モデル 大介君
 
  加筆訂正 2024年05月02日 2023年07月27日 2023年05月09日 2023年03月26日
  公開  2023年03月11日
 7歳6か月からのLS-CC松葉杖訓練
 訓練を開始したのが2年前の事です。
 保護者の希望で開始しましたが、子どもの状態から改善してもそれほどではないと考え、紹介しないでいました。だが、親子の努力と保護者のアイデアによって、思わぬ変化となったので紹介する事になりました。
 今後の変化を見守って欲しいです。
 他のお子様についても随時加筆しています。確認してみて欲しいです。
☆ 生育歴
 妊娠38週3日で正常分娩。分娩前後にトラブルは無かったが、妊娠中、胎動を感じることが長男より少なく心配することはありました。体重2990g。
 2014年4月(大介生後7か月)に父の仕事の都合により米国(ケンタッキー州)へ転居。2018年10月(大介5歳0か月)に帰国。
 Cincinnati Children's Hospital Medical Center(米国オハイオ州)にて、大介1歳3か月の時に知的障害による発達遅滞と診断を受けました。
 首がすわったのは5か月ごろ
 寝返りを始めたのは7か月ごろ
 自分でお座りを始めたのは1歳5か月 ごろ
 四つ這いはまだできていません。
 歩行はできませんが、練習は2歳5か月頃から歩行器(ペーサー)、ハーネス、介助して行っていました。
 帰国後は、地元の療育センター・リハビリクリニック・訪問看護ステーションで指導を受けています。
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∞ LS-CC松葉杖訓練を開始→7歳6か月
 ストレッチを受けた経験がなさそう。関節可動域に異常が有るのか判断できない。
 臥位から座位まで可能。横臥位からすわるので、あぐら位となり、そのまま尻這いを行う。尻這いで尻を中心にくるくると回っている。
 両手をつなぐことによって、水上スキーの様に引かれるようにして歩く。
 訓練内容:全身のストレッチ・正座や割座の練習・四つ這い位の練習。
 訓練その物に慣れていないのか、指導する事が難しい。
→ 訓練開始2か月
 歩行器(クロコダイル)と短下肢装具を貸し出す。
 足関節に可動域制限は無いが、外反偏平足。
※※ どんな歩行器で練習しても同じ結果 歩行器を選ばなければならない
http://www15.plala.or.jp/LS-CC/question%20and%20answer14.html
→ 訓練開始1年4か月
 訓練を行ってきているが、歩行器にしても松葉杖にしても慣れてきて、受け入れてもらえるが内容としてはあまり変化が無い。
 松葉訓練で進度2となる。
→ 訓練開始1年11か月
 四つ這い移動を少し始めた!
 きっかけは水野記念病院での指導をお母さんが応用して、できるようになった!
 四つ這い位で少し尻を持ち上げても、また尻を下してしまい移動に結びつかなかったが、尻を下せないように発泡スチロールのボールを袋に入れて、尻にぶら下げた結果!尻が下せなくて移動の方向に…
→ 訓練開始2年
 松葉杖歩行練習に入り、進度3となる。
→→ その2週間後
 背臥位から腹臥位になるのに瞬時に行うようになり、四つ這いも自由に行うようになる!
 目的を持った四つ這い移動に見えるが…
→ 訓練開始2年1か月
 松葉進度4となる。
→ 訓練開始2年2か月
 松葉杖歩行をとても行うようになる! 動く物が好きの様で、特に自動車が好きなようだが・・
 しかし指示に従い目標は定まらず、自分の行きたい所に行ったり、物を見るために立ち止まる事も多い。
 探索行動となっているのか?
→ 訓練開始2年4か月
 両肩介助でもって、独歩練習に入る。
松葉杖歩行の方が楽しく、独歩練習は辛いような感じで行う。
→ 訓練開始2年9か月
 保護者より便りが届く・・・
 少し前の日に公園の人工芝の上に座らせていたところ、感覚が嫌だったのか分かりませんが、急に四つ這いで移動しはじめ、それ以来、家の中でも四つ這い移動の方が多い位になりました。
 またやらなくなるかもしれませんが、続いてほしいと願い、たくさん褒めながらおります。
 また、先日はお風呂で湯船に入る時に段差を利用しながらではありますが、自分から片足を上げて跨ぐことができました。様々な成長を見ることができ嬉しく感じております。
 今年のクリスマスまでに独歩を、を目標に取り組んできましたが叶わず、残念ではありますが、手引き歩き、おっとっとも(杖引き?)、も着実に安定してきていると感じます。
 来年こそは、と言う目標で、引き続き家族で取り組んでいきたいと思います。
→ 訓練開始3年1か月
 松葉杖で何処かに目当てが有るのかどんどんと歩く! 多くの場合、車の走っている所や、駐車場に向かう。
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◎ 指導する者からの期待と希望
 2年ほどの間特に改善したと思える変化が無かったが、水野での訓練の内容を応用したお母さんのアイデアが、大介君の機能に変化を与える事になったようです。
 この大きな変化によって、ここに紹介する事となりました。
・ 四つ這いの移動を行うようになり、松葉杖を使うが歩行も良く行うようになり…この先の変化は…
・ 独歩練習を始められたが、獲得できる事を期待しています。
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@ さんぽ道 その3
 
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  製作 LS-CC松葉杖訓練法 湯澤廣美