モデル 遥真君
 
  加筆訂正  2023年12月27日 2023年09月01日 2022年07月24日 2022年05月08日
   2021年10月11日 2021年07月11日 2021年05月09日 2020年11月15日 2020年05月07日・・・
  公開 2019年12月29日
 生後9か月からのLS-CC松葉杖訓練
 訓練を開始しました。今後の変化を見守って欲しいです。
 他のお子様についても随時加筆しています。確認してみて欲しいです。
☆ 生育歴
 31週2日で全前置胎盤のために出産。体重2048g。
 生後2か月後に脳室周囲白質軟化症の宣告を受ける。
 退院後の生後4カ月頃から地元の訪問リハビリを月に1回受けていました。
 出産病院を退院する時、療育施設を紹介されたが生後9カ月を過ぎる頃にやっと診察が受けられる。
↓・↓・↓・
∞ LS-CC松葉杖訓練を開始→生後9か月
 通常は背臥位で過ごしている。腹臥位は嫌いとのこと。
 ほとんど動かないが、背臥位で手足を動かしている。
 反り返りとなることが有る。
 関節可動域:特別に硬いと想われるのは、肩の最終挙上、股関節の内旋。
 訓練内容:全身のストレッチ・寝返り・腹臥位・各種座位保持。
※ 訪問でリハビリテーションを受けていたと言われるが、何をどの様に指導を受けていたのだろうか?
→ 訓練開始2カ月
 住所が関東から関西に変わる。関西では月に1回の訓練会が開かれているので、そこに参加することとなる。
→ 訓練開始6カ月
 寝返りの移動はできないが、ストレッチを行おうとすると左右に寝がえりの様に身体を動かし逃げようとする。
 吸気の際に横隔膜が充分に動いていない模様なので、肋弓バンドを着用する。
※ 肋弓バンドとは、肋骨の最下部が左右に彎曲を経ているが、その彎曲に合わせて肋骨の動きを制限する物。肋骨下部が広がらずに、胸郭全体が広がるように…
→ 訓練開始7カ月
 寝返りを左右共に行うようになる!
 持ち込み座位で、手で床を支えて数分姿勢を維持するようになる!
→ 訓練開始8カ月
 腕立て位にしてあげると、少しの間姿勢を維持している。
→ 訓練開始10か月
 コロナウイルスの影響で、2カ月余お会いできていない。
 指導したいし、子どもの様子も診たいが何時お会いできることになるのか?
→ 訓練開始1年
 コロナウイルスの影響で、訓練の内容を直接に保護者と子どもに指導する事ができていませんが、今までの経過とメールを使っての指導で子どもは変わっています!
 メールでの連絡・・↓
 肘這いを開始しました!。
 行きたい先に集中すると、足を使わずに手の力だけで肘這いをする点と、右手の引き込みが気になります。
→ 訓練開始1年6カ月
 下肢装具とクローラーが出来上がる。スタビライザと松葉杖を貸し出す。
 クローラーでの手歩き練習に入る! CC1〜2度
 スタビライザで少しの間立つことができる! 後ろに反り返って立つか、前かがみで立つ。正しく立つように指導する。LS1〜2度
 松葉杖訓練に入る! 松葉進度1
 四つ這い位に持ち込むと股・膝関節が伸びて、前に飛び出してしまう。
→ 訓練開始2年
 コロナの影響で訓練会は開かれずにいる。
 メールと電話を使って、親子しての訓練を家庭で行う事となる!
 以前に指導した訓練内容を親子して家庭で行っているとの事がが、訓練内容の指導方法に保護者が疑問を感じるようになった!
 保護者が疑問を持つのは当然な事。知らない技術を使って子どもに指導するのだから…。参考とするのは教本が主で、後はウエブサイト…
→ 訓練開始2年2カ月
 コロナに伴う宣言が出ているが、あまりにも訓練内容の指導ができない期間が長くなっているので、訓練会が開かれました。
 8カ月ぶりにお会いして、子どもは大きくなっており、肘這いと寝返りを良く行うようになっている。メールで問いかけられていたように下肢を使わない肘這いを行っている。
 床に座らせるとあぐら位で座っている事ができる。
→ 訓練開始2年5カ月
 前回お会いした時からお会いできていないが、メールが届く!
 今週、ついに自ら尻を上げて座れるようになりました!
→ 訓練開始3年
 床での自力座位を始めて、6か月余が経過しても、日常生活の中で始めないとは…
→ 訓練開始3年1か月
 松葉杖訓練が嫌がらずに行えた!
 自力座位が可能となったのだから、もっと日常生活の中で座って遊んで欲しいのだが…
→訓練開始4年4か月
 運動機能の伸びが停滞しており、原因が関節可動域が狭まった為と説明しても、関西の方では股関節の脱臼の恐れが出ないので手術は勧められない様で、月日が経過してしまった。
 整形外科での手術が決まり、そして手術を受ける。
 訓練会が月に1回の為なのか、それ以上の回数で他の施設に通うためなのか? 車椅子等の作成のために他の施設の医師の意見書が必要で、いろんな情報が混在するために保護者が迷うようです。
→ 訓練開始4年5か月
 術後のストレッチが不足しているようで、術後よりも関節の曲がりや伸びが悪くなっている。
 松葉杖練習はできないので、杖を持って立つだけとする。
 スタビライザとクローラーの練習をシッカリとする。
↓・↓・↓・
◎ 指導する者からの期待と希望
 PVLの宣告を受けながら、9カ月の間を診察を待たなければならない保護者の心は…。
 何故に療育施設の診察は、これ程に待たせるのだろうか?
 生後1歳4カ月で、寝返りを始め、お座りも少しできるようになっている!
 訓練を開始して7カ月が経過した今、この程度の変化では少し悲しいかな?
 これからの進歩を期待するのだが…!
・ 訓練を開始して1年となった今、コロナの影響で直接指導ができない事が残念な事です。
 それでも親子の頑張りと努力によって、肘這いを開始したことはお母さんだけでなく私も嬉しいです。これからは座位の安定と、自分で床に座れるようになる事が直前の目標となります。5月7日は1年前に初めて遥真君に会った日です!
・ 1年6カ月の訓練経過を経て、LS-CC松葉杖訓練法に入る!
・ LS-CC松葉杖訓練法を体験しているし、先輩の子どもたちの訓練の様子を見ているので、メールと電話での指導ができるのかも知れません。
 このケースがうまくいけば、他の子どもにも応用できると考えられるのだが・・。
・ 保護者側が、訓練の内容を理解できていないと、電話とメールを使っての指導には限界が有るようです。
・ 遥真君に対しての直接の指導はコロナでできていないが、保護者がLS-CC松葉杖訓練法を理解していれば、少しの期間家庭で十分に保護者が指導できる事を示していると思います。
・ コロナの感染対策により、訓練を受ける機会も減り、遠方に住まいするために実践を見る事もできず、様々な悪条件が重なり運動機能の伸びを妨げているのか?
 メールや電話での指導では、どうしてもできない内容を克服できないとは…
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  製作 LS-CC松葉杖訓練法 湯澤廣美