快楽の玩具

 

               われは快楽の玩具なり

               君がため

               君が快楽に尽くすため

               この身を用い

               君に遊ばるる玩具なり

 

               その満足の表情は

               わが最大の褒美なり

               君の笑顔を見んがため

               われは悦びの天使となりて

               君に尽くす玩具なり

 

               君が涙の時はひとり

               窓辺に座りて悲しもう

               君が怒りに震える時は

               机の陰に隠れよう

               われは影 君が影

               君が求めるそのままに

 

               われは快楽の玩具なり

               君を愛するおもいのままに

               君に寄り添いそばにいて

               君に尽くさんこのからだ

               君に尽くさんこのこころ


BACK
もどる