「釜石便り」  2017年 5月

                                      ※写真の無断転載を禁じます。

フォトライブラリーの話(5/26)

今日の釜石は霧雨がしとしとと降っています。
数日前までは、連日晴れのいい天気が続いていましたが、このところ曇りや霧雨の日が続いています。

今回は私の仕事の話を少し。

毎年、新緑が出揃った頃に、釜石周辺の写真を撮り始めます。
市街地の写真や風景、観光名所など、自分の趣味の写真とも重なりますが、基本的に仕事で貸し出すための写真を撮っています。
ポスターやパンフレット、記念誌、HP、広告看板などに使ってもらっていますが、以前は年間200万円ほどの貸出もありましたが、近年は貸出もめっきり少なくなりました。

貸出料(著作権使用料)は、私がフリーになり始めた頃に、同級生が社長を務める会社のPR用に1点2,000円で貸したこともありますが、今はおおむね1万円から2万円程度で貸出しています。
写真は、仕事として時間と手間暇、ガソリン代などの費用をかけて撮っているので無料にするわけにもいかず、やはり最低でも1万円というのが私の譲れない一線です。
使用料は使われる大きさや媒体の種類によって金額が変わりますが、1点で28万円という時もありました。

以前は15年以上かけて撮った、三陸沿岸全域と遠野の写真を用意していましたが、それらは震災時に流出してしまい、現在は釜石の写真を中心にしたライブラリーに変えました。
近年は貸出もだいぶ減っては来ていますが、忘れた頃に、高い貸出料の仕事が入ることもあるので、好きな釜石の写真だけでも撮っていきたいと思っています。


5/8に発生した尾崎半島の山林火災です。
この日の釜石は、最大瞬間風速25.9mの強風が吹き荒れ、大渡の我が家2階からも、大きく燃え上がる炎が見えました。
手前に見える大観音は48.5mあり、火元は更にその数q先なので、おそらく50m以上の火柱が上がったものと思われます。

原因はまだ分かっていませんが、山に入る時はタバコ厳禁にしてもらいたいものです。
実は震災時にも、津波で山越えするしかなかった時に、くわえたばこで山道を歩く人がありました。
多くの被災者が山の中を行き交う中、ここで山火事が発生したらと思うと、ぞっとしたものでした。


5/17、釜石は快晴でした。
この日は小白浜、鵜住居の街並みを撮って回り、避難道路から新しい魚市場の写真も撮りました。
今までの魚市場がだいぶ年季の入った魚市場だっただけに、本当にきれいな魚市場ができました。


避難道路から浜町市営ビル周辺の様子も撮りました。
周辺はかさ上げ用の土砂が積み上げられています。
東部地区で復興に一番時間がかかっているようですが、早く復興が完了し、賑わいを取り戻してもらいたいものです。


5/19は千鳥町の背後にある鳥ヶ澤山頂に登りました。
いつも初夏と紅葉時期に登っていますが、5月の新緑時季は初でした。


標高約400mの鳥ヶ澤山頂からの眺めです。
この日は朝から夕方まで雲もない霞もない快晴の一日で、念願の新緑と釜石市街地を撮ることができました。
ヤマセの発生もなく、のんびり時間をかけて写真を何枚も撮ることができ、命の洗濯もできました。

どこまでも続く新緑の山々に囲まれた釜石市街地は、本当にきれいです。
この釜石に生まれ育って本当に良かったなーと思います。


鳥ヶ澤山頂から見える大渡・大町・港町です。
工事中のブルーネットは市民ホールの建設現場です。
大渡は被災しましたが、ここから見える街並みはほとんど変わらずです。


松原・嬉石・大平です。
松原・嬉石には復興公営住宅の大きな建物が増えました。
大渡川(甲子川)の河口には水門の堰柱3基が見えていますが、5基並ぶ計画です。
写真下には松原と港町・中番庫を結ぶ新しい橋が見え、鎌崎半島の上には釜石のランドマーク、「釜石大観音」も見えています。


5/21も快晴のいい天気。
午前中は天神町の高台に上がらせてもらい、天神仮設住宅と市街地を撮りました。
中央に見えるオレンジ色の建物は天神復興住宅で、一中の跡地に建てられました。
仮設住宅の場所は釜石小学校があった所で、ここに釜石市庁舎が建設される予定です。

新庁舎は可能であれば高層化し、司令塔として防災上も市街地の様子が分かるようにしてもらいたいものです。
最上階に展望台もあれば、街なか散歩の楽しみも増え、私なども写真を撮らせてもらいたいと思っています。


5/21の午後は薬師公園に上りました。
大町の薬師公園前交差点では、今秋完成に向けて、市民ホールの建設も急ピッチ。
正面奥にはイオンタウン、周辺には復興公営住宅も数棟建ち、市民ホール完成後の賑わいも楽しみです。
釜石の中心街は新しい建物が増えましたが、もう少し魅力ある商店が周辺に張り付いてくれるといいのですが・・・。


5/23はヤマセが襲来し、海霧が発生!。
霧は平田湾を覆い、大平の高台も飲み込んでいました。
写真は新浜町のT字防波堤からですが、この海霧は、春から初夏にかけての釜石の風物詩でもあります。
この海風で、釜石市内は急に寒くなりますよ!



雨の日に想う(5/13)

今日の釜石は霧雨の土曜日。
こんな日には家でのんびり好きな事をしたり、物思いにふけったりするのが楽しみでしたが、最近は悲観的に思う事が多くなってきました。

8日に発生した尾崎半島の山火事も、10日に続き、今日のこの雨でほとんど鎮火に向かうと思いますが、私も山に入って写真を撮ることが多く、山火事に巻き込まれないか心配になります。
また、この「釜石便り」でも尾崎半島の新緑や佐須などをお伝えたばかりですが、見に行った方々などが山火事に巻き込まれなかったかなど、本当に心配は尽きません。
クマとの遭遇に加え山火事と、本当に楽しい山も心配事が多い時代になりました。



連休も終わって(5/7)

今日の釜石は午前中白っぽい晴れでしたが、午後から快晴の青空となりました。
市街地を取り巻く山々の新緑も進み、釜石は、今が一番きれいな緑の季節を迎えました。

春の連休も今日で最後の日曜日、皆様の今年の連休はいかがでしたか?。

釜石市内はこれといった大きなイベントもなく、静かな連休となりました。
いつもは車の渋滞なども見られましたが、今年は通りを歩く人も車も少ない感じで、ひっそりとした寂しい釜石市内となりました。

特に釜石集客の切り札・イオンタウンは、連休期間中、駐車場が一杯になる事はありませんでした。
連日好天に恵まれた為、行楽に出かけた方々が多かったことや、4月末に大船渡・陸前高田にショッピングセンターができた影響なども考えられ、近年では一番寂しい賑わいとなったようです。
それでも、釜石イオンは規模や集客力は沿岸随一です。
一度は流れた沿岸や内陸の買い物客が、再び釜石に戻るのも間もなくです。


5/2は釜石市内の新緑巡りをしてきました。
この日は、平田から尾崎白浜・佐須にかけての「県道桜峠平田線」をロケハンしながらゆっくりドライブ。
新緑風景を収めてきました。

写真は、黒崎峠の山から見える平田埋立地と大観音です。
遠くには釜石市街地が広がっています。
新緑が芽吹いた頃の色合いの違いも、見て楽しいものです。
釜石には海があり、この山々の新緑が楽しめるのもいい所です。


尾崎白浜に下りる道付近から尾崎半島の眺め。
新緑と海風景を楽しめるのも釜石ならでは。
最近、この釜石の新緑風景を収めるのも私の仕事になりました。
桜、新緑、紅葉と、この時季は忙しい思いをします。


久しぶりに佐須の漁港が見える所まで行ってUターンしてきました。
この道をこのまま進むと花露辺と本郷に着きます。


5/3は再度、県道桜峠平田線へ。
途中平田の復興状況を記録してきました。
左は舘山神社、右は漁港側となりますが、平田の町が4m程度かさ上げされています。


5/3の大平墓地公園からの眺めです。
桜が手前に咲き、鎌崎半島に建つ大観音がきれいです。


5/3の旧国道からの眺めです。
手前の橋は大渡橋ですが、松原・嬉石にも復興住宅が数棟建ち、山々の新緑もきれいです。
釜石市民は、この新緑の山々を毎日見て暮らしています。
すばらしい事だと思います。


5/5は橋野鉄鉱山高炉跡に行って来ました。
新緑には早かったのですが、ちょうど桜も咲いていてきれいでした。

この日も連休中ですが、訪れる人はまばらでした。
世界遺産登録決定の頃のあの賑わいは、どこに行ってしまったんでしょうか?。
写真を撮るには人がいなくて撮りやすくなりましたが・・・。


5/5は橋野食堂のラーメンも食べて帰ってきました。
橋野・早栃の新緑も、モザイク模様できれいでした。


橋野の後は、午後に仙人峠の新緑を見てきました。
峠の方の新緑はまだまだでしたが、大橋駅周辺はきれいな新緑となっていました。
正面は五葉の青い峰。


5/6は毎年春の恒例行事となっている子供たちと虫捕りへ。
日向ダム周辺の水たまりで、オタマ、ヤゴ、ミズカマキリ、カエル、ドジョウなどを採集してきました。
少し雨がパラパラ降ってきましたが、大雨にもならず、その後天気も回復し何とかセーフ。

水たまりは虫の宝庫。
網やざるですくうと、いろいろな虫の発見があります。
この虫捕り体験をさせたい還暦のじいじは、孫たちを毎年連れて行く事にしています。
私が子供たちに教えられることは、このくらいしかありません。


砂金洗いではありません。
捕った虫やオタマを、飼える分だけ選んで持って帰る選別作業です。
後ろに見える木の橋の下は、大人が立ってくぐれる位の空間がありましたが、昨年夏の台風の大雨で、土砂が堆積してしまいました。

日向ダム周辺はクマの生息域でもあるので、山での注意事項も教えてきました。
「釜石の山も楽し!」です。

今年もいろいろな事情があって遠くに行けませんでしたが、釜石の新緑撮影、子供たちとの虫捕りなど、今年の連休も何とかノルマ達成です。



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