丸棒作り

ドリルと手引き鋸で丸棒をつくる

 ドリル側はボルト先端を材に少し食い込ませ、板付きナットでロック。ドリルと材の中心軸方向のズレにより材が暴れるのを防ぐため木ネジは締め付けない。 ユニンバーサルジョイントと同じ原理。 材の角は極力取り除いたほうが作業効率が良い。 角があると風が発生し切り屑は飛び回るし、鋸は跳ね上がり、効率が良くない。

  角材の材質・太さ、鋸の状態など条件によって仕事がしやすい回転数に合わせる必要がある。50ミリ角程度の杉角材から丸棒を作るには、1800rpm前後の回転数が加工しやすいようだ。この電気ドリルの定格は2400rpm。 秋月電子の優れモノ、万能トライアック調光器キット(600円)を組み立てて回転数制御している。

 終端は固定ネジ。 ネジの頭を円錐状に削りグリスを塗った。 時間が経つとボルトが材に食い込むので、ナットで距離を調整する。

作業中

本来の木工旋盤の回転方向とは逆なので、削りカスが自分に当たることはない。
使用鋸はごく普通の手引き鋸、ゼットソー。
仕上げは木工ヤスリや紙ヤスリで十分だが、カンナを使うと完全な丸棒を目指すことができる。

丸棒にニスを塗ると立派なテーブル脚が出来上がる。