HONDA SL230

18で免許を取ってからかれこれ十数年来、ずっとバイクが傍にあった。
現有車は表題のSL230。
地味に頑張ってきたが敢え無く絶版となってしまった、日常にジャストサイズなこのバイクについてダラダラと書き綴るページ。
しかし、「内燃機関=火力」ということで、当サイトとしては珍しくタイトルに添った企画なのではないかと。
出会い
2008年春、ガソリン価格が急騰。愛車サバンナRX-7(SA22Cターボ)の燃費では、通勤だけで月に4万円ものガソリン代が必要になる。
直前にバリオスをバカバカしいトラブルで廃車にしていたので、このままではサイフがもたない。
そこで、燃費と走りと機動性のバランスのとれたバイクを購入することにした。
筆頭候補というか、旧セロー最終型一択。
燃費と走りと機動性を高いレベルで達成できるのは、排気量200cc超程度のシングルカム単気筒オフロードというカテゴリが最適と分析。
以前もリアドラムブレーキのセローに乗ってたから、完成度の高さに信頼感があった(このセローは事故により敢え無く廃車)。
しかし、いきつけのバイク屋に行ったら、セローはなかなかいい個体が手に入らない、とのこと。
で、下取りで入ったばかりでノータッチのSL230、「これならあるけど…」で即決。あまりの即決に、バイク屋の社長に呆れられた。
SL230デビュー当時、購入を検討した事があるので素性は大体知ってたし、さほどセローにこだわりがあったわけでもない。このクラスのオフ車が欲しかっただけ。
購入したのは走行7400km、イタリアンレッドの1997年式初期型。タイヤとバッテリ交換以外はノーメンテで納車。一応、俺もホンダの4輪の整備士だし。
いくつか、前オーナーのカスタマイズが施されていた。
・ハンドルバー交換
・ブレーキ&クラッチレバー交換
・ハイテンションコード交換

Hardyのハンドルバーに交換されてた。ノーマルもレンサルなのに。

レバー類はラフ&ロードのショートレバー。これは有難い。
純正オプションのハンドガードも装備。
プラグコードはNology HotWireが装着されていた。結構高価なパーツ。
でも、効果はイマイチ実感できない。
初期型は排ガス規制前の車両ということで、歴代の中では一番元気な特性らしい。
とはいえ、直4エンジンのバリオスと比べたら非力なんてモンじゃない。笑えるくらいに走らねぇ。カブだろこれ!
購入直後の印象は、
・軽い。まるで自転車並み。
・細い。タンクのニーグリップとか、不安になるくらいスリム。
・非力。カブに毛が生えた程度のエンジン。
バリオスからの乗換えで、とかく貧弱さが目につく印象。まあ根本的なキャラクタの違いであって、慣れればこんなもん。
その他、
・始動性が悪い。セル始動オンリーでこれはちょっと先が不安。
・スロットルレスポンスがルーズ。
・フロントのブレーキ鳴きが酷い。錆びた自転車並み。
・ローギアード過ぎる。
これらは不具合に分類される問題。しかも明確な原因が無い、厄介な問題になりそう。
スロットルレスポンスについては、いずれケイヒンのFCRキャブに交換の方向で。そもそも負圧キャブの挙動ってキライなんだよね。
セローに乗ってた時もFCRに換装してたし、これは確定と言うことで。
ブレーキ鳴きの対策をしようと思ってバラしてみたら、既にパッドの面取り加工が施されていた。
それでも鳴くということは、ディスクとパッド両方の交換が必要。
どうせなら、見た目に派手な社外品のウェーブディスクに換装してしまおう。
セローを意識し過ぎているのだろう、減速比が高すぎ。発進の際の吹け切りが通勤ではとても乗り辛い。
ファイナル変更でもっとロングにしないと実用的なバイクじゃない。
しばらく通勤で使った燃費は26km/l程度。市街地のストップ&ゴー、バイパスの高速巡航で往復35kmという通勤ルートではこのあたりが平均値になりそう。
期待したほど燃費は伸びなかった。
カスタマイズ
気に入らないところはどんどん手を入れていくのが、この研究所の基本方針。イジり倒しちゃう。
ヘッドライト交換
やっぱライトは明るい方がいい。見た目のインパクトも重要。ということで、マルチリフレクタライトに換装。
スパークプラグ交換
これまでの経験で、SplitFireプラグの効果には多大な信頼を寄せているので迷わず交換。
ハンドルバー交換
通勤の為のバイクなので、ハンドル幅はもっと狭くしたい。
灯火類のLED化
消費電力を抑えるのにかなり効果的な気がした。ヘッドライト以外のライトは全てLEDに。
チェーンとドリブンスプロケット交換
ドリブン40T→37Tにする事でファイナルをロング化。オーバースペックなチェーンも同時装着。
ブレーキホース交換
アルマイトバンジョーのカスタム感。リニアなタッチ。前後ともステンレスメッシュホースに交換。
ブレーキディスク交換
購入当初から結構磨耗していたし、ブレーキ鳴きが酷かった。ここは一発オーバーサイズディスクに交換。
FCRキャブ装着
ノーマルの負圧キャブはどうしてもルーズさが目に余る。
リアキャリア装着
あまりの積載性の無さに業を煮やし、社外品のリアキャリア装着。
ヘッドライトをHID化
時代の趨勢はHID。是非とも押さえておきたいが、このバイクで実現するには金と技術とセンスが必要。
トラブルなど
購入した時点で既に10年落ち。いろいろトラブルもある。
ブレーキ鳴き
酷すぎる。
事故
信号無視の自転車をインターセプト。俺は被害者だと思う。
シフトシャフトのオイル漏れ
なんかオイル漏れてんなーと思ったらオイルシール劣化。
前後ブレーキスイッチ
気付けばフロント不灯、リア常灯。ブレーキ灯の意味なし。
ウインカースイッチ
寒くなって、ウインカーの反応が異常に悪化。
外装の劣化
特に樹脂むき出しの部分などは紫外線による劣化で見苦しい。