「釜石便り」   2023年 6月


                                    
※写真の無断使用を禁じます。


ヤマセの釜石と遠野(6/27)

今日の釜石は明るい曇りです。
すでに梅雨入りした釜石ですが、晴れの日はあるものの、やはり曇りや雨の日が多くなりました。

このところ釜石の写真を撮りに行くことも少なくなり、遠野など、他の町を撮りに回っています。


6/26は梅雨の晴れ間が広がりました。
釜石はヤマセによる霧が発生し、みごとな光景が。

写真は大平墓地公園展望台からの眺めですが、青空と青い釜石湾、緑の森がきれいです。
この日両石はヤマセの霧でほぼ1日曇り、釜石は青空でした。


展望台から大平中学校とガントリークレーンのある公共埠頭を望む。
ヤマセの霧にもいろいろあって、全くの曇りになる時や、この日のようにまだらに霧が散る時、何といっても1番は青空を損なうことなく海の上だけ霧がある時がベストです。
青空とヤマセ、三陸沿岸の夏の風物詩です。


遠野を代表する景観、中沢(中村)の荒神神社です。
春の田植え前には水鏡となりますが、個人的には田植え後の緑と青の風景が色合いも良く、躍動感があって好きです。
他に秋は秋雲と黄色の稲穂、冬は青空と雪か、どんよりとした暗い曇りと雪の組み合わせが遠野らしいイメージかと?。

大学生の頃、近所の子供たちを連れて釜石線で遠野の青笹まで虫捕りに行ったことがありました。
遠野には虫がたくさんいるというイメージが先走って、あてもなく青笹駅の名前にも釣られて下りたのでした。

山に向かう途中トウモロコシ畑があり、大好きな夏のイメージそのものだったので、青空と白雲と共に写真に収めました。
写真をやり始めて間もなくだった事もあり、この時の風景はフイルムが巻き上げられてなく幻の写真になりました。
夏の遠野、いつもこの事が思い出されます。


遠野荒川にある元駒形神社です。
杉の大木が鎮座し、古びた鳥居、奥には赤い布の社、遠野物語のイメージで暗く撮りました。

震災後全ての写真を失い、せめて釜石の写真だけでもと思い、それらを撮り終わった今、また以前訪れた場所の撮影をしています。
残りの人生あと約20年、失った写真すべてをそろえることはできませんが、印象に残った思い出の地を自分なりのイメージでのんびり撮って行きたいと思っています。


五葉山のツツジ(6/2)

今日の釜石は小雨が降っています。
雨という事で、自分にとっては久しぶりの休養日です。

このところ某所に納品する写真撮影で、遠野・山田・大船渡・陸前高田を回っています。
釜石を中心に自動車道ができて、本当に効率よく回ることができて、いい時代になったなーと思います。

また得意の朝の日課報告ですが、今「あまちゃん」がBSで再放送されてて、毎朝楽しみに見ています。
震災の後に放送になった「あまちゃん」ですが、当時から被災地を元気づける放送でした。
自分の事を「ずぶん」と言ってる種市先輩(福士蒼汰)などを見て、朝から笑いや元気をもらっています。

また、夕方にはすっかり忘れていたBS松竹東急の「3人家族」やBS11の「心」なども再放送されてて、昭和好きの自分にとっては毎日の放送が楽しみです。
栗原小巻や竹脇無我の若かりし頃のドラマが見れて、今のドラマにはない昭和感を楽しんでいます。
夢や希望の多かった昭和の頃、いいなーと常々思っています。


5/31は五葉山へ行ってきました。
例年6月上旬に見頃を迎える五葉山のツツジですが、温暖化の影響か?年々開花が早まり、特に今年は5月下旬が見頃となりました。

5/31は赤坂峠から荷物を軽くして登る事約20分、3合目の賽の河原手前で、ツツジが咲き、青空をバックに1本のダケカンバがあります。
組み合わせがいいので、行くと必ず撮らされてしまう場所ですが、左側の枯れ枝がちょっと気になります。
それでも初夏の自然風景、心ときめく季節でもあります。


ここが3合目の賽の河原です。
山登りが苦手な自分でも、荷物を軽くすれば約20分で着きました。
五葉山のツツジはここから少し上までが見所です。
年によっても花の付きが良くない年もありますが、今年のツツジは花が一杯で最高の年でした。


花の撮影は明るい曇りがいいですが、ここのツツジは青空と白雲によく似合います。
山一面のツツジ、今年はみごとな花の数でした。

7月上旬のシャクナゲは頂上付近まで登らないと撮れませんが、ツツジは3合目付近なので、体力を消耗したくない省エネ撮影が得意な自分にぴったりです。
次があるので、曇らない内に次々写真に収めて行きます。


五葉山黒岩とツツジ。
まさにツツジの海の様でした。

この日は欲張って遠野にも行く予定なので、1時間撮影の後急いで下山。
カメラとレンズ2本(標準ズームと広角ズーム)だけの軽装備だったので、登り・下りは体に負担なく楽でした。

いつもはツツジの他にクマや鹿などの野生動物も撮れるかも?、という事で重い望遠ズームも持って行ってましたが、今回は軽めのレンズ2本のみ。
カメラに標準ズーム1本だけでも良かったかも?です。


赤坂峠の駐車場まで15分で下山。
平日という事で、車も駐車場内だけで収まってました。
土日になると、道路にまで車が数百m並ぶことがあります。

この後唐丹町本郷付近まで下り、釜石唐丹ICから三陸道、釜石道を通って遠野の高清水へ。
赤坂峠より高清水まで1時間ちょいで着きました。
高速道路が無かった頃なら2時間近く掛かったと思いますが、無料な上、早く便利になりました。


遠野高清水展望台より遠野盆地。
今回も雲が多く翳りがちになってしまいましたが、松崎町から土淵町にかけての田園風景です。
水を張って田植えもほぼ終わった田園風景はみごとな眺めです。
まさに「日本のふるさと」っていう感じです。

トップページの写真は6月の和山高原です。
 緑の牧場と青空に浮かぶ白雲がきれいでした。


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