K11マーチのファンが故障した
 

 ヒーターファンが回らない。 風量の調整が効かないのだ。 ただ、最大位置ではブンブン回っている。 どうした事だろうか。 ヒューズを見ても正常だ。 エアコンのボタンを押していると、ファンスイッチ最小位置でもエアコンはカチッとスイッチが入る。  でもファンは回らない。 どうなったのだろうか。 早速いつものバラシを開始した。 とりあえず、ありとあらゆるヒューズをチェック。 何の問題も無い。 やっぱりファンスイッチか?。 ダッシュボードのネジを外しまくって、スイッチを取り出そうとしたが、コネクターは外せるがスイッチ本体を取り出せない。 繋いでいるのは青いコードが数本だ。 何段階かの切換えを行うのだから線がいっぱいあるのは当然だろう。 今のところスイッチが一番クサイ。 でも外せないのだ。 

 それならと思い、ボンネットを空けあっちこっちのケーブルを探して見た。 でも、エンジンルーム内には青いコードが見当たらない。

 今度は、ファンそのものを疑った。 そしてモーターに入るケーブルを見つけたが、2本しか入っていない。  と言うことは、プラスとマイナスの2本だけだ。 なぜだ。 やっぱりスイッチしか無いのか。  

 ファンモーターには2本のケーブルしか入っていないが、そのすぐ近くにファンスイッチに繋がっているコードと同じ色のコードが数本入っているコネクターを見つけた。 ナンダこれは。 

 とりあえずコネクターを外してファンスイッチを入れた。 同じ症状だ。 線を外しても最大位置でファンが回る。 益々変な気持ち。 途中の線を外しても回っている。 魔法か?。 

 頭に来てそのコネクターが入る部品を取り出した。

ダッシュボードの助手席側を下から覗くと、このコネクターが見える。 コネクターを外して、プラスドライバーで取り外した。

 キャッシュカードのような物が出てきた。 「・・・レジスタンスを新品に交換のこと」 と書いてある。 そして、電気回路のような配線がくっ付いている。 この注意書きは何を言っているのかさっぱり解らないため、ネットで「レジスタンス」を検索したが、それらしいページは現れない。 そして、「レジスタ」を検索したら、いっぱいでてきた。 通称「ファンレジスタ」。 ファンの強弱をコントロールする「抵抗」なのだった。 そして、温度ヒューズが付いており、たまに切れることも解った。 「・・厳禁」の文字の右側にあるのが温度ヒューズらしい。

 抵抗と言うからには、計らずにはいられない。 4本ある爪をそれぞれ測って見た。 両端のピンは導通するものの、中のピンは電気が通っていない。 得意の直結でもやって見ようかと思ったが、「修理再使用厳禁」なので素直にあきらめた。

 温度ヒューズが入っているということは、相当な高温を想定して、危険なシロモノなのか?。 

 モーターの回転数制御に抵抗で電圧を下げている。 理論的には解るような気がするが、熱が出て大変危険な行為ではないだろうか。 エジソンの発明以来何も変わっていないということか?。 月に人間が行く時代になんてことだ。 旧態依然だ。 ロケットや原子爆弾作る能力があったら、もっと安全で簡単に出来ないのか?。

 

早速、近くのN部品屋へ行ったら、3千円でお釣りがきた。 プラスドライバーでネジ2本を外すだけで交換できる。 それなのに、半年近くもブンブンファンを回したあげくに、半日近くもかけてダッシュボードを取り外してしまった。 右が新品。

 

 ちなみに、新品の抵抗を測ってみたらこの通り。値はともかく電気が通っている。

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