんが、単身で東大阪市のベンチャー募集でやってきて、レーザー溶接機と機械を販売する奮戦記です。公務員でジャズヴォーカリストの奥さんは,妊娠が近いので、ドイツに残してきて、一人で生活しながらビジネスする姿を映像で追うという内容です。

 東大阪市は私が住んでいる町なので、非常に興味深く見ました。ただ、いつもモノづくりとしての紹介ですので、うんざりする面もあります。この日記では東大阪市の違った面を紹介していきたいと考えています。

ところで、全体的には「映像」という標題通り、カメラワークが細かく、販売交渉の心理描写などをうまく出していましたね。

 レーザー溶接機という非常に専門的なモノを扱っていますので、視聴者にどこまで伝わるのか、心配ですが・・・・。レーザー溶接機は主にモノづくりの母体になる金型(日本が世界一だと言われています)を溶接するのに適しているということです。実際に従来の溶接と比較したものや、町工場の現場の人たちがレーザー溶接機を使って溶接した金型を見た感想からして、すばらしい機械であることが分ります。この分野は、日本よりドイツの方が進んでいるということでした。この機械は1台1,300万円もする高価なものです。日本市場ではまだ、ほとんど使われておらず、これからだというのでベンチャー企業を立ち上げたそうです。

 取り上げた素材(ドイツ人、ハンサムな男性、東大阪の町工場、働き者―等のキーワード)がまず、いいですね。奥さんの妊娠、赤ちゃんの誕生、溶接機の1号機の販売成功、九州旅行、居酒屋等、盛りたくさんな材料が入れられていますし、エンディングもストーリー性があっていいです。

 よく取材しているというのが、まず率直な感想です。ただ、注文をつければ、クラウス・シュミットさんは、現場の技術者なのか、テクノクラートなのかが、分りません。(O氏に聞くと、30歳ごろに大学に行ったようです。)そのため彼がなぜ、レーザー溶接機にのめり込んで行ったのか、そして今後、溶接機はどういう方向に行くとみているのかといった技術の視点が見えてきません。また、彼の扱っているレーザー溶接機が、ドイツのどのメーカーでつくっていて、性能的に世界的なランク、そして日本では独占的に彼が扱っているのか、こういう専門的なことを知りたいと思ってTVを見た人には不満が残るでしょうね。

この番組では、そこまで専門的に放映する意図はないでしょうが・・・。彼は販売だけのベンチャーで、機械製作はドイツということでしたら、ポスト・レーザー溶接機や、競合企業の動向も気になります。彼は以前、単にドイツの日本支社で機械販売に携わった経験があるだけなのか、そのあたりのことが知りたい。

ライブドアの堀江貴文氏の言うITとの融合で双方向になれば、この種の真面目な番組も、もっと見られるようになると思いました。

今回、東大阪のモノづくりの街を初のガイジンのベンチャーによって紹介されたことは、地元の人たち、とくに行政にとってはうれしいことだろうと思います。(勝手なコメント掲載しましたが、事前にO氏には届けています。後日、一献傾けますので、さらに詳細な報告ができると、思います。)


************************************************



  ★
2005年3月22日(火)曇り後雨、15℃と朝から暖かい。
 

 
独人房アート館でも花の写真を掲載しています)
      
                       

      
 【追手神社】                       【築200年の家】

 

アズマイチゲ探求記(3)

 追手神社には、社務所もなく神社の関係者も見当たりません。建立時期は不明ですが、千年以上は経っているといわれます。境内は立派に保全されています。ここには、日本一大きなモミの木があります。織田信長が天下統一で丹波攻めの前進基地として明智光秀が築城した金山城(城址)が追手神社の裏山に残っています。ここには奇岩,巨岩で有名だといいます。

【道順】大阪から中国道―舞鶴道に入り、丹波篠山口ICで降りて、170号線を福知山に向けて、10分ほど走りますと、「大乗寺」の案内板が道路左手に見えます。そこを左折したところが追手神社です。なぜ、大乗寺なのか分りません。
 追手神社に向かって左へ300m(途中に築200年の茅葺屋根の家=写真、が道路の右側にあります)行きますと、篠山市消防団第15団第1部消防詰所があります。その裏側がアズマイチゲ、そしてその左隣にセツブン草と薄紫のキクザキイチゲの花が咲いています。

昼食にお奨めの店は、篠山城址の傍にあります「大正ロマン館」(電話079−552−3380)です。ここの「ろまん御膳」(税込み価格2000円)は、大阪なら3,4千円はするでしょうね。ほかに黒豆豆乳おじや(同800円)、黒豆コーヒー(同350円)など、いろいろあります。


                    

      【大正ロマン館内部】               【ろまん御膳】


************************************************


 

 2005年3月21日曇り、朝は肌寒い


アズマイチゲの群生―点々と、白い小さな花が咲きます、見えますか?】

アズマイチゲ探求記(2)

アズマイチゲの観察会をあるカルチャーセンターが先に催しましたが、私が申し込んだ時には定員に達していました。参加料は弁当持参、説明付でバス賃を入れて1人1万円でしたので、夫婦で参加すれば2万円と結構、かかります。確かに、初めての人には、アズマイチゲの群生している場所を見つけるのはちょっと難しいでしょうから、値打ちはあるでしょう。アズマイチゲに興味をもつ人が多いということですね。

アズマイチゲは追手神社近くの消防団詰所の裏山に群生(上の写真)しています。残念ながらこの日も開花はしていませんでした。しかし、閉じてはいましたが、緑の葉に真っ白な小さな花をつけたアズマイチゲは、清楚でエレガントの言葉にふさわしいものでした。

 この花の隣にはキクザキイチゲがはうす紫色の花を見せてくれます。ここの所有者のおばさんが、「花を採りに来る人がいて、困っています。」と、たえず監視ため外に出ているそうです。「セリバオーレやヒロバアマナ=(まだ、開花していません)、もいいですよ。」と、庭の花を見せてくれました。

3種類のイチゲ草の中では、薄紫のキクザキイチゲの花が一回り大きく、一番開花に近い状態でした。同行してくれたF氏は、「イチゲ草は地下の根っこが繋がっていて、群生しているのです。種より、そちらで殖えるのではないですか。」と説明。そばで聞いていた所有者のおばさんも同意していました。

また、この左となりに2月から開花しているセツブン草がかわいい今年最後の姿を見せていました。もう一度、アズマイチゲ開花時期を狙って行きたいと思っていますが・・・。

【日本一大きいモミの木―追手神社内】


  2005年3月20日曇りのち晴れ、まだまだ肌寒い


アズマイチゲ探索記(1)

写真は文のあとに載せています

 本日から3回のシリーズで、「アズマイチゲ探索記」を書きます。場所は丹波篠山市です。道順は最終回に書きます。

 アズマイチゲはキンポウゲ科イチゲソウ属、大きさは1020cm、花の大きさは34cm 3月中旬、日の当たる、暖かい日中に開花します。東向きの山の斜面に群生しますので、午前10時ごろまでに太陽が当たり、気温も15℃以上にならないと開花しないようです。

 当日、現場で写真を撮りに来た50代のサラリーマン風の男性は「隣町から来ました。土、日の天候に恵まれた日は限られますので、これまで一度も開花を見たことがありません。閉じているアズマイチゲもいいですよね。見ていない負け惜しみですかね・・・。」と笑っていました。3月はこの日までに1度だけ咲いたそうです。

 アズマイチゲの群生地は丹波篠山市の追手神社(おってじんじゃ)と近くの山裾に群生しています。「ここのイチゲは次の3種類があります。」と、デジカメで撮影していた会計士のF氏(後ほど名刺をいただいた)が説明してくれました。

それによりますと、

@  アズマイチゲは「アズマ」、つまり「東」の国、関東以北の寒冷地の山野草です。したがって、ここは最西南端地ということです。

色は白色です。エレガントなかわいい花です。昭和35118日、旧・丹南町(現在の篠山市)の天然記念物に指定されました。

A ユキワリイチゲは追手神社の境内に咲きます。色はピンク色です。

B  キクザキイチゲはうす紫色です。

 アズマイチゲ、ユキワリイチゲは、追手神社から300m離れた個人の私有地(公開しています)に群生しています。

 「ここは山野草の宝庫ですね。この後咲く、いちりん草、にりん草もいいですよ。いちりん草の群生する場所もこの近くです。」と、F氏は親切に教えてくれました。




【写真】左上:アズマイチゲ、右上:セツブン草、左下:ユキワリイチゲ、右下:キクザキイチゲ
************************************************


●お知らせ:「船場フォーラム」
 
 (社)再開発コーディネーター協会主催
  日時・場所:2005年3月26日(土)
          13:00〜17:00フォーラム(綿業会館)参加費1,000円
          18:00〜20:00交流会(ガスビル食堂)参加費3,000円
  申し込み先:FAX06−6263−7471、HPhttp://www.semba-genki.net
************************************************

 2005年3月19日(土)晴れ、朝は寒いが、最高気温13℃
  
   かくれ里

 先日、ビデオを図書館で借りたことを書きました。そのビデオは白州正子の『かくれ里』を旅するビデオで、近江、滋賀のかくれ里を映画化したものです。かつて1年間、滋賀で仕事をしましたので、少しは滋賀のことを知っていましたので大変、興味深いものを感じていました。しかし、そこに出てくる風景のいくつは知らないものでした。滋賀にこういうすばらしいところがあったのかと、改めて思いました。
 例えば、石塔寺、瓦屋寺、興聖寺、金勝寺、蛭谷、因平寺観音堂、石道寺等です。
 白州正子の眼力といいますか、すばらしい観察眼をもっておられることを知りました。

 もう一度、滋賀を旅することを強く思いました。

 本日5時30分起床、6時にアズマイチゲを求めて出発します。この日記はその直前に書きました。




 ★
2005年3月18日(金)曇り、最高気温13℃
  
    船場を元気にしよう

  船場は大阪の真ん中に位置し、繊維の問屋街、金融の街として栄えました。しかし、キタとミナミの元気さに比べ、今は往時の活力がありません。お知らせのフォーラムの実行委員長をされている日比哲夫氏からメールが届きました。日比氏とは、大阪ガスに籍を置いておられた20年ほど前からの知り合いです。
 当日、わたしもフォーラムを拝聴します。興味をがある方はぜひ、ご参加ください。

 ――Kさんからすでにお聞きおよびかと思いますが、4年くらいまえから、船場がなぜこんな状態かなといったことからかかわりを持つようになり、2003年、2004年のせんばGENKIを開催したりでムードアップをはかってきました。今回は、船場とはどういうところで、これからどうしていったらよいのかなどと地道な取り組みをはじめるきっかけとなるフォーラムと考えています。船場がげんきにならないようでは大阪はダメだという思い出取り組んでいます。(日比氏)





  
  2005年3月17日()曇り、最高気温17℃
あせびの花】

言語の消滅

 昨日は、朝の11時、近所の葬式に出かけました。4月からは2年間、自治会の幹事担当(街区長)になるため、地区の通夜、葬式に毎回、出て受付、年会費の集金、市の広報誌配布(月2回)等をしなければなりません。住民として最低限の奉仕です。この仕事を通じて多少は、住民のことが分るような気がしています。

 午後から、陽気な天気(4月の中旬の気候)に誘われて近くの公園に行きました。桜のつぼみがもうすぐ花開く準備をしていました。梅の梅にも結構、遅咲きの種類(やえあげは=拙宅の梅もこの種類のようだ)があって、シニア連が楽しんでいました。

 途中で、「あせびの花」(写真)を撮りました。この花には、白とピンクの2種類あって、ツツジ科です。花言葉は「犠牲」とあります。あせびを、馬酔木とありますように、馬がこの花を食べると、しびれて苦しむことから、こういう命名をしているようです。奈良公園にもこの花がたくさん咲いていますが、鹿は絶対、食べないそうです。

 親友K・O氏からメールが届きました。

「最近読んだ本ですが、デイヴィド・クリスタルの『消滅する言語』(中公新書)はおもしろく、刺激的で、示唆に富んでいます。訳者あとがきも含めて一読> されることをおすすめします。ウエールズ出身の言語学者で、この著者には『地球語としての英語』(みすず書房)などがあります。これも魅力的な本でした。」
 
 「かつて一人、列車でイギリスを旅行中に出会った母子連れのことを思い出しました。私が、アルファベットと漢字、カタカナ、ひらがなで名前を書いてプレゼントしたら、その母親は、6、7歳と思われる息子をさして、「この子、ウエールズ語を話せるんですよ」とうれしそうに言うのです。」

  
  「当時、ウエールズ語の復活運動が成果をあげ、小学校でもウエールズ語の教育が始まった時期だったんですね。言語が消滅するということはなかなか想像出来ませんが、各地の方言が消えて行くのも言語の消滅と聞けば、なるほどと思います。」

************************************************

 ★
2005年3月16日(水)晴れ、おだやかな春日

コンピュータの恐怖

私は比較的、図書館を利用する方です。最近の図書館は、バコードを読み取り機で処理するので、貸し出し作業が速い。先日、6冊の専門書を抱えながら、オーディオルームに立ち寄り、ビデオを1本借りました。

 係りの人は、あとで本の貸し出し窓口に行くと思い、「貸出資料情報」をその場で印字せずに、「1Fでまとめて、お渡ししましょうか?」と、気を利かしてくれました。

時間の節約になる粋な計らいをしてくれたと、内心、喜んで1F窓口で、6冊の本を差し出しました。

「ビデオ1本に、CD3本を借りておられるので、本は4冊しか借りれません。」

「CD3本?」

 私は画面をのぞきこんで、「冗談じゃない。今日はビデオ1本しか、借りていませんよ。」「でも・・・・。」

すると、年配の物腰が柔らかい気品漂う係りの女性が、画面を覗き込むや、「ちょっと、調べてきます。」と、オーディオルームにすっ飛んで行きました。まもなく、係りの女性と引き返してきて、「ごめんなさい。こちらの間違いです。」と、しきりに謝るのです。

「いいんだけど、どうして、こうなったの?」と、理由を聞きました。

 説明によると、オーディオルームで「貸出資料情報」を印字しない処理を忘れると、前の人が借りたCDが、次の人のカードについてしまうことがあるというのです。これが、図書館のカードで良かったが、銀行のカードなどで起きたらと思うと、コンピュータの恐ろしさが頭を過ぎりました。

 「近く、新しい、コンピュータに切り替わりますので、今後は、そういうことは、起こりません。」と、やさしく、丁重に謝罪するので、なんとなく納得した次第です。それにしても、コンピュータ社会になって、知らないところでミスも起きているかもしれないですね・・・。

************************************************



 
最近の本&出版事情

 ★2005年3月15日(火)
曇り、昨日より2〜3度暖かいが、それでも依然,冬型の気圧配置で寒い。

 昨日は、N出版のU社長と懇談しました。NPOのセミナー講師依頼のためです。U氏は3年前に、情報誌の営業から独立、一人で立ち上げたそうです。現在、年に数点の新刊書を発行されています。この日も、『車で回る 四国八十八ヶ所』を発売されるということでした。お遍路は歩くと思われていますが、実際は車で回っている人も多いということです。そこで、ドライバーの道案内の本です。

 その時、雑談的に最近の出版事情についてお話しを聞きました。概略以下のような話でした。
 @出版は相変わらず厳しい
 A読者層はシニアを狙う、若者は大学生を含めて、本を読まない
 B若い人に受ける本作りは難しい
 Cビジネスのサクセスストリー(若い人のベンチャーなど)など、ハウツーものは受ける
 D著者はTVなど、メディアと関係を持っている人がいい、自分で著者開拓している
 EIT活用による本の販売は難しい。やはり物販に向いている


************************************************


 ★2005年3月14日(月)晴れ、冬型の気圧配置で寒い

 モラロジー研究所

  千葉県柏市にある財団法人・モラロジー研究所をご存知でしょうか。私は20年ほど前に書いた『守成の経営』(PHP研究所)で、この研究所のことに一部触れたことがあって、関心を持っておりました。2年ほど前に、同研究所が発行している月刊誌『道経塾』編集部のN氏から「ずいぶん探して、ようやく連絡がとれました。」との電話をいただき、特集「永久を期して全体の幸せを図る」に「守成の経営」を執筆してほしいという依頼を受けました。
 実は、先に紹介しました知多半島のある夫婦はモラロジアンだったことから、久しぶりに、N氏に連絡したところ、かつて雑誌で取り上げた夫妻の記事を送っていただきました。不思議なご縁を感じました。

 モラロジー研究所は広池千九郎博士が創立したもので、現在、四代目だと思います。詳しくは、作家・山岡荘八が広池千九郎をモデルにしている『燃える軌道』(学習研究社)をお読みください。その本の帯びに書かれている一文を紹介しておきたいto
思います。
――山岡は「人間は、それぞれの幸福感覚を求めて、さまざまな宗教神や文明を作りあげ、それを信じ行うことによって、却って血みどろの対立を繰り返すことになっている。私はこの根深い幸福希求の人間感情と、不幸の原因に最初に気付いて立上がられたのが、広池千九郎博士だと思っている。(執筆にあたって)―ー

  今日はそのモラロジー研究所が発行している、心を育てる月刊誌『ニューモラル』(2004.12)号の「心づかいQ&A」(回答者:モラロジー研究所相談センター穂刈満男氏)の一文を紹介して、我が「人生道場」の思いを伝えたいと思います。

 ―「生まれて間もないわが子の顔を見せるため、実家に帰りました。両親の喜ぶ顔を見たかったのですが、食事の内容や子育てに対して口うるさく言ってくる母の言葉にストレスを感じ、衝突するようになりました。
 子どものためには、両親との関りも大切だと思うのですが、どうしても母との関りを避けたいという思いが強く出てしまいます。子育てを続けるうえで気をつけるべきことはありますか。(28歳・主婦)
 
―答えは、あなた自身がもうすでに気づいておられます。一つは「両親の喜ぶ顔が見たかった」、もう一つは、「子どものためには、両親との関りもたいせつ」という二点です。これをきちんと実行すればよいのではないかと思います。
  この二つを言い換えると、前者は「親孝行」であり、後者は、「上から学ぶ、つまり両親や祖父母・祖先から人間として生きていく礎を教わること」です。この二つは、人間が小さいころから必ず身につけなければならない”心の教育”の基本です。

 しかし、今のあなたは、この大切なことに気づきながらも、母親との関わりを避けたいという気持ちから、大切なものを捨てようとしていると言えます。
 では、どうすればよいかのかというと、他人に目を向けるのではなく、自分の心に目を向けていただきたいと思います。(中略)『法句経』にありますように、「人は,他人の欠点や短所に目がつきやすく,それを責める心も生まれやすいものだが、まず自分に目を向ける必要がある」という戒めです。今のあなたも、両親(特に母親)の言動が気になって仕方なく、その善意を悪いほうに受けとめてしまっているように思えるのですが、いかがでしょうか。(中略)親から教えを請うような素直な考え方に変えるよう努力されてはいかがでしょうか。
 
「未来の果を知らんと欲せば、現在の因を見よ」(日蓮聖人)という言葉を子育てにあてはめてみると、「将来、子どもがどのような人になっているかを知ろうとするならば、今の自分の姿(考えも含む)を見ればわかる」ということです。今のあなたの姿はいかがですか。――
 
 今の世相を大人が嘆く前に、身近なことから若い人たちに伝えることを実行していくべきだろう。伝ない限り、若い人は知らないまま過ぎていく心配があります。(岡田)

************************************************


  ★
2005年3月13日(日)曇り、気温は3〜6℃。

 映画「Ray/レイ」

 学生時代にルイ・アームストロングの演奏会後、楽屋で会えたことから、ジャズ、とくに黒人ジャズメンに魅かれました。又、親父がDIXIELANDをいつも聴いていたこともジャズに傾注したことに影響しています。一時期、ジャズのレコードを集めました。ジャズは身体の中に音楽が入ってきて、時には震えを覚えるほどになります。そのような時に、あらゆるものから解放される感じです。私の場合、クラシックなどでは、そういうことにはなりません。

 映画「Ray/レイ」が上映され、何がなんでも行きたいと先日、観てきました。平日だというのに、ナビオTOHO四号館は16:25上映がほぼ満員で、前席が数枚残っているだけでしたが、これを逃したら観る機会を失うと入りました。

 2時間30分の長編の伝記音楽映画です。この企画は15年前に持ち上がったそうですが、レイ役が見つからなかったことに加え、黒人の伝記ものを引き受ける映画会社が現われなかったのです。興行的に難しいと判断したそうです。

 レイ・チャールズ・ロビンソンにジェイミー・フォックスが演じます。レイも生前、「彼はいい。」と了解した俳優です。彼は以前、もの真似コメディアンで、ピアノが弾けたことが適役として認められたそうです。役を得たジェイミー・フォックスはレイのビデオを繰り返し見て、レイ自身になりきる努力をしたのです。

 この映画はレイのジャズピアノと彼のソウルが時系列に流れ、その間に、子供の頃から晩年までの場面が挿入され、立体的に描き出されています。出演している黒人女優たちもすばらしく、セクシーだと思った数少ない映画でした。ストリーのキワードは、7歳で盲目になる恐怖、レイが自立できるようにした母親の教育、弟がレイの目の前で溺死するのを見たため、一生、トラウマの恐怖に襲われること、生まれ故郷のジョージアで黒人を隔離する会場の公演を中止、20年近くジョージア州から追放されたこと、麻薬中毒による禁断症状とそれとの闘いなど、涙が溢れてしまいました。ジェイミー・フォックスのピアノとソウルもすばらしいです。

 レイは「ソウル(魂)の神様」と言われました。――Soul is a way of life,but it is always the hard way.(ソウルはわが人生そのものだ。だけど、それはいつも困難な道なんだ。)――

 お奨めの映画です。

************************************************

 ★
2005年3月12日(土)曇り、一転、冬の寒さに逆戻り。

 庭の紅梅が満開


【咲き誇る庭の紅梅】

 梅は春に向けて一番に咲くのですが、我が家の梅は、長年、手入れせずほったらかしにしておいたため、背が伸び、木全体が燃えるように咲きます。
 
 一枝独向雪中開=いっし・ひとり・ゆきにむかいて・ひらく(梅舒適=うめじょてき)

 かつて、雪の降る滋賀県・長浜の盆梅展に撮影に出かけたことがあります。その庭で他に先駆けて雪に向かって一番に咲く凛とした梅に感動したことを思い出します。それに比べ、我が家の紅梅は遅咲きで、むしろ蝋梅が一月の初旬に咲きます。
 いよいよ春到来です。今年は、アズマイチゲ、カタクリ、河内木綿の撮影を考えています。定年後は天気のいい日を選べるのがいいですね。現役の頃は、カタクリの開花期間が一週間程度で、土、日の天気のいい日となると、撮影日が大変、制限され苦労しました。
 
 TV番組
 知人のO氏からメールが届きました。皆様も是非、ご覧になって感想を送ってください。
 「ご無沙汰しています。ずっと、取材を続けていました『ドイツ人ベンチャー』の番組が3月20日(日)深夜24時30分からMBS4チャンネル(TV)で放送されます。録画してでも、感想を聞かせてください。」



************************************************


2005年3月11日(金)暖かい雨の一日。
  
 プラズマテレビの映像

 オリンピックが終わったので、少しは値下がりしているだろうと思い、わが家もプラズマTVを購入しました。近所の電気屋さんから購入しました。ちょっとした相談にも気安く応じてくれるからです。年をとると、価格より操作や、サポートの方がより大事になることは、PCで経験済みです。その店は二代目ですが、大型店に押される町の電気屋さんとしては、よくやっていると感心します。やはり、長年のおつき合いが効を奏しているのでしょう。
 この時も、エアコンを見て、すぐ臭い除去の部品とフィルター(ジャバラ)の交換してくれました。とにかく、細かい気配りをしてくれるのです。又、日ごろは、イベント案内から、サービス商品の注文取りなど、本当に小まめに動かれます。

 最新のTV操作はかなり複雑です。少し分ったことは、TVの画像は、ケーブルTVより、直接、アンテナから引いた方が美しいということでした。一つのアンテナから複数のTVにつなぐと、それだけ映像の質は落ちるそうです。ハイビジョンカメラの番組はやはり、NHKが圧倒的に多いですね。また、NHKのBSハイビジョンは実に美しいですね。ここでは、データーを押すと、番組の内容も分る仕組みになっています。特にいいのは、ニュースのほか、天気予報が画面上で見れることです。番組を見て、予約もできるなど、いろいろな機能がついているのです。
 私が一番、良かったのは、デジカメのメモリーを挿入するだけで、大型画面で写真を楽しめることです。プラズマは液晶と比べ、画面が明るい点はいいですね。ライブドアの掘江青年が言うように、もっとインターネットと接続して楽しめるようにしたら、TVはPCに代わる可能性を予感します。PCと、TVが分かれているより、大型TV1台ですべてをこなせるようになれば、すごいことになるでしょう。
 一度、プラズマTVの画面を知ってしまいますと、他のTVは見れなくなります。電気代は液晶TVより高いのですが、節電機能も付いています。当分は、映画を楽しむ程度ですが・・・・。

************************************************


2005年3月10日(木)晴れのち曇り、最低気温が10℃超える。

 
幻の南セントレア市をゆく

 昨日、愛知県知多半島の美浜町を所用で訪れました。名古屋市内から高速道路「知多半島中央道」を車で約1時間(道路がガラガラでした)です。この美浜町と南知多が合併して南セントレア市になるところ、住民の反対で、ご破算になった上、合併も白紙に戻ってしまったのです。
 
 ご存知のように、中部国際空港の名称がセントレア空港です。両市がその南に位置するところから、南セントレア市と命名したのです。もともとセントレアは中部のセンターからとった造語ですから、住民からは「とてもなじまない。」と、猛反発をくらったのです。それにしても、合併まで止めてしまうところが、不可思議ですね。

 私は美浜町の野間というところに行ったのですが、ここは美しい海岸があって、夏は海水浴、潮干狩りで賑ぎあう観光地です。江戸時代は、千石船も「内海」の港に立ち寄ったところです。高速道路は、半島の中央を走っています。小高い山と田畑だけが、目に入ります。「美浜みかんが有名です。」という。農業と観光の裕福な町という印象です。
 ここに、ある夫妻の戦いの人生を取材するために参りました。これから数回行くことになります。いずれHPでも紹介したいと思います。

 ************************************************



【船場センタービル3号館地下二階にある居酒屋「天友」】

2005年3月9日(水)晴れ、春の足音が聞こえてくる。

 
うまくて安い居酒屋物語

 いつか行こうと、月刊誌『大阪人』に掲載された「下町酒場伝29」、船場センタービル3号館地下2階の「天友」(てんとも)の記事を切り取って、独人房につるしておいた。そして先日、出かけた。

 「『大阪人』を見て来ました。」、「あら、初めてなの?」と、本で見た写真より美人のお姉さまが注文を聞きにきた時に、声をかけた。午後の5時だったが客が数人、それぞれのスタイルで飲んでいた。
 「天友」とは、どういう意味なの?と、聞いた。「お父さんの名前、友七=ともひちが、天から与えられたという意味です。」と、ニコニコ顔で答える。元々、西田辺にあって、そこは人に任せ、船場店が本店のようなものとなっている。名刺を求めると、「飲食店 天友 出合よし子」とあった。「珍しい名前だね。」、「貴方と出合う、出合=であい、です。」

 「ここの名物は、かぶらキズシですか。」、「そう。水ナス、焼き魚=本日はカレイの一夜干しもありますよ。」
 かぶらキズシは確かに美味だ。水ナスは出荷され始めた初物。焼き魚のカレイ、ブリやよこわの造りも新鮮でおいしい。おでんの前にいるのは、彼女のお母さん。よく似ている。さぞかし若い時は、マドンナであっただろうと想像した。そのマドンナが帰り際、帰りじたくして入り口の暖簾の前で待っていてくれた。
 「写真を撮らして・・・。」、「写真はダメ。」、「そうなの、お母さん、いくつなの?」、「78歳です。」、「いやぁ―、お元気ですね。」、「有難う。又来てね。」、「もちろん、来ますよ。」

 テーブルや椅子は下町の居酒屋並みだが、料理と雰囲気は最高であった。清潔感もいい。びんビール1本、焼酎のお湯割り4杯と10品ほどの料理を2人でいただいて合計6,500円だった。値ごろ感もいい。お奨めの店です。
 地下鉄・堺筋本町E番出口、電話06−6262−6429(日曜、祝日は定休日)、14〜15人の宴会もテーブル席の奥の畳み敷きで可能。






2005年3月8日(火)晴れ、寒さ緩む。

 
103歳の元気をもらおう

 
今日のラジオ深夜便(午前4時)で羽生瑞枝(はにゅう・みずえ)さんを紹介していました。なんと、彼女は、103歳なんですね。話し方、声も若々しいし、語彙も豊富なことに驚きました。

 「日清戦争、日露戦争の頃は、日本は元気がございました。」という。一番辛かったことは「小学校の教師をしていた戦時中、同僚の男の先生方が応召で戦地に赴く時、『あとを頼む。』と言って別れ、帰らぬ人になったことです。」と、空襲や関東大震災にもあっていますが、戦争の傷跡がいつまでも残っているように思えました。
 長生きの秘訣は「くよくよしないことです。いまでもやりたいことが一杯です。」と、話しておられました。元気をいただきました。インターネットに載っていた歌集と略歴を添えます。

 歌集『はらから』(
発行社  泣oンデザイン)
 
著者名  羽生 瑞枝・森田 千代江・森田 まさえ

 著者紹介 羽生瑞枝:大正11年東京女子師範卒。約二十年公立小学校訓導として勤務。昭和28年みづえ保育園創設。  森田千代江:大正12年共立学園卒。和歌山県日高郡西内原補習学校に奉職。昭和3年江戸川区立松江小学校に奉職。9年退職。  森田まさえ:昭和5年府立第七高女卒。



 ●お知らせ
 
NPOWS西日本主催の第5回談話室を下記のように、元NHKアナウンサーで元金蘭短大教授の山田匡一さんを講師にお招きして、『聞き手を納得させる話し方』について教わります。お誘いのうえ、どうぞご出席下さい。
■    とき:  3月24日(木)18:30〜20:30
■    ところ: 中央電気倶楽部316号室(大阪市北区堂島浜2−1−25   п@06(6345)6351
        *大阪駅から徒歩12分、地下鉄四つ橋線・西梅田駅から6分、四ツ橋筋、ホテル・アンビエ          ント(旧堂島ホテル)北を西へ入る。)
■    講師:  山田 匡一氏
やまだ・きょういち 1933年生まれ、学習院大卒。NHKに入りアナウンサー。「お母さんの勉強室」「きょうの健康」など主に社会教養番組で活躍。チーフアナウンサーを経て金蘭短大国文科教授、大谷女子短大英文科講師などを歴任。現在フリーアナウンサー。著書に『言語表現』『コミュニケーションのためのことば学』など。
■    演題:  聞き手を納得させる話し方
■    会場整理費: 1500円
■    定員:  30人(定員になり次第締め切り)
■    申し込み:氏名、所属、連絡先(電話番号、メールアドレス)を記入のうえ、HPの郵便で岡田宛にメー   ルしてください。
以上。



2005年3月7日(月)晴れ、朝は寒いが、午後は13℃と暖かい。

 ブログ勉強会

 毎週、月曜日はNPOの有料メルマガ(執筆、講演依頼情報を掲載)を発行しています。毎週10本前後の依頼情報を掲載していますが、まだまだ、活字情報は健在だと実感しています。

 先ごろ、NPO役員がブログについて、二人(女性)の講師を招いて、勉強会を開きました。このお二人もブログを通じて知り合ったそうで、近く事業を起こすそうです。ブログはやはり簡単で匿名でコミュニケーションを図れるのがすばらしいと言います。登録も住所、本名も必要ないので、個人情報も守れるということです。ブログにスパムと言うものがあります。これは、相手が望まない広告などが侵入してくるマナーの用語ですが、これもIPアドレスで拒否できるそうです。

 ブログに日記を書き込みますと、新着日記として、表示されます。秒単位で流れています。したがいまして、次々、書き換えられます。毎日、魅力ある内容を書くことが、アクセス数を上げるコツだと言います。
 人気ブログはライブドアブログ、楽天広場です。因みに、私のHPの表紙のブログは楽天広場です。一度、見てください。




2005年3月6日(日)曇り、冬型に戻る
 
(お詫び:昨日の日記で安倍晋三氏の名前を間違いました。お詫びして訂正します。)

 「日本経済の展望」−ピンチをチャンスにー

 昨日は、地方の総合病院で開かれました竹中平蔵サタデーサロンに参加しました。竹中平蔵大臣の話は、TV等では、よく聞いています。しかし、1時間の講演、質疑をじっくり聞いたのは初めてでした。いずれ、まとめたいと思っていますが、私には新鮮でしたが、何回か、聞いた人には毎回、同じ内容のようでした。講演のキーワードはいくつかあります。

 1.ピンチをチャンスにすべき発想が大事です。オイルショックの時、日本はピンチを省エネ技術の開発によって、乗り切りました。ドイツとソ連は自国に資源があったため、省エネ技術では立ち遅れ、ソ連はその後、崩壊しました。

 1.流入人口
 日本は観光にもっと力を入れるべきです。人口を上回る流入人口(観光、ビジネス等で入ってくる人たち)のある国は、スペインとフランスだけです。両国は、観光事業に力を入れています。日本の流入人口数は年間500万人です。1億2000万人の国にしては、あまりにも少ないのです。日本各地でアジアをはじめ、世界から訪れる観光客を増やす努力が必要です。

 1.2007年から日本は毎年60〜70万人人口が減少します。この数は小さい県の人口です。2030年(竹中大臣が80歳の時)1000万人減ります。イタリアは14世紀に人口が減りましたが、一人当りの生産性を上げ、ルネッサンスに結びつけました。

1.日本の人口は減りますが、隣の中国は減らないのだから、マーケットは中国+日本と考えてやれば、人口減少もチャンスにできます。中国の富裕層は5000万人に達しています。

1.民間でやれることは、民間に任せるべきです。郵政を民営化すると、離島や過疎地等の郵便局を切り捨てるという心配がありますが、そいうことにはなりません。つまり、株式会社であっても、省令で設置基準(現在の過疎地の特定郵便局はすべて含まれます)を設けますので、切り捨てません。あのヤマトでも3分1は赤字です。つまり、ネットワークをもつことが大事です。

1.子どもも大人も人間力を高める必要があります。慶応大学の中国の子連れの留学生が、子供が小学校へ行く時期に、「子供の教育は上海でします。日本の教育レベルが低いからです。」と言われたことが、ショックでした。

以上が、講演の概要です。

2005年3月5日(土)晴れ、寒さ緩む。

 朝日&NHK問題

 昨日、マスコミ関係者も含めた会合の雑談の中で、朝日&NHK問題について話しが出ました。NHKディレクターの人は「受信料拒否で危機感を募らせている。」という報告がありました。「そうだろう。」というのが大方の見方でありました。「水面下では50万人近い数字より、もっと多いのではないか。」という読みをする人もいました。
 「朝日が勝ったと思う。」と、関係者の一人が言いました。私は、「100%勝ったのではなく、20%程度はグレイの部分、とくに安倍晋三氏が放映前に会って、NHKの幹部に圧力をかけた点について、安倍氏が断固、否定していることに朝日は十分応えていない。また、朝日は裁判を起こすといっていたが、いまだに起こしていないのは、朝日側にも、若干のグレイの部分、あるいは二ユース源秘匿のためからか、あいまいさを残している。」と発言しました。
 ただ、NHKと政界のいびつな関係は、NHK関係者も含め、多くの人たちが指摘しています。NHKの国民への貢献は計り知れないほど大きいですが、一方、「巨大組織ゆえの官僚主義は朝日もNHKも同じです。」と朝日のOBが話していました。



2005年3月4日(金)雨のち曇り、11℃。関東は雪。

  カタクリ賛歌

 カタクリの花について月刊『商工会』3月号に掲載された拙文を「花物語」のページに全文掲載しています。この4月に撮影に出かける予定です。その前に、雰囲気を楽しんでいただければと思い、引用しました。

          花に三春(さんしゅん)(やく)あり

 
高齢化社会の現象は、いろんなところに現われている。定年後、毎早朝に散歩する山にも高齢者が集まってくる。現役時代には、見ることがなかった光景がそこにはある。六十歳の“ヤマ”ということを聞いたことがある。それは人生最後のヤマであり、これを無事に越えた人は七十のヤマ、そして八十のヤマに向かう。六十歳が大きな分岐点で自然界の山にも、この年代の人が一番多く集まるそうだ。

 もうすぐ春の訪れだ。春になると約束したように春の三ヶ月間(三春)、野山に花が咲く。その花を求めて野山を高齢者カメラマンンが三脚に望遠レンズをつけて歩き回るグループが目立つ。とくに女性が多い。誰もが人生で生涯の恩人に出会うように、自分の好きな花を見つける。

●続きは『花物語』のページをご覧ください。NET108・花物語・伝言板
************************************************

2005年3月3日(木)晴れ、厳しい寒さ続く

 日本の技術者問題
 
 ライブドアの堀江青年を見ていると、バブルの頃のマネーゲーム再現のような気がしてきます。何百億円というカネをいとも簡単に手に入れているように見えるためです。モノ作り、それはソフトでもハードでも、汗水垂らして努力して獲得しないと、堀江氏はどこかでいき詰まるようにも見えるのです。
 
 その点、日本の技術者は恵まれていません。『理系白書』(毎日新聞科学環境部著、講談社)
という本が出版されていました。このような本が出ていたことに驚いたというか、勉強不足を痛感しました。
 実は以前に紹介しました西村肇著『人の値段』の最後の関連図書の広告面に、この本が掲載されていました。私がかねがね感じていたことを、うまくまとめられていると思いました。

 なぜ、西村さんの本の中にと、思いましたが、最初に当人が登場しておられるのです。

――西村さんに「理系の人生って何だろう」と考えさせられる出来事が起きた。 西村さんの住まれる横浜市青葉区の公団分譲地で「全戸に駐車場を」と、増設計画が持ち上がった。この団地は30数年前に建設され、当時はマイカーもさほど多くなかった。増設のため、緑地帯を潰すことになり、西村さんらが反対に立ち上がった。法律に詳しい人が団地にいないか、探したが、理系の年配の技術者ばかりだということが分ったという。――

 ここから、新聞社の編集チームは日本社会の理系の現状取材が始まった。政界も、財界もトップは文系ばかりだと指摘。霞が関には、理系は局長止まりという不文律があるという。日本の官僚は技術オンチだということが明白である。欧米と比較しても、上場企業の社長はの比率は、日本28%に対して、英国54%、ドイツ54%、フランス55%、アメリカは日本と同じだが、政府職員に占める理系の割合は日本の1・7倍だそうだ。

 驚いたことに、中国共産党のトップ陣は全員、理系のエリートだという。生涯賃金でも、文系と比較して相当、開きがある。これで、技術立国といえるのだろうか。「日本の技術がもたらした巨大な富は、技術者でなく、銀行や不動産の関係者に流れた。技術者は対価が正当に認められるよう、もっと主張すべきだった」という西村氏の嘆きを紹介している。

 この問題を、技術者に聞くと、「その通りだ」と応えるが、そのためにアクションを起こすかといえば、そこまではいきません。やはり、中村修二氏のような英雄が登場しないとダメなようだ。彼がノーベル賞を取れば、少しは理解が進む気がするのは、少数派であろう。



2005年3月2日(火)曇り時々晴れ、冬型の気圧配置で最高気温10℃

 
本日朝4時のラジオ深夜便(担当アナウンサーは午後11時20分から朝の5時まで6時間近く話すそうですね。すごいですね。)で、本日の花は、タチツボスミレで、花言葉は「つつましい幸福」だそうです。

 世阿弥の『風姿花伝』でしたか、「若い時の美は、舞台に立っているだけでも、華やかであるが、年老いて華やかな舞台にできるのは、本当の演技だけである。」と言うようなことがあった記憶があります。山の木々を見て、老木も影絵のようなシルエットを残しながら、老体をさらけ出しているものの、若木の青々した木々と違った、美しさを見る思いも、世阿弥の言う美だろうと思っています。
 
 下記の写真の花は、サクラソウで、昨年末、友人から苗をもらったものです。2月はじめに開花、春の訪れまで、咲き続けてくれます。花言葉は(勝者の寛容、少年時代の希望)とありましたが、「つつましい幸福」を与えてくれます。



 
 花の写真
          
                                  
〔友人からいただいたサクラソウが厳寒の庭に可憐な姿を見せました〕

 友人からメールです。
 恐らく、多くの方が感じていることでしょう。

  「ニッポン放送の株取得問題、賑やかですね。近々、裁判所の判定が出ますが、果た
してどうなるか。堀江の改革というか、IT流儀でどんどん押し込む行動力は買いた
いのですが、負けるのではないですかね。それに米国ファンドの動向が気がかりです
ね。利の有る方へ売り抜けの姿勢はアリアリで、堀江にとっては、不気味ですね。と
もあれ、米国式の流儀が日本を襲っている感じで、この混乱から抜け出して、真の日
本流儀のあり方、行動、方向性をキッチリと見出さないとアカンのではないでしょう
。(U)

************************************************


2005年3月1日(火)晴れ、冬型気圧配置。

 カラスとタカの話

 朝のTVで、元内閣安全保障室長の佐々淳行氏が「ライブドア問題」を解説されていました。「これは桶狭間の戦い」だとして、「少人数で大軍を奇襲戦法で破ったようなものです。」と、言う。最後に、重要なポイントとして「公共性というのは、報道人が命をかけてニュースを知らせていることです。株式公開だけでメディアの公共性があると言うのはおかしい。」と言う。堀江氏の発言からは、娯楽、芸能番組の類しか対象になっていないように感じと取れ、それをITで利便性を高めて付加価値をつける。」といったことでは、世論が納得しないだろうというような内容でした。そして、外資が公共メディアの株式を所有することに規制をかけないと、国益を損なう偏向報道が行われる心配があると、指摘していました。
************************************************

 三重県 の松下電子部品(株)の上田 智氏からメールをいただきました。先日の野鳥の会で見たノスリ(タカ科)のことを書きましたが、それと関連した内容です。大変、鳥についての造詣が深いので感心しました。ご紹介させていただきます。

 「楽しくH.P拝見させていただいています。タカが悠然と飛ぶ姿は綺麗な物です。一方烏が生ゴミをあさって飛ぶ姿は、非常に見苦しいのもです。」

 これらの違いは、自分の持っている消化酵素から来ています。タカは生きている物、新鮮な物しか食べられません。腐った物を食べると死んでしまいます。生きている物を探すには、ゆっくりと飛んで、動いているかどうか探して判断しないといけません。生きていく為の姿です。一方カラスは死んでいる物、腐っている物何でも消化します。
 
 バタバタ飛んでもどうでもかまいません。(凄い消化酵素を持っています)すべての生き物は生きていく為ムダはありません”最高のバランス”を維持しています。

 自然界には無駄な物はありません。無駄な物は自然淘汰されていきます。人間も企業も生きていく為に、環境に順応できる人、会社しか残っていかないのかもしれません。

 烏が黒いのはなぜか?
 象の鼻が長いのはなぜか?
 カンガルーが両足で飛びながら移動するのはなぜか?
 なぜ、葉っぱは緑色なのか?、、、。

 頭の柔らかい人はすぐ気づきます。(すべて生きていく為に淘汰された姿なのです。)
 タカの話が日記にあったためメールいたしました。

************************************************

日記