「釜石便り」   2023年 1月

                           ※写真の無断使用はお断りしております。


雪の釜石(1/26)

今日の釜石は快晴ですが気温も低く、強い風が吹き荒れています。

24日は釜石にも雪が降り、市内で5cm程の今季最高の積雪となりました。
寒さが厳しいので、日陰の雪は凍ったままです。


釜石は、1/24の午後から本格的な雪となりました。
12月号でお伝えした女遊部(おなっぺ)の柿の木はすでに実が落ちてしまっていたので、甲子町の山の中にある柿の木へ。
ここは枝ぶりがあまり良くないのですが、周辺に家もないので、車の中から撮らせてもらいました。

白い雪の中に赤い柿の実、どこか日本人の心に訴えるものがあります。


甲子町にある洞泉橋から甲子川の雪景色を撮りました。
夕方になり少し雪も弱まりましたが、雪をまとった木々と川、何とも風情があります。
俳人ではありませんが、「ここで一句!」とでも行きたいところです。

甲子町関沢や鵜住居川中流も景観が良かったのですが、川の上を高速道路が横切ったり、護岸ができたりと、いい景色はもう撮れなくなりました。


県内全域に雪が降った翌日25日、かねてより計画していた県北部にある田野畑村の北山崎に行ってきました。
4時前に家を出て、2時間かけて北山崎に到着です。

高速で雪が無ければ1時間半で着きますが、圧雪やアイスバーンの所もあり、安全運転で行ってきました。
対向車は数台あるものの、山田あたりから北に向かう車線の方は私の車1台だけのワンマン運転でした。
この日の朝、寒波襲来という事で、釜石を出る時は−8℃でしたが、北山崎は−12℃でした。

写真は第一展望台からの日の出前の北山崎です。
水平線に雲があるものの、うっすら赤味を帯びてくれました。

ここから遊歩道を下り、撮影場所で日の出待ちです。


そして迎えた日の出。
北山崎の高さ200mの岩肌が赤く染まってくれましたが、思ったより雪が無く、強風で少し飛ばされた感も・・・。
赤味が消えた後もすっかり青空となるまで撮り続け、最強寒波襲来の中、2時間半の寒さとの我慢比べとなりました。
この日の朝、北山崎は私一人のぼっち撮影でした。


いつも北山崎の次に撮りに行く同じく田野畑村の鵜ノ巣断崖です。
写真はポスターやパンフレットによくある北向きの方向です。
雪の断崖美と次々打ち寄せる波が見事です。


鵜ノ巣断崖の私お気に入りの断崖下。
海の色も、何とも言えないきれいさです。
こちらは南向きの方向ですが、吸い込まれるほどの断崖感が半端ではありません。

釜石の御箱崎、田野畑村の北山崎と鵜ノ巣断崖は私の1番好きな三陸海岸の景観です。
これらの海岸美に圧倒されています。
ただ御箱崎への道があまり良くないのが難点ですが・・・。


つれづれなる話(1/23)

今日の釜石は曇りです。
気温も低く、午後からは雪が降る予報が出ている釜石です。

今は仕事もなく、私の好きなゆったりとした時間が流れています。
いつものように朝のメールチェックが終わると、甘いコーヒーを飲みながらこれまで撮った写真などを眺めています。
毎日が写真漬けですが、これがまた楽しみでもあり勉強にもなります。

写真から昔を思い出したり、撮影計画を立てたりと、またふと思った懐かしい音楽をユーチューブで聴いたりと、家にいるのが好きな私の楽しみな時間です。
昨日は「埠頭を渡る風」なども好きで何度も聴きました。

パソコンの画像ばかりを見ていてもと思い、午後は大渡から旧国道の鳥ヶ澤トンネルまでの片道約3qをウォーキングしています。
旧国道は自分の想い出の場所でもありますが、釜石市街地や山々、木々を見たりしてリフレッシュしながら撮影のイメージトレーニングをしています。

旧国道の想い出はいろいろありますが、小学校1年の頃、両石の親戚からクワガタの大きな幼虫をもらったことがあり、もっと捕りたくて自転車で両石に向かったことがありました。
昭和38〜39年頃、釜石ではまだ車が多くありませんでしたが、ここはバスも通る幹線道路で、当時の国道45号線。
途中にある鳥ヶ澤トンネルは狭く暗く、ようやく自転車に乗ることのできた私を、追いかけてきた父がトンネル直前で捕獲。
事なきを得ました。

また同じ頃だったと思いますが、旧国道に製材所から出るおがくず(しっくずと呼んでいた)が大量に捨てられていて、カブトムシの幼虫が捕れるということで大渡小学校の子供たちが駆け付け、黒山の人だかりになった事がありました。
私もそのうちの一人でしたが幼虫は1匹も捕れず、見かねた6年生の人が分けてくれた事もありました。

高学年になると釜石も自動車ブームとなり、大渡小の子供たちの間では旧国道でのヒッチハイクが流行りました。
当時は優しい人が多く、手を上げるとよく乗せてくれました。
乗せてくれる車の人は若いカップル(当時はアベックと呼んでいた)が多く、車から下りる際はどこで覚えたのか?、「お幸せに!」とよく言ったものでした。
本当に平和な時代でした。

最近はテレビ番組も見るものがなくなりました。
紅白もその一つですが、その時代の歌い手が出るので時代が変われば仕方ないとは思いますが、朝ドラ、大河などは全く見なくなりました。
ドラマについて寛容ではなくなったのかも知れません。

そんな中、時々BSでやる昔のドラマや映画などはよく見るようになりました。
最近では三国連太郎・十朱幸代の映画「蛍川」を録画して見ましたが、本当にいい映画だったので2日連続でしっかり見てしまいました。
三国連太郎や十朱幸代の演技もさることながら、奈良岡朋子も良く、幼馴染の若い2人の演技も光りました。
年甲斐もなく、学生時代を思い出してジーンときたシーンも何度もありました。


新緑の頃の旧国道。
大渡の八幡様前から女遊部(おなっぺ)を通り、両石町まで続いています。
1970年(昭和45年)の岩手国体を前に国道45号線は天神町にできたので、ここを通る車はほとんどなくなりました。
今はウォーキングで人が歩いています。

昔、この先のカーブに大量のおがくずが捨てられていて、大渡小の子供たちがカブトの幼虫探しで賑わったこともありました。
今ははげ山になっていますが、当時はうっそうとした森の中でした。


山ひだに沿ってかつての国道45号線が走っています。
山の裏手は製鉄所のある鈴子、この下は千鳥町の変電所付近です。

昔、この辺でヒッチハイクでよく車に乗せられたものです。
当時は乗用車という夢の移動手段に乗ることも少なかったので、まるで遊園地の乗り物のようでした。
カップルの事、「アベック」という言葉も最近は耳にしなくなりました。
和製フランス語のようです。


昔、両石にクワガタの幼虫を探しに行こうとして父に捕まった鳥ヶ澤トンネル前。
バス1台がぎりぎりの様ですが、浅はかな宏少年はクワガタの幼虫欲しさに、無謀にも自転車でここを通って行こうとしました。
ここを抜けると女遊部(おなっぺ)です。


釜石の夜景(1/22)

今日も釜石は青空のいい天気です。
24日からは釜石にも雪マークが出ていて、いよいよ雪のシーズン到来といったところです。
雪の多い地方では厄介者ですが、雪の少ない釜石の写真愛好家にとって、いよいよ年数回のチャンス到来です。
殺風景な風景も下手な写真も芸術写真にしてくれる雪景色、撮影準備はできてますか?。


1/19は釜石港釜鉄南桟橋(中央)に飼料船が入港したので、(俗称)三角山から釜石の夜景を撮ってきました。
この山からの夜景は初めてなので、大型貨物船が入港する日を今か今かと待っていました。
より大型の石炭船だと長さも幅もあり、赤・黒のツートンカラーでより良かったのですが・・・。

登山靴を履いて薬師公園に上がり、NHKの放送施設のある頂上から尾根を登ります。
薬師公園からのコースは1時間かかるので、鳥ヶ澤から登った方が道も良く、時間も40分ほどで到着できます。
山道のある大只越から登るのもありですが、帰りは夜間に民家近くを通るので遠慮した方が・・・。

薬師山コースの場合、登りは頂上めがけて登るので道を間違えることはありませんが、問題は下りです。
下りの場合、尾根が二又に分かれている個所が3〜4個所あるので、特に暗い夜道は道を間違えやすいです。
登る際、常に後ろを振り返って、間違えそうな二又になっている所を明るいうちに覚えておくことが大事です。

夜景撮影の場合、空気が澄んだ日を狙っていますが、更に釜石の場合は大都市と違い、明かりが多く灯る大型貨物船の入港日、店舗や事務所の定休日でない営業日・営業時間内、ホテルが混む平日中日、帰宅の車ラッシュなど、少しでも多く明かりが灯る日・時間帯を狙っています。

釜石は小さな街ですが、海や港などが一緒に撮れるきれいな夜景が昔から自慢です。
木々が少々邪魔ですが、薬師公園からもきれいな夜景を間近で見ることができます。


只今充電中(1/18)

今日の釜石は時々日差しのある曇りです。
このところ天気のいい穏やかな日が続く釜石ですが、1月も早いもので半月が過ぎました。
大型貨物船が入港したら夜景を撮りに、また雪が降ったらあそこへなどと、温めている撮影計画は2〜3ありますが、雪もないので撮影にも行かず、只今充電中の私です。

朝はいつものようにメールのチェックから始まり、IBCラジオを聴きながら、今まで撮った画像を眺めたりしています。
津波で写真を流されてからというもの、失った写真の回復の意味合いもあって、震災後から夢中で写真を撮り続けてきました。
孫などの家族スナップや大好きな釜石市街地の写真など、この間に撮った写真を見ながら、つくづく写真っていいなーって思っています。


いつも冬の間は、釜石市内の山のロケハンなどもしています。
1/8は薬師公園から頂上に登り、釜石市街地の新たな撮影場所探しを・・・。

子供の頃、薬師公園頂上は大町の自宅から一番近い虫捕り場所でした。
昔は眺めも良く、草むらが広がっていて、特に秋はカマキリ捕りによく来ました。


薬師公園の頂上には昔からNHKの釜石ラジオ中継放送所の施設がありますが、数年前に新しくなりました。
工事と鹿の食害もあってか?、草むらはすっかり無くなり、土の頂上になっていました。


以前は頂上から石応禅寺のお墓に下りる山道もありましたが、今は全く無くなり、鹿のけもの道だけになっていました。
昔ほどではありませんが、釜石市街地が少しだけ見えます。
左側に歴史ある釜石市庁舎も見えています。


頂上から更に急斜面の尾根を登って行くと、三角点のある頂上に到着です。
釜石市街から良く見える山ですが、人によると、この山は三角山と呼んでたようです。

大只越と大町・大渡、駒木の間にある300m以上の山ですが、頂上の尾根道は西は鳥ヶ澤、東は鳥谷坂・鏡海岸へと続いています。
冬は見通しも良くクマの心配も少ないので、山の散策もいいものです。


2016年1月17日の頂上からの眺めです。
市街地側が少し開けていますが、この頃は木々が邪魔で良く見えませんでした。
ところが


今年の1月8日に行って見ると、木々が伐採されていて、眺めが良くなっていました。
山の所有者の方でしょうか?、伐採してくれて感謝です。
大型貨物船が入港したら、ここから夜景を撮らせてもらいたいと思ってます。
もちろん新緑のきれいな頃も・・・。


津波で流されたポジフィルム(スライドフイルム)の一部は回収できたものもありました。
上の写真は遠野での撮影で、東北地方道路写真コンテストで、佳作に入った想い出の写真でした。

平成間もない頃だったと思いますが、遠野にはまだかやぶきの家が多くあり、道路写真コンテストにいいと思い、この風景を撮っていました。
そこに幸運にも遠くから手押し車のおばあさんが近づいてきて、道路をテーマにしたぴったりの写真にしてくれました。

当時釜石市でも観光写真コンクールなども盛んで、入選経験はありましたが、東北でのコンテストはこれが初めての入選となり、ますます写真が面白くなりました。
その後全国展にも入選するようになりましたが、写真に夢中になるきっかけとなった想い出の写真です。


今年もよろしくお願いいたします。(1/7)


新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

今日の釜石は曇りですが、少し日差しもあります。

新年になって、釜石は青空のいい天気が続きました。
私の方は初日の出も撮りに行かず、今年も家でのんびり過ごしました。

釜石の画像処理・整理も昨年で終わり、今年は釜石だけではなく、北山崎などの三陸海岸の撮影などを再開したいと思っています。
正月は今まで撮った北三陸の撮影画像をチェックしたりして、撮影の注意点や反省点などをのんびり考えたり・・・。
写真愛好家にとって、撮影に行く前にあれこれ考えるのも楽しみなものです。

コロナ次第ですが、今年は写真教室の方もやりたいと思っていて、今までの撮影画像から作例になるものをピックアップしたりしています。
きれいな写真の撮り方や作品作りの仕方などを画像と共に楽しみながら教えて行き、釜石から多くの写真愛好家が生まれることを願っています。


1/2はイオンタウンに行ってきました。
多くの買い物客がいる中、お目当ては威勢のいい本郷桜舞太鼓。

イオンタウンが1年で最も賑わう初売りで、こちらも元気をもらってきました。
若い人たちから高齢者まで、また内陸や沿岸各地から人が集まるイオンタウンは、釜石集客の要です。
時代は違いますが、この賑わいはまるで昔の釜石を見ているようです。


1/6は大型貨物船が南桟橋に入港していたので、釜石の夜景を撮りに石応禅寺の墓所高台へ。
いつもの場所より低い所ですが、イオンタウン(右端)や大町の復興住宅まで入る所から撮りました。
大町にある3つのホテルの窓の明かりが少なかったのですが、復興住宅の明かりが釜石を明るくしてくれていました。
右奥には松原の復興住宅と大型パチンコ店2店の明かりも見えています。

トップページの画像は雪の唐丹湾です。
 手前の岬の裏手には小白浜があります。


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