ジャンク除雪機の復活 KSR8

 クボタ除雪機KSR8(エンジン無し)に三菱の汎用エンジンで復活を試みた。

 
代用エンジン緒元
 三菱GM182L、 4サイクル、 6ps、2000rpm

 純正エンジンは8psセル付きのようだが、緒元が全く解らない。
機会屋から「エンジンの出力軸はズレていない物を使うといいよ」との助言があった。要するに高回転エンジンを使えと言うことだ。 調べてみると、軸がずれていない汎用エンジンは3600rpm程度。だが、GM182Lはシリンダ中心と出力軸の位置がズレており回転数は2000rpmだ。 そのため、オーガー側が高速になるようにプーリを取り付けた。エンジン固定用の建て込みボルトの位置とGM182の穴位置が合わないため、ツーバイフォーを挟んで取り付けた。エンジンの色は赤と黒で、クボタのオレンジに違和感は無い。


走行駆動
 小型除雪機に使用されている走行系は殆どがフリクションディスク方式。
ホンダ・ヤマハ・スズキ・フジイ・ヤナセなどのメーカーが使っているようだ。
この駆動方式は簡単な構造で前進・後退・変速が無段階で切り替え可能であり、とても合理的であるが、走行部分に水が入るとクラッチがスベる。また、ゴムが摩耗することにより走行不可能になるという欠点がある。家庭用の小型除雪機はスノーダンプと同じくとても重要な位置にあると思うため、永久的に部品供給を望みたい。


シューターの回転
 以前使っていたヤマハ・リッキーはモーターで投雪方向を切り替えていたが、この機械は手動だ。
リッキーはバッテリーが上がると、リコイルでエンジン始動はできたが、シューターモーターは動かず頭にきたことがある。よほど大型のシューターでもないかぎり、電動は邪魔になるだけだ。
この世の中、最後に残るのはアナログと手動だ。