10月 日記

TOPへ

トップページ

 ●芙蓉(ふよう)といえば、『風の盆恋歌』高橋 治 (著) を思い出します。9月〜10月の花です。この写真は山の中にある農業公園信貴山のどか村(TEL:0745−73−8203)で撮影したものです。
 学名:Hibiscus mutabilis 別名:モクフヨウ(木芙蓉)花の色は白や ピンクなど多彩な花をつけます。
 ここの芙蓉はピンクのグラデションで美しい花でした。ムクゲやハイビスカスと同じアオイ科の仲間だそうです。
 花ことば:「繊細な美」ということです。


●芙蓉(撮影:06 09 25 のどか村で)

●10月31日(火)振込み詐欺、強盗の手口
 
 先日、大手企業に勤める友人(東京都内マンション在住)に振込み詐欺やマンションに入る強盗の手口が巧妙になっていることを聞きました。その会社の人も、振込み詐欺の被害にあったそうです。

 その手口は、その人の職場の上司、仲間の名前を入手していました。
 どうして名簿を手に入れるかといいますと、「会社に電話をかけてきて、先日、お宅の若い人が来てくれたんだけど、名前を忘れたんだが、川上?、川はついたと思うんだが・・・・。」こんな調子で調べていくそうです。

 営業の個人ランキング表が出回っている時代ですから、会社の名簿が流出していることは当然、考えられるということです。また、中には、自分の会社の情報を売る輩もいるのです。買う人がいるということは、おカネになるのです。

 詐欺に会った家人は「主人の上司や仲間の名前を言われると、信じてしまう」のです。
 大事なことは、どのような場合も、銀行に振り込めという行為はありえないということを知っておくべきです。どのような状況でも、「すぐ振り込め」というのは、疑うべきです。相手の名前、連絡先(デタラメでしょうが)などを聞いていったん電話を切り、警察に通報すべきです。

 マンションでも玄関口でガード(暗証番号など)していますが、住人の後に続いて入りますと、各戸のドアのインターフォン前ではビデオを撮っていないところが多いそうです。だから分からないのです。そして、「同じフロアーに引っ越して来た者ですが・・・」と、あいさつすると、100%、ドアーのカギを開けるようです。
 
 「今、風呂に入っていますので、あとでお伺いします。お名前と番号を教えてください」と、主婦が一人でいるようなときは、そう答えるようにしているそうです。

 日本人は水と空気と安全はタダだと思ってきましたが、これも世界標準になっています。少子高齢化でますます外国労働者も増え、物欲を掻き立てる企業広告、格差社会の到来などで大変な時代になりそうです。私の周辺でも強盗に入られた経験の人が結構、います。
 
 1週間、別荘に行っている間に、高級品、現金、パソコンなどごっそり盗まれたそうです。この方の場合、1戸建てで風呂の窓からの侵入だったそうです。
 それにしても留守情報を知っていることに驚かされます。この方はその後、セコムをつけたそうですが、「潜んでいた場合、帰宅したら分かるので、その点が安心です」ということで、命がとられなかったら良しとすべきだと言われていました。

●10月30日(月)北海道・日帰りり出張
 北海道・千歳に仕事で日帰り出張しました。白浜へ行くよりも近いんです。2箇所で取材、そのまま夕方7時の便で帰阪しました。
 この日の北海道は快晴でした。窓側の席でしたので眼下に秋の風景を楽しむことができました。立山もはっきり見えました。東北の山は完全に秋の装いに変わっていました。北海道のこの日の気温は朝0℃、午後10℃と大阪より10℃低くかったです。

●10月29日(日)ネイチャーウオッチング
 ネイチャーウオッチングに参加しました。野山を散策する時、自然について知識があると楽しいとの思いからです。
 「今年は全国的にどんぐりがほとんど、見ないです。野ネズミ、イノブタ、リスなどが好物ですが、今年は餓死するでしょう。そして、動物が減ったところで、どんぐりは来年あたりたくさんの実をつけるそうです。これも種を守る知恵です」と、リーダーの方が話されました。

 道中、40種類の野草を教えてくれました。なかなか覚えられませんが、その中で撮ったゲンノショウコ、ツルガネニンジンの花を掲載します。


【ゲンノショウコの花は5ミリ程度の大きさです】



【ツルガネニンジンの花も1cmぐらいの小さな花です】


●10月28日(土)ウィンドウズ・ビスタ
 マイクロソフトはついにXPの支援打ち切りを発表しました。来年ははじめには、ビスタ搭載の機種が店頭に並び、XP機種は消えるそうです。「発売当初は故障がありますよ」と、年末商戦はXPの売り込みに懸命です。

 「XP搭載機種にソフトをインストールするより、はじめからビスタ搭載の機種の方がいいです」というのが、私がパソコン売り場で聞いた結論です。

●10月27日(金)ガイア(地球)の復讐
 
 ジェームズ・ラブロック氏(地球生理学者)の講演を聴いた。「すべての生命と大気や海洋などの環境を一体と考え、地球を一つの生命体とする”ガイア理論”の提案者」と言うことで、多くの人を集めていました。内容的には地球温暖化の問題で、京都議定書以前、20数年前から警告していた点が注目され、評価されます。二酸化炭素がある濃度に達した(30〜40年後)時に、一挙に地球上の生物が死滅すると警告しています。
 
 今の文明を維持しながら二酸化炭素の排出を減らすというのですが、エネルギーで原発利用を進めることぐらいが、具体策で全体に観念論の印象でした。主催が日本原子力文化振興財団というのも気になりましたというか、ごもっともだという思いでした。入場無料で、事前に申し込んだ人たちのみが参加していました。

【講演前の会場風景=大阪府立国際会議場で】

●10月26日(木)京都映画祭

 第5回京都映画祭(10月24日〜29日)が祇園会館を中心に開催されています。すべての映画を見たかったのですが、26日のみしか見れませんでした。
 1日で過去の名作5本を見て女優のトークを聞いて入場料1,000円です。さすがに1日5本は大変な労力が要ります。会館内には食べ物を売っておりませんので、持ち込まないと、お腹がすいて映画どころではありません。

 26日、上映された映画は『古都』、『怪猫謎の三姉妹』、『刺青』、『怪談雪女郎』、『なみだ川』の5本です。18:30〜約1時間、藤村志保さん、田中徳三監督をゲストに迎え、映画にについて思いでトークがありました。

 この日、15:10からの『刺青』、『怪談雪女郎』そして藤村さんのトーク、最後に『なみだ川』を見て、終わったのが夜の9時30分でした。
 
 『怪談雪女郎』、『なみだ川』は藤村さんが主演で登場しています。この2本とも倒産した大映が制作したものです。撮影現場では、倒産する気配はあったそうですが、監督以下、スタッフ、出演者はただ、ただ、いい作品をつくることに全力投球したそうです。これらの作品を見て、大映はいい作品を残していると思いました。おそらく、いい作品と興行成績が反比例したのかも知れません。当時の永田雅一社長は気宇壮大な経営者だった記憶があります。

 今年の映画祭は女優をキーワードにしたそうです。京都の撮影所は時代劇が中心で、その主演は大半が男優だそうです。女優主演の映画少ない中で、名作を集めています。
 トークには藤村さん以外に、岩下志麻さん、松阪慶子さん、佐久間良子さんが参加されています。
 藤村志保さんの話をはじめて聞きましたが、しっかりした女優さんの印象でした。しっとりした地味な方だと思っていましたが、なかなか芯のある、しっかり者という感じでした。
 来年はもっと見たいです。


●10月25日(水)葛城山
 朝9時からロープウエイを使って、葛城山に登った。フィールドスコープを持参したが、野鳥はヤマガラを見た程度で、ほとんどいない。生駒金剛国定公園の一角を占めるが、野鳥の種類は生駒山が断然、多いように思う。
 
 紅葉はこれからで、いまはスズキが美しい。リンドウもかわいい顔をのぞかせていた。

【チカラシバ?もきれいです】

  【リンドウ】
 

●10月24日(火)光ファイバー
 3日も家を空けると、メールの処理が大変です。いかがわしいメールに混じって、大事なメールが入っていますので、選り分ける作業も面倒ですね。

 ADSLから光ファイバーに切り替える申し込みをしていましたが、いろいろ聞きますと、電話が通じにくいと、教えられました。案の定、NTT西日本はついに光ファイバーの欠陥をさらけ出しました。そのためか、工事の延期を申し入れますと、すんなり受けてくれました。

 パソコンショップの店長も「光ファイバーはスピードが速いだけですが、そのスピードもそう速くないということです」と、教えてくれました。


●10月23日(月)カタクリの水墨画
 友人の母上さまがカタクリの水墨画を出品されているのを知らせてくれました。私がカタクリの愛好家だと知っているからです。お近くへ行かれましたら、お立ち寄りください。




●10月22日(日)パソコン同好会
 希来里PCクラブ(パソコン同好会)の例会で年賀葉書の作成法を勉強しました。いろいろ興味深いことを習いました。PCは奥が深いですね。もう少し時間ができれば、いろんなことをやってみたいです。


●10月21日(土)季刊誌秋号を完成
 2年目の秋号ができました。この号では、PETで先行する事例を特集しました。



●10月18日(水)〜20日(金)秋の白馬旅情

 白馬の紅葉を観たさに、予定表をにらみながら2泊3日の行程を作り、行ってきました。天候に恵まれ、すばらしい秋を満喫しました。休日の白馬は大変な人出で、へたすればロープウエイに乗れず、引き返した人もいます。平日に行けることの幸せこそ、シニアの特権ですね。
 
 白馬全体の紅葉はありえないわけです。10月初旬、山の上の方から紅葉が始まり、私が行った時期はゴンドラやロープウエイから見下ろす山が紅葉真っ盛りで、さらに下旬に向って紅葉は里へと移行します。

 今回はレール+レンターカー、ホテル2泊、ゴンドラやロープウエイ利用による散策です。

 ◎10月18日(水)白馬五竜

 
【白馬五竜のゴンドラからの紅葉】                【ショウマ?】

 新大阪8:57発、松本経由、しなの11号12:45、白馬駅着。この時期、下着を含め服装の準備が難しいですね。私は長袖の下着、冬用の登山服でしたが、車中はもとより、山でも結構、暖かく汗をかくほどでした。
 
 白馬駅に着くと、まず観光協会で情報を入手、ロープウエイなどの割引券もくれます。次にレンターカー営業所で手続をすませました。午後1時過ぎからの日程でしたので、一番近場の白馬五竜にしました。
 
 ゴンドラで往復するだけです。終点のアルプス平駅前に広がる山野草園の花はほとんど枯れていました。ショウマの類?(ピンクは珍しい)、リンドウ?、ヒカゲノカズラ?などが、最後の姿をのぞかせていました。

 紅葉はゴンドラの眼下に広がっていました。午後の白馬五竜はくすんでいました。17:15、投宿。料理、風呂もまずまずでした。

 ◎10月19日(木)八方尾根

 
【八方池に映る白馬三山】                   【小さな沼にも白馬】





【八方尾根から望む戸隠連峰】


 今回の本番コースです。朝の8時過ぎゴンドラ、リフトを乗り継いで八方山荘駅に着きました。白馬三山、唐松岳、乗鞍岳など北アルプスの名峰が青空にくっきり映えて、すばらしい光景でした。
 「こんなすばらしい天気はそう、ありませんよ」ということでした。絵葉書で見る絵のような風景でした。
 反対方向の遠くには、今春、訪れた戸隠連山が墨絵のようで美しい光景でした。八方池までは石の多い登り道が続きます。平日でもグループ参加者ら、そこそこの人が登っていました。ほとんどシニアです。
 池は小さいですが、そこに映る逆さ白馬三山はヨーロッパの風景ですね。その昔、8キロの荷物を担いで立山、薬師岳へ縦走した高校山岳部時代のことが彷彿と浮かびました。
 この日、八方池から丸山ケルン手前まで登りました。みんなは八方池から引き返します。丸山ケルンから2時間ほどで唐松岳に行けますが、冬山の装備が必要です。

 下山は午後1時30分。昼食の後、白馬三枝美術館に行きました。ここは白馬に魅せられた画家たちのすばらしい作品を集めています。
 
 この美術館の前に咲くシオンの花にアサギマダラが悠然と蜜を吸っているのを見つけました。先日、奈良の山の辺で撮り逃がしていただけに、興奮しながらカメラに収めました。
 「ギフチョウも増えてきました」と、館長はアサギマダラの出現を喜んでおられました。

 
【シオンの花にとまるアサギマダラ】              【アサギマダラ】

 この日は早めに投宿。JTB人気の高いホテルです。ただ、駐車は6台程度しかできない、小さなホテルです。祖父の代から約60年続けている「山の郷ホテルひふみ」(TEL:0261−72−8411)がそれです。
 なぜ、人気が高いのだろうかと思いながら、部屋に入りました。まず清潔感を感じさせます。風呂もいいです。このホテルの売りは「女将さんの手料理」だということが、分かりました。この日の泊り客は4組、約12人でした。お奨めのホテルです。

 ◎10月20日(金)栂池自然園
 今日の天候は曇りで、午後からは靄で山々はまったく見えませんでした。午後1時34分のしなのに乗るためには、12時をメドに朝の8時過ぎから栂池自然公園に行きました。「今年は熊が里まで降りてきます」と、2年ごとにエサの実が少ない年には熊に出くわすことが多いようです。
 公園には熊に注意するよう、看板が立てられていました。栂池自然公園は広大で、美しい紅葉を楽しめます。今の時期はここが一番、人が多いようです。休日は人でいっぱいです。

 三日間、白馬の秋を堪能して帰路につきました。



【白いダテカンバの木々が美しいですねー栂池自然公園で】


●10月17日(火)ダリヤ園&上高地の野鳥

 友人がダリヤ園(宝塚市上佐曽利/佐曽利園芸組合 0797−91−0003)で撮影したダリヤです。7月上旬〜11月上旬まで花つみもできるそうです。JR福知山線で武田尾駅下車、阪急田園バスで行けます。


【ダリヤ:10月12日撮影】





【ダリヤ:10月12日撮影】






【ダリヤ:10月12日撮影】




【ダリヤ園の全景です】


○10月17日(火)上高地の野鳥
 昨日、堀氏の写真が届きました。「上高地、あまりの人で野鳥もびっくりかな!わずかしか撮影できませんでした。三脚に乗せる間もなく写し、ぼけました。名前の確定が出来ません。」というコメントがありました。望遠でこれだけ大きく撮れたのは、さすがです。野鳥の名前、「コホウアカ?」分かる方がおられましたら、メールください。

 
【コホウアカ?】                       【上高地の紅葉】


                        
●10月16日(月)野鳥を撮る

 近くの公園で野鳥を待つこと1時間、エゾビタキをとらえることができた。距離は約30mは離れていて、結構、飛び回るので狙い定めてフィールドスコープで撮影。トリミングしない状態で、この大きさに収まった。60枚ほど撮ったなかで、2,3枚しかピントがあっていなかった。三脚がぐらついていたので、苦労した。
 エゾビタキは普通、集団でいるようだが、この時は2羽がたえず同じ木に戻ってきたので、なんとか撮ることができた。野鳥を撮っている人には、よく見る小鳥だ。とにかく、いまは撮影に集中して、被写体を選ぶ段階ではない。



【桜の木に止まるエゾビタキ=フィールドスコープで撮影】

●10月15日(日)河内の祭り

 枚岡神社は河内一之宮で旧い神社です。毎年秋の10月14日~15日は布団太鼓の神輿が各町から終結(10数台)します。すべて担ぎますので、なかなかの壮観ですね。
 露店(約200軒)が並びます。戦後、間もないモノのない時代、小学生の小生にとっては、まばゆい世界でありました。ところが、それから半世紀経って見る世界はノスタルジアを感じましても、まったく触手が動きません。しかし、子供たちは飽食の時代といわれても、こういう雰囲気の店は別な感じを受けるのでしょうか、結構、買ったり、遊んだりしています。


【写真の布団太鼓が10数台終結します=14日夜】


●10月14日(土)山辺の道を歩く
 昨日は、桜井(奈良)〜柳本(天理市)まで山辺の道を歩きました。相変わらず、中高年は多いです。小学校の遠足なのか、小学生の集団とも会いました。フィールドスコープをかついで野鳥を狙ったのですが、収穫はカイツブリ?以外はゼロです。


【小さくてわかりにくいですが、モズでは?ないかと思っています】


【カイツブリ?=フィールドスコープで撮影】

●10月13日(金)大阪の映画
 大商ニュース10月10日号「核心を聞く」(聞き手:岡田清治)に掲載しました「大阪の映画」についてのインタビューを掲載します。私はかつて『リヨンで見た虹』の拙著で、
稲畑勝太郎・大商第10代会頭が日本に初めて映画を紹介した話を書いていましたので、このテーマはやりたかった。
 相手は
山内フィルムズ社長山内嘉信氏です。先に紹介しましたベトナム映画の案内をいただいた方です。

●見出し
国際喜劇映画祭を大阪で
リード
大阪は全国初のフィルム・コミッションである大阪ロケーション・サービス協議会(大阪商工会議所、大阪府、大阪市などで構成)を設立、ロケ隊誘致、撮影協力などを実施している。大阪は日本初のシネマトグラフ興行の地であり、稲畑勝太郎・大商第10代会頭がそれに尽力するなど、もともと映画とは縁が深い。そこで協議会設立当初から参画している山内嘉信・山内フィルムズ社長に制作者の立場から活動の現状と映像産業の展望を聞いた。

●本文

――協議会設立から5年余りですが、活動の成果と展望は。

 「公共の建物、場所などにおける撮影協力は一定の成果をあげている。大阪の売りは大都会の空間だが、それには規制緩和と住民の映画に対する意識向上が不可欠だ。そのために映像特区を設け、例えば御堂筋でカーチェイスの撮影が可能となれば集客を含め効果は抜群に高まる。海外や国内他地域からロケ隊誘致が活動の前面に出がちだが、まず大阪の映像制作者のニーズに対応できれば、その評価が伝播する」

――ロケ地として大阪の魅力を高めるには、何が必要ですか。

 「五輪開催候補地だった場所に屋外オープンスタジオを建設、明治や大正時代の大阪の街のセットを造るなど先行投資が必要である。韓国・釜山は映画祭、倉庫群のスタジオ化、規制緩和をやって脚光を浴びている」

――大阪の映像産業の振興は。

 「ロケ地として観光客が増加する効果はまだ出ていない。しかし、大阪は海、山が大都会に近いなどロケ地としての環境条件は備わっている。映像産業の振興のためには、やはり大阪の魅力を発信するだけの当地を舞台にした作品が出てこないといけない。昭和30年代に大阪ものはヒットしたが、今は興行的に不人気だといわれている。例えば、大塩平八郎を映画化することによって大阪の反骨精神を伝えるのも一策だ」

――デジタル時代になって映像は変革期を迎えていますが……。

 「今の時代のキーワードはデジタル・コンテンツといわれるが、重要なことはあくまで処理方法ではなく新しいものを創造する力。大阪はアナログ的なものも取り入れて新しいジャンルを作っていくことが大切だ」

 「携帯電話で映像を見る時代だ。例えば3コマ漫画のように20秒、30秒の俳句や川柳にあたる映像を発信することで大阪を売りにすることは可能だろう」

 ――映像を通じての抱負は。

 「大阪で国際喜劇映画祭をやりたい。大阪は外から見ると、“笑い”がキーワードの一つだ。高名な映画評論家からも、ペーソスのあるチャップリン映画のような喜劇映画のコンペを行い、世界から作品を集めれば、人材も集まるという話を聞いた。ドキュメントの山形、アニメの広島というように、笑いの大阪が定着することを期待している」

「関西には映像の大学、専門学校はあるが、彼らを受け入れる職場が少ない。監督個人が日本映画撮影監督協会(東京)を作って、私も副理事長の役目をしながら撮影助手塾を開催して人材育成に関わっている。関西に仕事を創っていく努力が必要なのはもちろんだが、制作者サイドもこれからは全国どこででも仕事をする気持ちがないと務まらない」

【やまうち・よしのぶ】1944年福岡県生まれ。広告代理店を経て、CM製作会社に入り、                    93年山内フィルムズを設立、社長に就任。日本映画撮影監督協会副            理事長。


●10月12日(木)野鳥と蝶


【写真愛好家の堀氏から本日、届いた写真です。見やすくするため、少しトリミングしました。】

 堀さんのコメント:宇治の孫の家の裏で猛禽類のチョウゲンボウ見ました。一瞬の出来事。400のレンズでは近寄るうちに逃げられました。三枚の内、一枚がボケながらも姿を捉えました。 



【ウラギンシジミのメスです。10月に入っても飛んでいます。ただ、この蝶はよく動きまわるので撮りにくいのですが、この時はじっと羽を広げて休んでいました。ウラギンシジミもオスが美しいです。野鳥でも蝶でもオスが美しいですが、人間とは違うのですかね。】

●10月11日(水)黄色い彼岸花(正式名:ショウキラン=ヒガンバナ科/リコリス属)

 彼岸花といえば、普通は赤色の花が浮かびます。白色のものも結構、咲いています。ところが、黄色の彼岸花は珍しいのではないかと思いますが、よく分かりません。とにかく自宅の庭に咲いたものですから写真に収めました。

【黄色い彼岸花=ショウキラン】

●10月10日(火)再び、ベトナム

 先にベトナム映画のことを書いた。それでベトナムに興味をもった。いま、『ベトナム町並み観光ガイド』(友田博通編)、『ベトナム歴史の旅』(小倉貞男著)、『北のベトナム、南のチャンパ』(土方美雄著)、『生者の側』(高い岩震写真集)を手にしている。



【『ベトナム町並み観光ガイド』から引用した図】

 図は『ベトナム町並み観光ガイド』から引用したものです。これをみますと、ベトナムがいかに侵略の歴史だったかが、一目瞭然です。、

 『ベトナム歴史の旅』から引用してベトナムの歴史な流れを書きますと、まず、ベトナムは1000年に及ぶ漢の支配を脱して、939年に独立したあと、宋、元、明、清の中国の歴代支配勢力の侵略を受けてきました。

 漢の支配はベトナムの北部紅河周辺だったが、国力の発展にともない中部から南部にかけて「連合国家」を形成していたチャム族のチャンパ(占城)王国と抗争を繰り返しながら、しだいにチャム族を南へ追いやりました。
 16世紀に入って中部でグエン(阮)氏が勢力を拡大した。現代に入って、アジアの戦争が終わり、日本がアジアから引き揚げると、インドシナにはフランスが帰ってきた。連合軍の管轄下で北緯16度線を境に一時、北部は中国・国民軍、南部は英印軍が管理責任を分担した。フランスが再び植民地化しようとしてベトナムの反発を受けた。
 ホ・チ・ミンが組織した「ヴェトミン」(ベトナム独立同盟)と戦闘になり、フランスは敗れた。北緯17度で南北に分断された。ベトナム人からすれば、この境界線はなんの意味もなかった。1949年に中華人民共和国が建国され、アメリカは共産主義が周囲に浸透していくことを恐れて、南部に樹立されたベトナム共和国を支援した。一時は54万人の米国軍を送り込み、北ベトナムの背後にいる中国、ロシアと戦った。1973年に全面撤退。1976年南北ベトナムは一つになった。

 確かにベトナムは侵略、戦争の歴史だったことが分かる。いま近代化を進め、近いうちに中進国入りすると見られている。日本の企業もポスト中国の国としてベトナムに工場移転を進めている。ベトナムは複雑なくにだから、中国以上に人事管理で悩まされることになるだろう。

●10月9日(月)嗚呼、結婚式

 体育の日の休日、ウエスティンナゴヤキャスルホテルでの知人の結婚式に参列しました。久しぶりに名古屋城を見ました。

 中日新聞の最有力販売店の御曹司の結婚式であったので中日新聞の販売局長ら、多くの中日関係者が参列されていました。参列者は総勢120名を超え、天守の間で盛大に行われました。私の席には高石早苗・衆議院議員、森元つねお・参議院議員、浅岡省吾・中日新聞顧問弁護士(東京)らがおられました。

 高石早苗・衆議院議員はお祝いのあいさつのあと、「北朝鮮がやらかしたので、すぐ官邸に戻る指示がでました」と、席をたたれました。森元つねお・議員は最後までおられ、「少子化問題に取り組んでいますので、若い人の結婚を奨励しています」と、話されていました。

 私は新郎の就職(家業を継ぐ前の修行)でいろいろな人に声をかけて以来、家族ぐるみで付き合っていましたから、結婚案内状が届いたのです。そのころのことを忘れていましたので、「岡田さん」と声をかける人を見て「どうして、貴方がここにいるの?」と驚きの顔を見せました。
 「あなたから新郎の就職を頼まれ、それ以来、彼は大阪にやって来た時、立ち寄られるのです」と、話され、二度びっくりしました。結局、そこへは就職しませんでしたが、暖かい声をかけられた若き経営者に感じるところがあったのか、それからも新郎は立ち寄っているということでした。
 この日のカップルは青年の船で知り合ったそうです。格式ばった結婚式ではありましたが、さわやかな一日でした。


●10月8日(日)『正社員時代の終焉』
 

 最近、『正社員時代の終焉』(大久保幸夫編著、リクルートワークス研究所協力)を読みました。ニート族とか、非正社員の増加による格差問題が論じられていますが、これを読みますと、労働形態がそう単純なものでないことが分かります。

 この本で興味深いことが載っていました。それは中国へ進出した企業が現地での人材マネージメントの難しさを嘆くことが多く、そのためのセミナーを開いたところ大変な申し込みがあったそうです。
 そのセミナーの大阪のシンポでパネリストの一人が語った。

 「そもそも中国で人材マネジメントうまくいかないと言いますが、それ以前に日本ではどうですか? 今のままで若者が頑張れますか? 皆さん自身がハッピーに働いていますか?こんなことを続けていては絶対に日本企業はダメになりますよ」

 会場は水を打ったように静まり返ったそうです。
 少子高齢化に伴い、外国の人材を求めることが今以上、強まると予想されています。ところが、現状のマネージメント(グローバル化していない)では、本当に優秀な人材が期待できないと指摘されています。
 
 これからの時代、単に定年延長程度では、少子高齢化には対応できない。高齢者の労働をはじめ若者の働き方(自ら非正社員になることを求める人も多い)もさらに多様化してくるように思われます。やはり、その昔、堀場製作所の創業者・堀場雅夫氏が定めた「おもしろ、おかしく」という社是が端的に表しているように、世のサラリーマンが働きがいがある社会こそ求められる時代だと思います。

●10月7日(土)夏鳥の試練

 恒例のバードウオッチングに参加しました。今回の会の思いは「夏鳥の試練」ということで、夏鳥の幼鳥がはじめて南の国に向けて試練に立ち向かう時期だそうです。このため海を渡る夏鳥は、木の実など十分なエサを食べるために山を降りてくるので比較的、近くで見ることができるということです。
 
 野鳥の会のメンバーの方は、鳴き声を聞き分け双眼鏡ですぐ見つけて教えてくれます。ところが、双眼鏡で見るのもなかなか難しく、私は「モズ」、「エゾビタケ」を観ただけです。この日は、「コサメビタキ」、「キビタキ」、「クロツグミ」、「オールリ」、「ヤマガラ」などが観れたそうです。
 
 最大の収穫はサンコウチョウの巣(来年は使用しないが、この近くに巣を作るのではと言います)を教えていただいたことです。来年6月ごろ、撮影に行きたいです。

 道中、参加者の方の話も興味深かった。
 
 「ハチの天敵は熊です。だからハチは黒い服を着ている人に警戒して、時には襲うのです。ハチは真っ直ぐ見ますので、ハチより下のものは見えませんので、ハチがやってきたら、通り過ぎるまでじっと伏せていることが肝要です」と、ハチにまつわる話をしておられました。

 野鳥の会のスタッフのお一人(63歳)は、400CCバイクで高速道路を通って、志賀高原に3泊して野鳥観察にでかけた話もありました。また、喜寿前のある男性は「女房が亡くなった1年後、25歳したの子連れ女性と同棲、近く結婚する」ということでした。
 
 ご夫婦で参加されたこの方はある著名な写真家に弟子入り、サラリーマンでありながら、写真技術を身に付けられ、定年後は写真指導をされているそうです。この日も、デジカメ2機、コンタックス1機の計3機を持参されていました。
 「写真は何を訴えたいかというポイントを明確にする。何枚も撮るのではなく、じっくりシャッターチャンス(天候、光の強弱等も含めて)を待って、これぞという1枚を作品にすべきです」と、審査委員されているだけに、なるほどと思ったものです。こうした会話が野鳥の会の楽しみでもあります。

 これまで撮影した野鳥名で分からなかった「シロハラ」、「キジバト」について確認できました。

 この日、生駒から遠く明石大橋がハッキリ見ることができました。このようなことは年に1回あるかどうかだということでした。


●10月6日(金)美しい花

 この写真、ある植物の花です。接写で撮っています。実はタカノハススキ(フイリススキ)の花です。普通のススキはこのような花はついていません。




●10月5日(木)NPO会議に出席

●10月4日(水)金剛山に登る

 当初、金剛山ロープウエイの千早駅の駐車場に車を留めて、ロープウエイで金剛山駅まで行き、そこから山頂を目指すことを考えていました。ところが、朝の7時半過ぎに到着したため、駐車場もロープウエイも9時からでしたから、ここから徒歩で山頂を目指すことにしました。
 
 金剛山の徒歩登山は初めてでルートは有料駐車場の管理人が教えてくれた「この道、1本道や」という舗装された道を登って行きました。あとで、知ったのですがこの道が一般向きで、途中から「私道のため進入禁止」と看板のある急勾配の道を登る人も多いのです。この道が近道だということらしい。
 
 この日は平日でしたが登山者は多かったですね。(駐車場に朝の8時ごろ40〜50台は駐車していた)
 舗装道も結構、勾配はきつく、約1時間30分かかって、伏見峠に到着。そこから約30分、葛木神社を通って山頂(1,125m)に登りました。
 山頂近くに1000回以上及び500回以上の登山者名簿が掲示されていました。1000回以上のトップは1万回を越えているということです。驚きました。現役サラリーマンでは難しいかと思いますが、現役時代と定年後の回数を合わせて1万回以上になるには、定年後毎日、登っても数年はかかる勘定になります。いずれにしても健康だからできたのでしょうね。

 秋の山ですが、結構、まだ野草花も多く癒されました。

【金剛山の野草など見てください】



【秋明菊とミツバチ】



   
【シオンが最盛期】                         【キジバト】



     
【この花がたくさん咲いていましたが、名前が分かりません】 【タンポポの綿毛】




【トラの尾に似た花です】




【棚田100選ー千早城跡から】




【同上】





●10月3日(火)秋の浄瑠璃寺と岩船寺
先日、久しぶりに浄瑠璃寺を訪れました。ここから岩船寺まで往復しました。この二つのお寺は味わい深いお寺です。

 
【岩船寺の三重の塔】                    【途中の畑と彼岸花】


                 
●10月2日(月)テロかレジスタンスか

 ★PCクラブで習ったメモ帳によるHP作成にトライした。HTMLに慣れていないので、写真を挿入に手間取った。講師の方に何回もメールで教えを乞うた。いまのHPはビルダー9によって制作しています。初級者にはこちらの方が楽にも思えますが、いろいろやってみるのも面白いです。

 ★先月、9月日記で紹介しました元外交官N氏のメールで「テロか、レジスタンスか?」に対し、具体的なコメントが寄せられた感想メモが送られてきました。興味深い内容ですので、ここに掲載します。

 「超保守サイドの知恵者たちは、反テロ気運の盛り上がりを利用し、「テロ対策」をお題目に国民の自由や人権を、一層、縛る手立てを考えていないとも限りません。メモはそんなことへの警鐘にもなるのではないかと
推察する次第です」とN氏のコメントもありました。

  「テロかレジスタンスか?」を拝読、同感です。 かねて日本のジャーナリズムがアラブ、アンチアメリカの国(というより反イスラエル)の戦闘行為をすべてテロと呼んでいることに違和感をおぼえていました。ヨーロッパ系のジャーナリズムでは『テロ』という表現をあまり使いません。自爆テロではなくsuicidal bomber あるいはsuicidal attackとか使い分けています。あるいはKAMIKAZE なんていうのも目にしたことがあります。

 日本は『お題目』国家ですから、最近はなんでも「テロ予防のため」と称して、交通機関や大きな建物ではおかしなセキュリティーが敷かれています。いたるところにガードマンが目立つようになりました。第一、欧米で爆弾騒ぎがあっても、直ちに「日本も」という発想はおかしいのかも。ビン・ラディンにしろ、日本なんかを
狙うほど余裕がないのでないか。

 日本の警備保安当局はここぞとばかり、駅などに警官を増やしたりします。二、三年前だったか、東京渋谷の地下鉄駅で、地下鉄職員を狙った拳銃強盗があって、職員は撃たれて重体、強盗は数日後に自首しました。事件が発生した時、駅はもちろん、周辺の地上には数え切れないほどの警官がいました。しかし形だけの配備なので、犯人をすぐに 取り押さえることができませんでした。

 余談ですが、この強盗 、宿直の地下鉄職員が風呂の道具をいれた紙袋を持って出てき たのを大金が入った紙袋と勘違いしたそうです。職員も強盗も気の毒といえば気の毒。お題目だけが先行して、肝心なことを忘れている警備当局、日本全体がそのようです。

 いつか渋谷で警官に「こんなに違法駐車を放っておいて大丈夫か」「外国のテロでは爆弾は車に仕掛けられる」といいました。すると、その警官は「日本ではそのような例はない」。なんとノーテンキな。あらゆる可能性の隙を突くのがテロ行為ではないか。アメリカ大使館では出入りする車の下をミラーでチェックしているけど、日本人の警備員は本物の車爆弾を見たことがあるのか、と言いたい。すべてがおざなりで、「テロ対策」といえばなんでもまかり通るいやな世の中です。

 日本の太平洋戦争末期の特別攻撃隊は自爆ですが、テロだろう か。パレスチナなどの『自爆テロ』も、近代兵器を持たない兵士が爆弾を抱えて突撃する行為であり、かっての日本の若者と同じではないか。
そういう考えで小泉前総理は靖国神社を参拝したのなら、立派である。 (了)


●10月1日(日)ベトナムを知る
  
 かつての勤務先の友人からある経営者の急逝が知らされた。私と同い年で、現役時代に彼の息子さんの結婚式に参列、彼のお礼のあいさつ文も作成するなど比較的、仲良く付き合っていたのを知っていて知らせてくれた。午後1時15分からの葬儀に参列した。

 先に撮影監督の山内嘉信氏をインタビューした折に、「日本・ベトナム映画人シンポジウム」(午後12:40〜19:20)の案内書をいただいたので、参加しました。これはJSK(日本映画撮影監督協会)主催で、山内氏は協会の副理事長に就いている。詳細はJSKのHPをご覧ください。

 シンポではいろいろ教えてもらった。同国は社会主義国で映画も年間10本製作されているが、すべて検閲を受けている。同国は歴史の3分の2が戦争の歴史だという。だから映画は戦争のものが多い。先のベトナム戦争について米国は「黙示録」など、多くの作品を制作している。ベトナム側の作品は少なく、観る機会もほとんどない。
 今回、上映された「サイゴンからの旅人」(20年前の映画)で、南北兵士が主役で解放軍(北)の兵士が戦死した同士の遺骨を親元に運ぶストリーである。そこには美しいベトナムの国が映し出されていた。同映画のレ・フアン監督、ファムファム・ホアン・ナム撮影監督も招かれ、シンポは大変、有意義な内容でした。
 もう一本の映画「メタオ」は100年前のベトナムを描いたロマンス物語。

 ☆参考にベトナムのHPから基本データを添えます。
千年を超える中国支配を経験した中国文化圏最南端の国。
1883年 仏の植民地化。
1945年 ベトナム民主共和国成立。
1949年 ベトナム国(親仏)成立。
1954年 ジュネーヴ協定により南北分割。
1955年 南部で共和制成立。
1965年 米軍直接介入開始。
1973年 パリ和平協定。
1975年 南越崩壊。
1976年 南北統一(社会主義共和国)。
政治体制・内政
1.政体 社会主義共和国
2.元首 グエン・ミン・チエット国家主席
3.国会(グエン・フー・チョン議長) (1)一院制(498名)、任期5年
(2)中選挙区
(3)選挙権満18歳以上、被選挙権満21歳以上
4.政府 (1)首相 グエン・タン・ズン
(2)外相 ファム・ザー・キエム(副首相兼務)
5.内政 (1)86年の第6回党大会にて採択された市場経済システムの導入と対外開放化を柱としたドイモイ(刷新)路線を継続、外資導入に向けた構造改革や国際競争力強化に取り組んでいる。他方、ドイモイの進展の裏で、貧富の差の拡大、汚職の蔓廷、官僚主義の弊害などのマイナス面も顕在化している。
(2)2006年4月には、第10回党大会(5年毎)が開催され、「ドイモイ(刷新)」政策実施20年を総括した。また、ドイモイ路線の継続を確認し、汚職問題について厳しく取り組む姿勢が表明された。書記長には、ノン・ドゥック・マイン書記長が再選された。党大会後の第11期第9回国会(5月16日から6月29日まで)にて6月27日グエン・ミン・チエット国家主席、グエン・タン・ズン首相が新たに選出された。26日にはグエン・フー・チョン国会議長が新たに選出された。