「釜石便り」    2023年 10月

                                               ※写真の無断転載を禁じます。


箱根峠の紅葉(10/31)

今日の釜石は快晴です。
山の方には少し雲がありますが、市街地上空は雲一つないほどの青空となっています。

30日は仙人峠の紅葉を見に行きましたが、31日は甲子町大松から入る箱根峠に行ってきました。
釜石の紅葉と言えば仙人峠が有名で、観光パンフレットなどにも紹介されていますが、箱根峠も個人的にはきれいな紅葉風景が見られます。
所々道幅が狭くなっていますが通行車両もほとんどなく、のんびり静かに紅葉を楽しめるのも箱根峠ならではです。
峠の山道は住田町上有住の滝観洞(ろうかんどう)の近くまで続いています。


31日は久しぶりに箱根峠に行ってきました。
甲子町大松から県道167号釜石住田線に入ると、JR釜石線の踏切とゲート(冬季間通行止め)があります。
ゲートからは約4.1qでこの広々した眺めのいい所に着きます。

この場所でいつも写真を撮らされますが、車もほとんど来ないので貸し切り状態です。
深呼吸したり、のんびり物思いにふけたり、そして最後は記念に紅葉をバックに愛車をパチリ!。


箱根山の紅葉です。
頂上にはテレビ放送塔があり、かつてテレビがアナログ放送だった頃はVHFアンテナをこちらに向けたものでした。
ラジオFMもこちらだったような?。


森のトンネルを抜けるような道が続くのも箱根峠のいい所。
まだ緑ですが、紅葉時季はすばらしい景観となります。
見頃まで、あと1週間は掛かりそうです。
落ち葉で道路が見えませんが、側溝もないので、寄せたりすれ違いも安心です。


途中に滝もあります。
水量が少ないので見過ごしますが、大雨が降った後は数10mの滝となって流れ落ちます。


愛染山(中央・1228m)が見える所もあり、新緑や紅葉時季は特にきれいです。
ここまでが箱根峠釜石側の見所最終地点です。
この道路からは五葉山も見える、隠れた山岳観光道路です。

いつも秋になると思い出す歌は、

■松田聖子 「野ばらのエチュード」と「風立ちぬ」
■南野陽子 「秋からもそばにいて」

です。

グリコのCMにも使われたせいか?、いい歳して、紅葉を撮っている時にいつも口ずさんでしまいます。


仙人峠の紅葉見頃です(10/30)

今日の釜石は、午前中は晴れましたが次第に曇りとなりました。

30日は、仙人峠の紅葉を見に行ってきました。
今年は猛暑が続き、紅葉の色の出も心配していましたが、ほぼ1週間遅れの紅葉で、色付きもまずまずでした。


10/30の仙人峠の紅葉です。
トンネル近くの道路から見上げる山の紅葉は見頃となっていますが、この道路より下はまだまだ緑が多い紅葉でした。
残念ながらこの道路から見えていた赤い仙人大橋は、木々が伸びてほとんど見えなくなっています。


10/30の仙人峠の紅葉です。
今が見頃で、まだ緑も多いので、今週一杯は楽しめそうです。

仙人峠の紅葉、昔は釜石まつりの頃で、10月中旬が見頃でした。
近年は温暖化も進み、半月ぐらいずれてしまいました。
仙人峠の紅葉を撮り、曳き船まつりを撮りに急いで下ったのも今は昔の話です。
釜石祭りと仙人峠の紅葉時期がずれたのは、のんびり撮りたい写真愛好家にとってはいい事ですが・・・。


仙人峠の紅葉見頃はもう少し先(10/23)

今日の釜石は快晴の1日。
気持ちのいい秋晴れが広がりました。

さて仙人峠の紅葉ですが、23日下見に行くと、色付きは薄く、もう少し先のようでした。
行かれる方は今週末あたりからが見頃かと思います。
ただ今年の猛暑続きが紅葉の色付きに影響しなければいいのですが。


10/23の仙人峠。
まだ緑が多く、紅葉の見頃はもう少し先のようでした。
定番撮影地のここより上のトンネル近くの国道からは、木々が伸びてしまい、仙人大橋がほとんど見えなくなりました。


釜石まつりも終って(10/19)

今日の釜石は曇りがちな晴れです。
日中の気温はまた25℃位まで上がりそうですが、朝だけは10度前後の気温で、涼しくなってきた釜石です。

釜石最大のイベント、釜石まつりも終わりました。
14日の曳き船まつりは晴天に恵まれましたが、15日の神輿渡御(みこしとぎょ)はあいにくの雨となってしまいました。
ずっといい天気に恵まれていた釜石ですが、よりによって15日の1日だけ雨で翌16日は大快晴という、何とも残念な天候でした。


14日の曳き船まつりは朝方雲一つない快晴でしたが、次第に雲が多くなりました。(写真)
それでも曳き船まつりが始まる11時過ぎには雲も抜け、まずまずの天気に恵まれました。

写真は午前9時過ぎに尾崎半島青出浜(あおだしはま)に向かう曳き船ですが、只越虎舞を乗せた船は大漁旗も満載で、勢いよく進んでくれるのでとても絵になります。
今年は岩壁寄りに進んでくれたのは良かったのですが、近すぎて写真の画角に収まり切れませんでした。
出港時虎舞は踊りませんが、大漁旗がはためき、竹もしなる様は圧巻です。


今年の曳き船まつり、初めて避難道路高台から撮らせてもらいました。
これまでずっと岩壁から撮ってばかりでしたが、青い海をバックに俯瞰で、かつ全景も撮りたかったもので。

写真はいよいよ曳き船が始まり、尾崎神社神輿を乗せたお召船も釜石港に到着です。
高い所から失礼しました。
すべての船は釜石魚市場前を3周します。


大漁旗満載の只越虎舞も到着です。
郷土芸能団体を乗せた船が来ると、祭りは最高潮に。

岩壁ぎりぎりに船を寄せて踊ってくれる虎舞などもあり、見物客も大喜びでした。
岩壁に大勢並ぶ見物客も、曳き船まつりならではの光景です。


昔に比べると船の数は少なくなりましたが、それでもやはり釜石の曳き船まつりは別格です。
今年は高台からの撮影なので、海をバックに撮れました。


曳き船まつりの終わりが近づくと、船はスピードを上げて走り出します。


スピードを出した船団全景も、高台からの撮影ならではです。
船の走るコースなど、今年はしっかり確認させてもらいました。
来年はまた岩壁から。


15日の神輿渡御(みこしとぎょ)は、残念ながら雨となってしまいました。
写真は大渡から撮った、出発地点の鈴子へ向かう尾崎神社神輿などの行列ですが、せっかくの尾崎神社六角大神輿(写真)のお披露目も雨に濡れてしまいました。

昔は昭和園からの出発で、郷土芸能の他、製鉄所の社宅単位の手踊り団体もたくさん参加したものでした。
9万人以上いた釜石の人口も、まもなく3万人以下になりそうな釜石です。


明日から釜石まつり(10/13)

今日の釜石は青空のいい天気。
昨日・今日と湿気もなく、すがすがしい秋晴れとなっています。

明日からいよいよ釜石まつりが始まります。
14日の土曜日は曳き船まつり、15日の日曜日は神輿渡御です。

曳き船まつりはいつも岩壁から毎年同じような写真を撮っていましたが、今年はちよっと別な場所から狙ってみたいと思っています。
あれこれ構想を練るのも写真愛好家にとって楽しみなものです。

9/29は宮古の重茂半島にある本州最東端「とどヶ埼灯台」に行ってきました。
今年行く予定にしていた秘境?として、三陸町の「首崎」と釜石の「御箱崎」、山田の「漉磯(すくいそ)海岸〜霞露ヶ岳」と宮古の「とどヶ埼灯台」でしたが、御箱崎だけは行けませんでした。
自分の写真の撮影日として、グリーンシーズンで、もやのないすっきりとした青空の日と決めているので、日を選んでいると、季節もあっという間に過ぎてしまいます。
いずれも長い距離を歩いて行く所なので、天候選びをしていると、ずるずると季節は秋になってしまいます。
山の写真は晴れでも曇りでも撮れますが、海の青は晴れていないと出ませんから。


9/29は念願のとどヶ埼灯台に行ってきました。
今回で5回程かと思いますが、10年ぶりのとどヶ埼でした。

重茂の姉吉漁港から歩いて約1時間(3.7q)山道を歩きますが、かつて日の出の撮影を頼まれた時は、真っ暗い山道を歩いて行きました。
この時は何とか朝焼け・日の出を撮ることが出来ましたが、日の出がなかったと思うと今でもぞっとします。

今回は日中で自分用の撮影なので、楽しみながらのんびり想い出探しもしてきました。


とどヶ埼灯台を正面から。
断崖の上に建つ灯台風景は圧巻です。
下は荒れる海です。


秋の薄雲が広がってきたので、海を少なめにして空に向けてパシャリ。

とどヶ埼灯台は意外と人気で、この日は平日であるにも関わらず、計20名ほどの人が行き来していました。


姉吉のとどヶ埼灯台入口に下る道路脇に津波記念碑があります。
「此処より下に家を建てるな」、後世に伝える明瞭な名文です。
これも撮りたくてここに来ました。


ちょうど1年前、釜石便りに掲載した釜石祭りの写真が無断でHPに使用している事案がありました。
連絡して、こちらは速やかに削除してもらいましたが、他にもう1件は昔の釜石製鉄所が写った市街地写真でした。
連絡しても音沙汰なしで、こちらは大手ブログ会社に連絡し、いろいろな手続きをさせられ、削除まで数ヶ月かかりました。
他人の画像を無断で使用することは違法ですので、ご協力をお願いします。

以上の事から、昨年12月から画像にクレジット(著作権者名)を入れることにしました。
見苦しいですが、ご理解の程、よろしくお願いいたします。


トップページの写真は五葉山の紅葉です。
 楢ノ木平登山口から登り、稜線から日の出岩にかけてみごとな紅葉が見られます。


             
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