永遠の花畑

 

 

               疲れた体を横たえて、

               疲れた命を横たえて、

               おやすみなさい、

               ここは永遠の花畑、

               ここは永遠の花畑。

 

               おまえのせつないおびえた肌を、

               おまえのせつないおびえた髪を、

               陽があたたかくつつみ込む、

               風がやさしくなぜてゆく。

               それは一つの静かな情景、

               それは一つの静かな情景。

 

               もう二度とおびえまどうことはない、

               もう二度とつらく悲しむことはない。

               静かなるこの家郷にて、

               おまえは草の匂いを感じ、

               おまえは土の匂いを感じ、

               ・・・地の深き、情に抱かれる。

 

               ・・・このまま土に風化してゆく安堵

               ・・・夢に想うなつかしさ・・・。


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